2016/08/15 - 2016/08/15
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わになのかさん
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パリ、と聞いて想像するものは人によって違うだろう。ある人にとっては、ヨーロッパと言えば真っ先に思いつく観光都市であり、だれもが憧れる花の都。あるいは、ある人にとっては、スリや置き引きが当たり前の治安が悪い都市。昔、日本で少しだけ通った英会話教室の先生曰く、パリシンドロームといって、華やかなイメージを持ってパリを訪れたものの、現実を目にしてショックを受ける人が多いとのこと。そういう意味では、後者のパリが本当の姿なのかもしれない。
我が家もそれほど執着はなかったし、気を張るのならばと敬遠気味だったけれど、それでも、だとしても、せっかく500kmくらいのところにいるのだから一度は訪れてみたいという思いはあった。行かないという選択肢はないよね。行ってみよう。その分、色々と下調べをして、万全の注意を払おう。
いろいろあって一年近く延びてしまったが、ついにパリへ。そしてこれが初のフランスだ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ワインレッドの車両がホームへ滑りこんでくる。
ドイツやベルギーなどの周辺諸国とフランスを結ぶThalys。ヨーロッパの新幹線とも言えるこの高速鉄道に乗ってパリへ出発した。
席は基本的に指定席なので、事前にインターネットで購入しておいたのでぬかりはない。購入方法は色んなサイトを参考にさせていただいた。乗り方から買い方までちゃんと書いてくれている親切なサイトがたくさんある。購入方法も時間の変更可否やその他特典ごとに3プランくらいに分かれていて、飛行機の予約サイトに近く、それほど困らなかった。だから、ここで僕が言うことは何もないのだが、あえて言うならば一つだけ。
「席の場所の指定ができない!」2016年8月現在
今は改善されているだろうか。。向かい合わせ、とかはできるんだけどなあ。 -
パリへは4時間ほどかかった。地図で見るとすぐなのだが、騙されてはいけない。ヨーロッパは広いのである。
到着したパリ北駅はさすがにものものしい雰囲気。銃を持ったミリタリーな方々が厳重に警備をしていた。ヨーロッパの大型駅は基本的に治安も良くないこともあり、駅の構内はあらかじめネットで調べて迷わないようにしてある。そそくさと歩き、タクシー乗り場へ向かった。ここからシテ島近くのホテルへはタクシーに乗ってしまうことにしていた。
乗り場へ行くとすぐにタクシーが横付けされる。ナイスガイのドライバーが紳士的な笑顔で迎えてくれた。
しかし、運転は紳士的ではなかった。
うん、映画のTaxiを思い出した。
ーーーレースなの?みんな公道レースをしているの? -
到着と同時にリバースするようなことはなかったけれど、まあ結構な恐怖は味わえた。これもパリの洗礼と言うわけか。
シテ島にほど近い、セーヌ川の南岸の通りを少し入ったところ。Albe hotel。
レセプションのスタッフはいつも非常に親切でフレンドリーだった。パリの人は冷たいと聞いていたから覚悟していたが、全然そんなことはなかった。これも妻と娘と息子のおかげと言わざるを得ない。とにかく一人身には冷たくても、家族連れには優しいのだ。
同じ建物の一階はブーランジェリー(パン屋さんのかっこいい言い方、ではなくてフランス語でパン屋さん)があった。なんでもないパン屋さんが既にオシャレ。クロワッサンやパンオレザンなどドイツでは見ない上品なパンもたくさんあって、目移りした。 -
イチオシ
ホテルで一息入れたあと、遅めのランチに繰り出すことにした。あらかじめ、妻が調べておいてくれた近場のカフェレストランだ。妻のセレクトで今まで外したことはない。楽しみでお腹が鳴った。
シテ島を越える途中でノートルダム大聖堂の前を通りかかる。 -
カフェレストラン AU BOUGNAT
外観がもう、あれね、ドイツじゃないね、これ、フランスだね。 -
ランチタイムということで前菜とメインのコースメニューだった。
ドイツみたいに、どどーんと大皿にどどどーんとお肉ではないのだ。いや、それはそれで本当に好きなんだけどね。なんかね。フランスに来たなあと思いました。
味も繊細。盛り付けも繊細。もちろん美味しい。
ビールを一杯頼んだけれど、ジョッキでなくて小さなグラスで来たのも、もはや新鮮。ていうか、ビールはそんなにポピュラーじゃないのか。スーパーに行ってもあまりレパートリーがなかったし、高かった。やはりフランスはワインというところだろうか。 -
サン=ルイ島へ食後のお散歩に行って、デザートのアイスを食べることにした。
Berthillon
有名店のようで、周辺にいくつか見かけた。今回は街頭カウンターのお店でカップアイスを買って、みんなでシェアすることにした。
ーーうっま、これーー! -
今日は長時間移動で疲れていたこともあって、夕食とデザートの買い出しをしてホテルへ帰ることにした。安全な旅は余裕をもった計画から。あと暗くなるまで遅くならないこと。これまた有名パン屋、ERIC KAISSERでバゲッドサンドを、通りかかったケーキ屋、ARNAUDLARHERでいくつかケーキを。
ドイツでは素材を活かした素朴なケーキがポピュラーで、その美味しさは言わずもがな、なんだけれど、しばらくそればかり見ていたので、この宝石のような小さなケーキを見ると、うわーってなる。主に妻が。バゲッドサンドも旨い。まずパンが旨い。それにはみ出るほど具がはさまっているのだから旨くないわけがない。
フランスの実力を思い知った一日だった。
これだから異国への旅は止められない。
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