2019年ドイツの旅　№4　　　　　　 　　　　＊＊＊ Wernigerode と Schierke で Walpurgis の夜 ＊＊＊

2019/04/30 - 2019/04/30

航空券の値段は跳ね上がるし観光地はどこも混雑するしで、これまでゴールデンウィークに旅行へ出かけたことはありませんでした。ところが、2019年の大型連休はもしかしたら10連休になるかもしれない…そんな話が持ち上がったとき、勤めている間にこんなチャンスはもう二度と来ないだろうと思って海外へ行くことを先に決めちゃいました。さて、どこへ行くのがいいかな？大好きな山を見に行くには少し時期が早いし…私が答えを出す前に、昨年、機内で隣り合わせたドイツ在住の日本人女性に勧められたという、ハルツ地方にしようと夫が言い出しました。

＊―＊―＊―＊―＊―＊―＊　2019年日程　＊―＊―＊―＊―＊―＊―＊

□ № 1 　4／26 （金） 関空 泊
□ № 1 　4／27 （土） 関空→ München 空港→ Hameln 泊
□ № 2　 4／28 （日） Hameln → Goslar 泊 ①
□ № 3　 4／29 （月） Goslar 泊 ②
■ № 4　 4／30 （火） Goslar → Wernigerode 泊 ①
□ № 5　 5／ 1 （水） Wernigerode 泊 ②
□ № 6　 5／ 2 （木） Wernigerode → Quedlinburg 泊 ①
□ № 7　 5／ 3 （金） Quedlinburg 泊 ②
□ № 7　 5／ 4 （土） Quedlinburg → Hannover 空港 泊
□ № 7　 5／ 5 （日） 帰国へ　機内泊
□ № 7　 5／ 6 （月） 関空 着

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ゴスラーを離れ、次の滞在地ヴェルニゲローデに移動しました。
毎年4月30日に開催されるヴァルプルギスのお祭りをちょうど見に行くことができました。

エリア ヴェルニゲローデ(ドイツ)

4月30日（火）の朝になりました。
昨日と打って変わって、ゴスラーにはすっきりとした青空が広がっています。

今朝も朝食前にお散歩しました。
写真はマルクト広場の様子です。

Walpurgis のお祭りのために、広場には屋台の準備がされています。

ゴスラーに到着したときに違和感を覚えた広場のこの木にも、さらにお祭り用の飾り付けがなされています。
薄気味悪さがアップです。

山の風景は特にお天気の影響が大きいですが、山でなくても晴れると町並みがさらにきれいに見えますね。
同じ場所でもまた写真を撮りたくなりました。

　

　

朝食後にホテルをチェックアウトし、歩いてゴスラー駅に向かいました。　

ゴスラー駅へ向かう途中、ヤコブ教会の周りで朝市を見つけました。

白アスパラガスが自分でお料理できたらいいのになぁ。

　

　

ゴスラー駅に着きました。

駅にある券売機でチケットを購入しました。
クレジットカード支払いです。
購入にもたもたしていると、後ろに現地の方が待っておられて少し焦りました。

ゴスラー駅からヴェルニゲローデ駅に向かいます。
ヴェルニゲローデまでは乗換えなしです。

09:04　Goslar 発
09:41　Wernigerode 着

何度でも楽しませてくれる菜の花畑

ヴェルニゲローデに向かう鉄道の車窓から、ブロッケン山と思われる山を夫が見つけました。検札に回ってこられた車掌さんに質問すると、そのとおり（独語：Genau ゲナウ）とのことでした。

ヴェルニゲローデ駅に到着しました。
こちらもよいお天気です。

駅を南側に出て、すぐ右手にはハルツ狭軌鉄道の駅舎もあります。
それではホテルに向かいます。

ヴェルニゲローデの目抜き通りであるブライテ通りの入り口にある花壇

ホテルを探しながら、ブライテ通りを歩いています。

ゴスラーにもありましたが、ヴェルニゲローデにも観光列車が走っています。
かわいいのでつい注目してしまいます。

観光列車 Schloßbahn シュロスバーンのバス停

時刻表があったので写真を写しておきました。
左下の紙には、ヴァルプルギスのお祭りの臨時便について書いてありました。
深夜の1時発が最終です。

ちょうどシュロスバーンの停留所のすぐ近くに目指すホテルがありました。
いえ、ホテルではなくペンションです。

Pension Zum Lukullus
ペンション入り口　

ペンションを予約しているとはいえ、まだ朝の10時になったところです。
受付してもらえるかどうか不安な気持ちで入りました。

心配していたのがうそのように、ペンションのご主人に笑顔で歓迎されました。
とてもフレンドリーな方です。
でも、年配の方なのでドイツ語オンリーです。
すぐに、このヴェルニゲローデチケットに記入するように言われました。

ヴェルニゲローデチケットの表紙です。
いろんな特典が受けられるチケットが入った冊子になっています。

宿泊代（観光税含む）は、チェックイン時に現金で前払いしました。
カード払いは不可です。

ペンションの2号室（日本式の3階）

部屋のタイプ　Doppelzimmer
2泊2名1室朝食付き 141.20ユーロ
冷蔵庫なし、バスタブなし

誰かのお家に泊まりに来たみたいな感じです。

洗面
この右手にシャワーあり

お茶セット

チェックインしてすぐに宿泊代を支払ったことが今までになかったので、少し驚きました。しかも、今どき現金払いなんですね。

荷物を片づけて、早速ヴェルニゲローデの町へ出かけます。

ブライテ通りの八百屋さん

ここにも白アスパラガスといちごが一緒に売られています。

いちご・ラズベリー・ブルーベリー・ブラックベリーとベリー類がいろいろあって、吸い寄せられます。

こちらでブラックベリーを買いました。

ブライテ通りに咲いていた寄せ植え

わすれな草の水色と白のデージー・パンジーの組み合わせが、とてもさわやかです。

ブライテ通りを道なりに進んでいます。

広場に出たようです。　

すると目の前に、見覚えのある建物が目に入ってきました。
この建物が有名な市庁舎で、この広場がマルクト広場ですね。

マルクト広場には楽しそうな屋台がいくつも出ています。

つい建物よりも食べ物に気持ちが動いてしまいます。

お総菜屋さん

ハム屋さん

ケーキ屋さん　

四角いケーキ Schnitten を見かけると、ドイツに来たんだなと思います。

あ、バウムクーヘンが売ってる！　

ヴェルニゲローデにあるバウムクーヘン専門店が出店していました。

元々お店に行って買うつもりだったので、こちらの屋台で買いました。

バウムクーヘン裏面

0.219㎏ 5.91ユーロと書いてあります。

帰国後、来客時にこのバウムクーヘンをいただきました。
日本で食べるバウムクーヘンには入っていない香辛料の香りがしました。
私は、やはり地元ユーハイムのバウムクーヘンが一番好きです。

屋台をひととおり見て回ったので、今度はマルクト広場の建物を見て回ります。

　

お天気のせいもあるかもしれませんが、ヴェルニゲローデはゴスラーより華やかな印象です。　

ハート型の風船が飾ってあると思ったら、市庁舎で結婚式があったようです。

観光案内所

観光案内所にあった今夜行くつもりの Schierke シールケ Walpurgis のお祭りの看板

こちらの観光案内所で前売りチケットを購入しました。
チケットを購入すると、シャトルバスの時刻表もいただけました。
チケットを提示すれば無料でシールケ行きのバスに乗車できるそうです。

購入したチケット

16.00ユーロ×2人＝32.00ユーロ

マルクト広場の南側に馬車が止まっていました。

お馬さんの目がとても優しい。

近くにあった花時計

花時計のところに黄色い観光列車が止まっています。
夫がこれに乗ろうと言い出しました。（いつも突然です。）

観光列車 Bimmelbahn ビンメルバーンの停留所

お客さんの動きを観察していると、チケットは向かいのお店で買うみたいです。

観光列車チケットを売っているお店

購入したチケット

2人往復で11.00ユーロ
＊ヴェルニゲローデチケット提示で1.00ユーロ割引きされています。

ビンメルバーンに乗り込みました。

ビンメルバーンに乗って、15分くらいでヴェルニゲローデ城に着きました。

ヴェルニゲローデ城（博物館） 城・宮殿

ビンメルバーンを降りてから、他のお客さんの後をついて行きます。

ビンメルバーンと記念撮影するお客さん　

お城の門が見えてきました。

Walpurgis のお祭りの看板

今日はお祭りだからだと思いますが、門を入ってすぐの赤い屋根の小屋でチケットを買わないと中へ入れないようになっていました。

写真は、門を入って門の外側方向を写したものです。

購入したチケット

11.00ユーロ×2人＝22.00ユーロ

門を入ってすぐ催し物があります。

木工品のお店

お店の人もみんな中世の格好をしています。　

　

特に男の子が喜びそうなお店が多いですね。　

　

　

この場所は見晴らしが良いです。しばらくお城から眺めるヴェルニゲローデの風景を楽しみました。　　

少し残念ですが、ヴェルニゲローデ城は改修中でした。
こちらがお祭りのメイン会場になっています。

ヴェルニゲローデ城は改修中ですが、内部の見学はできました。　

　

　

　

　

城内の写真撮影は不可でしたので、写真はなしです。
こんなきれいなお城を見ると、すみずみまで探検したくなりました。

　

ドイツ語が理解できれば、もっと楽しいイベントだったと思います。
そろそろ、ビンメルバーンに乗ってまたヴェルニゲローデに戻ります。

マルクト広場に戻ってきました。
朝より人が増えました。

13:30になったので、市庁舎前で市長さんの挨拶がありました。

それを見に大勢のお客さんが広場に集まっています。

マルクト広場にある Cafe Wiecker でケーキ休憩です。
　
　夫：Pinacoladatorte 　　　　　 4.80ユーロ
　　　Latte Macchiato 3.80ユーロ
　私：Schwarzwälder Kirschtorte 4.80ユーロ
Großer Milchkaffee 3.80ユーロ　　　

店内からマルクト広場を眺めます。
このカフェは一等地にありますね。

ブライテ通りから先程訪れたヴェルニゲローデ城
まるでディズニーのお城のようです。

ペンションに戻ってゆっくりした後、夕食をいただきにレストランへ出かけました。

Restaurant Zur Grünen Straße
日本から夫が予約してきました。

最初に出されたお料理

夫：本日のスープ　5.00ユーロ

夫は午後に食べたケーキをまだ消化しきれておらず、スープしか頼めませんでした。
予約しておいてスープだけしか注文しないの？ってお店の人は思ってるだろうな。

私：Spanferkelbäckchen という豚肉料理　19.00ユーロ

私は白アスパラガスが食べたかったので、付け合わせになっているお料理を教えてもらいました。アスパラガスはもちらん、豚肉がとてもやわらかくておいしいかったです。味付けが良いと、量があっても途中で嫌にならずに最後までおいしくいただけます。
機会があれば、他のお料理も食べてみたいです。

食後にサービスで出されたキルシュリキュール

お酒はそんなに好きではないですが、心遣いがうれしかったです。
ヴェルニゲローデに来られることがあれば、ぜひこのお店をおすすめします。

レストランでの夕食後、シールケへ向かうためヴェルニゲローデ駅へ向かいました。

シールケ行きのシャトルバスは、ヴェルニゲローデ駅のバスターミナル9番乗り場に止まります。
ほかにもシャトルバスのバス停はあるのですが、この場所が一番分かりやすそうでした。

19:53　Wernigerode Bahnhof Bussteig 9 発
20:24　Schierke Parkhaus Winterbergtor 着

最初は少なかったバスの乗客も、途中からどんどんお客さんが増えて、シャトルバスの便が15分おきにあるのがよく分かりました。

シャトルバスがシールケに着くと、このような看板がところどころにあってお祭り会場まで迷うことはありません。

皆さん、同じ方向へ進んでいきます。

バス停のあるシールケの駐車場からお祭りの会場までは、ゆっくり歩いて10分くらいかかりました。

静かな住宅街を歩いて行きます。　

シールケの町にも魔女の飾り付けがあります。

観光案内所

観光案内所のすぐ隣にある会場の入り口に着きました。
Kurpark クアパークが ヴァルプルギスのお祭り会場になっています。
こちらで入場券を購入すると19.00ユーロです。
前売り券の方が3.00ユーロお得ですね。

チケットの半券と引き換えに、このようなリストバンドをつけてくれます。

さて、会場はどんな感じになっているのかな？　

とても静かだったシールケの町のうち、この公園だけがにぎわっている感じです。

素敵な魔女のお二人。

本格的な人は、ちょっと怖いかも。

　

イベントは深夜まで続きます。　

　

いい感じに暗くなって、Walpurgis の夜らしくなってきました。
　

　

　

　

　

シールケのお祭りは、ヴェルニゲローデ城のお祭りをより大規模に派手にした感じです。
ヴェルニゲローデ城のはファミリー向き、こちらの方は若者向きかな。　

　

　

　

　

シールケの Walpurgis の夜を楽しみました。
お祭りは真夜中に一番盛り上がるそうですが、私たちは21:48発のシャトルバスでヴェルニゲローデに戻りました。

この旅行記へのコメント （4）

• チェロ爺さん 2019/06/23 19:59:23

  懐かしいウェルニゲローデ！

  お祭りが有ったんですね！良かったですね！
  私達はベルニゲローデは駅から街を抜けてお城の麓の宿まで歩きました。
  魔女の操り人形は今も我が家の玄関に吊るして有ります（笑）
  夜は市庁舎の近くのカルトッフェルハウス(ジャガイモ料理専門店)の料理は美味しかったです。
  城に行く途中の道でリスに出逢いました。綺麗な木組みの街ですよね！
  お城からの眺めも最高ですよね。

  poodle714さん からの返信 2019/06/23 22:08:11

  魔女のお人形 魔除けで活躍中ですね

  一年に一度のヴァルプルギスのお祭りと旅行の時期がたまたま
  重なったのは幸運でした。
  でも別にお祭りでなくても、ヴェルニゲローデは素敵な町ですね。
  特に市庁舎の建物とヴェルニゲローデ城がメルヘンチックで、
  まるでおとぎの国みたいでした。
  
  カルトッフェルハウスをトリップアドバイザーで検索してみました。
  とってもおいしそうなドイツ料理が並んでいますね。
  日本料理のような繊細さはありませんが、食いしん坊の私には
  ボリュームたっぷりでドイツ料理があっていると思いました。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　poodle714

• oneonekukikoさん 2019/06/17 13:18:50

  お祭り好きとしては

  poodle714さん
  ストーカーみたいでごめんなさい。
  まだまだ付け回すかもしれません。
  
  Walprgisは是非とも経験してみたいと
  娘たちが在独中に計画しましたが叶いませんでした。
  いらしたのですね。
  
  でも、ホテル代も高騰していたのではないでしょうか？
  ヴェルデゲローデの街も楽しそうですね。
  
  アスパラの季節にもう一度ドイツを訪れたいと思いながら
  だんだん年を重ねています。
  
  oneonekukiko

  poodle714さん からの返信 2019/06/17 21:22:46

  来週からどちらへ？

  Walpurgisのお祭りは、ゴールデンウィークに行くことが決まって
  からちょうど時期が重なっていることに気がつきました。
  お祭り当日の4月30日は、料金が高騰というよりも空きがなくて
  なかなかホテルが決まりませんでした。
  きっと、お祭りのために早い時期からホテルを押さえてあるので
  しょうね。
  お嬢様ご一家が在独中にかなわなかった…とのことですが、
  もう帰国なさったのでしょうか？
  それともまた別の国へ赴任されたのでしょうか？
  そして、来週からどちらの町歩きにいらっしゃるのでしょうか？
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　poodle714