2019/04/27 - 2019/05/04
105位(同エリア1037件中)
まりんごさん
こんにちは、まりんごです。
大型連休を利用して、5泊8日で未知の国ラオスに行ってきました!
これからラオス行きを考えている方の参考になれば幸いです~~。
アウトライン****************************
◆◆なぜラオスに行ったか?◆◆
わたしが旅の行き先を決める材料の一つに方角があります。気学の祐気取りをするのです。
この連休は「西」が吉。
えっこらと世界地図を広げ(正確にはネットで地図を確認し^^;)、西エリアでピンと来るところを探す。
魅力的な国、都市がたくさんある中で、「ラオス」という文字にピーンと来るものがありました。
身近に行った人がいてなんとなく話を聞いていたことも大きい。
また、下調べしてみるとどうやら治安もよく女一人でも行けそうな感じ。じゃ、行くか。
とまぁ、つまりは特に理由がない、というものだったのですが、旅先の決定も縁とタイミングなのかもしれません。
◆◆ビエンチャンとルアンパバーンのどちらに行くか悩む◆◆
「ラオスと言えばルアンパバーン」のようなイメージがあり、旅行記も断然ルアンパバーンのほうが多いです。
行った方の体験記を読むと「すばらしい町並み」「食べ物がおいしい」「観光地化されている」という意見。
一方ビエンチャンは「世界一何もない首都(失礼^^;)」。
結局、欲張りなわたしはビエンチャン2泊、ルアンパバーン3泊で両方を訪問することにしました。
実際に行って思ったことは、
「ルアンパバーンは欠かせない。でもビエンチャンに行かないと今のラオスを知ることはできない。」
ということです。
たった4、5日でわかったようなことは言えないのですが、観光を楽しむにはルアンパバーンは最適。
レストランはたくさんあるし、ナイトマーケットの品揃えは外国人が喜びそうな「ラオス的イメージ」のものばかりだし。
お寺、托鉢、足を延ばせば滝あり、洞窟あり、村あり。
何よりも自然の中のメコン川がとても美しいのです。
対して、ほっつき歩いて街と人々の日常の暮らしぶりを見るにはやはりビエンチャン。
観光名所もあり(1日でまわれてしまうけど)、洗練されたレストランやカフェもあり。
建築中のビルと巨大な廃墟。車とバイク。
観光客がいようがいまいが関係なく日常生活を営む人達。
発展途上の混沌とした様子を肌で感じることができます。
わたしは街をふらついて人の生活を見るのがこの上なく好きなので、また行くとしたらビエンチャンに行くかもしれません。
2泊しかできなかったし。
いや、でもやっぱり両方行くかな~!笑
◆◆飛行機◆◆
往復)ANA 羽田 ー バンコクーラオス国営航空 バンコク乗り継ぎービエンチャン
国内移動)ラオス国営航空国内線 ビエンチャン⇔ルアンパバーン
エクスペディアで個人手配しました。
ANAとラオス国営航空が提携した乗り継ぎ便の往復チケットです。高かったです。
ふたを開けてみれば、高値の理由はANA便。みんなの目的地はタイなのですね。
そこからラオスまで足を延ばした人は果たして何人いたんだろうか?
ラオス国営航空のチェックインカウンターは、あの巨大なバンコクスワンナプーム空港の大混雑の中にあって、「え?営業休止ですか?」というほどガラ空き。というか誰も並んでいない。客、ゼロ。
私がおそるおそる近づくと、暇そうにしていたスタッフが「客が来たぜ!信じられない。」とばかりに急にバタバタし始めました。
搭乗口でも待っている人は数人。人生初、一番乗りで飛行機に乗り込みました。
「もしや私はとんでもないところに行くのか?」…じわじわと不安がひろがっていきました。
なお、ラオス国営航空は、リコンファームが必要です。乗継便でもやっておくのが安全です。
わたしは今回ラオス国営航空の便が多かったので、事前に日本のラオス国営航空の代理店でリコンファームを代行してもらいました。(有料)
「ラオス航空」と打つと、ネットで検索できます。
担当の方がフレンドリーでこれまで120カ国に行った経験やラオス事情を教えてくれました。
「うちに言ってくれればもっとよいチケットとホテルを手配できたのになぁ」と言われ、次回からはそうしようと決意。(その場合はリコンファームも無料になります)
また、今回の便では荷物はそのまま接続してくれましたが、乗継時のチェックインはあらためて必要でした。
これ、今回すごく悩んだポイント。だってエクスペディアのオペレーターも、ANAのスタッフさえ、はっきりとわからないんだもん。ダメじゃんよ~!
余談ですが、飛行機に乗ると緊急時の脱出について説明がありますよね?
あれって最近は動画で座席のモニターに移すのが主流だと思うんですが、ラオス国営航空はフライトアテンダントの実演なんですよ。思わずじーっと見ちゃいました。
リコンファームといい、なんか懐かしい。。
ちなみにANAの方は歌舞伎に見立てた動画でかなりおもしろかったです。来年のオリンピックを意識しているんでしょうか。いや、本当によくできていると思います。
◆◆ホテル◆◆
特記することはないのですが、とにかくバスタブ命のわたしはバスタブがあるホテルを探すのに一苦労。ラオスはバスタブ付きのホテルが少ない!
こだわりポイントがあるなら、直接ホテルに確認したほうがよいです。
わたしはある日突然「ラオスのホテルはゴキブリが多いんじゃないか?」という妄想にとらわれ、忌避剤、殺虫剤、ゴキブリホイホイを買い込んで持って行きましたが、1匹も出ませんでした。
◆◆乗り物◆◆
タクシーとトゥクトゥクを利用しました。
空港からタクシーを利用したときのことです。
「TAXI」の表示がある受付に行くと、たむろしていたおっさん達がわーっと寄ってきて「タクシーか?」「あんたタクシー乗るんだろ?どこ行くんだ!」とすごい騒ぎ。
ホテル名を告げて値段を聞くと68,000kip。(884円くらい。高い)
そんなものか?と思い、誘導されるままおっさんについて行こうとするも、確かガイドブックにチケットを購入すると書いてあったような。。
「私はチケットを買いたいの!」とキレ気味に言うと、おっさんはすごすごとチケットカウンターに戻ってくれました。
改めてカウンターでチケットを買ったら、60,000kip。非公式?なドライバーにぼったくられるところでした。
トゥクトゥクは、ふっかけてきますが、交渉するとガタッと値が下がります。(50,000kip→30,000~20,000kipなど)
でも、彼らは必死に生きているので、あまり値切るのはどうか?という気がしています。
◆◆持ち物◆◆
旅先に持っていくものは人それぞれですが、わたしの場合、持って行ってよかったと思ったものは。。。
●正露丸(お腹を壊したから)
●タイガーバーム(頭痛がひどかったから)
●汗拭きシート(半端なく暑いから)
●除菌ペーパー(手や食器などを拭く必要があったから)
●札入れ(ラオスは小銭がないから)
逆に持っていけばよかったと思ったもの。
●手鏡(ナイトマーケットで服の選択に迷ったときなど、あると重宝)
●ペットボトル用保冷バッグ(歩いているだけで水がすぐお湯になるから)
●冷却ジェル、スプレーの類(熱中症予防。帽子をかぶっていても脳天がやばいから)
◆◆コミュニケーション◆◆
会話は、ブロークンイングリッシュでなんとかしのぎ、どうしてもダメになったらポケトークのラオ語翻訳を使おう!と考えていました。
しかし、ポケトークはラオ語の文字だけで音声が入っていなかった。。
Google翻訳を見ても文字だけで音声が入っていない。。。(パソコン版)
ルアンパバーンは比較的英語が通じますが、ビエンチャンで地元の人が行くような場所は、英語は通じません。
Google翻訳で文字を見せることでなんとかなりました。(ポケトークの文字は小さすぎてダメ。スマホの方がマシ)
おばちゃんなどは老眼で見えず、老眼鏡を引っ張り出してきて読んでくれようとして。ありがたや~。
ちなみにラオス人、無愛想でこちらから笑いかけないと笑顔になりません。
なので、コミュニケーションをうまくおこなう秘訣は、まずこちらから「サバイディー(こんにちは)」と笑顔で挨拶し、「コプチョーイ(ありがとう)」(※手も合わせること)を連発する。
多分、もとは良い人達なので、それだけで対応が変わります。ま、どこの国もそうですよね。
ビエンチャンの店先で暇そうにスマホをいじってたヤンキーギャル(店員)が、ペットボトルの水をたった1本買ったわたしに見せてくれた、あどけなく無垢な満面の笑みを今でも忘れられません。
それでは、旅行記の始まりです~。
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◆◆出発(ハプニング1発目)◆◆
心待ちにしていたラオス旅行!やっとこの日を迎えられたと喜ぶも束の間、しょっぱなからトラブル勃発。
ANAのチェックイン時に「シートのリクライニングが壊れている、部品がなくて修理もできない」と言われる。
ええ!?何百人も乗る中でなぜわたしの席だけ。。。? この選ばれた感。
深夜便なのにリクライニングがきかないということは…もしや十分に睡眠が取れず旅の前半が台無しになるパターン?!
睡眠命のわたし(もうおばさんなんですみません)にとって、旅の始まりに暗雲がたちこめた瞬間でした。
◆◆バンコク到着(ハプニングに付随する不幸)◆◆
一晩中垂直な姿勢でいたせいか、案の定、具合が悪くなり、到着時はひどい頭痛と吐き気に襲われる。
トランジットに5時間以上も時間があるのでAirport Hotelを取っていたのですが、本当に助かった。
ちなみに利用したのはここ↓
https://4travel.jp/os_hotel_each_travelogue-10556193.html
コスパが悪いのと場所がわかりにくい(informationの案内板で名前検索ができない…)のが難点ですが、清潔で静か、落ち着いて爆睡できます。フリーwi-fiも使えます。
◆◆いよいよラオスへ◆◆
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自転車 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA ラオス航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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3時間程度仮眠を取って、なんとか復活。いそいそとラオス国営航空に搭乗。
スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港
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スムーズにバンコクを旅立ち、ビエンチャンへ向かう。雲がきれいです。
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ラオス国営航空のタオルケット(南国のためか毛布ではない)がなんともおしゃれ。
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コースターもとってもおしゃれ。お土産にしたかった!
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「食事いるか?」と聞かれ、「いる」と答えると程なく食事が運ばれる。
1時間程度のフライトの割には結構豪華。(ビジネスクラス用だからです)
全体的に化学調味料を感じない素朴な味わいでした。 -
ちなみに帰りのエコノミーはこれ。
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肉まんのパン版。肉パン?味はやはり淡白。
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メコン川が出現。「キター!ラオス!」
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ワッタイ国際空港到着。
日本政府の支援で国際線ターミナルの拡張や国内線ターミナルが新設されたとか。
できたばかりだからとってもきれい。
日本企業が運営しているらしいので、近いうちに日本⇔ビエンチャン間の直行便を願う!ワットタイ国際空港 (VTE) 空港
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◆◆ホテル到着 ビエンチャン観光へ◆◆
アヴィラ・パスーク ホテル(Avilla Pathouk Hotel)に到着。
周りにはたくさんのカフェやレストラン、ショップがあります。古いホテルで簡素でしたが、趣があり。
受付のお兄さんはシャイで親切。早く到着しましたが、チェックインさせてくれました。
そしてここで現地の言葉「ありがとう=コプチョーイ」を教えてもらい、後々とても助かることにアヴィラ パスーク ホテル ホテル
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なかなか良い部屋。
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今回のホテル決定の決め手は、ロケーションとバスタブ。
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小休憩後、観光に。ワット・シーサケートへ歩いて行く。ホテルから10分程度。
ワット シーサケット 寺院・教会
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本堂 2052体の仏像が安置。
回廊 壁に彫られた穴にも小さな仏像が納められています。 -
お坊さん達も見学に来ていました。絵になりますね。
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次はワット・ホーパケオに行く。ワット・シーサケートの道向かい。
ワット ホーパケオ 建造物
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入口に龍の守り神「ナーガ」がいます。
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ワット・ホーパケオからさらに15分ほど歩いてワット・シームアンに行く。
ワット シームアン 寺院・教会
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女性の願掛けが多いということで、皆、お供えを持って熱心に祈っていました。
観光客でしょうか。ただ写真を撮って去る人も多い。
さてわたしはどうしよう? -
お寺を出た道の向かいにはお供え物屋さんが数軒。また、お寺の中にもお供え物を置いてあるところがあり、お金を寄付すればお供え物をいただけます。お供え物を載せるお盆はお堂の中に。
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結局、願掛けしました。やり方が独特なので周りの人の真似をしましょう。
異国の者ではありますが、彼の地に足を踏み入れられた感謝の意と道中の安全を祈願。今後の人生についても祈願。祈願しすぎ?
手前の背の高いのがわたしのお供え物です。 -
大きな銅鑼がありました。音が重厚に響き渡る。
3回打ってお願いごとをするようです。 -
お寺を歩くラオスの兄と妹(多分)暑いので飲み物を買ってきたようです。
ほほえましい。 -
ワット・シームアンを出て、徒歩でパトゥーサイを目指す。
しかし、途中で後悔。なんだこの暑さ。なんだこの歩道? -
段々中心部に。車、バイク多い。空気悪い。まだ着かない。意外と遠い。
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それにしてもラオスの信号はあってないようなもの。信号が切り替わらない。でも車は止まっている。渡れるのか渡れないのか?!
よくわからないので車の合間を見て、好きな場所で自分のペースで横断することにしました。(真似しないでください)
嗚呼、不思議ラオス。。。 -
途中、猫がいたり。どこかラオス美人の面影が。
ちなみにラオスの野良猫はとても人懐っこく、野良犬はふくよかに見えました。 -
廃墟のような建物が多く、廃墟マニアとしてはたまらない。
そうかと思えば建設中の建物も多く。混沌。
まだ色々不安定でこれから発展していく途上にあるんだろうなぁ。 -
そんなことを思いながら歩くこと30分ほど。パトゥーサイに到着しました。
パトゥーサイ 建造物
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パリの凱旋門はもちろん本家本元ですばらしいのですが、こちらのものもなかなかです。
パリの凱旋門が陽ならこちらは陰。戦没者慰霊塔だからでしょうか。少し不気味な感じもします。
中に入って展望台から街を見渡したかったのですが、なぜか閉まっていて不可。。 -
近くには大統領宮殿もあります。
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雨がぱらついて来たので、急ぎホテルへ。
途中雨の中に夕日がきらめき、ラオスの大きな赤い夕日を見ることができました。(写真よりもっと濃い紅色) -
時計を見ると結構な時間に。夕食を取らなければ!
どなたかのブログで紹介されていたレストランがホテル近くにあったので、入ってみることにしました。
コープチャイドゥーコープチャイドゥー レストランバー 地元の料理
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当然ビアラオを頼みます。
「氷はいりますか?」と言われ、深く考えもせずお願いしてしまう。
ラオスではなぜビールに氷を入れるのか。暑いからなのか。でも、薄まってまずくなるではないか…
悶々としていると人差し指ほどの氷が4~5本入ってビアラオが運ばれてきました。
冷たくておいしい。でも早く飲まないと味が。。。 -
ここのレストランは国別のメニューになっていて種類も豊富。
せっかくなのでラオスのクラシック料理セットを頼んでみました。
内容は、パパイヤサラダ・トムヤンクン風のスープ・ラープ・カオニャオ・芋のココナッツソースがけ。
が、これが大失敗!!
か、かかか辛い!! からい~~~~!!!
パパイヤサラダを口に含んだときのあまりの辛さに涙が出、あわててビアラオを飲むも泡が辛さを倍増させ、挙句には逃げ込んだラープで唐辛子を丸ごと食べてしまい。スープを飲むもこれも辛し。
日本では辛いのは平気な方でしたが、完全にノックアウトされました。
まずいわけではなかったのですが、辛すぎて食べられず、ほとんど手付かずで残すという残念な結果に。
店員さんも変な顔をしていました。本当に申し訳ない。
そんなこんなでいろいろありましたが、なんとか一日目の床につくのでした。 -
◆◆2日目:ルアンパバーンの前にビエンチャン観光◆◆
ホテルのテラスからの眺め。何か大規模な建物を建設中。当然、うるさい。
朝8時頃からトンカン始まっていました。
しかしどこの国もやることは一緒だな~とある意味感動。 -
ホテルの朝食。これにコーヒーが付きます。簡素です。
ホテルのスタッフに「あの工事はホテルを建てているの?」と聞くと「そうだ」という答え。
こちらの英語があやしいので伝わっていないかもしれない。適当に答えてた印象。 -
ともあれ街に繰り出します。
今日は午後に国内線でルアンパバーンに行く予定。それまでビエンチャン観光の続きをするぞ。 -
サンドイッチ屋さん。営業していなくて食べられず。ラオスのフランスパンは美味しいらしい。フランス領の時代があるからですね。
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屋台ではピロシキみたいのを揚げ焼きしていました。1個購入。60円くらい。味、淡白。
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ラオスの女性は年配の方も若い方も「シン」という巻きスカートをはいています。
伝統が受け継がれていることに驚きます。
品が良く、すれていない感じがとてもすてきだったので、わたしもシンをたくさん買ってしまいました。 -
歩いていたら異様なものが目に飛び込んできて思わず歩み寄る。
調べると、タートダムという仏塔だとか。昨日のパトゥーサイといい、何か不気味な感じが。。
ラオスの守り神の龍(ナーガ)が住んでいると信じられているそうです。 -
昨日行けなかったタートルアンに向かう。門の前にはなぜか鳥かごを持ったおばちゃんが。(中にはスズメ?みたいのが入っている)
この後いたるところでこの光景を目にしますが、ラオスでは鳥を空に放って幸運を祈る風習があるようです。
おばちゃんはスズメ(多分)を売っているんですね。タート ルアン (ビエンチャン) 寺院・教会
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タートルアン。かなり金ぴかです。写真よりまっ黄黄。
建築に詳しくないのですが、タイの寺院と違う感じがします。 -
大きな寝仏さまもいらっしゃる。寝仏さまとタートルアンのコラボ。
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◆◆空港へ(ハプニング2発目)◆◆
そろそろ空港に行かねばとトゥクトゥクに乗る。
乗ってしばらくするとハプニングが。。
突然見知らぬラオス親子が挨拶もなく乗ってくる。え、相乗り?
解せない思いで見るも、こちらを全く見ない。
「こいつらなんだ?」「お金どうなるんだ?割り勘?でもどこまで行くんだ?」「まさか私が全額払うことに?」
目的地に着いていざお金を払う段階で、最初の金額に変化なし。
「この人たちの分は?」と聞いても運転手は最初の金額を言うのみ。
親子に「どこ行くの?」と聞いても通じず。
観念して全額払いました。誰も乗ってこなかったと思えば何の問題もない。。
あの親子がどこに行ったのか、お金を払ったのかなんて気にしていたら多分この国ではやっていけないんだろう。。
教訓:郷に入れば郷に従え。日本の感覚を持ち込んではいけない。 -
◆◆空港で(ハプニング3発目)◆◆
気を取り直して、空港に到着。
ラオス国営航空にチェックインしようとすると、「あなたの予約はキャンセルされた」と。
呆然としていると「予約した旅行会社からメールは届かなかったか?」と。。
どうやら便が変更になって、それに対して乗る意思を示さなかったのでキャンセルされたようでした。
「届いていません…」と力なく答えたせいか、何も言わなくても代わりの便を手配してくれました。
やさしい~??ラオス人って。
ただし、14時10分に乗る予定の便が17時40分に。貴重な時間を無駄にしてしまいました。
確認したら旅行サイトにメールアドレスを登録していなかったのです。アホです。
でも、でもですよ、旅行サイトのアクティブの予約確認ページを開くと、搭乗予定の便名で「定刻どおり」と書いてあるのですよ。もう誰が一番悪いのかわかりません。
教訓:メールアドレスはちゃんと登録すること。(当たり前) -
ワッタイ国際空港で飲み食いできるところは、少ないながらも、1階に軽食レストランとコーヒースタンド。2階に生ジュースがおいしい軽食レストラン。3階にビュッフェが人気のレストランがあります。
2階で生ジュースを飲んで時間をつぶした後、不安だったので早めに保安検査場を通過し出発ロビーに。
写真は出発ロビーの売店。陳列というよりは箱ごとどかっと商品がおいてありました。粗い^^; -
売店に売っていたコーンジュース。激うま!冷製コーンポタージュ。
一気に飲みほしました。 -
◆◆いよいよルアンパバーンへ◆◆
長~い待ち時間を経てようやく出発。
おおっこれが噂のプロペラ機! 飛行場をテクテク歩いて乗り込みます。 -
こんな感じ。
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やっと離陸。夕日がきれいでこの時間で正解だったかも?(前向きです)
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山深い。ラオスは国土の大半がこんな感じなんだろう。
わたしはまだラオスのほんの一部しか見ていない。 -
見えてきた。大自然の中のメコン川が。
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◆◆ルアンパバーンに到着◆◆
1時間ほどで無事に到着。小さな空港です。
ここでもホテルの送迎を頼んでいなかったので、タクシーに乗ることに。
システムはビエンチャンと一緒で、カウンターで行き先を告げてチケットを買います。
空港から15分くらいのホテルですが、50,000kip(650円くらい)取られました。
メコン・サンセット・ビュー ホテルに到着。ホテルと言っても、ヴィラっぽい感じです。
メコン川は目の前です。
オーナーのお兄さんが満面の笑みでウェルカムドリンクとフルーツを振舞ってくれました。メコン サンセット ビュー ホテル ホテル
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まずはご飯~ということで夜の町に繰り出します。
夜といっても、夜こそ!という感じでどこもかしこもとても賑わっています。
メインストリートのレストランに適当に入る。
カム・レストラン
当然またビアラオ。今度は黒にしてみました。カム レストラン 地元の料理
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カオソイを食べるつもりだったけれど、この魚を見たら何か掻き立てられ、つい頼んでしまいました。
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いえ、当然カオソイも食べましたよ。付け合せの野菜をちぎってぶちこんで~。
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お腹一杯になったところですぐそこのナイトマーケットを見にいくも、もう閉店時間。
大丈夫。まだあと2日あるから。明日の托鉢に備えてホテルで就寝。
のはずが、またもハプニング。(4発目)
ホテルの部屋は素敵だったのですが、バスルームの扉がどうしても開かない。
先ほどのお兄さんに言っても「そんなはずない。」という顔をされ。。
それでも100本くらいある鍵を全部ガチャガチャ持ってきて次々に差してくれたけど、どれを差してもはずれ。
困った。さすがに3日もシャワーを浴びないわけには。。。部屋を変えられちゃうのかな?
トライする鍵の数、20本くらい。ようやく開いて、胸をなでおろす。
お兄さんはまったく悪びれない。気にしない。気にしない。。。
お兄さんが去った後も、バスルームの棚がタオルをかけた途端に壁から派手に外れたり、ベッドサイドのランプのプラグがもげてて、点けられなかったりと色々あったけれど、きっと今まで泊まった人達も特に文句も要求も伝えなかったのだろう。
きっとここにはそういう空気があるんだ。そんなことを思いながらルアンパバーンでの眠りに落ちるのでした。 -
◆◆3日目:托鉢から始まる◆◆
ホテルの裏の道はちょうど托鉢の僧侶が通る道。
夜明け後に始まると聞いていたので日の出時間を調べていく。(夜明け前だと観光客のカメラのフラッシュで僧侶が目を傷めるため、最近夜明け後になったそうです)
僧侶に差し上げる食べ物を観光客に売りつけようとするおばちゃん達を振り切り、静かに待つ。
野良のわんこもじっと待っている。 -
程なくすべるように静かに僧侶達が現れました。
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観光客も参加しています。
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少しびっくりするくらい次から次へとたくさんの僧侶が現れます。
僧侶も喜捨する人も観光客も誰も一言も言葉を発さず、犬さえ吠えることもせずに淡々と托鉢が行われます。
僧侶は皆、締まった表情をしています。
厳粛な気持ちになり、私もいつの間にか姿勢を正していました。 -
せっかく早起きしたので川沿いをプラプラ。偶然大きな朝日に遭遇。
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メコン川も静かに美しくそこにありました。
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さて、ホテルに戻り仮眠してから朝食です。
1日目はオムレツ、フランスパン(ジャムとバター付)、マンゴースムージー(写真に写っていない)、コーヒー、フルーツ。 -
ちなみに2日目は魚入りヌードル(細い米麺)、パイナップルミルクスムージー、コーヒー、フルーツ。
3日目はパンケーキを注文したのにフランスパンが出てきたので写真なし。
メニューはたくさんあり、多分好きなだけ選べます。1階の外のテラスで食べるので、川も見えて気持ちよいのですが。。。
ハエが。
蝿が多くて
たかられるのを避けられない。払っても払っても来る。雨季の前でハエが増殖しているんでしょうか。
紙ナフキンをかぶせてなんとか防御。
で、肝心の味のほうは、まぁまぁというところ。 -
◆◆ルアンパバーン観光◆◆
ホテルで自転車を借りて、早速観光に。まずはワット・シェントーン。
入場料20,000kipかかりますが、入口で何か撮影のようなことをしていて、皆そっちに気を取られていて、入場料を取られませんでした。ゆるいな~。ワット シェントーン 建造物
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レッドチャペル
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マイトーン(黄金の木)
この辺りにあった大樹がモチーフだそうです。 -
ガネーシャ
まんま象ですね。。 -
霊柩車
豪華です。霊柩車庫内にありました。 -
ひとしきり見学し、ワット・シェントーンを出てプラプラ。
ガイドブックに載っていないたくさんのお寺があって、何気なく入るとすてきなものを発見できます。
まるで日本の和太鼓のようなものが。 -
ベンチもおしゃれですてき。
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学校がありました。小学校でしょうか。昼休みのようでみんな夢中で遊んでいます。
男子が女子を追いかけるの図。 -
と思いきや、女子の集団に滅多打ちにされるの図?
どこの国も一緒ですね?笑 -
町並みがすべて絵になります。個人的に椰子の木があるだけでテンションが上がりまくります。
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しかし暑い。多分熱中症になっていたと思う。。頭痛がひどく、意識がもうろうとしてきていました。ペットボトルの水はお湯に。
やばいと思い、食欲はなかったのですがレストランに入り、マンゴースティッキーライスを注文。
珍しく赤米をココナッツで煮込んだタイプでした。Very good!
カフェ利用でしたが、食べ物が充実しているレストランでした。
Cafe Toui -
マンゴースティッキーライスで英気を養い、国立博物館に向かいます。
王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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またも入場料を払わず突き進む。あの奥が博物館か。この暑さの中、なかなかしんどい。
でも巨大な椰子を見上げて自分を奮い立たせる。
しかし。
奥まで行ったら無愛想なラオス女性が「チケットを見せろ」と。
「ない」と言うと手で追い払われた。門まで戻れということらしい。
この炎天下の中、またこの道を戻るとは。とほほ。
仕方なく門まで戻り、チケットブースに行くと、「もうおしまいです」と言われ、ガシャンと扉を閉められた。いやいや、まだ2時ですよ?
思わず「Why~?」と西洋人のように叫んだら、隣にいた東洋人が笑ってくれました。 -
実はこの国立博物館、翌日行った時も昼休みで休館。
下調べしなかった自分が悪いんですが、タイミングを合わせないと無駄足になりますので注意。 -
あまりの暑さと脱力で、避けていたジューススタンドのジュースに手を出してしまう。。
わたしはお腹が弱い。だから本当はもっとワイルドにいきたい欲望を抑え、極力あぶなそうなものは控えています。
ジューススタンドも、ちゃんと手を洗っているのか?、ハエがたかっている果物を使っているんじゃないか?と不安が多いのでなるべく避けています。が、もう限界。
おばちゃんが「マンゴーだね!」と言って(こちらはまだ何も言っていない。。)、その場でマンゴーをすごい勢いで剥き、後ろの大きなたらいみたいなケースからザザーッと氷をすくってミキサーにマンゴーとともに放り込んだ。
ガガガーッとなかなか優秀なモーター音が響く。
「あの氷大丈夫かな…」不安を抱えながらめちゃおいしいマンゴージュースを堪能しました。
(結果、問題なし) -
ジュースのくだりが長くて恐縮ですが、ふと前を見るとなにやら長い階段が。
これは、もしや。。。?
プーシーの丘への階段でした。
マンゴージュースを飲んで元気になってしまったため、何も考えず登りはじめ、あとに引けなくなってしまいました。
この階段を登りきったところに料金所があり、20,000kip取られます。その後さらに登っていきます。 -
328段登り、頂上へ。時間が早かったので数人しか人がいませんでした。
とても狭い空間なのに日没前は大変混むということなので、ラッキーだったかもしれません。
ルアンパバーンの緑と赤い屋根のコントラストが美しい。世界遺産の町並みです。 -
日没までは待てなかったので下界に降りました。
ちなみに知らなくて登ってきた階段から降りてしまったのですが、階段は2つあり、趣が異なるようです。登りと下りで変えたほうがよかった!
そして、結構な交通量の中、車すれすれに自転車を走らせ、目指すはダラ・マーケットへ。(ラオスでは、自転車は右側通行です) -
布地の店、金製品の店、薬局などの小売がひしめき、スーパー(D&Tスーパーマーケット)もあります。
スーパーはローカルな雰囲気。地元の人の生活がしのばれます。
バラマキ土産を買うにも良さそうでしたが、タイや中国の食品が多く、コーヒーやビール以外、ラオス産のものがあまりありませんでした。 -
人気のある?薬局。
肝臓の絵が描いてある薬が多かったのは、やはりビアラオのせい? -
スーパーで買ったラオス産のドリップコーヒー。7,000kip(90円くらい。意外と高い!)
-
そして今日もメコン川に日が沈みます。
-
さぁ、日も沈んだことだし、夕飯タイム^^ スマホで調べて有名なお店に入る。
タンゴール
「ラープはないか?」と聞いたら「ない」とフランス人オーナー。(フレンチのお店です)
ま、いっかと、ビアラオとチキンサティを注文。
チキンサティは洗練された味ですごく美味!
特にピーナッツソースが食器を舐めたいほどおいしかったです。タンゴール 創作料理
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ラープを求めていったん、店を出る。
チキンサティだけでは物足りず、食堂なんかをチラ見。 -
もう一軒入ろうか、などと思っていると、おいしそうなものを発見。
これはラオスのクレープだな!迷わず1枚注文。
「卵はいれるか?」と聞かれ、もちろん「いる」と。 -
炭火の火加減を見ながら、慣れた手つきであっと言う間に焼き上げる。
はさみでチョキチョキ切って、練乳をたっぷりかけてできあがり。
素朴な味わいでうま~。 -
ナイトマーケットに行く。
シン、スカーフ、クッションカバー、Tシャツ、タイパンツなどのファブリックもの、お茶、コーヒー、ランプ、バッグ…さまざまなものが並びます。魅力的なものばかり。 -
友人へのお土産のため、ビアラオTシャツを下見。
実は昨晩も下見。必死で売ろうとするおばちゃんを「明日かならず来るから。」と言って振り切り、今日来たもののまた買わず写真だけ撮って「明日また来るから」と言ったため、おばちゃんに「フン」と鼻で笑われた。
ルアンパバーン最終日、お金を両替してやってきたものの、おばちゃんは店を出していなかった。。。
数あるTシャツ屋さんの中でもっとも品揃えがよかったので、最初に買っておけばよかったと今でも悔やまれます。
この季節のラオスは特に暑い。昼間の暑さのせいで体調がいまひとつ。
買い物する元気がなくなり、ホテルへ。 -
ホテルでテレビなんぞをつけてみる。ラオスの人は美しい。タイ人よりもより東洋の流れを感じる。
しかし、ラオスでは鼻血ネタがはやっているのでしょうか。
1時間くらい見ていた間に鼻血ネタで大笑いするラオス人がたくさん出てきました。。。 -
しかもなぜここのホテルはバスマットが「TOYOKO INN」のものなのでしょう?
日本の東横イン関係者がプレゼントしたのか?
もう眠くてどうでもよくなってきて深く考えることをやめました。 -
◆◆4日目:ルアンパバーン観光の続き◆◆
その日の気分で気ままに旅行するのが一人旅の醍醐味。
「そうだ、今日はあそこに行こう!」と思いつくときの高揚感は何にも変えられません。
けれど、今回の旅行は何かひらめきがない。とにかく暑すぎて行動意欲が鈍り、思考もマヒ。
何もしたくない。
昼からカフェでビールを飲んでだらだらするのがルアンパバーン的すごし方、というのがわかる気がする。
とにかく暑いんですよ。
慣れているラオス人でさえ、昼寝して体力を温存している。
貧乏性日本人のわたしはこのままでは時間がもったいないと焦る。
かと言って、滝や洞窟まで足をのばす気力はない。。
迷った挙句、織物・工芸の村「バーン・サーンコーン&バーン・シェンレック」に行くことにしました。
中心部からトゥクトゥクで20分~25分くらい。 -
実際に織物をしている様子が見られます。
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皆さん仕事しているわけですが、日々こんな解放的な場所で織物を折れるなんて、ふだん暗いオフィスでパソコンとにらめっこしている私にとっては理想の生活です。
彼女達に悩みや愚痴がないか聞いてみたくなりました。 -
刺繍された織物。綿の布地に絹糸の刺繍糸で刺繍がしてあります。
すべて手での作業です。
そして模様には意味があり、ラオスに伝わる神話や民話をモチーフにしています。 -
近くには紙工芸の工場(こうば)もあります。日本の和紙をもっと素朴に粗めにしたような独特の風合いです。
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織物の工場も紙の工場もショップがあり、製作物を売っていました。質がよいのでお土産によいかもしれません。
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往復したトゥクトゥクのドライバー君。
一応ここで別れるが、この後もなぜかしょっちゅう遭遇し、結局最終日に空港まで送ってくれました。
おじさんドライバーが多い中、貴重な若手。 -
帰ってきてからあてもなくプラプラ。市場を覗く。
時間的に昼食時。現地の人はわいわい食事中。でもハエがたくさんいますよ?。。。 -
メコン川のほうへ歩いていくと川沿いのレストランで客引きをしているお兄さんに声をかけられる。
トイレに行きたかったので「トイレはあるか?」と聞いたところ「ある」と。
「じゃ、入る」と言うと笑われました。
食欲はあまりなかったけれどラープ(鶏肉の)とペパーミントシェークを注文。味は薄め。塩気がほしい。
シェークのペパーミントが思いっきりペパーミントで衝撃を受ける。
しかもここでもハエが。。。ハエの写真を撮る勇気なく。 -
店の名前も忘れました。(ラオ語で書いてあるみたいだけど読めません)
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国立博物館午後の部 開館。
昨日、今日の昼と肩透かしを食った国立博物館についに行けました。
今回はチケットも購入。30,000kip(390円)
ロッカーに荷物をすべて預けなければならないので、写真はありません。
王朝時代の王宮が博物館になったのですが、なんとなく他国の王宮よりも質素な印象でした。 -
じっくり観ていると、一人のおじさんが現れる。実はこの人、昨日行った時も声をかけてきた人。
ここの職員らしい。
親切に案内してくれました。中でもおもしろいなと思ったのが、国王の肖像画です。
肖像画の右から肖像画を見ると国王はこちらを向いている。今度は左に回って見るとこちら(左)を向いている。職員のおじさんは「モナリザだよ!」と言って笑いました。
びっくりして騒いでいたら、インド人のおばさん(観光客)に「説明してよ」と言われましたが、色々な意味で説明できず。
職員のおじさんは、くしゃおじさん(わかりますか?世代がばれる。。^^;)そっくりで、何かとても明るい人。びっくりしたわたしを見て喜んで「はっはっは!」と笑いながらわたしのお尻を一発たたきました。。。。。。。
おい、今の日本じゃそりゃ犯罪行為なんだよ!
この後も彼についてネタはありますが、ここではやめておきます。。
ただ、ラオスの人って無邪気で明るいなぁと思いました。 -
国立博物館も行けて、町プラ続行。
どこかで休みたくなり、有名なインディゴ・カフェに行く。
インディゴ・ハウス ホテルという人気ホテルに併設のカフェです。
皆、1階のカフェで涼んでいるのに、この暑い中わざわざルーフトップに移動。
誰もいなくて快適~。暑いけど見晴らしいい~。一応扇風機あるし。インディコ ハウス ホテル ホテル
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メニューは豊富。甘くておしゃれなコーヒーが多そうでした。スタバ的な?
わたしはもっともシンプルなクラシックタイプのコーヒーを注文。
甘さ控えめでよかったです。
ストローが竹でできていて、これ、お土産屋さんにも売っていました。 -
少し疲れてしまい、いったんホテルに戻る。
甘いものが食べたくなり、市場で買ったお菓子「カノム・キーヌー」という、米をココナッツ油で揚げたかりんとうみたいなものをひとつまみ。。。
のはずがおいしすぎて一袋一気にいってしまいました。 -
血糖値をあげたせいか外に飛び出す体力が復活。
いたるところで客引きしている船頭さんが声をかけてきました。150,000kip(1,950円)で船に乗って夕日を見れるとのこと。
交渉の末、70,000kip(910円)に。しかしこの大きな船に私一人かい。
しかしそこは商売人。「あと15分待ってくれ」ということで、他の客も待つようでした。
程なくバックパッカーっぽい西洋人の女性が現れ、「乗りたい」と。
金額を150,000kipと言ったら横からなんか言ってやろうと思っていたところ、70,000kipを提示していました。ですよね。 -
1時間程度、辺りをまわり、サンセットポイントで少し停止します。写真撮れってことですね。
この船頭さんにとっては何年も毎日同じことの繰り返しなんだろうなぁとつい暮らしぶりを考えてしまう。
でも、わたしにとって初めての船からのルアンパバーンの夕日は本当にきれいでした。 -
対岸も、仏像があったり、子供が犬と遊んでいたり、人々の暮らしを想像できて興味深い。
力尽きて行けなかったのが残念です。 -
さて、ルアンパバーン最終日の夕食。
市場に行ってみました。
肉を焼くにおい。 -
魚を焼くにおい。
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呼び込みの掛け声とせまい路地を練り歩く人々。
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すごい熱気で皆、食欲むきだしの顔になっています。これぞアジアです。
でも、やっぱりハエが多いんですよ。積みあがった食べ物にブンブン、ピトッとハエがたかっている。
前にも触れましたが、わたしはお腹が弱い。さらにじわじわとお腹の調子が崩れてきている。
市場は見学だけにしようと心に決めました。 -
が、食べてしまいました。
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初日もそうだったのですが、このメコン川で捕れたであろう魚を見ると何か掻き立てられ、いてもたってもいられなくなるのです。
でも、さすがに「もう1回焼いて」と言って消毒しました。いやな顔されましたけど。 -
塩焼きした魚を甘酸っぱくスパイシーなたれで食べます。
レストランでもそうだったのですが、レモングラスか? はらわた痕に香草を詰めるのがおもしろい。
味はたんぱくな中に味わいがあり、お墨つきのうまさです。 -
ナイトマーケットでお土産を買い、ホテルに戻る。最終日の晩なのでホテルの内部の写真を撮ったり、荷造りをしていると。。。
ついに、お腹が爆発!!そして絶え間ない胃痛。。。
トイレを往復しながら、「あの魚か」「さっきのかりんとうか」「お昼のラープか」と原因を探しましたが、今まで体に入った水(水道水)や食べ物に付いていた菌が徐々に蓄積され、暑さで抵抗が弱って体が負けた、と結論づけました。
本当のところはわかりません。
荷造りどころではなくなり、ベッドに広げていたスーツケースの中身を片付けることもできず、その上で苦しみながら眠りに落ちました。 -
◆◆ルアンパバーン最終日◆◆
翌朝。お腹は少し落ち着きましたが、とにかく朝から胃が痛い。なにも食べられない。
でも、体が弱ってしまうので、パンケーキなら大丈夫という勘に従い、朝食はパンケーキをオーダー。
なのに、出てきたのはフランスパン3本。なんだよ~。
弱っていたので、12時にチェックアウトしたいとオーナーに告げ、部屋で休んでいると11時過ぎくらいに呼び鈴を鳴らされる。
具合が悪かったので、つい「はい?」と日本語で答えてしまう。。
部屋の外にはモップやらなにやら掃除道具をかついだオーナーの弟(多分)と奥さん。
「なんで部屋にいるんだ」とばかりの勢いなので説明するも、あちらも当惑しているので、なんだか申し訳ない気持ちになり、「11時30分には出ます」と言ってしまいました。なんだよ~。(泣) -
具合が悪かったが、見納めとばかりに歩く。
この風景もしばらく見れない。 -
熱射の中、てくてく歩いて「伝統芸術民族センター」に行く。
ラオスの少数民族の衣装や楽器などが展示されている。
規模は小さくすぐに観れてしまうけれど、ある意味イメージしていたラオスを感じることができました。
ビデオで流していた、山岳地帯に住んでいる秘薬を作るおばあさん(100歳!)のインタビューがおもしろかったです。
伝統芸術民族センター
https://4travel.jp/overseas/area/asia/laos/luangprabang/kankospot/10265982/ -
具合の悪さと暑さで限界を感じ、歩けない。(^^;)
胃が痛いのでカフェも入れず、塀に座っていると、トゥクトゥクのドライバーが話しかけてきました。
乗らないとわかっても、世間話をしてくる。10歳と6歳の子供がいると嬉しそうに語っていました。
何かいい人で、胃が痛くなければ乗って遠出してもよかったのですが、とにかく動けないんですよぉぉ、今。
塀に座っていると話しかけられるし、とにかく緊急で陽をよける必要があったので、マッサージへ。フットマッサージを受けました。
60分 60,000kip(780円)
ロータス・ドゥ・ラオス・ハーバルスパ&マッサージ
イケメンさんの意外にソフトな施術で少し元気に。笑
そうこうしているうちに、刻々と空港へ行く時間が迫ってきていました。見るものすべてがなんだか愛おしくなってきます。ロータス ドゥ ラオス ハーバル スパ&マッサージ エステ・スパ・マッサージ
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空港まで昨日の若手トゥクトゥクドライバーが送ってくれることになっていました。
胃が空っぽだったので、迎えに来るまでの間、パンケーキとホットミルクを食す。
韓国人とオランダ人がやっているおしゃれな韓国料理のお店でした。川沿いです。
韓国人の店員さんと、なにかアジアの親近感を感じ合う。
Big Tree Cafeビッグツリー カフェ アジア料理
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ついに空港に。もうすぐルアンパバーンを出発です。何か切なくなる。
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◆◆ビエンチャンに戻る(ハプニング5発目)◆◆
ビエンチャンに戻ってきました。ホテルまでまたタクシーです。
チケットカウンターに行くも、カウンターの兄ちゃんの態度がものすごく悪くて、今まで出会った人達が皆良い人だっただけに衝撃を受ける。
お菓子をクチャクチャ食べながら、ひと睨みされ、行き先を告げても返事もなし。
金額が書かれたチケットを威嚇されながら投げ捨てるように渡されました。
薬でもやってんのか?(口が悪くてすいません)
周りにいたドライバーのおっちゃん達のほうが気が良くて、「ここ知ってる。俺行くわ」(多分そんな会話)と、気さくな雰囲気。
タクシーに乗り、程なくホテルに到着。ホッとしながらフロントで名を告げると。。。
「あなたの名前で予約がない」
「へ?ここは、チャンタパンニャーホテルですよね?」と言いながらフロントマンを見ると、彼の背後に飾ってあるホテルのロゴが目に飛び込んできて。。。
Center Point Boutique Hotel
センターポイント?!全然違う!そういえばこのホテル、ホテルを検索しているときに見た覚えがある。 -
本来わたしが泊まるホテルはここ。
チャンタパンニャーホテル
ビエンチャンはもう初日に歩いていて土地勘があったので、ホテルに行ける自信はあったのですが、とにかく具合が悪かったので失望が大きかったのです。
顔面蒼白だったに違いありません。
それがラオス人の同情をひいたのか、とても親切に「何ていう名前のホテルだ?」「電話はできないのか?」「タクシーを呼ぶか?」と言って傷心?のわたしに寄り添ってくれました。
地図を見せるとここから歩いて10分か15分くらいということで、道順も教えてくれました。
次に来るときは必ずここに泊まろう!と熱く誓いながら、ホテルを後にしました。
教訓:ホテル名は現地語で文字で見せること。助けてほしいときはなるべくかわいそうな様子にすること。チャンタパンニャー ホテル ヴァンヴィエン ホテル
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ビエンチャンはちょうど食事時。いたるところで食事する人、買い物する人、人、人ですごい活気。皆、楽しそう。
そんな中、重いスーツケースをガラガラひいて、能面のような顔で歩く日本人のわたし。
途中、意識がもうろうとしていたので、反射神経が鈍り、止めてあった子供用の自転車をぶっ倒してしまう。
一応、起こすも、元のように戻らず。
他の自転車にもたれかけさせて誤魔化して行こうとすると、どこからともなく子供がすっとんできて、泣きそうな顔で自転車を直してた。。。。。
あ~。ごめんね。。ラオ語でごめんなさいってなんて言うんだろう。。全部あのタクシーの運ちゃんが悪いんだよ。(←人のせい)
人間、余裕がなくなると本性が出るものです。 -
ようやくホテルに到着
なかなか良い部屋。 -
もっと早く着いてゆっくりしたかった。泣
でもわたしは貧乏性日本人。体調が悪くてもムチ打って観光するのです。 -
ということで初日に行けなかったビエンチャンのナイトマーケットへ。
ホテルから歩いて10分くらい。メコン川の川沿いです。ナイトマーケット (ビエンチャン) 市場
-
ルアンパバーンのナイトマーケットとは品揃えがまったく異なります。
地元の若者向けという感じで、原宿の竹下通りを思い出しました。 -
夜のメコン川。暗くてなんも見えん。
ビエンチャンでは結局メコン川をガチで見れませんでした。 -
途中、コンビ二でヨーグルトを購入。
ラオスのヨーグルトは観光客に人気らしいです。確かに牛乳といい、乳製品がおいしい国です。
ラオス最後の晩の夕食は、ヨーグルトでした。 -
◆◆そしてとうとうラオス最終日◆◆
起きるとなぜか体調が絶好調。活力が湧いています。
昨晩のヨーグルトが良かったのでしょうか。しかし帰る日になってとは。。
空港に向かうまでの時間、最後の観光。初日に行けなかったビエンチャン唯一?のショッピングモール「タラート・サオ・モール」に行く。
バンコクなどのショッピングモールとは大分雰囲気が違います。
外にエレベーターを作っている最中みたいですね。タラート サオ モール ショッピングセンター
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買い物客は圧倒的に女性です。
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「シン」のお店が多いです。布を選んでオーダーするのが普通のようで、完成品はほとんどありませんでした。
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エスカレーター、動いていません。。
ちなみにラオスでは右側に立つようです。 -
ひとしきり買い物をし、次はトゥクトゥクを吹っとばし、地元の人が行くという「タラート・トンカンカム」へ行く。
もともと路面での大規模な食品市場だったものがビルになったそうです。タラート トンカンカム 市場
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しかし、衝撃を受けるほどの廃墟感。写真は一番店が出ているところです。
開いている店もちらほらあるのですが、シャッターが下ろされていたり、そもそも店舗が入っていない区画のほうが多い。 -
フードコートもがらーん。広いのに2店舗しか入っていない。
売っている物は地元の方の生活品だし、そもそも人がいなさすぎて歩いているととても目立つということで、気まずくなってすぐに出ました。 -
いきなりビルに入ってしまったのですが、ビル横の1階は食品市場でした。
これがもともとの市場なのですね。
しかし昼食休憩時でほとんど閉店、または昼寝中。来るなら朝がよかった! -
刻々と空港へ行く時間が迫ってきています。時間を惜しんで散歩です。
でも、生っ粋の夏大好き人間、夏の申し子であるわたしも、さすがに暑すぎてうんざり。 -
ヤツデは干からび、
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ラオスの物売り(ソーセージを売っていました)も汗をぬぐっています。
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昼食代わりにライム、マンゴー、ホウレンソウのシェークをいただく。うわ、そのまんまの味。
今回、お腹を壊して思うようにラオスで飲み食いできなかったのですが、それでも味わったものは全体的に味が淡白でした。(辛いもの以外)
化学調味料を使っていない、素材だけの味、というのでしょうか。
日本のものは洗練されていておいしいですが、添加物も多いですよね。 -
もう、時間です。タイム・オーバー!
預けていた荷物をホテルに取りに行って、ホテルの前に止まっていたトゥクトゥクに飛び乗り空港に。
スーパーで買ったビアラオ缶をひそかに機内持ち込みしようと企んでいたが、ひっかかってしまう。
国内線は見逃してくれたんだけどな。。
保安検査場の検査員は「もう一度チェックインカウンターに戻りますか?」と言ってくれましたが、捨ててもらいました。
聞いてくれるだけやさしいな~ラオス人。 -
ついに離陸です。さよなら、ラオス。また来るね。
********************************
◆◆ラオスに行って思ったこと◆◆
今回、たった2箇所ではありますが、ラオスを旅行して、今のラオスは国の発展を目指して暗中模索している最中のような印象を受けました。
目指している発展がどの程度のものかはわかりませんが、まだ少し時間がかかるような気がします。
そんな中、人々は別に焦らず、割り切って淡々とマイペースに生活しています。
欲望に火をつけられていないため、日々の幸福感は大きいのではないかと感じました。
願掛けをしたお寺でお供え物をいただくときに、少し英語がわかるというおばちゃんと話しました。
おばちゃんは「日本の福岡に行ったことがある。きれいだった」と言ってくれました。
わたしも片言の英語でラオスがいかにすばらしいか、大変気に入ったと伝えたところ、まんざらでもない様子で、「ここは平和だから」と言いました。
今回、体調を崩して思うように観光できなかったのが悔やまれますが、ラオス、良かったです。
多分またいつか行くと思います。
機会があったらぜひ行ってみてください。
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この旅行記へのコメント (1)
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- sanhaoさん 2023/08/29 16:07:17
- ラオスに行きます。
- 楽しく拝見しました。
11月にシェムリアップからラオスに入る予定ですが、ルアンパバンに4泊してのんびりしたいと思っています。ビエンチャンも良さそうなので迷います
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アヴィラ パスーク ホテル
3.3 -
メコン サンセット ビュー ホテル
3.25 -
インディコ ハウス ホテル
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