2018/08/14 - 2018/08/14
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エンリケさん
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2018年夏休みのギリシャ旅行6日目。
今回の旅の実質最終日は、古代ギリシャ世界における信仰の中心地、デルフィへ。
南米、ペルーのマチュピチュを思い起こさせる、山の斜面に巨大な石を運んで造らせた神殿や劇場などの古代遺跡の数々に、当時の人々の強い信仰の力を実感。
少年時代に学んだ古代ギリシャの神話や歴史の世界に、最後まで浸ることのできたギリシャ旅行となりました。
<旅程表>
2018年
8月 9日(木) 成田→ソウル
8月10日(金) ソウル→アブダビ→アテネ
8月11日(土) アテネ
8月12日(日) アテネ(エーゲ海ミニクルーズ)
8月13日(月) アテネ→ミケーネ→ナフプリオン
→エピダヴロス→アテネ
〇8月14日(火) アテネ→デルフィ→アテネ
〇8月15日(水) アテネ→アブダビ→
〇8月16日(木) →成田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 徒歩
- 航空会社
- エティハド航空 アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8月14日(火)
今回の旅の実質最終日は、アテネから120kmほど北西に行ったところにある古代ギリシャ世界における神託の地、デルフィへ。
路線バスを使っても行けるのですが、夏季の旅行シーズンで席がとれるか不安だったことや、アテネ近郊で起きた山火事の影響がないか心配だったこともあって、ツアーを選択。
前日のミケーネ遺跡ツアーと同様、VELTRAで申し込み(93ユーロ+昼食代14ユーロ=107ユーロ(約14,000円))、8時10分にアセンズ・ゲート・ホテル脇にある旅行会社のオフィスでピックアップ。
その後ツアーの行き先ごとに各バスに振り分けられ、8時45分にアテネを出発です。アテネ ゲート ホテル ホテル
-
バスは高速道路に乗り、アッティカ半島を一路北西の方角へ。
車窓には乾いた山々とその麓に広がる田園風景が。 -
10時30分過ぎ、のどかな風景を眺めながらぼんやりしていたところ、バスが急にブレーキをかけ、路肩にストップ。
次に運転手がバスを降りて後ろの方へ駆けていき、バスはしばらく立ち往生に。
わたしの席からは見えませんでしたが、どうやら接触事故か何かが起こった模様。
運転手不在で何の説明もないまま時間が経過していき、このままツアーが続けられるのか非常に不安に思っていたところ、30分ほどして何事もなかったかのように運転手が戻ってきてツアー再開。
以前アイルランドでツアーバスの故障に遭ったときは代替バスがやってきてそれに乗り換えたのですが、今回はそこまでのトラブルではなかったようです・・・。
【ギネスと雨の国アイルランド(8)キルケニーツアーでのバスのトラブル】
https://4travel.jp/travelogue/11093767#photo_link_42188899 -
そんなこんなで予定よりかなり遅れて12時、山あいの地デルフィに到着。
旅行では国内外含め、滅多に交通機関のトラブルに遭わないわたしですが、長距離バスのトラブルについては、これで人生3度目(徳島からの夜行バス、上記のアイルランド、今回のギリシャ)。
やはり長距離バスってトラブルが多いのでしょうかね・・・。 -
さて、ようやく着いたデルフィでは、遺跡を見に行く前に、まず隣接する博物館に入館。
最初の間には、古代ギリシャ時代のデルフィの聖域の想像図が。デルフィ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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続いては各種古代の展示品。
時代順に、最初はミケーネ文明時代(紀元前16~紀元前12世紀頃)の土偶のような人型(?)の陶器。
まだまだ、写実性を特徴とする古代ギリシャ文明時代の作品とはなっていませんね。 -
次は紀元前8~紀元前7世紀頃のペロポネソス半島で造られたと思われる戦士の像。
少し時代は下ってきましたが、こちらもまだまだ写実的ではない・・・かな。 -
こちらはBC620年頃の青銅製のクーロス(青年)像。
クレタ島産とのことですが、地理的にも明らかにエジプト美術の影響を受けていることが分かります。 -
続いてBC580年頃の大理石製のクーロス像。
ペロポネソス半島のアルゴリス地方の産とのことで、巨大化もしたし、我々が通常イメージする古代ギリシャ文明のかたちにいよいよ近くなってきました。 -
こちらはデルフィの祭神アポロンと思われる“Chryselephantine statue”(金と象牙で造られた像)。
紀元前6世紀頃のもので、ミケーネ文明の金細工が受け継がれたのか。
【永遠ブルーの空 ギリシャ(2) ミケーネ文明の黄金の副葬品(アテネ国立考古学博物館)】
https://4travel.jp/travelogue/11411019#photo_link_56316396 -
続いて大広間へ。
デルフィは古代ギリシャ世界における信仰の中心地とあってか、現在も世界からの観光客でいっぱいです。 -
壁面に飾られているのは、デルフィの遺跡の中でも最重要のアポロン神殿の破風を飾っていた彫刻。
BC330年頃のアテネ人の手によるものとの解説があります。
デルフィのアポロン神殿はもともとは紀元前6世紀に建てられたのだそうですが、これは紀元前4世紀に再建された際のものだそうです。 -
こちらはBC570-560年頃のナクソス人(キクラデス諸島の一部)の手によるスフィンクス像。
オイディプス王の物語における、“朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足のものはなーに?”という謎々で有名ですね。 -
こちらは紀元前330年頃、アテネが寄進した踊る少女の柱頭。
いつの時代、どこにおいても、宗教の儀式に踊りは不可欠だったのですね。 -
こちらはBC480-470年頃、アテネが奉納した絵付きの陶器。
“カラスの色が黒くなったのは、アポロンに嘘を言って恋人(コロニス)を殺させたから”という、ギリシャ神話に詳しい人なら“ははーん”と分かってしまう一コマ漫画が描かれています。
(アポロンの恋人コロニスは、カラスから浮気をしていると告げ口され、怒ったアポロンに射殺されてしまいますが、後悔したアポロンは、コロニスのお腹の子を取り出すとともに(この子が成長して医神アスクレピオスに)、告げ口したカラスをコロニスの喪に服するよう黒い色に変えてしまったという神話) -
次の間にはデルフィ博物館の至宝とも言うべき青銅の御者像が。
BC478年のピュティア祭(古代オリンピックと同じくデルフィで開催された古代の競技会)の戦車競技で優勝した戦車馬の所有者であるシチリアの僭主ポリュザロスが、勝利を記念してデルフィに奉納したもの。
デルフィに納められた金属製のものは、その後のキリスト教徒の時代に溶かされて別のものになってしまいますが、この御者像はBC373年の地震で土石流に飲まれ、地中深く埋もれていたために破壊を逃れたとのこと。
当時、古代ギリシャの宗教を邪教として破壊し尽くしたキリスト教徒たちが、現在、破壊を免れた銅像をこうしていかにも貴重なものであるかのように見守っているのは、見ようによっては何とも奇妙な構図です。 -
こちらは先ほどの御者と、失われてしまった馬の部分もあわせた戦車の想像図。
競技に使われたのは、4頭立て2輪の戦車だったようです。
・・・以上でデルフィ遺跡の前座としての博物館の見学を終了。 -
13時、博物館のすぐ隣にあるデルフィ遺跡の入口へ。
外は相変わらずの暑さで、ツアー客は皆、木陰に集まって待機中。デルフィ遺跡 史跡・遺跡
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全員集まったところで、ガイドに従って遺跡の階段を登っていきます。
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参道の両側には、復元もされず放置されたままの石材がゴロゴロ。
何とも寂しい限りですが、逆に廃墟感たっぷりでいい感じかも。 -
こんなふうに一部復元されている柱廊も。
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ジグザグに続く参道の踊り場にあるのは、1906年にフランスの考古学会が復元した“アテネ人の宝庫”。
BC490年のマラトンの戦いで、アテネ・プラタイアの連合軍がアケメネス朝ペルシアに勝利したのを記念してこの地に捧げられたもので、宝庫の前にはマラトンの戦いでの戦利品が所狭しと並べられていたとのこと。アテネ人の宝庫 建造物
-
こちらの参道の壁に敷き詰められた石は、どれも形が不揃いで、南米ペルーのクスコにある“12角の石”を思い起こさせます。
【ペルー紀行(3) クスコの12角の石】
https://4travel.jp/travelogue/10589613#photo_link_22829132
ただ、どこも隙間が大きく、インカの石積み技術ほど精巧なものではないようですが・・・。 -
この石に近づいてよく見ると、何やら細かい文字が。
デルフィへの奉納の言葉でも書いてあるのでしょうか? -
次の踊り場にそびえ立っていたのは、BC479年の第二次ペルシア戦争におけるプラタイアの戦いの戦勝記念碑。
こちらは最近できた複製品で、本物はローマ帝国のコンスタンティヌス大帝(在位:306-337年)により、イスタンブール(旧コンスタンティノープル)のヒッポドロームに持ち去られています。
【ブルガリア~イスタンブール紀行(10) イスタンブールのヒッポドロームの蛇の柱】
https://4travel.jp/travelogue/10763978#photo_link_28682680 -
解説版にはこの戦勝記念碑の復元説明図が。
絡み合った3匹の蛇が鼎の脚を頭で支えるという、大変に凝った姿の記念碑となっています。 -
そして戦勝記念碑の隣には、このデルフィの聖域の本尊ともいうべきアポロン神殿の入口が。
残念ながら屋根や壁の大部分は失われ、こんな寂しい姿に成り果ててしまっています。 -
解説版には在りし日のアポロン神殿の想像図が。
そういえば、アテネのパルテノン神殿もそうですが、古代ギリシャの神殿建築が大理石の色そのままの白い色をしていたというのは誤りで、実は極彩色に着色されていたという説が主流になりつつあるとのこと。
このアポロン神殿も、本当はもっと派手な色だったのでしょうかね・・・。
【ブルガリア~イスタンブール紀行(10) イスタンブール考古学博物館の古代ギリシャ彫刻の復元】
https://4travel.jp/travelogue/10763978#photo_link_28697809 -
ひとつ上の段から見た、アポロン神殿の全景。
やはり屋根や柱がないから、神殿には見えないですよねえ・・・。アポロン神殿 史跡・遺跡
-
アポロン神殿よりも上段にあるこちらは、アテネやエピダヴロスでも見た古代劇場。
紀元前4世紀に建設されたもので、ピュティア祭の際には、競技会とあわせて演劇が催されていたとのこと。 -
その古代劇場を、さらに上の段からパチリ。
前日のエピダヴロスで見たのと同じくらい壮観な眺め・・・古代ギリシャ人は、こんな山の斜面にまで、よくも巨大な石を運んできたなと感心します。
これもアポロン信仰のなせる業でしょうか・・・。 -
さらに上に登ると、ピュティア祭の運動競技が行われていたと思われるスタジアムが。
-
現代のスタジアムと同じく、ちゃんと端は弧を描いているし、客席も整っていて、今も十分使えそうですね。
さて、時計を見ると14時。登り始めてからちょうど1時間が経過。
これより先は行けそうもないので、もと来た道を戻ることにします。 -
ツアーの集合時刻は14時30分だったので、帰りは少し急ぎ足で。
寂しい姿のアポロン神殿とは、最後に写真を一枚撮ってお別れ。 -
集合後は、ツアーに組み込まれていた昼食。
デルフィの街から少し離れたところにあるツアー向けの食堂に案内されます。
ちなみに、“昼食なし”を選択したツアー客は、デルフィの街なかでバスから降ろされ、後でピックアップされることに。
“昼食あり組”の方は、食堂に着いて最初に出てきたのは、こんなホウレンソウのパイ。 -
続いてはこんなパスタのようなもの。
うーん、前日のミケーネ遺跡ツアーに比べたら、昼食のレベルはイマイチかなあ・・・。
これなら“昼食なし”にして、デルフィの街なかで好きなお店を選んだ方がよかったかもしれませんね。 -
ただ、この食堂、デルフィ近辺の山中の景色を望める眺めの良いところに立地していて、昼食後は撮影タイムに。
山の斜面に連なるリゾート地、アラホヴァの村も良く見えます。 -
山の向こうには、ペロポネソス半島との間にあるコリントス湾も見えますね。
-
撮影タイム後、デルフィの街なかで昼食をとったツアー客をピックアップして、16時、デルフィから少しアテネ側へ戻ったところにポツンとある遺跡、アテナ・プロナイアの神域へ。
BC380年頃に建設された円形神殿の“トロス”が特徴的な遺跡ですが、どのような目的で造られたかは、いまひとつ分かっていないそうです。 -
アテナ・プロナイアの神域からも、デルフィ山中の素晴らしい眺めが。
-
こうして写真だけ見ると、灼熱の気候も忘れてしまいそうな、緑に満ちた涼やかな景色です。
以上でデルフィ近辺の一連の観光を終了。
時刻は16時30分。これからアテネに戻ります。 -
帰りはトラブルもなく、出発から2時間半後の19時にはアテネの中心部へ。
3日前に訪れたアクロポリス北側のモナスティラキ駅周辺は、この日も地元の人々や観光客で大賑わいです。モナスティラキ駅 (地下鉄) 駅
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そして19時過ぎ、前日と同じくシンタグマ広場でバスを降ろされ、ツアーは解散。
お疲れさまでした!
この日はまだ陽があるので、アマリアス大通りを挟んで隣接する国会議事堂へ。
何やら観光客が多いと思っていたら、ちょうど衛兵の交代式が終わった直後のようでした。
ちなみにこの国会議事堂は、オスマン帝国からの独立後、ギリシャ王国時代(1832-1967年)の1842年に王宮として建てられたもの。
当時の国王オットー(オソン)1世がバイエルンのヴィッテルスバッハ家出身だったため、バイエルンの建築家フリードリッヒ・フォン・ゲルトナーの手により、新古典主義の建築様式で建てられました。国会議事堂 (旧王宮) 城・宮殿
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こちらが交代式を終えたばかりの衛兵。
かなりの巨人で、直立不動の姿勢を取り続けています。
その背後に見えるのは無名戦士の墓。
オスマン帝国からの独立戦争や、その後の数々の戦争で犠牲となった兵士たちを弔うために設置されたものです。無名戦士の墓 建造物
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国会議事堂と無名戦士の墓を眺めた後は、すぐ隣にある国立庭園をぶらぶら(入場無料)。
緑いっぱいでこの時間帯は人も少なく、人々の喧騒に疲れた体を休めることができます。国立庭園 自然・景勝地
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庭園内にはミニ動物園も。
ヨーロッパで動物と触れ合うのは、自分の中ではなかなか珍しい出来事ですね(笑)。 -
こんな緑いっぱいの庭園で、しばし夕涼み。
たまにはのんびりの時間もいいものですね。 -
国立公園を抜けた先には、ザピオン国際展示場のあるザピオン公園が。
ザピオン国際展示場 現代・近代建築
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この公園の象徴でもあるザピオン国際展示場(1874-78年建築)は、近代オリンピックのアテネ開催に尽力したことでも知られるザッパス兄弟の出資により建設されたもの。
その中庭は無料で見学できるようになっており、円形に並んだイオニア式の柱が美しい新古典主義様式となっています。 -
ぶらぶらしているうちに20時近くなり、ザピオン公園も次第に影に包まれていきます。
逆に向こうの禿山は西日を受け、燃え上がっているように見えますね。 -
ザピオン公園の散策を終え、アマリアス大通りをシンタグマ広場に向かって歩いていると、道端にはこんな発掘中の遺跡が。
解説版を見ると、5~6世紀頃のローマ浴場とのこと。
アテネの地下にはまだまだこんな遺跡がたくさん眠っているのでしょうね。 -
アテネ最後の夜は、多くの飲食店や土産物屋が並ぶ、アクロポリス東側のプラカ地区へ。
陽が沈んで少し涼しくなったこの時間帯は、各国からの観光客で大賑わいです。 -
こんなふうに飲食店はどこもいっぱい。
-
ちょうど食事時の大混雑タイムでしたね・・・。
それにしても、欧米を中心に世界中の観光客がゆったり夏のバカンスを楽しんでいる、何とも平和な夕暮れのひとときです。
ギリシャでは経済危機後の2015年7月に、付加価値税が13%から23%に一気に引き上げられたそうですが(2016年6月にさらに24%に引き上げ)、物価は日本とそう変わらないくらいで、欧州の北の方の人たちからしたら、自国よりもまだまだ物価が低いので、バカンス活動に与える影響はほとんどないのでしょうね・・・。 -
プラカ地区ではお土産を物色したりしながら過ごし、21時、宿泊先のアパートに戻ってテレビを見ていると、何やらものものしい教会での儀式の中継が。
-
そう、翌日は8月15日。
カトリックの聖母被昇天祭にあたる“生神女就寝祭”(しょうしんじょしゅうしんさい)の前夜祭で、ギリシャ国内が盛り上がっているということなのでしょう。
そういえば同じ正教の国、ブルガリアで、8月15日に生神女就寝祭のイベントを見たことを思い出しました。
【ブルガリア~イスタンブール紀行(5) ヴァルナでの生神女就寝祭の様子】
https://4travel.jp/travelogue/10718851#photo_link_27045324 -
そして翌8月15日(水)。
アテネだけでも見足りないところがたくさんあって名残惜しいですが、この日は帰国するだけです。
8時30分過ぎ、5日間お世話になったアパートを出て、相も変らぬ青空の下、アマリアス大通りを北上していきます。
毎日のように見たアテネのランドマーク、アドリアノス門ともこれでお別れ。 -
結局一度も乗らなかった、大通りを走るトラムも記念にパチリ。
それほど長くない距離だとがんばって歩いてしまうので、海外でのトラムはなかなか乗る機会がないですね・・・。 -
9時、シンタグマ広場から15分置きに出ている空港へのX95番のバスに乗車(6ユーロ=約800円)。
空港への交通手段としてはほかに地下鉄もあるためか、立ち乗りになる人はほとんどなく、乗客は思ったよりも少ない感じです。 -
バスはアテネ近郊の田舎道を通って、50分ほどでエレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港へ。
毎日のように目にしてきた、青い空の下に広がるこの乾いた野ともこれでお別れです。 -
帰りの空路はまず、経由地のアブダビへ。
13時50分、エティハド航空EY092便は定刻どおりアテネのエレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港を離陸。
往路はシナイ半島やナイルデルタなどエジプト上空を通るルートでしたが、帰路はイラク上空を通るルート。
またもや普段見られない景色が見られそうです。 -
しばらくの間、アナトリア地方の乾いた大地を見ていたら、15時40分、突如としてピンク色の湖が眼下に出現。
調べてみると、湖としてはトルコで2番目に大きい“トゥズ湖”という塩湖で、“トルコのウユニ塩湖”と言われているとか。
アナトリア地方は未踏の地なので、訪れるときは候補に入れてみようかな(笑)。
【ウユニ塩湖にも負けない美しさ? トルコのトゥズ湖(2016年9月18日 AFPBB News)】
https://www.afpbb.com/articles/-/3097603 -
16時、今度は乾いた大地を縫うように流れる大河が。
こちらはあのティグリス川。
まだ上流なので川幅はそれほど広くありませんが、イラクにはそうそう行けないだけに、こんなところで世界四大文明の源のひとつとなった川を見られてちょっぴり幸せです。 -
そんなこんなで中東の珍しい景色を見ながら、20時20分、エティハド航空EY092便は経由地のアブダビに到着。
-
そして深夜の22時05分、成田空港行きエティハド航空EY878便はアブダビ国際空港を離陸。
さすがにアフガニスタン上空は飛ばないものの、隣のパキスタン上空を通るルート。
中東経由の便はなかなか行けないような国の上空を飛べて面白いですね。 -
翌8月16日(木)8時(日本時間)、目を覚ますと、8月にもかかわらず山頂に雪を戴いた高い山々の景色が。
地図を見ると、タクラマカン砂漠の南、崑崙山脈でしょうか? -
最後までユーラシア大陸の珍しい景色を眺め続け、13時、エティハド航空EY878便は成田空港に無事到着。今回の旅が終わりました。
出発前は台風到来や山火事発生でどうなることかと思ったものの、当初の予定どおり日程をこなせて、運にも恵まれた旅行だったのかなと。
旅の内容的にもロマンあふれる古代遺跡をたくさん見られたということで、近年の中では満足度が高く、旅行記も久々に最後まで作りとおすことができました。
これを機に、たまっている旅行記にもそろそろ手をつけていかないとな・・・。
(永遠ブルーの空 ギリシャ~終わり~) -
(おまけ)
ここでプラカ地区で買った、ギリシャのお土産をご紹介。
写真は“ルクミ”(Loukoumi)と呼ばれる砂糖菓子で、水に溶かした砂糖にピスタチオやフルーツ、アーモンドなどを混ぜたもの。
1箱5.4ユーロ(約710円)で、2箱買えば1箱タダになります(3箱セットで10.8ユーロ)。
“とにかく甘い”のが特徴ですが(箱の中はルクミ本体のほか、砂糖の粉末でいっぱい)、緑色のピスタチオ味は甘さの中にもすーっとする感じがあって、特に美味しかったです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 川岸 町子さん 2019/07/22 21:40:15
- 衛兵
- エンリケさん、おばんでした(^-^)
暑い中、お疲れ様でした。
デルフィのアポロン神殿、主な形が失われてしまっても、美しいフォルムは想像できますね!
完成したときは、さぞ華やかで、賑やかだったのでしょう。
古代劇場は、どこで見ても同じような形でも、私は好きなんですよね~。座席に番号をふっている遺跡もあれば、海からの風を感じるような遺跡も。今後もどこかの古代劇場を訪れたいです!
わぁぁー、懐かしいと思ったことは、衛兵です。私はアテネで衛兵の人形を買いました(笑)まだ残っているかな?そんなことを思い出させて頂き、ありがとうございます(^_-)
お忙しいとは思いますが、お手透きの時にでも、是非旅行記を見せて頂きたいです。
どこへお出かけなさったのか気になりますよ~(笑)
町子
- エンリケさん からの返信 2019/07/24 00:13:04
- 次の旅行記は・・・
- 川岸 町子さん
こんばんは。ギリシャ旅行記、最後までお読みいただきありがとうございます!
このところ、旅へのモチベーションが下がっていたのですが、この旅行記については、少年時代に憧れた古代遺跡やギリシャ神話への思いなどがあって、最後まで書き上げることができました。
> わぁぁー、懐かしいと思ったことは、衛兵です。私はアテネで衛兵の人形を買いました(笑)まだ残っているかな?そんなことを思い出させて頂き、ありがとうございます(^_-)
のっぽの衛兵の写真にそんな興味を持っていただいたとは、なんだかうれしいですね(笑)。
交代式には間に合いませんでしたが、人形のような直立不動の衛兵にどこか魅かれるところがあって写真に収めておいたところ、こんなところで人の役に立つとは思ってもみませんでした(笑)。
> お忙しいとは思いますが、お手透きの時にでも、是非旅行記を見せて頂きたいです。
> どこへお出かけなさったのか気になりますよ?(笑)
今年は早めに夏休みを済ませたので、これから暑くて外に出るのがつらい日には、旅行記の作成作業に取り掛かりたいと思っています。
ギリシャ旅行記のように、最後まで飽きずに進められるか心配ですが・・・。
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