2019/03/25 - 2019/03/27
808位(同エリア2322件中)
唐辛子婆さん
久しぶりに会った私たち。
海外子供の教育支援ボランティアをしていた私たちに
「安閑園の食卓 私の台南物語」を読んだ食いしん坊のNRTさんが
よだれをたらして辛永清さんの美しい文章をほめたたえた。
「全編が美味しいものに満ちてるのよ~。」
台湾の古い街、台南の郊外にたたずむ広大な屋敷「安閑園」。
緑豊かな庭園と季節の実りをもたらす果樹園や野菜畑。
そして母たちが腕をふるう彩あふれる日々の風景。(背表紙より抜粋)
行ってみたいもんぢゃなあ。
作者は2002年に亡くなり
安閑園ももう残っているわけではないのですが
辛永清さんの生まれ育った台南の街と
その後移り住んだ郊外の安閑園の名残りを求めて行ってみたい。
「行ってみやうか?」「行ってみやうよ。」「行こう!」
しか~しKGちゃんもNRTさんも働いてるので
3日しかお休みがとれませぬ。
台南へは直通の飛行機がなかなかなくて台北からの新幹線で行くため
こんなに近いのに1日がかりだということがわかりました。
高雄まで飛んだ方が速かったかも。
★Taiwan 「安閑園の食卓」に誘われて台南へ 6編の目次
https://4travel.jp/travelogue/11497165
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- エバー航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
羽田で少し両替して現地用にスマホのwifiの手配もしてから
エバー航空に乗ります。
航空券はネット予約することが多いんですけど今回は3名で行くので
いろいろ打ち合わせしたかったから3人一緒にHISで申し込みました。
そうしたらね、不思議なことに
送られてきたITINERARYにEチケットレシートが添えられていて
「今回Eチケット不要ですけど念のため同封しております。」
でね、羽田ではEチケットが必要と言われたんです。
両方持ってきてたからよかったけど。
エバー航空は初めて。
台湾語がめずらしくてホワイトワインが白酒なんだと面白がり
思美洛伏特加がスミルノフというウォッカだとびっくりし。 -
このビールは小麦が半分ぐらい入っていて
日本の銀河ビールみたいで唐辛子婆は気に入りました。 -
3時間半ぐらいかかって台北に到着です。
松山空港のインフォで新幹線の駅へ行きたいと言ったら
タクシー乗り場を教えてくれたので
メトロで行きたいと言ったらものすごく驚かれたのはどうしてかしら?
わざわざ席を立ってメトロへの階段まで連れて行ってくれましたよ。
メトロの切符は自動販売機が小銭しか受け付けてくれなかったので
列に並んで切符売り場で購入しました。
台湾のメトロは新しくてホームドアがきっちり天井まであっていいわ。 -
飛行場のことは機場というんだ。
メトロの切符は紙ではなくて丸いプラスチックみたいなトークンでした。
週末と祝日のみ自転車を持ち込むことができる。
(線によってはダメなところもあるそうです。) -
忠孝復興という駅で板南線に乗り換えます。
メトロの中は飲食禁止です。バンコクのスカイトレインと同じ。
で、「ビンロウの汁やカスを吐き出すことも禁止」
と書かれていたのでび~っくり!
台北のやうな現代の大都会でもキンマを噛む人がまだいるとは!
キンマについてはこちらに詳しく書きましたのでぜひご覧ください。
Pakistan お姉ちゃんっ!人が道路に血をはいたっ!(◎◎;)
https://4travel.jp/travelogue/10156008 -
アメリカではvacated seatと書いてありましたが。
-
新幹線の切符の自動販売機は英語表示のボタンを押したのに
切り替わらなかったので使い方がわからなくなって
結局、切符売り場で買いました。 -
プラットフォームのことを月台というのが
とてもロマンチックに思える。
エレベータが電梯というのが面白い。 -
台北から台南までは1時間40分ぐらいです。
自由席で片道4,725円でした。クレジットカードも使えます。
あらかじめネットで購入すると一人分が無料になるというサイトを
見つけてはいましたが、当日買ってよかったと思います。
飛行機が大雨で遅れたし乗換えでもモタモタするし。
予約した時刻に間にあわなくて走るなんてこと婆たちには不可能なので。 -
新幹線の中で。
羽田でスマホのwifi手続きをしたんですけど
スマホの設定に詳しいひとまわり年下のKGちゃんが
自分の設定を済ませて私のもやってくれようとしています。
でも唐辛子婆のアンドロイドのは
もらった説明書通りにやってみてもうまくいかなくて。 -
車内販売がまわってきたのでどら焼きを購入。
お隣の席でおばあちゃんと孫娘がおいしさうなお弁当を食べてて
いい匂いがただよってきて。
どら焼きだけではお腹が空いたので機内食のパンを
持ってきたのを思い出して。 -
この人はゴミ集め係りです。
-
台中を過ぎると窓の外に田んぼが広がって日本と同じ景色です。
ときおり一面の緑の隅に
真っ赤なお寺や祠があるのが目に飛び込んでは去っていく。
それを見る度に次の駅で降りて撮りにいきたいと思ってしまふ。 -
-
台南に到着。
駅にかわいい電話がありました。
でもスマホ全盛のこの時代に使う人いるんでせうか?
スマホしか知らない人は受話器を取り上げるのも知らないかも。 -
さてエスカレータを降りて
-
台南駅からタクシーに乗ります。
亜熱帯らしい風景。
タクシーの運転手さんに宿の住所(漢字)を見せたら
カーナビに登録して「OK。ノープロブレム!」 -
ところが運転手さんの「この建物はなんちゃら博物館です。」
の説明にKGちゃんが
「おかしい。こんなところを走る筈じゃない。間違ってる!」
と言いはじめ。
う~~む、でもカーナビに入れた住所は間違ってないのになあ。
今回、くいしんぼのNRTさんがご当地グルメの探索係り
Googleマップでの検索が得意なKGちゃんは地図係り
ホテルの予約や台南市内の見どころ探索は唐辛子婆
という役割分担。
それで新幹線の台南駅の位置をつかんでない唐辛子婆は
KGちゃんの主張に確たる反論ができませぬ。
嗚呼、地図もろくに確認しないで来ちゃったなんて
唐辛子婆もヤキがまわったもんだ!
困ったなあ。
そうだ、宿に電話して直接確認してもらおう。
しか~し
高速道路のまんなかで運転手に電話に出てくれというのは
事故に遭ってくれというやうなもんだ。
こわいよ~。事故ったら乗客側の責任になる。
でも渋滞でノロノロ運転だし、えいままよ。
さうしたらね、方向的には大丈夫みたいなのよね。
でも、あらかじめ聞いておいた台南駅から宿までの
タクシー料金300ドルをとうに越している・・・。
「こんなに遠いはずはない。
地図で見ると駅から宿まで歩いても行けそうな距離だもの。」
KGちゃんはなおもわめく。
だんだん不安になる唐辛子婆。
このままどっかに連れて行かれたらどうしやう。
空港まで宿からの迎えの車を頼むのが
唐辛子婆のいつものやり方なのに今回はどうしてタクシーに
したんだらう。それは多分、台湾が信頼するに足る国だ
と思っていたからだと思いまする。
モスクワでは白タクにぼったくられたくなければ
空港所属のタクシーを利用せねばならない。
東南アジアでも似たやうなカンジ。
でも台湾は違うと思いこんでたんですよね。 -
結局KGちゃんが新幹線の台南駅だと思い込んでいたのは
在来線の駅だったのだということがわかり。
宿から新幹線までのタクシー料金も
400ドルぐらいはかかるということがあとでわかり。
(でも最初にLINEで確認した時は300ドル程度って言われたんですぅ。)
ほんとうにこんなあやふやな二人に連れられて旅する
NRTさんも災難だなあ、わはははは。
←KGちゃんからのコメントです。
「わたしにめちゃ疑われていた中でも
タクシーの運転手さんが最後までキレずに紳士的だった!」
というわけで無事に宿に到着です。
古い町屋をホテルにリノベートしたChung Fuu Innです。
本館は大福街にありますが私たちの泊まったのは別館でした。
民宿みたいなものでフロントの人も常駐しているわけではありませぬ。
鍵はオートロック。 -
フロントのそばの棚にこんなレトロな保健箱が。
テイトオリとカタカナで書いてあるからには戦前のものだわ。 -
ここはBooking.comで予約したんですけど
Booking.comとChung Fuu Inn との条件に
2件の違いがあったので宿に直接LINEで確認しました。
「宿賃の一部を送金しないと予約が完了したことにならない。」には
「到着した時点で払ってくれればいい。」
プラス、思いっきり大丈夫!の絵文字。
「リネン類は有料」には
「何のことだかわからない。記載の金額が宿賃のすべてだ。」
プラス、思いっきりノープロブレム!の絵文字。
LINEでは日本語と英語の両方が書かれていましたが
時々日本語がおぼつかなくなるので以降、英語にしました。
狭くて急な階段をあがったところの空間に蝶が舞っている。 -
シャワーのみですがお湯はたっぷり。
-
必要充分なアメニティは揃ってました。
-
4人部屋です。
-
小さなバルコニー付きのメゾネット式で
-
寝室はなんと畳敷きでした。
さういへばフロントの人が私の奥さんは日本人だと言ってたなあ。
2泊3日の4人部屋でトータル4,680台湾ドル(約16,387円)です。
一人一泊2,700円ほど。なんてリーズナブルな!
ツアーで高級ホテルばっかに泊まっているNRTさんには
申し訳ないかなあ。
「でもとってもディープな体験ができるわ。清潔だしこれで充分よ。」
KGちゃんも
「ボランティアで行ったチェンライ(北タイ)の宿に比べたら上等上等!」
その時の旅行記はこちらです。
その後このボランティアグループは
リーダーが鬼籍に入りメンバーの高齢化にもより消滅しましたが
主催者のアヌラックさんの活躍や
日本やアメリカの大学のボランティアなどによって支えられています。
https://4travel.jp/travelogue/10052574 -
フロントの人が3人の写真を撮ってくれました。
写真撮っては走り撮っては走りして
みんなを追いかける唐辛子婆は迷子になったら大変だからと
思いっきし目立つ色の服で来ています。
NRT:いいのよん、旅の恥はかき捨てぢゃ。
・・・「目立つは恥だが役に立つ」って言ってほしかったわん。 -
さてお昼が機内食だったのでお腹ペコペコなんだけど
1日がかりの移動で3人とも疲れ果てて夕ご飯探しがちと億劫。
宿は夜のランタンで有名な神農街まであるいてすぐの場所なので
表通りにでれば食べるところはいっぱいあると踏んでいたのに
なんとその通りはクリニック通りだった!
歯医者さんや -
皮膚科
雅子皇后さまもおかかりになった帯状疱疹の俗名が
おそろしくも面白い。 -
美容サロン
このほかにもいろいろな診療所や産婆や薬局があるが
食べ物屋さんは少ない。 -
この屋台みたいなところの
-
肉ちまきは?
でもこれだけ買って帰るのもねえ。 -
「ここのシャブシャブ屋さん
お客がいっぱい入ってるから美味しいんじゃない?」 -
それで入ってみたんですけど
メニューが漢字ばっかりで英語も通じないので
お隣のテーブルのと同じようなのを注文していただきました。
ダシがきいてなくてまずかった~(ーー;)
きっとやりかたを間違えたんだわ。
こんなにおいしさうにみんなが楽しんでいるんだもの。 -
さて、宿は表通りから小路を入った所にあるので道を間違えやすい。
角にこのパパイヤが実っている所を右に曲がるのよ。 -
そばにはアマリリスも咲いていて。
明日からの旅行記は別編でごらんくださいね。 -
ここからは帰路です。
前の日にフロントでタクシーを頼んでおきました。
新幹線の台南駅まで430台湾ドルでした。
駅にとってもおしゃれな老婦人がいらしてまるで
「安閑園の食卓」の豪華な赤い表紙からふわりと抜けだしてきたかのやう。 -
唐辛子婆もあんな上品でおしゃれな老婦人になりたいものぢゃ。
「無理むり無理~~!」
日本で台湾出身の人に会うとみんな英語が上手で日本語も上手。
でも台南では英語はそれほど上手ってわけじゃなく
文章で話すよりも必要な単語をポツンぽつんと言った方がよっぽど通じる。
そして道を尋ねる時は若い人よりも80歳ぐらいのお年寄りに限る。
綺麗な上品な日本語で
懐かしそうに丁寧に嬉しそうに話してくれるんです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
Taiwan「安閑園の食卓」に誘われて台南へ
-
Taiwan 「安閑園の食卓」に誘われて台南へ①たどり着くまで
2019/03/25~
台南
-
Taiwan 「安閑園の食卓」に誘われて台南へ②朝ごはんはサバヒー粥
2019/03/25~
台南
-
Taiwan 「安閑園の食卓」に誘われて台南へ③朝のお散歩はお寺めぐり
2019/03/25~
台南
-
Taiwan 「安閑園の食卓」に誘われて台南へ⑤午後の散歩 かたつむり小路とお祭り
2019/03/25~
台南
-
Taiwan 「安閑園の食卓」に誘われて台南へ④辛永清さん幼少時のお宅の面影を求めて
2019/03/25~
台南
-
Taiwan 「安閑園の食卓」に誘われて台南へ⑥神農街とマンゴーアイス
2019/03/25~
台南
-
★Taiwan 「安閑園の食卓」に誘われて台南へ 6編の目次
2019/03/25~
台南
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ Taiwan「安閑園の食卓」に誘われて台南へ
0
38