2019/04/27 - 2019/05/03
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2013tomoさん
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この旅行記スケジュールを元に
写真は武陵源の極彩色に照明された中国最大の洞くつ
黄龍洞の内部です。
洞窟の中は今日(2019年5月3日)も観光客で混雑していました。
しかし私たちは武陵源や、天門山の大混雑を経験して
いますので少しくらいでは驚かなくなりました。
慣れという経験は怖いですね。
極彩色に照明されている理由は分かりませんが洞窟内部は
大アミューズメント会場のようで娯楽性に富んだ空間でした。
武陵源に行かれたら時間の許せる方にはぜひ訪問されることを
お勧めします。
黄龍洞(世界自然遺産)に関する旅行サイトがありました
ので次の通り一部を紹介いたします。
「黄龍洞は、1983年に発見され、
その類を見ない規模と特異な景観で、
「中国一の鍾乳洞」と称されている。
張家界武陵源山脈・武陵源景勝地から
およそ5kmのところに位置する大きな鍾乳洞である。
他のカルスト地形と同様で石灰岩が地下水の浸蝕により
何万年もかかって形成された典型的な鍾乳洞で、
その全長は約60km余りもある。
洞内には気の遠くなるような年月をかけて大自然が創り出した
奇姿百態の鍾乳石が林立し、
他では決して味わえない独特の神秘な雰囲気を醸し出している。
なかでも一番の見所は、響水河、竜宮、天仙水、迷宮、海底神針等
がある。
洞内の観光に要する行程は洞内湖の遊覧船観光を含め、
総距離が約6000メートル、全部観光するのが約2時間ぐらいかかる。
一部分を観光しても、カルスト鍾乳洞の広さと偉さを充分に感じる。」
スケジュール
○5月2日(木)武陵源バスターミナルから張家界へ1h、
バスで移動
(宿泊)Niuguanjia Modern Guest House(2日イン3日アウト)
『張家界牛管家現代客桟』ツイン
(ニウグアンジャー モダン ゲスト ハウス) CNY200(¥3,370)
空港からフリーシャトル、空港へは有料シャトル(30元)。
13F, Building 2, Hetianju Center, Yong Ding, 427000 張家界市
住所:張家界, 永定区, 禾田居中心2、13楼
(電話:+86 186 7442 3803)
5月3日鍾乳洞見学
○5月3日(金)3週間前に2時間出発が遅れると連絡があった。
張家界空港、上海航空9344便23:20発、
上海浦東国際空港T1、01:25着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
5月3日(金)、今日は夜の遅い便で上海に移動する日です。
(張家界空港23:20発上海浦東国際空港01:25着)
半日間の余裕時間があるので武陵源の西にある黄龍洞観光に
出かけることにしました。
張家界バスターミナルから武陵源バスターミナルまでバスで行き
(片道一人料金13元約220円)、目の前のバス停から路線バスで
黄龍洞バス停で降ります(片道一人料金2元約34円)。
写真は市内バスを降りたところのそばの建物です。
この日も良いお天気でした。
但し洞窟観光ですから天候に左右されることはありません。 -
張家界のバスターミナルから武陵源のバスターミナルまで
行きます。
窓口支払いで13元です。
これは武陵源バスターミナル前の路線バス時刻表です。
上段の一路バスで右から4個目が降りる場所の黄龍洞です。
バスターミナルから黄龍洞まで駅の数が多いので
かなり長距離だと思いましたが最初は駅間の距離
が短いので20分ほどで黄龍洞バス停に到着しました。張家界武陵源汽車站 駅
-
乗ったら透明のボックスに一人2元35円位入れます。
路線バスの車内から張家界市内の観光をします。
バスの前の電光掲示板に駅名が出ます。 -
バス停から黄龍洞へはすぐにわかります。
念のため文字は反対側から読みます
(昔の日本でも同じでした)。 -
記念碑の前で撮影します。
良いお天気で後ろの樹木が
5月の風に輝いていました。 -
黄龍洞前の広場です。
子供たちが何かの銅像の上に登って
記念撮影をしています。 -
近寄って見てみるとお猿さんが
人間の髑髏を右手に持ち、
左手を顎に添え何かを考えています。
ロダンの「考える人」ではなく
黄龍洞前の「考える猿」でした。 -
裏に回るとなんと日本語で書かれた説明文が
刻まれていました。
説明によると人間の自然環境破壊について
悩んでいるお猿さんの様でした。 -
この建物は黄龍洞博物館だったと思います。
-
広場に入る右側にチケット売り場がありました。
時代を感じさせる建物です。
入場料は100元でした。約3,400円と高いです。
高齢者割引はないと言われました。
壁の料金表には割引が60元と掲載されていたのですが
ここの高齢者割引は中国人だけかもしれません。
料金には洞内湖の遊覧船観光料金がを含まれています。
迷宮は15元と有料ですが60歳以上は無料だと説明に書かれて
いました。黄龍洞 洞穴・鍾乳洞
-
黄龍洞への回廊入り口です。
-
黄龍洞の入り口へはこの回廊を進みます。
この時は観光客がまばらでしたので安心
していましたが奥に進むとやっぱり混雑
していて長い行列が出来ていました。 -
回廊の途中に面白いからくり水車がありました。
川の流れを動力として大小の水車が機械のように
動いていました。 -
複雑で精巧な仕掛けです。
-
奥のほうから民族衣装をまとった
若い女性職員たちが歩いてきました。
弾けるような青春を感じさせます。 -
黄龍洞の入り口近くはこんな状態でした。
でも武陵源や天門山と比べると楽ちんな
混みようです。
行列の中に大柄な男性が立っていましたので
目立ちました。
「頭一つ上」という表現がありますが
隣の小柄なおばさんと比べると
「頭四つ上」という感じです。
ラグビーの選手でしょうか。 -
黄龍洞の入り口まで朱塗りの回廊が続いています。
日本の神社の回廊に似ています。 -
入り口は思ったより小さく石の壁を
切り取ったように長方形をしています。
奥には何やら怪しげな紫色の光が光って
います。
私たちは40人ほどのグループに分かれ
ガイドさんに誘導されて洞窟内を歩きます。 -
洞窟内部は紫色、緑色、赤色の照明にライトアップされた
石筍が私たちを迎えてくれました。
何故このように極彩色にライトアップされているか理由は
わかりません。
何か怪しげなアミューズメントパビリオンかお化け屋敷の
雰囲気が漂っています。黄龍洞 洞穴・鍾乳洞
-
天井が低いのでマイクで話す声が洞窟内に
ワンワンと響きます。
ほかのガイドさんも大きな声で案内していますので
お互いに共振して全体的にだんだんとボリュームが
高まってきました。
家内は前もって日本人観光客から様子を聞いていましたので
耳栓を着用していました。
「中国語は聞いても意味が分からないからいいわ。」と
言っています。
洞窟内は夜店前の雑踏のようになってきました。 -
照明が暗いのでカメラのフラッシュを使っても
画面は不鮮明になります。
カメラ技術の低さを加味して画像はますます
悪化して行きました。 -
カメラには何やら得体のしれない
黄色い悪魔のような顔が映っています。
これはCGなのでしょうか。
ここはお化け屋敷か? -
洞窟内がおどろおどろしく赤紫色に
照らし出されています。
「恐ろしい~!」 -
洞窟の天井から雨のように水がこぼれ落ちて
いました。
下からの照明で逆さ虹のように光っています。 -
またカメラに得体のしれない顔が
映っていました。
頭に白い毛が生えた猿の顔のようです。
広場のお猿さんの像がここに現れた
のでしょうか?
これは心霊写真か? -
照明の暗さと人影とカメラ技術の低さが
相まってこの世のものではない魑魅魍魎
とした幻影が映し出されたのだと思います。
でも洞窟内には得体のしれない何かが住んで
いても不思議ではない雰囲気が漂っていました。 -
アップダウンのきつい洞窟内をすでに
1時間以上歩いていたので疲労感が
増してきました。 -
私たちはガイドさんの後ろについて
歩いているだけで
何処をどの様に歩いているのかわかりません。
洞窟内で迷っているような状態です。 -
家内も疲れて途中のベンチに座り込みました。
隣には中国人の高齢者も座っていました。
そろそろ肉体的な限界が近づいてきました。
家内はボルネオのムル洞窟で歩けなくなった
「行倒れ」の実績があります。
この時のガイドさんは英語が堪能でツアー仲間も
英語が話せたので助かりました。
今はまわりは中国語だけでほとんどわかりません。
ここで倒れたらどうしよう! -
それでも心を励まして私たちは幽界のような
洞窟を再び歩き始めます。
途中には奇妙な形をした石筍が立ち並んで
います。 -
なんだかどこかで見たような
生々しい形をした
石筍が並んでいました。 -
右の石筍も動物的な雄々しさを
感じさせる石筍です。 -
これは何に例えれば良いのでしょうか。
ライトアップされて
背後に映し出された影を背景に
古代の荒々しい生命の誕生を感じさせます。 -
石筍もここまで来ると
「洞窟内猥褻物陳列罪」
に該当するような気持がしました。
私たちの疲れを回復させるために
わざと陳列しているのでは
という疑念がわいてきます。
しかしこのようなことを書くと
「お前の頭の中に問題があるから
そうんなふうに見えるんだ!」という
4トラメンバーからの声が聞こえてきそうです。 -
わたしたちは極彩色に輝く
イルミネーションの中を
石段を下り洞窟の底へ降りて行きました。黄龍洞 洞穴・鍾乳洞
-
更に歩いていくと
なんだか大勢の人だかりができています。
どうやら洞内湖の遊覧船の観光場所にやって来た
ようです。 -
私たちは最後の力を振り絞り1時間以上も長い行列を
辛抱強く並んでいました。
後ろから巧妙に私たちを抜き去り横入りしてくる
不届きもの観光客がいました。
(後で同じボートで一緒になったのですが)
ようやく洞窟湖と遊覧船が眼下に見えてきました。 -
船は遊覧船というより小型のボートです。
この船に20人近く乗り込むことになります。 -
船は乗客を乗せ次々に桟橋を離れて行きます。
前方の洞窟の内部は極彩色にイルミネート
されているのが見えます。
(極彩色の必要性はあるのでしょうか?) -
ボートからのサーチライトの強い光線で
洞窟内の天井が明るく照らし出されます。
洞窟湖の水面にもゆらゆらと光の影を
映し出していました。 -
ボートは競争するように洞窟湖内を
走って奥へ進みます。 -
ボートは不気味な個所を通り抜けて行きます。
-
上を見上げると先ほど渡ってきた洞窟内の
石橋の下を通っていました。
ボートはかなり奥へ入ってきたようです。
一番奥まで来るとターンしてもと来た
桟橋へ戻って行きました。
(洞窟湖遊覧は7分間で終わりました)
洞窟湖遊覧が終わって岸に上がると
ガイドさんが待っていました。
「これから迷宮観光に出発するが
参加者は誰だ?」とか言っています。
チケット売り場もあったと思います。
外の入場チケット売り場でも買えた
はずです。
私たちは60歳以上で無料でしたが
「疲れたのでもう帰る。」と言って
出口に向かいました。
何人かが私たちの後ろに続き
ました。
高齢者たちと小さな子供がいる
家族連れです。
私たちがガイド役のようになっていました。
途中で「迷ったかな?」と思う所もありましたが
出口への矢印に従ってひたすら歩いていると
外の明かりが見える出口にようやく到着しました。
全部で3時間ぐらい洞窟内にいましたので
とても疲れました。
外の明るい太陽の光を見て「ホッ!」と
安心いたしました。 -
人間界に復帰すべく早速バス停までにある
商店街を見学します。 -
お店の商品を見ていると人間界に戻ってきた
感覚がしてきます。 -
食べ物なんかも人間らしくて
良いですね。
そういえば忘れていた食欲も
湧いてきました。 -
美味しそうな匂いもしています。
視覚や嗅覚を刺激されて人間らしさ
が戻ってきました。 -
武陵源のバスターミナルまで帰るバス停です。
武陵源バスターミナルで乗り換えて張家界バスターミナルに
行く予定です。
しかし私たちの旅は順調にいくことは大抵ありません。
武陵源バスターミナルの6つほど前の駅でバスの乗客が
大勢降り始めました。
駅の周辺を見ると武陵源バスターミナルに似ているような
景色です。
私は自信(根拠の薄い)を持って
「ここだ!ここだ!降りよう!」と
言いながらバスを降りました。
バス停の前に立ってあたりの景色をみます。
「バスターミナルはどこだ?!」と
キョロキョロしているうちに
バスは出発して走って行きました。
バス車内の前の電光掲示板に駅名が出ます。
見ていればあまり間違えません。
辺りをよく見るとやっぱり違うバス停で下車したようです。
(これでは私は武陵源の認知症のおじいさんです…。)
このバス停で日本語が聞こえてきました。
若い男性たちでした。
仕方がないので「バスターミナルまで歩いてゆこう。」と
家内に言うと「次のバスが来るまで待つ。」と言っています。
私たちは安全のために次のバスを待つことにしました。
私の不注意のために二人で不要なバス代4元(約70円)を
損することになってしまいました。
武陵源バスターミナルから張家界バスターミナルに
戻ってきました。
でも近くの車道で降ろされたのです。
何とかホステルまで5分ほどで戻ってきました。 -
宿泊先には午後4時頃に到着しました。
空港へのタクシーは8時出発でお願いしました。
出発まで5時間以上あります。
どのようにして時間を過ごそうかと相談していると
ゲストハウスの男性スタッフが
「アバターの映画を見る?」と言って
PCスクリーンでアバターを上映してくれました。
壁一面の大画面です。
かなり以前に1回だけ見ただけでしたのでストーリーを
ほとんど忘れていました。
おかげさまで新鮮な気持ちで映画を楽しむことができました。
確かにアバター映画の背景は武陵源の奇岩群に似ています。
武陵源に宮崎駿氏の風のナウシカとラピュタと
アメリカインディアンの抗争史をミックスした
ような映画でした。
昨日、袁家界の空中田園で暮らしてきた少数民族の
厳しい現実を見てきただけに単純な気持ちで映画を
楽しむ気分になれませんでした。
写真は宿泊先があるビルの1階横の
「安くて美味しい」レストラン
で食べた朝食です。
朝食時はビュッフェスタイルになっていました。
油条とマントウと豆乳を頂きました。
お値段は二人で16元(約272円)でした。 -
夕食はトマトと卵の炒め物、
地元特産の温かいめん、ちんげん菜、
そしてハルピンビールを注文しました。
料金は二人で50元(約850円)です。
お願いしたタクシーは8時前に
張家界空港へ向けて出発します。
料金は30元です。
運転手さんは女性スタッフの彼氏とのことで
ハンサムな好青年でした。
張家界空港を11時20分に出発し
深夜(実際は翌日の早朝1時25分)に
上海の浦東国際空港に到着予定です。
上海観光と大混雑の上海ディズニーランドは
次回のブログで報告いたします。
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