張家界旅行記(ブログ) 一覧に戻る
写真は鳳凰古城を南北に分けて流れる川、沱江(だこう)にかかる<br />雪橋の夜景の様子です。<br />霧雨に煙るような一日でしたのでカメラのレンズに雨の水滴が<br />蛍のように白く光っています。<br />昼間に見た鳳凰の明時代の古い町並みもしっとりとして美しかった<br />のですが夜になるとライトアップされた街全体が幻影のように妖しく<br />輝いていました。<br /><br /><はじめに><br />帰国して5日ほどブログの作成に手を付けることができませんでした。<br />いつもそうなのですが旅の体験を私の拙い写真と文書で表現することに<br />躊躇してしまいます。<br />体験したことの1/100も伝えることができない自分の能力に悲しくなる<br />時があります。<br />でも今回も気を取り直してようやく重い心と体をパソコンの前まで運び<br />キーボードを叩き始めてました。<br />あとはブログの神様に力を貸していただいて指が動くままに<br />頭のスクリーンに残る旅のイメージを文書として立ち上げるだけです。<br />更にもう一つ勇気を与えてくれたのがテレサ・テンさんのCD曲です。<br />中国出身のen-Rayさんが中国語でカバーするテレサ・テン(鄧麗君)<br />さんのCD曲です。<br />中国語の勉強のために10年以上も昔に購入したものですが<br />今回の旅から帰国して再度聴いていていると中国語の美しさが<br />テレサ・テンさんのしっとりとした甘い歌声と絡まりあいながら<br />私の心にブログを書き始める勇気を与えてくれました。<br />特に彼女が歌う「但願人長久(ただ願わくばともに長生きして)」は<br />最近私が興味を持ち始め関係書籍を読み始めている<br />宋時代の政治家兼詩人の蘇軾(蘇東坡)が書いた古典詩<br />『水調歌頭』という詩をテレサ・テンが今風に歌ったものです。<br />この古典詩を基にしてテレサ・テン自身が強い思い入れをもって<br />企画から作成に至るまで深くかかわった彼女の代表曲のひとつだと<br />いわれています。<br />歌詞の後半には次のような言葉が書かれています。<br />「人には悲しみと喜び、出会いと別れがあり、<br />月には雲りと晴れ、満ち欠けがある。<br />昔から完全無欠はこの世にはないもの、<br />ただ願わくばともに長生きして(中国語で「但願人長久」)、<br />離れていても同じ月を眺めようではないか。」<br />テレサ・テンは歌詞の中にある一節「但だ願わくば人長久にして」を<br />そのまま彼女の歌のタイトル「但願人長久」にしたそうです。<br />今回のブログでは「ただ願わくばともに長生きして旅を楽しみたい。」<br />という私たちの願いを込めて報告したいと思います。<br /><br /><スケジュール><br />中国武陵源『陶淵明の桃源郷』と映画『アバターの原風景』<br />への旅(2019・4・27~5・6、10日間)<br /><br />○4月27日(土)<br />成田空港T2、中国東方航空8762便14:35発<br />上海浦東国際空港T1、17:05着<br />上海浦東国際空港T1、中国東方航空5375便20:00発<br />張家界空港22:25着<br />(宿泊)Niuguanjia Modern Guest House(27日イン28日アウト)<br />『張家界牛管家現代客桟』<br />(ニウグアンジャー モダン ゲスト ハウス)<br /> CNY256.68(¥4,203)朝食なし、カード支払い<br /> 13F, Building 2, Hetianju Center, Yong Ding, 427000 張家界市<br />住所:張家界, 永定区, 禾田居中心2棟13楼<br />(電話:+86 186 7442 3803) <br />空港からはフリーシャトルあり(メールで航空名入れて予約済み)<br />○4月28日(日)バスで鳳凰へ移動、4h<br />227km、9:30発、80元「1,300円」<br />(宿泊)WE Inn (WE旅店) CNY37・67元(2,267円)朝食なし、<br /> ツインルーム バスルーム付、キャッシュ支払い<br /> 住所: No.155,Laoyingshao, Fenghuang, 416200, <br /> 老管哨155号,鳳凰 <br /> 電話: +86 181 7431 2416<br /> バスターミナルからタクシーで容園大酒店へ電話したら<br /> 迎えに行くとメールあり。<br />○4月29日(月)武陵源へバスで張家界80元、4h<br /> 張家界乗り換えの場合(12元)乗換1hで移動 <br /> 武陵源へ直通は8:30発と14:30発のみ、100元<br />(宿泊)Zhangjiajie 1982 Chujian International Youth Hostel<br />(4月29日イン5月2日アウト3泊)CNY673.82(¥10,409)<br />『張家界1982初見国際青年旅舎(1982初見国際青年旅舍)』<br />ヂァンジャージエ 1982 チュージエン インターナショナル <br />ユース ホステル<br />住所 Intersection of Jundi Rd and Tuofeng Rd, Wu Lingyuan, <br />427000 張家界市<br />武陵源区、邸路与駄峰路交叉口、 武陵源、 張家界427000<br />(電話:+86 132 9744 5554)<br />(世界遺産武陵源を観光)クレジットカード可<br /> ホステルからメールあり(日本語翻訳)<br /> Wulingyuanバスステーションから徒歩約8分の武陵源エリアに位置。<br />○5月2日(木)張家界へ1h、バスで移動<br />(宿泊)Niuguanjia Modern Guest House(2日イン3日アウト)<br />『張家界牛管家現代客桟』ツイン<br />(ニウグアンジャー モダン ゲスト ハウス) CNY200(¥3,370)<br />空港からフリーシャトル、空港へは有料シャトル(30元)。<br /> 13F, Building 2, Hetianju Center, Yong Ding, 427000 張家界市<br />住所:張家界, 永定区, 禾田居中心2、13楼<br />(電話:+86 186 7442 3803)<br />○5月3日(金)3週間前に2時間出発が遅れると連絡があった。<br /> 張家界空港、上海航空9344便23:20発、<br /> 上海浦東国際空港T1、01:25着<br /> タクシーでホテルまで移動(深夜割増で101元だった。)<br />(宿泊)Atour Hotel Chuansha International Tourism Resort<br /> 3泊、ブッフェ朝食付き<br />(3日イン6日アウト3泊)CNY1,221.60(¥22,484)<br /> No.758, Miaojing Road, 浦東新区, 200000 上海市, <br />上海浦東新区妙鏡路758号,近南橋路 【迪士尼度假区浦飛机場核心区】<br /> (電話+86 159 5057 4787)<br />メトロ川沙駅2番出口G・S.左に来たら渡って右へ行く<br />エアポートとディズニーへはフリーシャトルバスあり<br />(バスの時間,空港から出迎えは24H)<br /><br />5月4日(土)はポートマン雑技団19:15でVIP席をベルトラ予約<br /> 印刷済みのEチケット持参、2人で7180円クレジットカード<br />(ベルトラのバウチャーではない地図が印刷されたEチケットあり)<br />メトロ2号線南京西路駅の1番出口すぐ左折、<br />リッツカールトンホテルの手前のレストラン棟へ、<br />2階中央からエスカレーターで4階へ、<br />チケット交換デスクで交換。<br /><br />5月5日(日)は上海ディズニーランド観光、<br />入場口に直接パスポートを持参しチケットを発券。<br /> ディズニー予約、ベルトラ予約、2人で10,272円<br />(65歳以上はシニア料金、しかもこの日は平日料金)<br /> バウチャーは日本語と英語で印刷済み<br />〇5月6日(月)帰国<br />上海浦東国際空港T1中国東方航空271便16:55発<br />成田空港T2、20:55着<br /><br />2月の中国旅行(雲南省)でバスの利用方法について<br />慣れていたので今回の旅では慌てずに鳳凰行きの<br />バスチケットを購入することができました。<br />張家界から鳳凰まではバスで約4時間の道程です。<br />2時間ほど走ると途中でトイレ休憩がありました。<br />9時半に出発し鳳凰には1時半ごろに到着しました。<br />鳳凰のバスターミナルでローカルバスに乗り換えホテル付近の<br />バス停で下車し、バス停前の大きめのホテルから電話をして<br />宿泊先のホテルに迎えに来ていただく予定でしたが<br />でも今回も想定外の状況が発生しました。<br />詳しくはブログの後半で状況を説明いたします。<br /><br />

10連休、湖南省武陵源から上海へ(その1)張家界、鳳凰古城、上海ディズニー2019年4月27日~5月6日

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2019/04/27 - 2019/05/03

59位(同エリア327件中)

3

30

2013tomo

2013tomoさん

写真は鳳凰古城を南北に分けて流れる川、沱江(だこう)にかかる
雪橋の夜景の様子です。
霧雨に煙るような一日でしたのでカメラのレンズに雨の水滴が
蛍のように白く光っています。
昼間に見た鳳凰の明時代の古い町並みもしっとりとして美しかった
のですが夜になるとライトアップされた街全体が幻影のように妖しく
輝いていました。

<はじめに>
帰国して5日ほどブログの作成に手を付けることができませんでした。
いつもそうなのですが旅の体験を私の拙い写真と文書で表現することに
躊躇してしまいます。
体験したことの1/100も伝えることができない自分の能力に悲しくなる
時があります。
でも今回も気を取り直してようやく重い心と体をパソコンの前まで運び
キーボードを叩き始めてました。
あとはブログの神様に力を貸していただいて指が動くままに
頭のスクリーンに残る旅のイメージを文書として立ち上げるだけです。
更にもう一つ勇気を与えてくれたのがテレサ・テンさんのCD曲です。
中国出身のen-Rayさんが中国語でカバーするテレサ・テン(鄧麗君)
さんのCD曲です。
中国語の勉強のために10年以上も昔に購入したものですが
今回の旅から帰国して再度聴いていていると中国語の美しさが
テレサ・テンさんのしっとりとした甘い歌声と絡まりあいながら
私の心にブログを書き始める勇気を与えてくれました。
特に彼女が歌う「但願人長久(ただ願わくばともに長生きして)」は
最近私が興味を持ち始め関係書籍を読み始めている
宋時代の政治家兼詩人の蘇軾(蘇東坡)が書いた古典詩
『水調歌頭』という詩をテレサ・テンが今風に歌ったものです。
この古典詩を基にしてテレサ・テン自身が強い思い入れをもって
企画から作成に至るまで深くかかわった彼女の代表曲のひとつだと
いわれています。
歌詞の後半には次のような言葉が書かれています。
「人には悲しみと喜び、出会いと別れがあり、
月には雲りと晴れ、満ち欠けがある。
昔から完全無欠はこの世にはないもの、
ただ願わくばともに長生きして(中国語で「但願人長久」)、
離れていても同じ月を眺めようではないか。」
テレサ・テンは歌詞の中にある一節「但だ願わくば人長久にして」を
そのまま彼女の歌のタイトル「但願人長久」にしたそうです。
今回のブログでは「ただ願わくばともに長生きして旅を楽しみたい。」
という私たちの願いを込めて報告したいと思います。

<スケジュール>
中国武陵源『陶淵明の桃源郷』と映画『アバターの原風景』
への旅(2019・4・27~5・6、10日間)

○4月27日(土)
成田空港T2、中国東方航空8762便14:35発
上海浦東国際空港T1、17:05着
上海浦東国際空港T1、中国東方航空5375便20:00発
張家界空港22:25着
(宿泊)Niuguanjia Modern Guest House(27日イン28日アウト)
『張家界牛管家現代客桟』
(ニウグアンジャー モダン ゲスト ハウス)
CNY256.68(¥4,203)朝食なし、カード支払い
13F, Building 2, Hetianju Center, Yong Ding, 427000 張家界市
住所:張家界, 永定区, 禾田居中心2棟13楼
(電話:+86 186 7442 3803)
空港からはフリーシャトルあり(メールで航空名入れて予約済み)
○4月28日(日)バスで鳳凰へ移動、4h
227km、9:30発、80元「1,300円」
(宿泊)WE Inn (WE旅店) CNY37・67元(2,267円)朝食なし、
 ツインルーム バスルーム付、キャッシュ支払い
 住所: No.155,Laoyingshao, Fenghuang, 416200,
 老管哨155号,鳳凰
 電話: +86 181 7431 2416
 バスターミナルからタクシーで容園大酒店へ電話したら
 迎えに行くとメールあり。
○4月29日(月)武陵源へバスで張家界80元、4h
 張家界乗り換えの場合(12元)乗換1hで移動 
 武陵源へ直通は8:30発と14:30発のみ、100元
(宿泊)Zhangjiajie 1982 Chujian International Youth Hostel
(4月29日イン5月2日アウト3泊)CNY673.82(¥10,409)
『張家界1982初見国際青年旅舎(1982初見国際青年旅舍)』
ヂァンジャージエ 1982 チュージエン インターナショナル
ユース ホステル
住所 Intersection of Jundi Rd and Tuofeng Rd, Wu Lingyuan,
427000 張家界市
武陵源区、邸路与駄峰路交叉口、 武陵源、 張家界427000
(電話:+86 132 9744 5554)
(世界遺産武陵源を観光)クレジットカード可
 ホステルからメールあり(日本語翻訳)
 Wulingyuanバスステーションから徒歩約8分の武陵源エリアに位置。
○5月2日(木)張家界へ1h、バスで移動
(宿泊)Niuguanjia Modern Guest House(2日イン3日アウト)
『張家界牛管家現代客桟』ツイン
(ニウグアンジャー モダン ゲスト ハウス) CNY200(¥3,370)
空港からフリーシャトル、空港へは有料シャトル(30元)。
13F, Building 2, Hetianju Center, Yong Ding, 427000 張家界市
住所:張家界, 永定区, 禾田居中心2、13楼
(電話:+86 186 7442 3803)
○5月3日(金)3週間前に2時間出発が遅れると連絡があった。
張家界空港、上海航空9344便23:20発、
上海浦東国際空港T1、01:25着
タクシーでホテルまで移動(深夜割増で101元だった。)
(宿泊)Atour Hotel Chuansha International Tourism Resort
 3泊、ブッフェ朝食付き
(3日イン6日アウト3泊)CNY1,221.60(¥22,484)
No.758, Miaojing Road, 浦東新区, 200000 上海市,
上海浦東新区妙鏡路758号,近南橋路 【迪士尼度假区浦飛机場核心区】
 (電話+86 159 5057 4787)
メトロ川沙駅2番出口G・S.左に来たら渡って右へ行く
エアポートとディズニーへはフリーシャトルバスあり
(バスの時間,空港から出迎えは24H)

5月4日(土)はポートマン雑技団19:15でVIP席をベルトラ予約
 印刷済みのEチケット持参、2人で7180円クレジットカード
(ベルトラのバウチャーではない地図が印刷されたEチケットあり)
メトロ2号線南京西路駅の1番出口すぐ左折、
リッツカールトンホテルの手前のレストラン棟へ、
2階中央からエスカレーターで4階へ、
チケット交換デスクで交換。

5月5日(日)は上海ディズニーランド観光、
入場口に直接パスポートを持参しチケットを発券。
 ディズニー予約、ベルトラ予約、2人で10,272円
(65歳以上はシニア料金、しかもこの日は平日料金)
 バウチャーは日本語と英語で印刷済み
〇5月6日(月)帰国
上海浦東国際空港T1中国東方航空271便16:55発
成田空港T2、20:55着

2月の中国旅行(雲南省)でバスの利用方法について
慣れていたので今回の旅では慌てずに鳳凰行きの
バスチケットを購入することができました。
張家界から鳳凰まではバスで約4時間の道程です。
2時間ほど走ると途中でトイレ休憩がありました。
9時半に出発し鳳凰には1時半ごろに到着しました。
鳳凰のバスターミナルでローカルバスに乗り換えホテル付近の
バス停で下車し、バス停前の大きめのホテルから電話をして
宿泊先のホテルに迎えに来ていただく予定でしたが
でも今回も想定外の状況が発生しました。
詳しくはブログの後半で状況を説明いたします。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
交通
4.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
高速・路線バス 徒歩 飛行機
航空会社
中国東方航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • これは張家界のバスターミナルです。<br />宿泊したホテルに隣接したところにあります。<br />でも入り口に行くためには一旦広い道に出て<br />周囲をぐるりと回ってゆかなくてはなりません。<br />途中でバスの出口から歩いて入ろうとすると<br />道を歩いている人から<br />「違う、違う、もっとまっすぐ歩いたところだ。」<br />と言われてしまいました。<br />後日、他の観光客もそこから入ろうとしているのを<br />見ましたので間違いやすいところだと思います。<br />こんな時個人旅行をしていて現地の言葉(今回は中国語)<br />が少しでも話せると旅をする不安が少なくなります。<br /><br />上海から張家界にフライトを乗り継ぐときのことです。<br />チェックインゲートに並んでいると後ろに並んでいた<br />二人の女性が話しかけてきました。<br />「日本人の方ですか?」<br />「ええそうです。」<br />「どちらのツアーですか?」<br />「個人旅行で来ました。」<br />「えぇ!不安じゃないですか?」<br />「何とかなると思っています。」<br />「中国語が話せるのですか?」<br />「サバイバル中国語ですが、前回の中国旅行の時も<br />これで何とかなりました。」<br />と答えると実は彼女たちは日本に住んでいる中国人の<br />方でした。<br />「張家界から鳳凰まで個人で切符を買っていく予定です。<br />武陵源は個人で回ります。」と<br />言うと、<br />「私たち中国人でも不安で現地ツアーを選んでしまいました。」<br />とのこと。<br />私たちは怖れを知らぬ高齢トラベラーであることが分かりました。<br />旅慣れるだけでなく事前に訪問先の言語を少しでも話せるように<br />していくことの大切さが分かる出来事でした。<br /><br /><br /><br />

    これは張家界のバスターミナルです。
    宿泊したホテルに隣接したところにあります。
    でも入り口に行くためには一旦広い道に出て
    周囲をぐるりと回ってゆかなくてはなりません。
    途中でバスの出口から歩いて入ろうとすると
    道を歩いている人から
    「違う、違う、もっとまっすぐ歩いたところだ。」
    と言われてしまいました。
    後日、他の観光客もそこから入ろうとしているのを
    見ましたので間違いやすいところだと思います。
    こんな時個人旅行をしていて現地の言葉(今回は中国語)
    が少しでも話せると旅をする不安が少なくなります。

    上海から張家界にフライトを乗り継ぐときのことです。
    チェックインゲートに並んでいると後ろに並んでいた
    二人の女性が話しかけてきました。
    「日本人の方ですか?」
    「ええそうです。」
    「どちらのツアーですか?」
    「個人旅行で来ました。」
    「えぇ!不安じゃないですか?」
    「何とかなると思っています。」
    「中国語が話せるのですか?」
    「サバイバル中国語ですが、前回の中国旅行の時も
    これで何とかなりました。」
    と答えると実は彼女たちは日本に住んでいる中国人の
    方でした。
    「張家界から鳳凰まで個人で切符を買っていく予定です。
    武陵源は個人で回ります。」と
    言うと、
    「私たち中国人でも不安で現地ツアーを選んでしまいました。」
    とのこと。
    私たちは怖れを知らぬ高齢トラベラーであることが分かりました。
    旅慣れるだけでなく事前に訪問先の言語を少しでも話せるように
    していくことの大切さが分かる出来事でした。



    張家界中心汽車站

  • ようやくバスターミナルの入り口にやってきました。<br />ホテルのスタッフからバス停までは歩いて5分くらいと<br />言われました。<br />その時は部屋の窓からすぐそこにバスターミナルが見えるのに<br />変なことを言うなあと思っていたのですが。<br />ターミナルの周囲をぐるりと回って入り口まで<br />歩くので5分以上は<br />かかるという意味だということが分かりました。

    ようやくバスターミナルの入り口にやってきました。
    ホテルのスタッフからバス停までは歩いて5分くらいと
    言われました。
    その時は部屋の窓からすぐそこにバスターミナルが見えるのに
    変なことを言うなあと思っていたのですが。
    ターミナルの周囲をぐるりと回って入り口まで
    歩くので5分以上は
    かかるという意味だということが分かりました。

    張家界中心汽車站

  • ターミナルの中へ入る入り口です。<br />2月に昆明のバスターミナルを利用していましたが<br />ターミナルの構造はよく似ていました。

    ターミナルの中へ入る入り口です。
    2月に昆明のバスターミナルを利用していましたが
    ターミナルの構造はよく似ていました。

    張家界中心汽車站

  • ターミナルの内部です。<br />入り口を背中にして右側には売店コーナーが<br />並んでいます。<br />これも昆明のバスターミナルとよく似ています。

    ターミナルの内部です。
    入り口を背中にして右側には売店コーナーが
    並んでいます。
    これも昆明のバスターミナルとよく似ています。

  • 左側奥にバスの時刻表とチケット売り場の窓口があります。

    左側奥にバスの時刻表とチケット売り場の窓口があります。

    張家界中心汽車站

  • 時刻表の電光版です。<br />これで鳳凰行きバスの出発時刻や距離、チケット価格等<br />が確認できます。

    時刻表の電光版です。
    これで鳳凰行きバスの出発時刻や距離、チケット価格等
    が確認できます。

    張家界中心汽車站

  • 隣のボードにも同様の情報が記載されていました。<br />よく見ると「武陵源バスターミナル」までは「35キロ」で<br />バスの出発時間には「流水班次」と書かれています。<br />「流水」の意味が<日計表>、「班次」の意味が<シフト><br />ですからこの意味は<運行日程>ということで「時刻表通り」<br />という意味だと自分なりに解釈しました(間違っていたかなあ?)。<br /><br />5月15日16時36分に4トラの㎞45様から次のような<br />ご指摘を受けましたので修正報告をいたします。<br />「「流水班次」とは、流水班:即????(変換できませんでした)<br />すなわち、随時発車のことで、<br />乗客が満員になり次第に発車するということです。」<br />私の中国語はまだまだ勉強が必要です。<br />km45様ありがとうございました。<br />2013tomo<br /><br />チケット価格のところには20元(約340円)と書いてあります。<br />実際は13元でした。

    隣のボードにも同様の情報が記載されていました。
    よく見ると「武陵源バスターミナル」までは「35キロ」で
    バスの出発時間には「流水班次」と書かれています。
    「流水」の意味が<日計表>、「班次」の意味が<シフト>
    ですからこの意味は<運行日程>ということで「時刻表通り」
    という意味だと自分なりに解釈しました(間違っていたかなあ?)。

    5月15日16時36分に4トラの㎞45様から次のような
    ご指摘を受けましたので修正報告をいたします。
    「「流水班次」とは、流水班:即????(変換できませんでした)
    すなわち、随時発車のことで、
    乗客が満員になり次第に発車するということです。」
    私の中国語はまだまだ勉強が必要です。
    km45様ありがとうございました。
    2013tomo

    チケット価格のところには20元(約340円)と書いてあります。
    実際は13元でした。

    張家界中心汽車站

  • チケット売り場の窓口には行列ができていました。<br />今日(4月28日)は日曜日ということで移動する人が<br />多いのでしょうか。<br />行列には欧米系の観光客も並んでいました。<br />彼らの多くは私たちのようには漢字が読めないので<br />行き先を確認するのが大変なようでした。<br />スマホの自動翻訳を使って並んでいる人に確認している<br />観光客もいました。<br />私たち日本人には発音は異なりますが「漢字を見て読める」、<br />また「漢字を書いて伝える」ことができるのでラテン系文字しか<br />知らない欧米人と比べて中国を旅行するのに言葉の垣根が<br />とても低いと思います。<br />でも正しい発音をするには苦労しました。<br />耳は少しずつ彼らの発音に慣れて行くのですが<br />私が中国語を話すと彼らからはいつも<br />「チンプトン(分からない)」と言われてしまいました。<br />(しばらくは中国語作文で筆談するしかないかなあ?)<br />窓口ではスタッフのお姉さんへ「行き先」、「値段はいくら?」、<br />「二人分」と漢字で書いたメモを渡して<br />確認するようにしていました。<br />下手くそな中国語で話して苦労するより<br />メモを示したほうが確実です。<br />またチケットを購入する際は身分証明書(パスポート)を<br />提示する必要があります。<br />中国への入国日も確認されますので入国検査時に<br />パスポートにスタンプを押してもらったページには<br />付箋を貼って分かりやすいようにしていました。<br />これは昆明のバスターミナルで苦労した体験から生まれた<br />旅の知恵です。<br />今回は入国印を確認した様子はありませんでした。<br />長距離のみとか、年齢を見ているのかな。<br />パスポートは数十か国の入出スタンプが押されている<br />方もいると思いますので中国の入国スタンプが<br />押印されたをページを探し出すのは<br />大変だと思います。

    チケット売り場の窓口には行列ができていました。
    今日(4月28日)は日曜日ということで移動する人が
    多いのでしょうか。
    行列には欧米系の観光客も並んでいました。
    彼らの多くは私たちのようには漢字が読めないので
    行き先を確認するのが大変なようでした。
    スマホの自動翻訳を使って並んでいる人に確認している
    観光客もいました。
    私たち日本人には発音は異なりますが「漢字を見て読める」、
    また「漢字を書いて伝える」ことができるのでラテン系文字しか
    知らない欧米人と比べて中国を旅行するのに言葉の垣根が
    とても低いと思います。
    でも正しい発音をするには苦労しました。
    耳は少しずつ彼らの発音に慣れて行くのですが
    私が中国語を話すと彼らからはいつも
    「チンプトン(分からない)」と言われてしまいました。
    (しばらくは中国語作文で筆談するしかないかなあ?)
    窓口ではスタッフのお姉さんへ「行き先」、「値段はいくら?」、
    「二人分」と漢字で書いたメモを渡して
    確認するようにしていました。
    下手くそな中国語で話して苦労するより
    メモを示したほうが確実です。
    またチケットを購入する際は身分証明書(パスポート)を
    提示する必要があります。
    中国への入国日も確認されますので入国検査時に
    パスポートにスタンプを押してもらったページには
    付箋を貼って分かりやすいようにしていました。
    これは昆明のバスターミナルで苦労した体験から生まれた
    旅の知恵です。
    今回は入国印を確認した様子はありませんでした。
    長距離のみとか、年齢を見ているのかな。
    パスポートは数十か国の入出スタンプが押されている
    方もいると思いますので中国の入国スタンプが
    押印されたをページを探し出すのは
    大変だと思います。

    張家界中心汽車站

  • バスチケットを購入した後は売店コーナーも見学してみます。<br />食べ物、飲み物、お土産類が陳列されています。<br />私たちはホテルについていた水のペットボトルを<br />持ってきていましたのでコーナーを見学して物価水準を<br />リサーチしただけでした。

    バスチケットを購入した後は売店コーナーも見学してみます。
    食べ物、飲み物、お土産類が陳列されています。
    私たちはホテルについていた水のペットボトルを
    持ってきていましたのでコーナーを見学して物価水準を
    リサーチしただけでした。

    張家界中心汽車站

  • バスの待合室に入る前に荷物のセキュリティチェックが<br />あります。<br />写真はバスの出発を待つ待合室の光景です。<br />トイレは横か奥にありました。<br />昆明のバスターミナルもそうでしたが<br />トイレは待合コーナーの奥に設置されている<br />場合が多いと思います。<br />窓口で購入したチケットには改札口No.<br />やバス便の番号が記載されていますので<br />わかりやすくなっています。<br />また改札口の上には電光板にはまもなく出発するバスの<br />行き先が掲示されていました。<br />鳳凰行きのバスも時刻表通りに出発するようです。

    バスの待合室に入る前に荷物のセキュリティチェックが
    あります。
    写真はバスの出発を待つ待合室の光景です。
    トイレは横か奥にありました。
    昆明のバスターミナルもそうでしたが
    トイレは待合コーナーの奥に設置されている
    場合が多いと思います。
    窓口で購入したチケットには改札口No.
    やバス便の番号が記載されていますので
    わかりやすくなっています。
    また改札口の上には電光板にはまもなく出発するバスの
    行き先が掲示されていました。
    鳳凰行きのバスも時刻表通りに出発するようです。

    張家界中心汽車站

  • 張家界バスターミナルから鳳凰行きのバスです。<br />バスのフロントガラスの左下に大きく「張家界-鳳凰」<br />と掲示されていました。<br />鳳凰の「鳳」は簡体字ですがこれは私たちにも推読可能です。

    張家界バスターミナルから鳳凰行きのバスです。
    バスのフロントガラスの左下に大きく「張家界-鳳凰」
    と掲示されていました。
    鳳凰の「鳳」は簡体字ですがこれは私たちにも推読可能です。

    張家界中心汽車站

  • バスの上を見上げると行き先のプラカードが<br />設置されています。<br />雲南省旅行の時はバスの発着場所の上に行き先の<br />プラカードが設置されているのに気づかず該当する<br />バスを探し出すのに苦労した経験があります。<br />上を見上げればちゃんと表示されているのに慌てると<br />視野が狭くなって見落としてしまいがちでした。<br />バスターミナルの仕組みに慣れてくるとゆとりをもって<br />行動することが可能になりました。<br />旅も学習することが大切だと思います。

    バスの上を見上げると行き先のプラカードが
    設置されています。
    雲南省旅行の時はバスの発着場所の上に行き先の
    プラカードが設置されているのに気づかず該当する
    バスを探し出すのに苦労した経験があります。
    上を見上げればちゃんと表示されているのに慌てると
    視野が狭くなって見落としてしまいがちでした。
    バスターミナルの仕組みに慣れてくるとゆとりをもって
    行動することが可能になりました。
    旅も学習することが大切だと思います。

    張家界中心汽車站

  • バスの内部です。<br />グループ観光らしい若い人たちも座っていました。<br />みなさん黄色の帽子をかぶっていましたのでグループだと<br />分かりました。<br />鳳凰行きの乗客は観光客が多いようです。<br />中国では数か月前くらいに5月1日から4日までの連休が<br />政府で決定されたと聞きました。<br />但し5日の日曜を振り替え平日になっていました。<br />5月5日は日曜なのに小学生が登校していました。<br />日本ではこんなことはないですね。<br />もう連休の観光客が増え始めているみたいです。<br />日本でも元号の正朔(せいさく)に伴い10連休がすでに<br />4月27日から始まっていましたので中国にも日本人観光客が<br />大勢来ていると思います。<br />観光地は中国の観光客と日本人の観光客が一緒になって大変な混雑に<br />なることが予想されます。<br />私たちが今回の旅行計画を立てたのは1年ほど前のことですので<br />日本の連休がまさか10連休になることはわかりませんでした。<br />ましてや中国でも5月1日から4日間の連休が始まることは予測する<br />ことができません。<br />現地は大変なことになりそうです。<br />(この予感は的中いたしましたので後日詳細に報告いたします)

    バスの内部です。
    グループ観光らしい若い人たちも座っていました。
    みなさん黄色の帽子をかぶっていましたのでグループだと
    分かりました。
    鳳凰行きの乗客は観光客が多いようです。
    中国では数か月前くらいに5月1日から4日までの連休が
    政府で決定されたと聞きました。
    但し5日の日曜を振り替え平日になっていました。
    5月5日は日曜なのに小学生が登校していました。
    日本ではこんなことはないですね。
    もう連休の観光客が増え始めているみたいです。
    日本でも元号の正朔(せいさく)に伴い10連休がすでに
    4月27日から始まっていましたので中国にも日本人観光客が
    大勢来ていると思います。
    観光地は中国の観光客と日本人の観光客が一緒になって大変な混雑に
    なることが予想されます。
    私たちが今回の旅行計画を立てたのは1年ほど前のことですので
    日本の連休がまさか10連休になることはわかりませんでした。
    ましてや中国でも5月1日から4日間の連休が始まることは予測する
    ことができません。
    現地は大変なことになりそうです。
    (この予感は的中いたしましたので後日詳細に報告いたします)

    張家界中心汽車站

  • バスターミナルをでると空中に天門山へ向かうロープウェイが<br />動いているのが見えました。<br />4日後の5月2日にはあのロープウェイに乗って天門山の山頂へ行く<br />予定です。<br />(この時はまだわかりませんでしたが5月2日は大変な混雑で<br />とてもロープウェイに乗ることはできませんでした)

    バスターミナルをでると空中に天門山へ向かうロープウェイが
    動いているのが見えました。
    4日後の5月2日にはあのロープウェイに乗って天門山の山頂へ行く
    予定です。
    (この時はまだわかりませんでしたが5月2日は大変な混雑で
    とてもロープウェイに乗ることはできませんでした)

  • バスは2時間ほど走って途中でインターでトイレ休憩をします。<br />鳳凰までの道は観光化されていてトイレもいわゆる「ニイハオトイレ」<br />ではなく清潔な普通の水洗トイレでした。<br />ただ降りるときにバスの車掌さんに<br />「何時までに帰ってきたらよいですか?」<br />と尋ねると「5分で帰ってきてください。」と言われたのには<br />驚きました。<br />事前にバスの中の説明で「5分だけ」という中国語は聞き取れていた<br />のですが<br />休憩時間(トイレタイム)が5分だとは予想できませんでした。<br />2月に昆明から長距離バスに乗ったときは30分くらい休憩がありました。

    バスは2時間ほど走って途中でインターでトイレ休憩をします。
    鳳凰までの道は観光化されていてトイレもいわゆる「ニイハオトイレ」
    ではなく清潔な普通の水洗トイレでした。
    ただ降りるときにバスの車掌さんに
    「何時までに帰ってきたらよいですか?」
    と尋ねると「5分で帰ってきてください。」と言われたのには
    驚きました。
    事前にバスの中の説明で「5分だけ」という中国語は聞き取れていた
    のですが
    休憩時間(トイレタイム)が5分だとは予想できませんでした。
    2月に昆明から長距離バスに乗ったときは30分くらい休憩がありました。

  • しかしトイレも混んでいなくて問題ありませんでした。<br />女性トイレは普通は長い列ができるのですがあまり混んで<br />いなかったようで時間内に用を足すことができたようです。<br />洋式トイレは人気がなく空いています。<br />順番が来ても入らないのでよく見ると<br />便座の上に水滴があるのです。<br />中腰で用を足しているのですね。

    しかしトイレも混んでいなくて問題ありませんでした。
    女性トイレは普通は長い列ができるのですがあまり混んで
    いなかったようで時間内に用を足すことができたようです。
    洋式トイレは人気がなく空いています。
    順番が来ても入らないのでよく見ると
    便座の上に水滴があるのです。
    中腰で用を足しているのですね。

  • これが私たちが張家界から鳳凰まで乗ったバスです。<br />大型バスですので4時間の旅も疲れることはありませんでした。

    これが私たちが張家界から鳳凰まで乗ったバスです。
    大型バスですので4時間の旅も疲れることはありませんでした。

  • バスの車掌さんです。<br />すごい早口で説明するのでほとんど聞き取れませんでした。<br />(中国語の速聴訓練みたいでした)<br />彼女は少数民族の出身らしく<br />「私は少数民族(確かミャオ族とか言っていました)ですが<br />その特徴が分かりますか?」と乗客に質問していました。<br />乗客の男性から「ピャオリャン!(別嬪さんだ!)」という返事が<br />返ってきました(良い反応ですね~)。<br />彼女の正しい説明によると「丸い顔」ということらしいです。<br />よく見ると彼女の顔は南方面に住む日本人顔をしています。<br />私たち日本人にはミャオ族にルーツを持つ人が多いのかもしれません。<br />早速サイトで調べてみると次の記事を見つけました。<br /><br />『ミャオ族の祖先が日本の弥生時代を始めた!』<br />九州に渡来して縄文人と同居し弥生時代を開始し、<br />紀元前400年ころから吉野ヶ里に入植した人々はミャオ族の祖先でした!<br />彼らは日本に稲作をもたらしました!彼らは魚、獣何でも蛋白源にして<br />お米を食べる自給自足の稲作弥生人でした。<br />和服の原点、呉服は彼らの衣装でした!<br /><br />本当かなあと思いましたがそういえば車掌さんの顔は私が生まれた<br />北九州市の家の隣に住んでいたかわいらしいお姉さんの顔に<br />似ている気がしてきました。<br />私の顔も「ミャオ族」風の顔かもしれません。<br />雲南省元陽の新街の山奥に住んでいる少数民族ハニ族も私の顔に似て<br />いましたので私のルーツはどうも中国少数民族かもしれないと<br />思ってきました。<br /><br />車掌さんの話の内容が地方の特産品の説明に変わったようです。<br />彼女は私たち乗客を「ポンヨーメン(朋友)友人達」と呼びかけ<br />「私たちの土地の味を楽しんでください。」と言って小さな袋を<br />配ってくれました。<br />袋は商品サンプルで3種類ありました。<br />「干し肉」、「干し小魚」、「干し果物(外には黄金色の果実が<br />表示されていましたが、<br />袋を開けてみると種入りの黒色の干しプルーンみたいな果実が<br />入っていました)。<br />ずいぶんサービスの良いバス会社だなと思っていると<br />しばらくして車掌さんが大きな段ボール箱を運転手さんの<br />隣席から運んできました。<br />先ほどいただいたのは見本で今度は本格的にお商売を<br />始めたようです。<br />段ボールの中には大きめの袋と小さめの袋の2タイプが3種類ずつ<br />入っているようです(小さい袋の値段は少し安いのでしょう)。<br />3つ一緒に購入すると割引があるとかなんとか言ってセールスを<br />しています。<br />それから徐に座席を回りながら商品販売を始めました。<br />乗客のなかには購入している人もいました(年配の方が多い)。<br />私たちのところへも来ましたが彼女はちらりと見ただけで<br />後ろの座席に進んでいきました。<br />私は小さな声で「プヤオ(不要)いりません」と<br />言っておきました。<br />鳳凰から武陵源までの帰りの直通バスの中でも同じように<br />商品販売をしていましたのでこれはこのバス会社の運営方針だ<br />ということが分かりました。<br />

    バスの車掌さんです。
    すごい早口で説明するのでほとんど聞き取れませんでした。
    (中国語の速聴訓練みたいでした)
    彼女は少数民族の出身らしく
    「私は少数民族(確かミャオ族とか言っていました)ですが
    その特徴が分かりますか?」と乗客に質問していました。
    乗客の男性から「ピャオリャン!(別嬪さんだ!)」という返事が
    返ってきました(良い反応ですね~)。
    彼女の正しい説明によると「丸い顔」ということらしいです。
    よく見ると彼女の顔は南方面に住む日本人顔をしています。
    私たち日本人にはミャオ族にルーツを持つ人が多いのかもしれません。
    早速サイトで調べてみると次の記事を見つけました。

    『ミャオ族の祖先が日本の弥生時代を始めた!』
    九州に渡来して縄文人と同居し弥生時代を開始し、
    紀元前400年ころから吉野ヶ里に入植した人々はミャオ族の祖先でした!
    彼らは日本に稲作をもたらしました!彼らは魚、獣何でも蛋白源にして
    お米を食べる自給自足の稲作弥生人でした。
    和服の原点、呉服は彼らの衣装でした!

    本当かなあと思いましたがそういえば車掌さんの顔は私が生まれた
    北九州市の家の隣に住んでいたかわいらしいお姉さんの顔に
    似ている気がしてきました。
    私の顔も「ミャオ族」風の顔かもしれません。
    雲南省元陽の新街の山奥に住んでいる少数民族ハニ族も私の顔に似て
    いましたので私のルーツはどうも中国少数民族かもしれないと
    思ってきました。

    車掌さんの話の内容が地方の特産品の説明に変わったようです。
    彼女は私たち乗客を「ポンヨーメン(朋友)友人達」と呼びかけ
    「私たちの土地の味を楽しんでください。」と言って小さな袋を
    配ってくれました。
    袋は商品サンプルで3種類ありました。
    「干し肉」、「干し小魚」、「干し果物(外には黄金色の果実が
    表示されていましたが、
    袋を開けてみると種入りの黒色の干しプルーンみたいな果実が
    入っていました)。
    ずいぶんサービスの良いバス会社だなと思っていると
    しばらくして車掌さんが大きな段ボール箱を運転手さんの
    隣席から運んできました。
    先ほどいただいたのは見本で今度は本格的にお商売を
    始めたようです。
    段ボールの中には大きめの袋と小さめの袋の2タイプが3種類ずつ
    入っているようです(小さい袋の値段は少し安いのでしょう)。
    3つ一緒に購入すると割引があるとかなんとか言ってセールスを
    しています。
    それから徐に座席を回りながら商品販売を始めました。
    乗客のなかには購入している人もいました(年配の方が多い)。
    私たちのところへも来ましたが彼女はちらりと見ただけで
    後ろの座席に進んでいきました。
    私は小さな声で「プヤオ(不要)いりません」と
    言っておきました。
    鳳凰から武陵源までの帰りの直通バスの中でも同じように
    商品販売をしていましたのでこれはこのバス会社の運営方針だ
    ということが分かりました。

  • 鳳凰のバスターミナルに到着しました。<br />ここは鳳凰古城中心から少し登った高台に<br />あります。<br />このバスターミナルの前にあるローカルバス(1路線)で<br />市内に行き鳳凰大橋近くのバス停で下車すれば今日宿泊する<br />ゲストハウスへ行けるはずです。<br />ターミナルの前にあるバス停でしばらく待っていると1路と<br />前面に表示されたバスがやってきました。<br />市内までのバス料金は一人2元(約34円)です。

    鳳凰のバスターミナルに到着しました。
    ここは鳳凰古城中心から少し登った高台に
    あります。
    このバスターミナルの前にあるローカルバス(1路線)で
    市内に行き鳳凰大橋近くのバス停で下車すれば今日宿泊する
    ゲストハウスへ行けるはずです。
    ターミナルの前にあるバス停でしばらく待っていると1路と
    前面に表示されたバスがやってきました。
    市内までのバス料金は一人2元(約34円)です。

    鳳凰汽車客運総站

  • バス停に表示されている路線図も事前に確認します。<br />(まず大丈夫だろう!)

    バス停に表示されている路線図も事前に確認します。
    (まず大丈夫だろう!)

    鳳凰汽車客運総站

  • しかしバスは私たちが日本でグーグルマップのストリートビューで<br />確認した場所とは違う光景のところで停車しました。<br />いつもの「想定外状況」の発生です。<br />運転手さんはここが終点だから降りてくださいと言っているようです。<br />バスの乗客も全員ここで降車しました。<br />私たちも仕方がないのでバスを降ります。<br />地球の歩き方の鳳凰古城マップをコピーしてきていましたので<br />安心していたのですが地図を見ても自分たちの現在地がわからないので<br />正しい位置が確認できません。<br />スマホなどは持っていません。<br />目的のゲストハウスは川の近くだったからとにかく川を目指して<br />歩けば良いだろうと適当に歩いていると<br />南門という大きな門が見えてきました。<br />(私は旅に出ると不思議と方向感覚が鋭くなります)<br />更に歩いていると大きな橋が見えてきました。<br />「川がある!あそこまで行けばストリートビューで確認した光景が<br />見えるかもしれない。」と考えて歩みを早めます。<br />すると橋の対岸になんとなく見たことがあるような街並みが見えてきました。

    しかしバスは私たちが日本でグーグルマップのストリートビューで
    確認した場所とは違う光景のところで停車しました。
    いつもの「想定外状況」の発生です。
    運転手さんはここが終点だから降りてくださいと言っているようです。
    バスの乗客も全員ここで降車しました。
    私たちも仕方がないのでバスを降ります。
    地球の歩き方の鳳凰古城マップをコピーしてきていましたので
    安心していたのですが地図を見ても自分たちの現在地がわからないので
    正しい位置が確認できません。
    スマホなどは持っていません。
    目的のゲストハウスは川の近くだったからとにかく川を目指して
    歩けば良いだろうと適当に歩いていると
    南門という大きな門が見えてきました。
    (私は旅に出ると不思議と方向感覚が鋭くなります)
    更に歩いていると大きな橋が見えてきました。
    「川がある!あそこまで行けばストリートビューで確認した光景が
    見えるかもしれない。」と考えて歩みを早めます。
    すると橋の対岸になんとなく見たことがあるような街並みが見えてきました。

    鳳凰古城 城・宮殿

  • 橋の真ん中まで歩いて左右の光景を確認します。<br />右側を見ると見たことがないような光景です。<br />「でも鳳凰古城に大きな川は1本しかないはずだし…?」<br />次に左側を確認します。<br />すると…。

    橋の真ん中まで歩いて左右の光景を確認します。
    右側を見ると見たことがないような光景です。
    「でも鳳凰古城に大きな川は1本しかないはずだし…?」
    次に左側を確認します。
    すると…。

    鳳凰古城 城・宮殿

  • ありました!<br />ストリートビューで何度も確認した中国風屋根付きの<br />かわいらしい橋です。<br />(正式名称は「雪橋」という有名な橋だということを後で知りました)<br />あの橋の左側の街を少し中に入れば目的のゲストハウス<br />「We-Inn(We旅店)」があるはずだ。<br />ストリートビューでは場所までは確認できなかったが狭い路地を<br />入っていけば間違いない。<br />正確な住所もわかるのでもし迷っても町の人に行き先を尋ねればよい。<br />それくらいなら私の下手くそな旅行会話でも何とかなりそうだと<br />いつもの根拠の薄い自信がようやくわいてきました。<br /><br />次回のブログでは美しい鳳凰古城の歩き観光と楽しい出逢いを<br />報告いたします。

    ありました!
    ストリートビューで何度も確認した中国風屋根付きの
    かわいらしい橋です。
    (正式名称は「雪橋」という有名な橋だということを後で知りました)
    あの橋の左側の街を少し中に入れば目的のゲストハウス
    「We-Inn(We旅店)」があるはずだ。
    ストリートビューでは場所までは確認できなかったが狭い路地を
    入っていけば間違いない。
    正確な住所もわかるのでもし迷っても町の人に行き先を尋ねればよい。
    それくらいなら私の下手くそな旅行会話でも何とかなりそうだと
    いつもの根拠の薄い自信がようやくわいてきました。

    次回のブログでは美しい鳳凰古城の歩き観光と楽しい出逢いを
    報告いたします。

    鳳凰古城 城・宮殿

  • <張家界の宿泊先について><br />張家界のゲストハウスのあるビルの3件隣に大きな病院があります。<br />左側には張家界バスターミナルのバス発着場所が見えました。<br />私たちが宿泊したゲストハウス<br />『張家界牛管家現代客桟』(ニウグアンジャー モダン ゲスト ハウス)<br />はこの隣の高層ビル13階にあります。<br />1泊で CNY256.68(¥4,203)朝食なし、カード支払いです。<br />スタッフの方は英語も少し話せます。<br />同じビルにはユースホステルもありました(8階)。<br />1階右側には食堂があります。<br />「安くておいしい食堂です」と看板に書いてありました。<br />後日ここで食事をしたのですが看板通りで美味しくてお値段も安い<br />お店でした。<br /><br /><張家界空港からゲストハウスまでの道程><br />前日に私たちが張家界空港に到着しロビーに来ると<br />時間通りに青年が私たちの名前を書いたコピーを手にもって<br />立っていました。<br />英語はあまり話せないようでしたがスマホの自動翻訳サイトを使って<br />会話を行いました。<br />「英語→中国語」、「中国語→英語」の会話でしたが簡単なコミュニケーション<br />をとるには差し支えない便利な装置だと思います。<br />でも私は機械と話しているようであまり馴染めません。<br />ゲストハウスまでの車は老板(ラオパン)「ボスの意味」が運転してくれました。<br />彼は40歳過ぎの男性できれいな英語を話しました。<br />英語を話せることは旅行業界では強みになります。<br />昆明で宿泊したホテルのフロントスタッフは英語を話せませんでしたが<br />張家界では英語でも最低限のコミュニケーションができそうです。<br />張家界ほうが昆明より観光地として国際化が進んでいるのではと思いました。<br />

    <張家界の宿泊先について>
    張家界のゲストハウスのあるビルの3件隣に大きな病院があります。
    左側には張家界バスターミナルのバス発着場所が見えました。
    私たちが宿泊したゲストハウス
    『張家界牛管家現代客桟』(ニウグアンジャー モダン ゲスト ハウス)
    はこの隣の高層ビル13階にあります。
    1泊で CNY256.68(¥4,203)朝食なし、カード支払いです。
    スタッフの方は英語も少し話せます。
    同じビルにはユースホステルもありました(8階)。
    1階右側には食堂があります。
    「安くておいしい食堂です」と看板に書いてありました。
    後日ここで食事をしたのですが看板通りで美味しくてお値段も安い
    お店でした。

    <張家界空港からゲストハウスまでの道程>
    前日に私たちが張家界空港に到着しロビーに来ると
    時間通りに青年が私たちの名前を書いたコピーを手にもって
    立っていました。
    英語はあまり話せないようでしたがスマホの自動翻訳サイトを使って
    会話を行いました。
    「英語→中国語」、「中国語→英語」の会話でしたが簡単なコミュニケーション
    をとるには差し支えない便利な装置だと思います。
    でも私は機械と話しているようであまり馴染めません。
    ゲストハウスまでの車は老板(ラオパン)「ボスの意味」が運転してくれました。
    彼は40歳過ぎの男性できれいな英語を話しました。
    英語を話せることは旅行業界では強みになります。
    昆明で宿泊したホテルのフロントスタッフは英語を話せませんでしたが
    張家界では英語でも最低限のコミュニケーションができそうです。
    張家界ほうが昆明より観光地として国際化が進んでいるのではと思いました。

  • ゲストハウスの部屋は広くて居心地がよさそうです。<br />部屋の鏡の周りが電気で縁取られています。<br />珍しいので写真に撮りました。

    ゲストハウスの部屋は広くて居心地がよさそうです。
    部屋の鏡の周りが電気で縁取られています。
    珍しいので写真に撮りました。

  • シャワー室です。<br />シャンプー等の必要なアメニティが置いてありました。

    シャワー室です。
    シャンプー等の必要なアメニティが置いてありました。

  • 中国式のベッドは一つの幅が150センチと広く固めで<br />寝やすいと思います。<br />欧米式のベッドは柔らかすぎて体が沈むので腰が痛くなります。<br />日本ではいつも堅いせんべい布団に寝ているので<br />中国式の堅めのベッドのほうが体が馴染むようです。

    中国式のベッドは一つの幅が150センチと広く固めで
    寝やすいと思います。
    欧米式のベッドは柔らかすぎて体が沈むので腰が痛くなります。
    日本ではいつも堅いせんべい布団に寝ているので
    中国式の堅めのベッドのほうが体が馴染むようです。

  • ゲストハウスに入る道の前にある大きな病院です。<br />看板をよく見てみると性病の病院でした。<br />ガラスのドア越しに昔懐かしい白いナースキャップを<br />頭にかぶった看護婦さんが立っているのが見えました。

    ゲストハウスに入る道の前にある大きな病院です。
    看板をよく見てみると性病の病院でした。
    ガラスのドア越しに昔懐かしい白いナースキャップを
    頭にかぶった看護婦さんが立っているのが見えました。

  • ゲストハウスのあるビルからバスターミナルへは<br />一旦大きな道路まで歩いて出てから右折します。

    ゲストハウスのあるビルからバスターミナルへは
    一旦大きな道路まで歩いて出てから右折します。

  • 大きな道路に出て後ろを振り返ると先ほどの病院と<br />その隣にあるゲストハウスが入っているビルが見えます。<br />この宿泊先は張家界周辺を観光するには空港やバスターミナルが<br />近くにあので便利だと思います。

    大きな道路に出て後ろを振り返ると先ほどの病院と
    その隣にあるゲストハウスが入っているビルが見えます。
    この宿泊先は張家界周辺を観光するには空港やバスターミナルが
    近くにあので便利だと思います。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • km45さん 2019/05/15 16:36:22
    流水班次
    始めまして
    「流水班次」とは、
    流水班:即滚动发车
    すなわち、随時発車のことで、乗客が満員になり次第に発車するということです。

    2013tomo

    2013tomoさん からの返信 2019/05/15 18:40:19
    Re: 流水班次
    km45さん。

    2013tomoです。

    ご指摘ありがとうございます。
    今後も中国旅行を継続いたしますので
    大変助かります。
    中国旅行は今まで旅をしてきた欧米、南米、
    ロシア、中央アジアと異なり漢字を見れば
    大体の意味が類推できますので言葉の垣根
    が比較的低いので旅を楽しむことができます。
    これからも中国語を少しづつ勉強しますので
    またご指導ください。
    よろしくお願いいたします。

    2013tomo

    2013tomoさん からの返信 2019/05/15 19:02:47
    Re: 流水班次
    2013tomoさん からの返信 2019/05/15 18:40:19
    Re: 流水班次
    km45さん。

    再度2013tomoです。

    該当箇所で修正報告を入れましたので
    ご報告申し上げます。

    ありがとうございました。

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