2019/05/01 - 2019/05/05
232位(同エリア622件中)
mickさん
2泊5日という弾丸旅行ではあるものの、やっぱりどこかガイドブックに載っていない場所を訪れてみたい、という思いを捨てきれず、ネット上で色々探していたところ、とても謎めいた姿の塔の写真を見つけました。しかも、さらに詳しく調べてみると、この塔が存在するリークスリップ(Leixlip)という町は、ダブリン県の県境を越えてすぐ、ダブリン市街地からバスで40分という近さであることが分かりました。まさに今回の旅の訪問先としてピッタリです。日本語の情報はほとんど見当たらず、詳しいことは何も分からない状態でしたが、とにかく行くだけ行ってみることにしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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リフィ川沿いのバス停から66B番のバスに乗って約40分、スマホのGPSなどを頼りつつ、リークスリップの町はずれの、塔の最寄りらしいバス停で下車しました。辺りは特に何の変哲もない、閑静な住宅地といった雰囲気です。
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バス停から5分ぐらい歩くと、案内標識を発見しました。目的の塔は、「ワンダフル・バーン(Wonderful Barn)」と名付けられています。
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標識が示す入口がこちらです。写真は帰りに撮ったものですが、来た時にはゲートが閉まっており、脇の歩行者用通路から入れるようになっていました。本当にこんな所に入っていってもいいのか、という不安もありましたが、標識があるぐらいなんだからきっと大丈夫だろう、と信じて入っていくことにします。
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入口付近の木立を抜けると、だだっ広い草地が広がり、遠くの方に、まさに写真で見たあの塔らしき姿が見えました。
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草地に囲まれた小径を歩き、塔の姿が近くに見えてきました。さながら「妖精の居城」といった雰囲気の、見れば見るほど不思議な形の建物です。
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塔の真下までたどり着きました。さすがに塔の中に入ることはできなさそうです。
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せっかくなので、色々な角度から塔を眺めてみます。塔は、円錐の周りに階段が螺旋状にグルグルと巻き付いたような、ちょっと他では見たことのないような姿です。
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メインの塔の近くには、同じように円錐状の形をした小さな塔もありました。こちらはかなり風化しているような感じで、謎の古代遺跡、といった雰囲気です。
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この塔の正体が一体何なのか、日本語の資料が何もないので結局よく分からないのですが、建てられた元々の目的としては、倉庫・狩猟小屋・鳩の飼育小屋・単なる装飾的建物など、諸説あるようです。
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こんな異様な物体が存在しているにもかかわらず、観光客などの姿は全く見当たらず、静けさに包まれているので、より一層神秘的な雰囲気が高まり、いつあの三角窓から妖精がひょっこり顔を覗かせてもおかしくないような気さえしてしまいます。
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本当にあの塔の存在を除いては、ただののどかな緑地公園、という感じの場所です。たまに犬の散歩やジョギングなどをしている地元の人とすれ違います。
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少し離れた場所にも小さめの塔がありました。これで建物は大体見終えたと思われるので、敷地を後にすることにします。事前の情報がほとんど無いなかで、この不思議な場所を無事に発見することができたのは、大きな成果だったと思います。
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せっかくなので、リークスリップの町の方も、どんな感じなのか見に行ってみることにします。歩いて行く途中、小さいながらも立派な鐘が印象的な教会がありました。
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町はリフィ川上流の川沿いにあり、少し道路脇に入ると、首都ダブリンからわずか40分の場所とは思えないような、自然豊かな風景を目にすることができます。
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川沿いの小径からの、牧歌的な水辺の風景です。
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より歩きやすく整備された遊歩道もありました。こちらの道も歩いて行ってみることにします。
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城のような重厚感のある建物が見えましたが、これは教会の建物のようです。この近くには本物の城もあるはずなのですが、城の場所は結局見付けられませんでした。
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川の対岸には小さな古い建物(城のボートハウスらしいです)が見え、川の風景に風情を添えています。
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空も時折晴れ間が見え、のどかな春の田園風景、といった雰囲気です。
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先程川沿いの遊歩道から見えていた教会です。シンプルな石造りの建物ですが、屋根のデザインなどにこだわりが見られます。
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近くで見上げると、やはりかなりの迫力があります。
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町のメインストリートです。同じような高さの建物が並び、整然とした雰囲気です。
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今回は午後の短時間だけの滞在でしたが、川沿いのハイキングコースなども整備されているようで、時間をかけてゆっくり歩いてみるのも面白そうな場所だと思います。それにしても、あんな珍しい塔もあり、他の見所もそこそこあるのに、日本で全く紹介されていないのが不思議に思えます。まさに、(日本人に)忘れられた町、という感じです。もしかしてこの旅行記を見て興味を持たれる方もおられるかもしれませんので、町へのアクセス方法について記しておきます。塔の近くまで行くバスは66B番で、1時間に1本程度の運行ですが、町の中心までなら他の66番系統(A、E、無印)も利用可能で、全部合わせればかなりの頻度で運行しています。ダブリン県外になりますが、リープ・ビジターカードは使用可能です。なお、コノリー駅から近郊列車でもアクセスできますが、駅から町の中心までは徒歩15分位かかるようです。いずれにしてもダブリンからごく気軽に訪問できる場所なので、ダブリン滞在で都会の喧騒に疲れたような時には、一度気分転換に訪れてみてはいかがでしょうか。
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