2019/04/28 - 2019/04/29
9170位(同エリア29200件中)
関連タグ
Ushuaiaさん
- UshuaiaさんTOP
- 旅行記56冊
- クチコミ143件
- Q&A回答3件
- 121,555アクセス
- フォロワー26人
改元をまたいでの大型連休なのでちょっとでも旅に出たい。とはいえ、どこも混雑。
かねてより北陸新幹線沿線には穴場あり、との風のうわさを耳にしていたので、春の北信濃へ。
善光寺参り、小布施の北斎アート、残雪の湿原トレッキング@斑尾高原、菜の花満開の里山サイクリング
と盛りだくさんの1泊2日でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
連休の予定が読めず、4月中旬になってからの計画となり、その時期には航空運賃は高止まり。GWは繁忙期も閑散期も正規運賃がほとんど変わらない新幹線は強い味方。とはいえ、東北新幹線はほぼ満席。となると、北陸か上越か。さすがに旅行当日には満席になっていたものの、4月中旬でも混雑時間帯を除いて、若干の余裕があった。
出発は7:20東京発かがやき503号で一路長野へ。東京駅 駅
-
当初の予定では、午前中に10年ぶりに善光寺に行き、そこから飯山線で飯山へ向かい、午後は斑尾高原のブナの森のトレッキングツアーに参加するつもりでいた。GWだし、成立するものだと思っていたが、2日前の降雪の影響からか、まだまだマイナーな趣味なのか、前日に不催行の連絡がくる。午後はどうするものかと新幹線の中であれこれと計画を練り直す。
・長野市内の名所?
・飯山でのサイクリングの前倒し
・その他
知られていないかもしれないが、天気が良ければ、
北陸新幹線は熊谷あたりまでE席からよく富士山が見える。 -
上越新幹線の停電の影響で高崎到着が遅れたものの、
かがやきなのであっという間に長野到着。
善光寺に向かう前に、ツーリストインフォメーションセンターで
長野近郊の観光情報をゲット。
長野から電車で40分ほどのところにある小布施なら
車がなくても行けそうだ。
しかも、電車は1時間に3本も出ているからアクセスしやすい。長野駅 (JR東日本) 駅
-
長野駅から善光寺まで歩いても良かったが、ちょうどバスが来ていたので、バスに乗車。
善光寺の本堂まではさらに歩く。 -
仁王門。
高村光雲の力強い仁王像は出迎えてくれます。善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
-
仲見世には魅力的な土産物店が並ぶ。
-
新幹線の中で軽くサンドイッチを食べただけだったので、参拝前に腹ごしらえをしたくなり、おやきをいただくことに。
-
何だか大福のような見た目ですが、蒸し焼きにした蒸しおやきとのこと。
油をひいて焼くのではなく、蒸し焼きにするのが伝統的なおやきらしいです。
本当かどうかは分かりませんが。 -
山門から見下ろすお客さんがいる、ということは山門に登れるということでしょうか。
某と煙は高いところが好き、というように、登らずにはいられなかった。
堂内陣、山門登楼、経蔵の3か所セットで1,000円。
法隆寺が1,500円ということを考えれば、高くはない。善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
-
金網越しではあるものの、参道と長野市中心部を見渡せる。
中の文殊菩薩像、四天王像、壁画は写真撮影NGですが、なかなかの見ものでした。 -
ご本堂へのお参り、お戒壇めぐり。
お戒壇めぐりとは、真っ暗な本堂の地下を手探りで歩くもの。
本尊の秘仏の真下にかけられた極楽の錠前に触れてくると、ご利益があるとのこと。
人が多かったのでぶつからないように気を付けていたものの、
どうしてもぶつかってしまう。
本当に暗いので慣れるまではちょっと怖いし、
閉暗所恐怖症の人にはちょっと厳しいだろう。 -
経堂。3館共通チケットに含まれている。単独だと確か300円取られる。
内部中央には取っ手がついた八角形の輪蔵があり、その中には仏教経典が収められており、取っ手を押して輪蔵を一回転させると、仏教経典を読んだことになるという。
うーん・・・これで本当にご利益があるのだろうか?善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
-
長野電鉄で長野から小布施へ。
長野駅まで歩いて戻ってしまったが、長野駅まで戻らなくても、
善光寺下という駅があるので、そこから乗ればよかった。
長野駅から善光寺に行く場合は使い勝手悪いところにあるが、
善光寺→小布施という行程なら善光寺下で乗った方がよかった。
地方の私鉄なのに地下を走っている。
さらに電車も20,30分に1本とそれほど不便さを感じない。
しかも車両は東急のお下がりの模様。長野駅 (長野電鉄) 駅
-
列車に乗ること40分。
小布施に到着。
ホームから臨む北信五岳の山々がきれい。小布施駅 駅
-
駅前のレンタサイクルは出払ってしまっており、
駅から10分ほど歩き、北斎館がある町中心部へ移動。
昼食には少し早かったが、すでに行列ができている店もあり、
混むのが予想されたので、さくっと入れる店で、信州そばをいただきました。蕎花そば処 グルメ・レストラン
-
世界に名声を馳せる葛飾北斎の美術館、北斎館へ。
小布施は生涯に100回近く引っ越しをした北斎が、晩年3年ほど過ごした地とのこと。
小布施に来るまでそんなことは知らなかった。
北斎と言えば、木版の浮世絵や北斎漫画のイメージが強いが、
晩年は肉筆画に没頭しており、特にこの小布施で肉筆画を多く描いており、
こちらの北斎館では多くの肉筆画を収蔵展示している。
木版以外にも素晴らしい肉筆画を残していることにただただ驚かされる。
また、祭りの際に使う屋台の天井絵として描いた作品もあり、そちらも展示されている。
2つで1対の作品で、波を描いた男浪と女浪と呼ばれ、
かの有名な富嶽三十六景の神奈川沖浪裏Great Waveともまた違った力強さのある作品だった。北斎館 美術館・博物館
-
ちょっと一本入れば趣のある小径が延びる。
-
北斎館近くで自転車を借り(1時間300円)、街はずれの寺院めぐりへ。
身分証明書の提示や携帯電話の確認などなかった。
旅人でも信用してくれているんだ。なんだか心が温まる。
街の中心部を外れると、のどかな水田やりんご農家が広がる。 -
一つの目の寺院は浄光寺。
浄光寺 寺・神社・教会
-
少々鬱蒼とした参道の階段が何とも趣がある。
-
本堂は開放されているわけではないので、格子戸越しご本尊を拝もうにもも、暗くてよく見えない。
しかし、茅葺のp堂は何とも趣があり、東京周辺ではほとんどお目にかかれない。 -
続いては、岩松院。
こちらは北斎の天井絵で有名なお寺。
先の浄光寺とは打って変わって、たくさんの観光客が来ている。 -
北斎が描いたと言われる天井絵、八方睨みの大鳳凰図は見ごたえがあり、
確かにお堂の中で鑑賞していると、確かにどこにいてもにらまれているように見えた。岩松院 寺・神社・教会
-
その他、小林一茶の
やせ蛙負けるな一茶ここにあり
の蛙合戦の池があるとのことで、お寺の庭には池とともに句碑もある。 -
こちらがその池だと言うが・・・
どこにでもある池のような気がする。 -
また関ヶ原の後、国替えを強いられた福島正則公の霊廟がある。
小布施は今となっては小さな町だがかつては交通の要衝でもあり、
人が集まり文化が栄えていたことが偲ばれる。 -
浄光寺と岩松院をめぐってちょうど1時間で自転車を返却。
古い蔵を利用したカフェで一息入れる。 -
長野電鉄で長野へ戻り、飯山線に乗り換えて飯山へ。
乗車券だけ飯山まで買ってあったので、長野・小布施の訪問は途中下車対応。長野駅 (JR東日本) 駅
-
千曲川沿いを走る飯山線。
のどかな里山が広がる。 -
電車にのること45分、飯山駅に到着。
新幹線ならば10分程度だが、1時間かからないのであれば、
時間をうまく調整できれば飯山線も悪くない。
それまでの無人駅とは打って変わって、新幹線の駅とは打って変わって立派な駅舎。飯山駅 駅
-
斑尾高原へは新幹線の到着にゆるく接続するバスが出ている。
(接続しない新幹線もあり。)
新幹線の到着とほぼ同じ時間帯に着いたので、
ほとんど待つことなくバスに乗れた。 -
バスに乗ること25分。
斑尾高原に到着。
新幹線の駅からバスで25分というと、かなりアクセスはいいと思う。
GWなのでもっと人がいるかと思いきや、めちゃくちゃ閑散としている。
それもそのはず雪はあるものの、スキーができるほどではないし、
登山・トレッキングにもまだ早い。
ここにきて、この時期に残雪トレッキングツアーに参加しようというのは、かなりのもの好きだということに気づかされた。斑尾高原 自然・景勝地
-
この日宿泊するペンションへ向かって歩いていると、メーメーと鳴き声聞こえてきた。
ヤギを飼っているお宅?ペンション?を発見。
高原ということで風情というか趣を感じたが、
最終的にヤギを飼ってどうするんだろうか、という疑問が生じる。
ヤギ料理ってこの地方の郷土料理だっけ? -
宿泊先は夕食にそばも出してくれるペンション。
風呂トイレテレビなしのお部屋で、まさに昔ながらのペンション。奥信濃のそば処 まろうど グルメ・レストラン
-
地元の食材を使ったお料理の夕食が美味しい。
締めはやまごんぼをつなぎに使った富倉そばと山菜の天ぷら。
富倉そばはコシが合って風味がよかった。 -
翌日の午前中は斑尾高原・山の家の
春の湿原トレッキングツアーに参加。まだらお高原山の家 名所・史跡
-
山の家から車で10分ほどのところに沼の原湿原へ。
この日のプログラムは2時間ほどガイドさんのお話を聞きながら
この湿原を2時間ほど散策するというもの。
この辺りはもともと人が住んでいた場所らしいが、
昭和初期にダム建設予定地として電力会社が一帯を買い取ったものの、
戦争のためにダム建設はなくなり、人の手が入らなくなり、
湿原になっていったという。
今年は雪解けが遅いらしく、湿原はほぼ雪原。 -
ところどころに遅い春の訪れが。
-
雪解け水が集まる低地は雪解けが進み、
雪の合間から水芭蕉顔を出す。沼の原湿原 自然・景勝地
-
例年ならば、湿原はあたり一面ミズバショウとリュウキンカで覆われているところだが、
雪の合間に力強く花を咲かせる様子もまた美しい。 -
トレッキングツアーが終わると、昼食時になる。
山の家で食事処はないものか聞いてみたところ、
スキーのシーズン以外は閉めている店も少なくなく、
斑尾高原ホテル周辺に数軒ある程度だという。
飯山市街地に降りようにも次のバスは1時間先。
斑尾高原で昼食を済ませることに。
そんな中で見つけたイタリアンのお店に入り、
パスタやピザではなく、カレードリアをいただく。ルドルフ グルメ・レストラン
-
バスで飯山駅に戻ると帰りの新幹線まで2時間ほど。
駅の信越自然郷アクティビティセンターで自転車を借りて、サイクリングへ。
寺社めぐりのつもりでいたが、ペンションの方やアクティビティセンターの方の話では、
季節的に菜の花畑がお勧めのようで、道の駅・花の駅千曲川を目指すこと。飯山駅 駅
-
千曲川沿いに菜の花が植えられており、そんな道をひたすら自転車でゆくこと、30分。
-
花の駅千曲川に到着。
道の駅「花の駅 千曲川」 道の駅
-
道の駅の道路を挟んで反対側には菜の花畑が広がる。
-
菜の花畑周辺を歩いていると、古き良き日本の里山風景に巡り合える。
-
道の駅に戻り、ソフトクリームをいただく。
これは何のソフトクリームでしょう?
正解はスノーキャロット。
豪雪地帯で冬の間、雪の下で越冬させてから収穫した雪下人参。
ほんのり人参の香りはするものの、自然な甘みがおいしかった。 -
街中に点在するお寺をちょっと覗きながら駅へ帰っていった。
-
雪国の小京都、なんて銘打っているが、ちょっと大げさかな。
-
中でも正受庵はおすすめ。
臨済宗中興の祖白隠ゆかりの寺。
お寺というよりも古民家のようだが、
町のはずれにひっそりとたたずむ茅葺の古寺は何とも趣がある。 -
飯山駅へ戻り、一路東京へ。
善光寺や小布施は確かにやや混んでいたものの、
スキーシーズンと登山シーズンの合間の北信濃は人が少なく、
楽しみ方次第で穴場になると感じた。
善光寺、小布施、斑尾高原、飯山を1泊2日でめぐるのは少々詰め込み過ぎたか?飯山駅 駅
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
長野 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
51