JALのマイルdeニューヨーク　第５日（ハーレム散策からMLBリベンジの巻）

2019/04/10 - 2019/04/17

世間は前代未聞の10連休！「そんなの関係ねぇ」とちょっと懐かしい台詞が思い浮かぶ中、気がつけばためにためまくったマイルはもうすぐ期限切れ！？どうせなら一番遠くまで行こう、そうだESTAの有効期限も残っているぞ…
BGMはフランク・シナトラの『New York, New York』、世界中を刺激するこの街で私は、その一部と、なる。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

霧の朝。雨は降っていません。
疲れがたまってきているところを、今日も早起きして地下鉄で南下。
バッテリーパークも視界はごらんのとおり。

日曜日の朝。チャージングブルを写真に収める大チャンス！
人はポツポツいますが、譲り合って撮れる余裕のレベル。

チャージングブル モニュメント・記念碑

前から見ると今にも飛びかかってきそうです。
あちこち触って縁起担ぎ！

今日は宿を移ります。
タイムズスクエア近くにある次の宿へ移動。写真右下の端末でチェックインでき、部屋は南北を選べます。チェックインを手伝ってくれたサービス係の人に、お薦めを聞いたらかぶり気味に南側との返事。まだ９時でしたが入れる部屋があったので荷物を持って部屋へ。

シチズンM ニューヨーク タイムズ スクエア ホテル

広くはありませんが、スペースを有効活用している感じです。すべてがシステマティックで、TVや照明などの部屋の操作はすべてタブレットで行います。
昨日までの年季が入ったお宿とはえらい違いです。

部屋の備品などに文章が書いてあるのですが、思わずクスッとするようなユーモアとウイットに富んでいます。

例えばボールペンには「このペンを持って帰って、好きな人に『無事帰ったよ』と書いてあげて」の一文が印刷されていました。

さっそく出かけます。まずはハーレムへ。
地元の方は教会へ行っている時間でしょうか。静かな125丁目のはずが、朝から観光客の一群がアポロシアターの入口を占拠。

アポロシアター 劇場・ホール・ショー

劇場入口前にある足元のネームプレートを撮影してまわります。ブラックミュージック大好きな私は知らない名前が無く一人で大興奮！
やはり'King of pop'のプレートは、常に誰かが撮影中です。

次はお目当てのシャッターアート見学へ。もとは落書き防止のためだったという、逆転の発想から生まれた独自の芸術です。
ダンスする若者が題材の、躍動感のある一枚。

ハーレム 散歩・街歩き

日本でもよく知られているスポーツ界のレジェンドたち。
アフリカンアメリカンのアスリート、今では数えきれないくらい活躍していますね。

創始者「ハーレムのピカソ」ことフランコ氏のサインを発見。かなりご高齢のはずですが、お元気なのでしょうか。

フランコ氏の後継者も育っているようで、新しい絵が次々生まれています。
SNS映えするやつ。ですね。

通りの名称もかっこいいです。キング牧師とマルコムX、どちらも黒人解放運動の立役者です。

地下鉄ではなくグランドセントラルを発着するメトロノース線の125丁目駅舎。

今回の旅で３度目のヤンキースタジアム到着。天気は日が差してきたし開催は問題なさそうですが、急変しておとといの試合みたいに降雨コールドとか…ならなきゃいいけど…(弱気)

ヤンキー スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

試合前、練習中は座席に関係なく好きな場所に行けます。なので、フェンス際にファンが集まっています。皆さん、今日も元気なようです。いっぱい盛り上げてください!！

これも手に入れたかったんです、クラッカージャック！
キャラメルコートのポップコーンとピーナッツという特に変わった食べ物ではないのですが、私の中では野球観戦と言えばホットドッグとこれなんです。

試合前に祈りをささげる、活躍目覚ましい私達イチ推しのジャッジ選手。

この日の先発は、我らが田中将大投手!!
大雨で見られなかった６年前の試合は、黒田元投手が先発予定でした…メンバーは違っても、あの時の自分の中の無念を少しは晴らせたか？

２階ですが内野がよく見渡せます。おとといの試合より、周りのお客さんもやや大人しめのような。

田中投手のピッチング。
楽天時代に侍ジャパンで見たことがありますが、当時より体も大きくなってパワーが増した印象です。近くで聞くと風を切る音がしそう。

ジャッジ選手のスイング。
故障者だらけの打線の中、いつも以上に気張って活躍。この打席はタイムリーヒット！

お楽しみのYMCAの時間。メジャーリーグはどのチームも、ゲーム以外の部分でも楽しませようという工夫が満載ですね。
この日は試合終了まで雨も降らず、７回裏開始前のお約束”Take me out to the ball game”も歌えました。

しかし、先制したものの田中投手が満塁ホームランを打たれ、２－５で逆転負け…

こちらのお客さんは試合終了後さっさと帰るため、地下鉄も混みあいます。球場脇のベーブルースプラザで少し時間待ち。ここで次にどこ行こうか相談中にポツポツと雨が…私にとってブロンクスは鬼門なのかもしれません。

天候も怪しくなってきましたが、ブルックリンのダンボ地区に夕景～夜景を見に向かいます。地下鉄でマンハッタンを縦断して、NYCフェリーのウォールストリートの乗場へ。土日は本数も少なく１時間に２本ぐらいのためか人もまばらです。

イーストリバーフェリー (ニューヨークウォーターウェイ) 船系

桟橋からの光景。空の色が不穏です。

リニューアルされたばかりで、船内は綺麗で窓が大きく、ゆったり座れます。ダンボからブルックリン沿岸を北上し、川を横切ってマンハッタン３４丁目東まで戻る路線なのですが、すぐに下りないといけないのがもったいないです。

やっぱりモヤモヤ…重苦しいです。
この高さまで霧がかかっているということは、マンハッタン内の展望台は何も見えない状態なのではないでしょうか。
昨日のスケジュール変更はアタリと出ました。

ダンボ 散歩・街歩き

夕暮れて行きます。太陽が出ずマジックアワーとはなりませんでしたが、ビルに少しずつ灯りがともって別の表情を見せ始めます。

ブルックリン橋もライトアップ。
川沿いの風は強くて冷たく、もう４月も半ばなのに手がかじかむほどです。
三脚がないのでシャッタースピードに気を配りながらの撮影ですが、どうしてもわずかにブレてしまいます。

雲に灯りが反射して、柔らかく光ります。
また、夜景の美しい観光地は数多くありますが、このように水面がゆらゆら輝く場所が個人的には好みです。

マンハッタンへの帰りは地下鉄A列車で。脳内で"Take a A train"が流れてきます。
ミッドタウンに戻って楽しみにしていたハンバーガー店までは徒歩数分。
日曜の結構遅い時間なのにこの賑わい、期待が高まります。

ファイブ ナプキン バーガー (ヘルズ キッチン店) 地元の料理

周りのお客さんを見ると付け合せのポテトがかなりの量だったので、前菜メニューから選ぶことに。ナチョス11ドル。来た皿を見て、え？前菜の量ではないのでは？周りのテーブルからも好奇の目が…
好物なんですが泣く泣く残す羽目に。

10オンス(約280g)のバンズが目を引く看板メニュー「5 Napkin Burger」。
飴色になるまでソテーした玉ねぎがいいアクセントになっています。

このボリューム…店内が薄暗くピントが合いません(泣)

写っていませんが、ナイフとフォークが添えられています。この分厚さなら納得。

食事中から雨が降り出し傘をさす人も出てくるレベル、宿までの途中にあるタイムズスクエアも今日はスルー。
今回はミュージカルの優先順位が低く、もし観るならこれがいいな、と思っていた"Kinky Boots"は、まさかの前週に千秋楽。
劇場は次の演目の準備中でしたが、柱に看板が残っていました。

これが宿の入口。若者向きの服屋さんかバーみたいな雰囲気です。
老舗ホテルや安心のチェーン系もいいけど、時代の最先端を行く街ならこういう所を選ぶのもアリだと思いました。

シチズンM ニューヨーク タイムズ スクエア ホテル