駆け足のイタリア旅行 　～ローマ観光　フィンエアーで帰国～

2019/03/09 - 2019/03/18

イタリア周遊10日間のツアーに参加して、イタリア各地をまわってきました。
見どころが盛りだくさんで、大忙しの旅でした。

効率や気楽さなどを優先して、ツアーに決めましたが、次は個人でじっくりまわりたいです。実現するかしら。
　

最後の観光地はローマです。どこに行っても人で溢れかえっていました。
遺跡が好きな私。「永遠の都ローマ」は素晴らしい所でした。

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

3月16日　8日目。曇っています。
この日は一日中ローマ観光でした。

7時45分ホテルを出発。
まずバチカン博物館へ向かいました。
すごい行列です。

建物自体も芸術品でした。

全部見て回るにはとても1日では足りないのでしょうね。

団体旅行の悲しさで、密かに楽しみにしていたラファエロの「アテネの学堂」が見られませんでした・・・

どこもすごい人です。

天井がきんきらしていて、豪華絢爛でした。

地図のギャラリーやタペストリーのギャラリーを通りました。

システィーナ礼拝堂は撮影禁止でしたが、珍しくここでゆっくり鑑賞できました。
「最後の審判」も天井画も迫力があり素晴らしいものでした。
前もってガイドさんから見るべきポイントなどを聞いていたので、よくわかりました。
オペラグラスがなくてもけっこう見えました。

サン・ピエトロ寺院の中に入りました。

世界中から集まってくる信者も観光客も静かに迎え入れてくれるすばらしい空間でした。
さすがカトリックの総本山です。と思うからか、特別な空気が漂っているみたいに感じました。

フィレンツェのクーポラ同様、ここのクーポラも内側の装飾が美しいです。

豪華絢爛です。

ピエタ。向こうの方にあって近寄れませんでしたが、マリア様が優しく優美でなんともいえず美しいです。

サン・ピエトロ寺院は外から見ても美しい建物です。
クーポラが少し見えます。

サン・ピエトロ広場。
何か行事があるのか、たくさんのいすが並べてありました。

広場を取り囲む柱がずらりと並んでいます。

広場を設計したベルニーニが「全ての教会の母であるサン・ピエトロは母のように両腕を広げて受け入れる」ことを表現した柱廊だそうです。

この広場でやってみたかったことがベルニーニポイントに立つことです。
4列の柱が重なって本当に1列に見えました。
こんな仕掛けがしてあるなんて、ベルニーニってすごいです！

柱の1本1本は、こんなに太くて大きいです。

私はキリスト教徒ではないですが、バチカン市国のこの場所にいるというだけで何とも言えない感動を味わうことができました。

次に「真実の口」があるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会に行きました。
写真を撮る観光客でいっぱいでした。
並んでいるうちに、ここまでして写真撮らなくてもいいのになという気になるほど、結構並びました。

でもせっかく長く並んだので、しっかり写真は撮ってきました。

教会の中にも入ってみました。
質素な感じでしたが、なかなか味わいがありました。

バスで移動中にあのコロッセオが見えてきて、わぁとなりました。

昼食。
太いマカロニのようなカルボナーラ。

生ハムをはさんだ薄いお肉。

ローマの街並み。
建物の高さが揃っていて美しいです。

昼食後はまず、コロッセオに行きました。

大きさに圧倒されました。

だいぶ離れて、やっと全景を撮ることができました。
今にも降り出しそうな空が残念。

コロッセオの近くにはフォロ・ロマーノもあり、ここも入るのに大勢の人が行列を作っていました。
こちらもぜひ入ってみたい場所でした。

フォロ・ロマーノのそばには立派な凱旋門が建っていました。

そばで見るとド迫力の大きさです。
写真で見ていたときより白く感じました。外壁の表面を洗浄するなど修復工事が行われたらしいです。

アーチ型が美しいです。

中に入りました。

何万人も収容できる建物が2000年も前に建てられて、戦争や自然災害にも負けずにここに存在し続けたことは奇跡です。

地下は修復中でした。

観客席は４階まであり、下の方は貴族の席で、上にいくほど身分の低い人の席になっていたそうです。
一番上から見下ろしてみたかったです。

またバスに乗って移動しました。
トラムが走っていました。
日本では路面電車は地方都市で走っているイメージですが、ヨーロッパではこんな大都会でも走っているのですね。
そういえば、ミラノでも走っていました。街並みに溶け込んでいて、絵になります。

バスを降りて歩きます。
ヨーロッパの街には外に並べてあるテーブルが似合います。

細い道を抜けると突然トレビの泉が現れました。幾重にも人々が周りを取り囲んですずなりです。
あまりの人の多さにびっくりしました。

後ろの建物は宮殿だそうですが、その宮殿や前の彫刻があるからこそ、泉がこれほど美しく感じるのかしらと思いました。

後ろ向きに立って右手で左の肩ごしにコインを1枚投げると「もう一度ローマに戻ってくることができる」と言われているそうなので、私も1枚投げ入れました。

ジェラート屋さんもいくつかあり、そのうちの一つに入ってジェラートも食べました。

歩いてスペイン広場にやって来ました。
ここの前にも噴水がありました。

ここもトレビの泉同様、超有名な場所なので、すごい人でした。

日本にいる娘に、イモトみたいに「私はどこにいるでしょうか」という写真を送ってみました。
ちゃんと分かったそうです。ほんまかいな！

スペイン広場の前の通りはコンドッティ通り。
そうそうたるブランドのお店がずらっと並んでいました。

130段以上ある階段を上がると真正面にトリニタ・ディ・モンティ教会があります。オベリスクも立っていました。

ここからサンピエトロ寺院のクーポラが見えました。
建物の高さが揃っているのがいいですね。

ツアーお約束のローマ三越へ行きました。
日本人だらけです。
特に用がなかったので抜け出しました。
前は共和国広場です。
この噴水は「ナイアディの噴水」というらしいと帰国してから調べて知りました。

浴場のような大きな建物があり、自由に中に入れたので入ってみました。

そしたら中は大きな教会でした。外観と中とのギャップに驚きました。

まさかこんなに美しい空間が広がっているとは思いもしませんでした。

しかも「サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会」というミケランジェロが設計した教会と知ってまた驚きました。その時は全く知りませんでしたが。

やっぱり予備知識があるのとないのではえらい違いです。もっと調べておけばよかったです。

広場のまわりにはオープンカフェもありました。
回廊に溶け込んでいて、おしゃれだなあと思います。

ツアーで連れて行かれたローマ三越にあまり用のない人にはおすすめのちょっとしたフリータイムでした。

時刻は6時を過ぎて薄暗くなってきました。
薄暮の街並みが素敵です。

イタリア最後の夜はカンツォーネディナーでした。
ワイン飲み放題かしらと密かに期待していましたが、グラスワイン１杯だけのサービスでした・・・

ジェノベーゼのパスタ。

カジキマグロのソテー。
そういえばイタリアは魚料理も多かったです。

レモンシャーベット。

すごい声量でカンツォーネを朗々と歌ってくれ、リクエストにもこたえてくれました。
チップは2ユーロ。
楽しい夜でした。

すっかり暗くなった道をバスまで歩きました。
建物などがライトアップされていて夜は夜で美しかったです。

イタリアはどこも観光客でいっぱいでしたが、特にローマは人が多すぎでした。
そしてまだ見ていない所もいっぱいあり、もう一度ローマを訪れたいと強く思いました。トレビの泉での願いが叶いますように。

20時20分ホテル着。8日目終了。
これから荷造りです。悲しいなぁ・・・

3月17日。9日目。もう帰るだけとなってしまいました・・
ホテルを8時に出発しました。

日曜日のせいか道がすいていてあっという間に空港に着きました。
パスポートは見せる必要がありませんでした。

ローマ11時5分発のフィンエアーでヘルシンキへ向かいます。
ヘルシンキまではエコノミー。満席。やっぱりモニターなし。ブルーベリージュースをもらいます。

飛行時間は3時間ちょっとですが、何もなしはちょっとつらいでした。本を用意しておけばよかったです。

ヘルシンキに無事着いて、パスポートチェックなども終わり、まだ1時間ちょっと時間があったので、教えてもらったフィンエアーのラウンジに行ってみました。

ヘルシンキのフィンエアーのラウンジだからすごく期待して行ったのに、受付から行列、中は満員で座る場所なし、思っていたより狭いです。
立って食べている人もいました。
優雅さのかけらもありません。

ちょうど混み合う時間帯だったのかもしれませんが、これがヘルシンキのラウンジとはお粗末すぎて大いにがっかりしました。旅の最後の楽しみが消えました。
行きで感じたフィンエアーへの好感度が大幅ダウンです。

きっと他にもラウンジはあったのでしょうが、私たちが行ったラウンジは残念な場所でした。

すぐにあきらめて、マリメッコのお店などに行きました。お店がたくさんあって、時間つぶしはできます。夫はひまを持て余していたようですが。

前日スマホからＷｅｂチェックインをしていたので、希望の席に座れました。

行きは事前にｅチケットの番号を教えてもらえなかったので、座席指定ができませんでしたが、出発当日にｅチケットの控えをもらったので帰りはできました。

メニューです。

私にとってはちょっと残念です。ステーキがなかったからです。

ヘルシンキは雪が降り続いていました。
帰りの飛行時間は8時間55分ということでした。

雪のせいかなかなか離陸せず、滑走路の近くでずっと待っていました。
30分くらい待って、18時20分にやっと離陸しました。

せっかく窓際の席を指定したのに、吹雪がひどくなって何も見えませんでした・・

シャンパン

はじめの一皿

前菜のスモークサーモン。

メインは和風の豚の味噌煮。
これはおいしかったです。

夫のメインはシェフのおすすめ。
チキンとマッシュポテト。
せっかくのおすすめなのに、ちょっと口に合わなかったようでした。

コーヒーとフィンランド産オーガニックアイスクリームＪＹＭＹ。

このアイスクリームがおいしすぎました！
今までに食べたアイスの中で3本の指に入るほどでした。

9時にはすべて終わって、あとは何もせず寝ました・・

朝食。
こちらは洋食。

私は和食です。

無事に大阪に帰ってきました。

見どころがいっぱいつまった大忙しの10日間でした。