2018/11/21 - 2018/11/30
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タヌキを連れた布袋(ほてい)さん
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「一瞬の出来事だった。声を出す時間さえなかった」
ズォン・バン・ズン(49)は死線をさまよった瞬間を、こう振り返り、表情を曇らせた。
1988年3月14日。ベトナム海軍の工兵だったズォンは、スプラトリー(中国名・南沙)諸島のジョンソン南(中国名・赤瓜)礁にいた。2日前に、ベトナムが実効支配をしていたこの岩礁の補強工事の任務を受けたばかりだった。
2隻の輸送船と戦車揚陸艦に分乗した100人以上のベトナム兵が現地に到着したのは同13日午後4時ごろ。そこには、五星紅旗をはためかせた中国海軍のフリゲート艦3隻が待ち構えていた。
「中国艦船は、われわれの船を取り囲むような形で止まった。こちらの船に積まれているのは資材ばかり。まともな装備もない、ほとんど丸腰の状態だった」
にらみ合いは半日続いた。事態が急変したのは14日午前4時ごろだった。
「仲間たち32人で岩礁に上陸し、ベトナム国旗を立てた。中国軍は気になったが、仲間が『前にも同じような妨害があったが、何も起こらなかった』と言っていた。まさか攻撃はしてこないだろう、と思っていたが…」
ベトナム兵の動きを確認した中国軍の艦船からスピードボートが出動し、輸送船の周囲をぐるぐると回り始めた。約50人の中国兵を乗せたボート3台はやがて、ベトナム兵が守る岩礁の国旗の方向へと進路を変えた。
兵団の先頭にいた中国兵がベトナム兵の輪の中に飛び込む。その直後、国旗を守る32人のベトナム兵に向けられた銃口が一斉に火を吹いた。
「丸腰のわれわれはひとたまりもなかった。仲間が折り重なるように倒れて、私自身も頭と腹部を撃たれて気絶した」
ズォンは脱出を試みたが、中国側に拘束・連行された。広東省の収容所で3年間、捕虜として過ごしたという。岩礁に上陸した32人で生き残ったのは、ズォンを含めてわずか3人だった。
銃撃と同時に中国艦船はベトナム艦船に攻撃を加え、輸送船2隻が沈没し、揚陸艦も大破した。ベトナム政府の発表では、後に「スプラトリー諸島海戦」と呼ばれる戦闘で、ベトナム兵64人が犠牲となったという。
「ろくに武器も持たない相手を不意打ちし、領土を奪った。相手の弱みにつけ込む。それが中国のやり方だ」
◇
中国は、この海戦で戦場となったスプラトリー諸島・ジョンソン南礁のほか、ファイアリクロス(中国名・永暑)礁など、複数の岩礁やサンゴ礁を奪取し、実効支配を始めた。昨年にはジョンソン南礁で埋め立て工事を進めていることが判明している。
習近平国家主席は19日からの英国訪問を前に、ロイター通信の取材を受け、南シナ海の島々について「昔から中国の領土だ」と強調している。
米政府によると、中国はすでに南シナ海で計約8平方キロを埋め立てているとされ、軍事拠点化が懸念されている。 =敬称略 (報道部記者・安里洋輔)
Zakzakニュース 2015年10月21日付け,2019年4月23日確認
https://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151021/frn1510211140002-n1.htm
ハイフォン逍遥その2:街歩き篇
https://4travel.jp/travelogue/11483097
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 2.0
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- ベトジェットエア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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今日は,ハノイ(河内)旧市街の宿からハイフォン(海防)へ向かう。
東河門の北側あたりにバス会社のオフィスがいくつかあるようなので,そこへ歩いていく。東河門 建造物
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この大手バス会社は,この場所でピックアップしてくれるらしいが,ハイフォンまでの運賃が200kd(=約1000円)と通常のVIPバスの2倍もする。
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こちらの大手バス会社のハイフォン行き運賃は100kdだが,ザーラム・バスターミナル発でこのオフィスでのピックアップはない。
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そこで,宿をチェックアウトして自力でザーラムBTへ向かう。
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BTの中にさっきのバス会社の切符売場があった。
ハイフォン行きの窓口で切符を購入する。オフィスで聞いたとおり運賃は100kd。
15分後に発車する便を買うことができた。 -
バスはそこそこ大型である。
ザーラムBTとハイフォンのカウザオBT/ニエムギアBTの間を行き来しているようだ。 -
発車したら,小さな飲用水のペットボトルと紙おしぼりが配られた。
すぐに高速道路に入る。交通量は少なく,バスは快調に飛ばす。 -
約1時間20分後にカウザオBTに到着し,下車。
カウザオBTからハイフォン中心部や野村ハイフォン工業団地方面へは,1番の公営市内バスが結んでいる(運賃一律10kd,終点Du Nghia)。ハイフォンとドーソンを結ぶ3番バス(3A/3B)もカウザオBT前のラウンドアバウトを通過する。
ちなみに,ニエムギアBTに着いた場合は,2番バスに乗ればハイフォン中心部に行くことができる。また,カウザオBTとニエムギアBTの間は7番バスが結んでいる(2番,7番についてはバス停掲示の路線図に基づく情報)。 -
これはカウザオBT内に掲示されていたハイアウ社のVIPバス(ザーラム=ハイフォン)の時刻表。
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とりあえず,狭いニャギ(ベトナム民宿)にチェックイン。
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駅前市場(ガー市場)周辺へ食事をしに行ってみる。
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駅前市場の外縁には,生鮮食料品の露店や飲食店が立ち並ぶ。
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その中に,ハイフォン名物バインダークアの店があった。
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田ガニまたは海ガニを潰して出汁を取った汁麺である。ここは一杯30kd。(1kd=約5円)
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麺(バインダー)は茶色の平麺。
乾麺からさっと戻すだけなので歯応えがある。 -
これは市場に並んでいたバインダー。紅麺(茶色のほう)と白麺の二種類があることが判る。
バインダークアの屋台では,紅麺(バインダー・ドー)のほうに人気があるようだ。 -
バインダークアには点心のように可愛らしい海の幸の練りものが入るのが楽しみのひとつ。
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ざるに大盛のレタスと香草がついてくる。
くるんと巻いているのはバナナの花の繊切り。 -
別の店には汁なしタイプのバインダークアもあった。
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バーク―食堂の「バインダー・チョン・クアベー」。海カニ入りの汁なしバインダー(40kd)。(1kd=約5円)
この店では,練りものの代わりに茹でた海老やシャコが気前よく入っていた。人気の店である。バークー 地元の料理
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他日,「海軍博物館」へ行ってみる。ハイフォンは古くからの軍港で,ベトナム海軍の本拠地である。
海軍博物館は,ハノイから来たときのバスが到着したカウザオBTから徒歩で行ける近さのところにある。
宿の近くのバス停でドーソン行きの3番バスを待っていたら,同じくドーソン行きの私営バスに拾われ,カウザオBTから橋を渡った先あたりで下ろしてくれた(10kd)。 -
ドーソンへ向かう道路から海軍博物館の建物が見える。
軍艦のようなデザインでよく目立つ。 -
館内はガラガラ。カウンターには受付係の女性兵士が一人きり,硬い表情で座っていた。
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展示はベトナム語表記のみなので,理解するのはなかなか難しい。
2階の展示は,ほぼ南沙諸島(チュオンサ,Splatry Islands)と西沙諸島(ホアンサ,Paracel Islands)に対するベトナムの主権の正統性を主張するプロパガンダである。 -
西沙諸島は,日本がサンフランシスコ講和条約で領有権を放棄した後,ベトナム戦争末期(1974年)に,中国が崩壊寸前の南ベトナム海軍を攻撃して,その全域を実効支配下に置いている。ベトナム・台湾が領有権を主張している。
南沙諸島は,日本がサンフランシスコ講和条約で領有権を放棄した後,中国,ベトナム,フィリピン,マレーシア,台湾が入り乱れていくつかの岩礁や砂州を実効支配している。ブルネイは支配する岩礁を持たないが,一部の領有権の主張をしている。 -
中庭には兵器の展示がある。
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機関砲の砲座。
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南沙諸島の岩礁には,こういう櫓を建てて実効支配をしているようだ。
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あんな小さな櫓を守っていて,荒天の波にさらわれでもしたら本当につまらんワン。兵隊さんがお気の毒。
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海軍博物館は入場無料。開館日と開館時間には要注意。
ハイフォン逍遥その2:街歩き篇
https://4travel.jp/travelogue/11483097海軍博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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