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27日目、この日の予定はチューリッヒ湖周辺を。のんびりと散歩するのみ。なので、久々に朝の9時ごろまでゆっくり寝ることができた。朝食のヨーグルトと紅茶をとり、でかける準備をする。今までの旅では、観たいものが山ほどあるか移動のせいで、時間に追われる日々が続いた。この日のようにゆっくり準備してゆっくり出かけることがなく、どこか焦る気持ちがありソワソワした。<br /><br />ホテルからチューリッヒ湖までは、徒歩で約15分。嬉しいことに快晴だった。オフィス街を抜け、すぐにチューリッヒ湖へ到着。湖を観て、あまりの広さに驚いた。湖というより海に近い。湖の端が見えず、船が何隻もみられた。中には観光用の大型船もある。午前中のためか、湖のほとりには子連れのお母さんがたくさんいた。湖周辺は公園のように整備されており、お散歩コースとなっている。しばらく歩くと、色とりどりの花が咲く広場へ出た。広場の脇にはホットドッグが何かの屋台がある。綺麗な花をみつつ散歩を続ける。とてものどかな時間だった。所々にカフェがあり、昼に向けだんだんと人が集まってきていた。芝生の広場ではヨガ教室がひらかれており、青空のもと湖を観ながら地元の人たちがヨガを楽しんでいた。<br /><br />少し進むと、ヨットが並ぶ船着場横の桟橋に、白鳥が数羽いた。この白鳥がかなり大きい。白鳥の管理人らしいおじさんが餌やりをしていたが、白鳥はおじさんの腰あたりの背丈があり、迫力があった。近くでまじまじと白鳥を見たことがなく、大きさに驚いた。そして、名前の通り全身綺麗な白色の体をしており、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城の別名、スワンキャッスルの名前に相応しい姿をしていると思った。<br /><br />白鳥の写真や動画を撮らせていただき、まだまだ果てしなく先が長そうな湖の周辺散歩を、ここで折り返して反対側へ歩くことに。途中トイレを探したが、さすがスイス、公園に無料の公衆トイレがある。フランスなどはほとんど有料だった。よく見ると公園各地に、無料の自転車空気入れ機もあった。世界で一番幸福な国に選ばれているスイス、こういうちょっとしたサービスが多いためなのかもしれない。物価は高いが、収入が多く環境も良く、暮らしやすいのだろう。出発地点へ戻り、反対側へ歩いて行くと、湖の観光船乗り場があった。船に乗って海のような湖を一周するのだろうか。湖にかかる青空には、飛行機雲がたくさんみられた。正午を超えたあたりから、湖のほとりに次々と人が集まり、それぞれ腰掛けてランチタイムをとっている。優雅なランチ、羨ましかった。私が勤める職場では、狭い畳の休憩室兼更衣室でお昼時間を過ごす。リフレッシュの度合いが大違いだろうな。<br /><br />13時ごろ、歩き疲れてお腹が空いたので、散歩を終えて買い物へ行く。いつも通りCOOPへ行こうとしたが、グーグルマップで調べるとMigrosというマーケットがCOOPと同じくらいある。新しい場所に挑戦してみたく、チューリッヒ湖最寄り、歩いて10分のMigrosへ行ってみる。清潔感あるお店で、COOPより少し高いがさほど変わらず、品揃えも豊富だった。昼食兼夕食にしようということになり、サンドイッチとパスタの材料を買う。サンドイッチは豪華に、サーモンカルパッチョとモッツァレラチーズ。パスタはトマトバジルソース。ドリンクはコーラ。さすがスイス、チーズ系が安く、モッツァレラチーズは握りこぶし2つ分の大きさで2CHFだった。たくさん残っている小銭を消費したかったので、レジに行く前に事前に計算するも、表示価格が税込か迷い、緊張しながらレジへ。結局、Migrosでは表示が税込価格だったらしく、事前に準備した小銭を消費できた。スイスでは全て表示は税込価格なのかな。<br /><br />今回の旅では所々節約しながらの旅で、ユーロやスイスフランの物価の高さもあり、日本出発前と比較するとだいぶ食べる量が減った。1日2食でも満足するし、帰国後に判明したが体重も5kgほど減った。そもそも日本のように、食べたいものがあまりない。第一に美味しい米がなかなか無いし、ダシをはじめ旨味成分を感じる食べ物が少ない。本当に、日本は食べ物のレベルが高く、食べ物に恵まれていると思う。<br /><br />買い物を終え、ホテルへ戻る。妻がなぜかお腹を壊していたので、持参した整腸剤を飲んでもらった。昨日食べたソーセージの豚肉巻きか、水か、ストレスか。心配だったがクロアチアの雑草スープの時の下痢よりマシ。経験者はそう思う。<br /><br />昼寝をして、シャワーを浴び、夕飯を調理する。夫婦揃ってサーモンが好きなので、サーモンサンドが美味しかった。パスタはやはり薄味。ヨーロッパのパスタソースは薄味が一般的なのか。コーラは世界共通で美味しい。<br /><br />スイスは生活満足度、世界一の国。今日散歩をして、休日中らしき人をたくさん見た。散歩、ヨガ、ヨットなどをして過ごしていた。自分の日本での休日を振り返ると、外食率が多い。美味しいご飯を探して、外食する。それか海に行ったり、家ではDVD鑑賞をしたり。スイスでは食事が日本ほど美味しいと感じなかったし、散歩中DVDショップやGEOやTSUTAYAのようなレンタルショップを見なかった。自分の休日の過ごし方とは、かなりかけ離れている。給料面を調べると、レジ打ち時給は約2000円~らしい。看護師なら50~60万円が一般的。物価が高いにしろ、給料面は問題ないだろう。しかし、自分がスイス暮らしをしたら、絶対に満足しないだろうなと思った。どういった面で満足度一位なのか、スイス人に聞いてみたい。<br /><br />ゆったりした一日は、あっという間に終わった。翌日、帰りの飛行機が10時半発だと思っていたが、夕方に13時半発だということに気づく。ゆっくり出発ができそうで安心した。SBBのホームページで空港までのタイムテーブルを調べ、1ヶ月間携帯で撮影してきた旅の写真を、妻と振り返りつつ、この日はゆっくりと休んだ。<br /><br />

ヨーロッパ1ヵ月の旅~27日目(チューリッヒ観光)~

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2018/04/01 - 2018/04/29

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koala

koalaさん

27日目、この日の予定はチューリッヒ湖周辺を。のんびりと散歩するのみ。なので、久々に朝の9時ごろまでゆっくり寝ることができた。朝食のヨーグルトと紅茶をとり、でかける準備をする。今までの旅では、観たいものが山ほどあるか移動のせいで、時間に追われる日々が続いた。この日のようにゆっくり準備してゆっくり出かけることがなく、どこか焦る気持ちがありソワソワした。

ホテルからチューリッヒ湖までは、徒歩で約15分。嬉しいことに快晴だった。オフィス街を抜け、すぐにチューリッヒ湖へ到着。湖を観て、あまりの広さに驚いた。湖というより海に近い。湖の端が見えず、船が何隻もみられた。中には観光用の大型船もある。午前中のためか、湖のほとりには子連れのお母さんがたくさんいた。湖周辺は公園のように整備されており、お散歩コースとなっている。しばらく歩くと、色とりどりの花が咲く広場へ出た。広場の脇にはホットドッグが何かの屋台がある。綺麗な花をみつつ散歩を続ける。とてものどかな時間だった。所々にカフェがあり、昼に向けだんだんと人が集まってきていた。芝生の広場ではヨガ教室がひらかれており、青空のもと湖を観ながら地元の人たちがヨガを楽しんでいた。

少し進むと、ヨットが並ぶ船着場横の桟橋に、白鳥が数羽いた。この白鳥がかなり大きい。白鳥の管理人らしいおじさんが餌やりをしていたが、白鳥はおじさんの腰あたりの背丈があり、迫力があった。近くでまじまじと白鳥を見たことがなく、大きさに驚いた。そして、名前の通り全身綺麗な白色の体をしており、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城の別名、スワンキャッスルの名前に相応しい姿をしていると思った。

白鳥の写真や動画を撮らせていただき、まだまだ果てしなく先が長そうな湖の周辺散歩を、ここで折り返して反対側へ歩くことに。途中トイレを探したが、さすがスイス、公園に無料の公衆トイレがある。フランスなどはほとんど有料だった。よく見ると公園各地に、無料の自転車空気入れ機もあった。世界で一番幸福な国に選ばれているスイス、こういうちょっとしたサービスが多いためなのかもしれない。物価は高いが、収入が多く環境も良く、暮らしやすいのだろう。出発地点へ戻り、反対側へ歩いて行くと、湖の観光船乗り場があった。船に乗って海のような湖を一周するのだろうか。湖にかかる青空には、飛行機雲がたくさんみられた。正午を超えたあたりから、湖のほとりに次々と人が集まり、それぞれ腰掛けてランチタイムをとっている。優雅なランチ、羨ましかった。私が勤める職場では、狭い畳の休憩室兼更衣室でお昼時間を過ごす。リフレッシュの度合いが大違いだろうな。

13時ごろ、歩き疲れてお腹が空いたので、散歩を終えて買い物へ行く。いつも通りCOOPへ行こうとしたが、グーグルマップで調べるとMigrosというマーケットがCOOPと同じくらいある。新しい場所に挑戦してみたく、チューリッヒ湖最寄り、歩いて10分のMigrosへ行ってみる。清潔感あるお店で、COOPより少し高いがさほど変わらず、品揃えも豊富だった。昼食兼夕食にしようということになり、サンドイッチとパスタの材料を買う。サンドイッチは豪華に、サーモンカルパッチョとモッツァレラチーズ。パスタはトマトバジルソース。ドリンクはコーラ。さすがスイス、チーズ系が安く、モッツァレラチーズは握りこぶし2つ分の大きさで2CHFだった。たくさん残っている小銭を消費したかったので、レジに行く前に事前に計算するも、表示価格が税込か迷い、緊張しながらレジへ。結局、Migrosでは表示が税込価格だったらしく、事前に準備した小銭を消費できた。スイスでは全て表示は税込価格なのかな。

今回の旅では所々節約しながらの旅で、ユーロやスイスフランの物価の高さもあり、日本出発前と比較するとだいぶ食べる量が減った。1日2食でも満足するし、帰国後に判明したが体重も5kgほど減った。そもそも日本のように、食べたいものがあまりない。第一に美味しい米がなかなか無いし、ダシをはじめ旨味成分を感じる食べ物が少ない。本当に、日本は食べ物のレベルが高く、食べ物に恵まれていると思う。

買い物を終え、ホテルへ戻る。妻がなぜかお腹を壊していたので、持参した整腸剤を飲んでもらった。昨日食べたソーセージの豚肉巻きか、水か、ストレスか。心配だったがクロアチアの雑草スープの時の下痢よりマシ。経験者はそう思う。

昼寝をして、シャワーを浴び、夕飯を調理する。夫婦揃ってサーモンが好きなので、サーモンサンドが美味しかった。パスタはやはり薄味。ヨーロッパのパスタソースは薄味が一般的なのか。コーラは世界共通で美味しい。

スイスは生活満足度、世界一の国。今日散歩をして、休日中らしき人をたくさん見た。散歩、ヨガ、ヨットなどをして過ごしていた。自分の日本での休日を振り返ると、外食率が多い。美味しいご飯を探して、外食する。それか海に行ったり、家ではDVD鑑賞をしたり。スイスでは食事が日本ほど美味しいと感じなかったし、散歩中DVDショップやGEOやTSUTAYAのようなレンタルショップを見なかった。自分の休日の過ごし方とは、かなりかけ離れている。給料面を調べると、レジ打ち時給は約2000円~らしい。看護師なら50~60万円が一般的。物価が高いにしろ、給料面は問題ないだろう。しかし、自分がスイス暮らしをしたら、絶対に満足しないだろうなと思った。どういった面で満足度一位なのか、スイス人に聞いてみたい。

ゆったりした一日は、あっという間に終わった。翌日、帰りの飛行機が10時半発だと思っていたが、夕方に13時半発だということに気づく。ゆっくり出発ができそうで安心した。SBBのホームページで空港までのタイムテーブルを調べ、1ヶ月間携帯で撮影してきた旅の写真を、妻と振り返りつつ、この日はゆっくりと休んだ。

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