2019/04/05 - 2019/04/08
1223位(同エリア2544件中)
爺一人旅さん
子供の結婚に合わせて、小樽に行った。その日関東地方は初夏の陽気で、成田空港は大風と黄砂の襲来を受けて、滑走路が見えなくなるほどだった。1時間遅れで搭乗した飛行機は、離陸まで更に1時間半も滑走路に留まっていた。新千歳空港から小樽までエアポートライナー、夜の町は冷たい雨で、こうも違うものかと驚いた。小樽は、その昔ニシン漁で大きく発展して、その時に造られた倉庫、銀行、ビルなどが、その後の衰退にも壊されずに(壊す金も無かった説もある)残り、今度は90年前の文化遺産都市として復活している。式の翌日には、余市のニッカウィスキー工場を見学した。朝ドラ程度の知識しかなかったが、リタ婦人の異国での苦労や、夫の成功を喜ぶ様子も紹介されていて、訪問して良かったと感じた。札幌に戻って時計台を見たが、周囲が変わったせいか、谷間に取り残された小さな家になってしまい残念だった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩 バニラエア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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ホテルを出ると、直ぐ裏手に運河があって、少し歩くとツアーセンターのある、小さな広場に着く。デジタル温度計が、4.3℃と言っている。関東から来たので、一気に冬になった感じだ。観光客が、続々と集まって来た。
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この辺の運河は、観光用に最近整備したので、幅が狭くなっているそうだ。ここが、運河の一方の端になる。もう一方の端が、気になるので歩いてみる。
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広場の奥には、「運河食堂」がある。入ってみたいが、まだ開いてないのか?
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道路の向こうには、小さな食堂の集合体がある。海鮮丼や刺身の類だが、新鮮&品質を加えても、よくぞ付けたと思うほどの価格が載っていた。お昼は、運河沿い東にある、回転ずしで食べたが、極めて納得のいく価格で、生まれて初めてホッケとニシンを生で食べた。
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運河の裏道に入ると、ドンキホーテと名の付いた居酒屋があり、続いて「小樽チャペル」が出てくる。中は小さな教会風の作りで、式もできれば写真も撮れる人気館だ。
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中は、質素だが落ち着いた雰囲気で、きっと娘も良い写真が撮れると思う。
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更に歩くと、小樽フェリー乗り場に着いた。そう言えば、40年ほど前に新潟からフェリーで来たことが有った。ここに着いたのか確認したら、もうひとブロック東の岸だった。
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運河の橋の下が、観光ボート乗り場になっていて、従業員がエンジンの確認をしていた。橋を渡ると、人力車の若者に声を掛けられて、少し立ち話をしていたら、結局乗ってみることになった。価格を尋ねると、「それが問題で」と、言い難そうに価格表を出してきた。お勧めだと、妻と結構な夕飯を楽しめるくらいになったが、こんな事ももう無いので頼むことにした。
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お尻の位置にはカイロ、膝には毛布を掛けてもらい、人力車は走り出した。フードが付いているので寒くは無いが、引っ張る方は、地下足袋に薄着、カイロを入れていても寒いだろう。若いからと思ったら、仲間に50歳過ぎもいると聞いて驚いた。彼らは、オフシーズンには京都まで行くそうなので、今度行ったら見かけるかもしれない。
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小樽の成り立ちや、歴史の説明を受けながら、改修前の運河に入った。北海製罐の倉庫で、左の鉄格子は当時珍しいエレベータ(手動)。右のスパイラル状の壊れた階段は、荷物用だったそうです。
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古い運河の端に着きました。運河の幅が、運河食堂の場所と比べて2倍ほどあるだろうか、小型のプレジャーボートや釣り船が、沢山つながれていた。山が目の前に迫ってくるのは、小樽は山を崩して埋め立てた場所だからとか。道理で、直ぐ坂になってしまう。
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運河沿いには、古い倉庫がカフェになったり、○○工房に生まれ変わったり、様々に利用され始めています。
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力車の兄さんは、紫看板と言っていました。歴史的建築を評価して、観光名所に生まれ変わらせています。
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街中を歩いても、あちこち見かけて、写真を撮っている人も大勢でした。
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翌日は、余市のニッカウィスキー工場に来ました。小樽の駅前から頻繁に出ている高速バスで、工場の手前まで行けます。この時間、入りはぼちぼちでした。
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工場である証明。広い敷地に、平屋の建物が沢山あります。
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蒸留用の火を焚いている建物で、入ると甘い香りがします。中のおじさんに訊くと、香りの元は発酵液でした。石炭を焚くのは、発祥の地「余市」だけで、他は水蒸気で蒸留するそうです。
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長期保管する、樽の作り方が観られます。長期保管すると、アルコールも3割ほど飛んでしまいます。勿体ない話ですが、それだけ樽から染み出るエキスが凝縮されるのでしょう。
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竹鶴の事務所を再現している建物です。
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時代を感じさせる高い天井、窓、壁など、歴史の一幕が覗けます。
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看板には、リタの家と有りました。
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当時の生活品や写真が、展示されています。
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リタ夫人の若い頃の写真。
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使用していた、紅茶のポットとカップのセット。
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これは、ウィスキー博物館に有った、リタさんの眼鏡です。
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開発の歴史ですが、懐かしいアップルワインも有りました。
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当時珍しかった、ゴルフセットやミシン。この他にも、朝ドラで使われた、洋服の類も有って、楽しめました。
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この後は、ニッカ会館でジュースを頂きました。ウィスキーを飲んでいる人も多く、良い香りでしたね。一息して工場の出口に向かう道すがら、続々と入ってくる団体客を目にしました。夫婦だけだと早く動けるので、こういう時に便利だと感じた次第です。この後は、通りで高速バスの乗って、札幌に向かいます。
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