マレーシア(クアラルンプール・マラッカ)5泊6日［5-2］…多民族文化の調和とプラナカン文化満喫

2019/04/01 - 2019/04/06

マイルが期限切れになりそうだったので、イスラム美術とコロニアル建築の宝庫・マレーシアへ行ってきました！
女ひとり旅です。
イスラム美術が大好きなのでモスクを沢山見学しています。
クアラルンプールへ入国し、バスでマラッカへ移動、最後はバスでシンガポールへ出国しました。
備忘録のため費用も合わせて記録しておきます(*^^*)


旅行記［1］https://4travel.jp/travelogue/11466155
1日目…羽田⇒クアラルンプール(NH885)

旅行記［2-1］https://4travel.jp/travelogue/11476403
2日目…プトラジャヤ観光
[ピンク・モスク、首相官邸]

旅行記［2-2］https://4travel.jp/travelogue/11476698
2日目…クアラルンプール観光
[チャイナタウン、スリ・マハ・マリアマン寺院、関帝廟、ペタリン通り、国立繊維博物館、KLシティギャラリー、ムルデカ広場、旧連邦事務局ビル、セント・マリー聖堂、旧最高裁判所、ジャメ・モスク]

旅行記［3-1］https://4travel.jp/travelogue/11476712
3日目…クアラルンプール観光
[クアラルンプール駅、マレー鉄道公社ビル、国立モスク、イスラム美術博物館]

旅行記［3-2］https://4travel.jp/travelogue/11476939
3日目…クアラルンプール観光
[セントラル・マーケット、KLタワー、スリアKLCC、KLCC公園、ペトロナス・ツイン・タワー]

旅行記［4］https://4travel.jp/travelogue/11476943
4日目…シャーアラム観光、クアラルンプール観光
[ブルー・モスク、チャイナタウン、『金蓮記』、ブキッ・ビンタン、『Giant』]

旅行記［5-1］https://4travel.jp/travelogue/11476968
5日目…クアラルンプール⇒マラッカ、マラッカ観光
[ミドル・バーグ要塞、セント・ポール教会、オランダ広場、マラッカ・キリスト教会、スタダイス、セント・フランシス・ザビエル教会]

旅行記［5-2］
5日目…マラッカ観光
[ハーモニーストリート、青雲亭、カンポン・クリン・モスク、ジョンカーストリート、ヒーレンストリート、『HOGAティーハウス』、ナイトマーケット]

旅行記［6］
6日目…マラッカ観光、マラッカ⇒シンガポール
[ストレイツ・モスク]

＊＊＊＊＊

2019/04/01～04/06
マレーシア(クアラルンプール・マラッカ)
5泊6日
ホテル4泊＋機内泊1泊
25,588円

エリア マラッカ(マレーシア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

オランダ広場周辺を観光して、続いてはチャイナタウン方面です。
鮮やかな建物が東南アジアらしい(*^^*)

この川を渡ったらチャイナタウン。
観光したばかりのセント・フランシス・ザビエル教会も見えます。
ここからの夜景が絶対綺麗だろうなあと思ったんですが、夜は疲れて出歩けませんでした…。

チャイナタウンの民家。
お家の前の植木に可愛い飾りつけがしてありました(*´∀｀)

まずはハーモニー・ストリートから観光しました。
ハーモニー・ストリートでは3つの宗教の寺院が不可侵で共存していて、さすが多民族国家のマレーシアだなあと思いました。


▼ハーモニー・ストリート(Harmony Street)
仏教、イスラム教、ヒンドゥー教の寺院が並ぶエキゾチックな通り。

ハーモニーストリート 散歩・街歩き

14:20
スリ・ポヤタ・ヴィナヤガール・ムーティ寺院。
ヒンドゥー教らしいカラフルな外観でした。
ガネーシャ神が祀られているそうです。
中も見学したかったのですが閉まっていたので断念…。
ヒンドゥー教の寺院は何故かタイミングが合わないことが多いです(´・_・`)


▼スリ・ポヤタ・ヴィナヤガール・ムーティ寺院(Sri Poyyatha Vinayagar Moorthi Temple)
現存するマレーシア最古のヒンドゥー教寺院。
1781年。

スリ ポヤタ ヴィナヤガ ムーティ寺院 寺院・教会

14:25
続いてすぐ隣のマスジッド・カンポン・クリンへ。
こちらはイスラム教のモスクです。
緑色の三角屋根で、よくあるペルシャやインド型の玉ねぎ屋根ではないので一見モスクには見えません。


▼カンポン・クリン・モスク(Kampung Kling Mosque)
現地名：Masjid Kampung Kling
スマトラ様式。
1868年。

カンポン クリン モスク 寺院・教会

ミナレットはパゴダ(仏塔)風。
屋根やミナレットなどが特徴的なこの建築様式はマラッカ初期のスマトラ様式と呼ばれる様式で、ヒンドゥー教の流れをくんでいるんだそうです。

ここから少し離れたところに現存するマレーシア最古のモスク(マスジッド・カンポン・フル)があってそこもスマトラ様式なんですけど、暑くて行くのは無理でした(ヾﾉ・∀・｀)
たまーに間違ってる情報を見かけるますが、オレンジ色の屋根の方がカンポン・フルで緑色の屋根の方がカンポン・クリンだそうです。

ここでもガウンとヒジャブを貸してもらえました。

中もいままで見てきたモスクとはちょっと違った雰囲気。
多分茶色が沢山使われているモスクを初めて見たからかもしれません。
アジアならではのモスクって感じがして好きでした(＾＾*)

屋根が木造なのもスマトラ様式の特徴だそうです。
床が高床式になっているのはマレー建築の影響とかなのかな？

寛いでいる現地の方たち。
マレーシアのモスクは避暑なのかごろごろしてる信者の方が多くて和みました。

素敵なタイル！

庭には噴水がありました。
この噴水も東南アジアっぽいですね。

お祈りに来ていたムスリムの方にチェンドルという飲み物をもらいました！
細長くて緑色のもちもちしたゼリー状のものと小豆が入っていて、甘くて冷たくて美味しかったです。
近くにいた観光客数人に配ってたんですけど親切すぎません？
イスラム教は一部のせいで誤解されてるけど平和の宗教ですもんね(>_<)

14:30
ちょっと歩いてチェン・フーン・テン寺院へ。


▼チェン・フーン・テン寺院(Cheng Hoon Teng Temple)
現地名：青雲亭
現存するマレーシア最古の中国寺院。仏教寺院。
1646年。

チェン フン テン寺院 寺院・教会

きらびやか～。
中国寺院は豪華ですね。

沢山のキャンドル。
お参りの人で賑わっていました。

寺院の帰り道、2人組の中国の方にあいました。
初め中国語で話しかけられたけどわからなくて「ジャパニーズ」って言ったらなんと日本語も少し話せる方たちで。
北京からの観光客だそうです。
あたしもさらっと中国語で何か言えたらよかったんですが、第2外国語が中国語だったことは記憶から消してるあたしなので…。

途中アートの小道を覗いてみました。

ひとりなのでおもしろ写真は撮れませんでしたが、路上アートは見てるだけでも楽しくて結構好きです。

時間帯なのか何なのか完全に無人。

奥は行き止まりで猫がいました。
猫も暑くてぐったりですね。

マラッカは町のところどころにアートな建物があって古都に現代アートが調和していて素敵な町だなあと思いました。

これはどこかのお店の軒先。
お花のタイルが可愛かったです。

14:50
とにかく暑くて暑くて…。
オランウータン・ハウスは外観だけにしました。
いま思ったら中で涼ませてもらえばよかったです。


▼オランウータン・ハウス(The Orangutan House)
マレーシアを代表する国際的な画家チャールズ・チャム氏のアトリエ兼ギャラリー。

オランウータン ハウス お土産店

その隣は壁一面に絵が描いてあるフォトスポットです。
カラフル～！

失礼ながら…「モデルか？」って突っ込みたくなるような女の子が多くて…。
気に入るショットが撮れるまで他人のことなんてお構いなしに場所を占領し続けるあの自己中さが正直ちょっと苦手です(＊_＊)
あたしも人の迷惑にならないように気をつけようと思いました。

マラッカは川沿いの建物も色鮮やかに塗られたり絵が描かれたりしていて楽しいところでした。
散歩に最適です。

マラッカ川 滝・河川・湖

14:50
チャイナタウンの中心地にやってきました。

▼ジョンカー・ストリート(Jonker Street)
チャイナタウンのメインストリート。
昔ながらの商店やお土産物屋さん、カフェが並ぶ通り。

ジョンカーストリート 散歩・街歩き

15:00
暑かったので近くのお店で休憩しました。
マレーシア政府観光局さんのTwitterで知った『HOGA Gaharu Tea House Melaka』というお茶屋さんです。
外観が尋常じゃなく可愛いです！！


▼HOGA Gaharu Tea House Melaka
現地名：贺嘉沉香专卖店(马六甲)
沈香茶(じんこうちゃ)のお店。

お目当ては沈香茶のソフトクリーム。
トッピングをふたつ選べたので、甘党のあたしは店員さんおすすめの激甘トッピングにしました。
オレオとマシュマロ。

沈香とは東南アジアの熱帯雨林に植生している希少な香木のこと。
この沈香の葉から作られる沈香茶にはデトックス効果があり、健康万能茶として人気のお茶だそうです。

念願の沈香茶ソフトクリームを味わいます。
すっきりした後味で軽い感じのソフトでした。
紅茶や抹茶味とは全然違います。
お茶系のアイスが好きなので食べられて嬉しかったです！(*´∀｀)

店内に椅子がちょこっと置いてあってそこで食べていいらしいですが、カフェって雰囲気でもないし他にお客さんもいなかったのでちょっと気まずかったです(笑)

・ソフトクリーム　8RM

このお店、何といっても店内が可愛かったんです。
床がタイル！

壁もタイル！

駐車場もタイルー！
店員さんが優しくて、お願いしたら店内の写真も快く撮らせてもらえました。
プラナカン文化に触れられるとってもいいお店でした(*^^*)

15:10
休憩で元気を取り戻してまた観光再開。


▼ヒーレン・ストリート(Heeren Street)
中華系プラナカンの豪邸が立ち並ぶ、別名“億万長者通り”。


古都マラッカが東西貿易によって栄華を極めた頃、この地に移住してきた中国人男性とマレー人女性との結婚で生まれた子孫たちをマレー語で“ババ・ニョニャ”と呼びます。
日本ではババ・ニョニャ＝プラナカンというふうに少し間違った使い方をされてることもありますが、プラナカン(Peranakan)とはマレー語で“ここで生まれた”という意味で、正確には移民との混血の子孫の総称だそうです。
つまりババ・ニョニャは中華系プラナカンのことで、インド系プラナカンやポルトガル系プラナカンもいるということですね。

ヒーレンストリート 散歩・街歩き

▼ババ・ニョニャ博物館(The Baba Nyonya Heritage Museum)
中華系プラナカン邸宅を利用した博物館。
中国から移民してきた華僑の豪商チャン氏によって建てられた。
豪華絢爛な調度品や当時の生活習慣を伝える品々の展示。
1861年。

ババ ニョニャ ヘリテージ ミュージアム 史跡・遺跡

中国文化とマレー文化が調和するとこんな独特の雰囲気になるんですねー。
どちらの文化も濃い目の色のイメージだったので、こんな淡いパステルカラーはちょっと意外です。
施されている彫刻も繊細で綺麗でした。

どこかのお家の軒先のタイル。
可愛い。

ひときわ目立つこんな豪邸も。
こちらはマラッカで最も古い邸宅のひとつで、今も現役でチー氏一家がお住まいだそうです。
さすが億万長者通り！


▼チー・アンセストラル・マンション(Chee Ancestral Mansion)
私邸。

この通りの建物は全体的に淡い色合いでとっても可愛かったです。

どこかお伽噺の町みたいでした。

庭に人がいるけど廃墟…？
あたしが買い取って住みたいです(>_<)

ヒーレン・ストリートをふらふらしているうちに雨が…。
雨宿りさせてもらった軒下に陶器とガラスが埋め込まれていて、雨に濡れてきらきら綺麗でした。

傘がなかったので雨の中タオルを頭にのせて頑張って歩きました。
ゲストハウスまであと半分くらいのとこで止んだんですけどね…(笑)

帰り道で見つけたハードロックカフェ。
知り合いがハードロックカフェ大好きなので、見つける度に何となく写真を撮ります。

16:30
ゲストハウスでちょっと休憩してから近くのショッピングモールへ。
変換プラグを買いに行きました。
ゲストハウスから歩いて5分くらいにあった『マコタ・パレード・モール』というところです。


▼マコタ・パレード・モール(Mahkota Parade Mall)
ショッピングモール。

マコタパレード ショッピングセンター

庶民派のモールって感じでした。

『すき屋』発見！

17:00
『MR.D.I.Y.』というお店で変換プラグをゲット。
充電器のコンセントを見せて訊いたら店員さんがわざわざ封を切って確かめてくれました。
優しすぎるよマレーシアン…大好き！(；_；)

・変換プラグ　3.1RM

このお店は雑貨も沢山売っていたのでちょっとしたお土産も買えそうでした。
タイル柄のインテリアテープとかが150円くらいでばらまきによさそうだったなあ。

モール内のスーパーにも寄りました。
初めなかなか見つからなくて人に訊いても「グローサリーマーケット」が通じなくて焦りました。
むしろ「スーパーマーケット」が通じた謎…。

ここではお土産の食料品をちょっと買い足しました。
偶然にもクアラルンプールで行ったのと同じ『Giant』ってスーパーでした。
入口に撮影禁止マークがあったので、もしかしたらクアラルンプールの店舗もだったのかもしれませんが気づかず普通に写真を撮ってしまってました((((；゜Д゜)))

・スーパー　18.25RM

ジャイアント スーパーマーケット (マコタ パレード) スーパー・コンビニ

17:50
モール横にはお土産屋さんが集まっているアーケード街も。
どのお店も品揃えは大体一緒でしたが、結構安くていろいろありました。
ひと通りお土産が揃いそうでしたが、お土産は買ってしまった後だったので見るだけで我慢でした。


▼パフラワン・ウォーク(Pahlawan Walk)
現地名：Uptown Pahlawan Walk Bandar Hilir
アーケード街。

Pahlawan Walk Market ショッピングセンター

ゲストハウスへ戻ったら玄関前で猫が寝てました(=ﾟωﾟ=)ﾆｬﾝﾆｬﾝ

予定ではこの日水上モスクの夕陽を見に行くはずでしたが、時間が微妙だったので翌日にまわすことにしました。
中も見学したいので、普通に朝ごはんを食べてから行こうかなーって。

ラベンダー ゲスト ハウス ホテル

20:00
ゲストハウスのすぐ真横でやってるナイトマーケットへ出かけました。
想像より大きめで、地元の人で賑わっていて楽しかったです。
現地の人ばっかりでたまーに観光客とすれ違う感じ。

ナシゴレンを発見して夜ごはん用に買いました。
プラス1RMで目玉焼き付きに。

・目玉焼き付きナシゴレン　5RM

飲みものは色の毒々しさがはんぱない(笑)メロンミルク。

・メロンミルク　2RM

20:30
ゲストハウスで夜ごはん。
初ナシゴレンは辛くなくて食べやすくてめちゃめちゃ美味しかったです♪ヽ(´∀｀)/
これで140円くらいとか最高…！

ラベンダー ゲスト ハウス ホテル

翌日チェックアウトの予定だったので荷物整理。
マレーシアのお土産で既にスーツケースの半分がいっぱいでした( ´∀｀)

早く起きるから早く寝なきゃと思ってたのに、なんだかんだ寝たのは23時半くらい。
旅行中ってなんで無駄に寝不足になるんでしょう？


旅行記［6］へ続きます。

この旅行記へのコメント （2）

• mom Kさん 2020/09/17 07:31:47

  長年の思い込み

  misaさん、初めまして。
  　ヒーレン（ローカルは「紳士の意味だよ」と言っていました。広義では同じですね。）ストリートの白い建物、おうちだったの！？なあーーーるほど。私はてっきり教会かと。あの通りでまさかあのタイプの建物を住まいで建てているとはつゆほども思いませんでした。それでそれで人の出入りを見たことがなかったんだ。とても納得。所有者が、チャイニーズ系であることも。
  　マレーシア一暑いと言われるマラッカを日中じゃらんじゃらんされているので、本当にマレーシアがお好きでイスラム文化に興味を持ってくださっているんですね。（私はもはや身内意識の彼の国です）
  東マレーシアも攻められましたか。マレーシアに関するニッチなご質問受け付けます。
  私の知識は偏っていますが、マレーフアン、マレーシアサポーター増やしたくて。
  冒頭の情報ありがとうございます。
  

  misaさん からの返信 2020/09/18 13:46:27

  Re: 長年の思い込み

  mom Kazuko さん
  
  はじめまして。コメントありがとうございます。
  この旅行がとっても楽しくてマレーシアが大好きになったので旅行記読んでいただけて嬉しいです(*^^*)
  
  ヒーレンは“紳士”という意味だったんですね！
  豪邸ばっかりですごい通りですよね。
  マラッカがマレーシア一暑いなんて知りませんでしたがどおりで暑かったわけです(>_<)
  次に行くときはもっとのんびりできたらなと思ってます。
  
  東マレーシアもまだ行ったことがないのでいろいろ教えていただけると嬉しいです。
  マラッカの旅行記拝見しましたが写真を撮るのがお上手で羨ましいです…！
  また参考にさせてください。
  マレーシアはいい国なのでマレーシアのよさがもっと広まったらいいですよね(*´∀｀)