2016/04/29 - 2016/04/30
102位(同エリア328件中)
群青さん
この旅行記のスケジュール
2016/04/29
この旅行記スケジュールを元に
2016GW白馬安曇野の旅。
ただ、1泊2日の旅で立ち寄った宿は、何故か新潟県糸魚川市の姫川温泉。
どうしてか?って。
実はずっと以前から気になっていた宿だったので泊まってみたかったんですよね!
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
国道148号線をひたすら北上。
道の駅小谷(おたり)で休憩と買い物を済ませてから、またまた北上。
国道148号線のこの辺りは、1995年(平成7年)の7.11豪雨により甚大な影響を受けた地域。
もう十数年も前の話ですが、新潟県上越地方で仕事していたことがあります。
当時担当していた糸魚川で仕事をしていく中で、その時の大水害の話を何度も聞く機会がありました。
それはそれは大変なものだったらしく・・・
それ以来、ずっとこの地域のことが気になっていたものの。
赴任を終えて地元に戻ってしまうとなかなかそう簡単に訪れる機会のない場所ゆえ、行けず仕舞いでした。
今回、GW旅行で白馬を旅しようと決めた時に、ふと思い浮かんだのが姫川温泉に行ってみようか!ということでしてネ。
今回お世話になったのはホテル國富 翠泉閣。姫川温泉 ホテル国富翠泉閣 宿・ホテル
-
糸魚川静岡構造線(フォッサマグナ)と呼ばれる地帯にモロに重なるように姫川は流れ、国道148号線は川を縫うように限られた場所をひたすら走る。
そして長野県小谷村から新潟県糸魚川市にかけての急峻な地形の箇所は、かの水害後にトンネルが何本も掘られ道路が付け替えられ、今に至っています。
ひとときも気を抜けない場所を通り抜けて、平岩の信号を右折すると、再び長野県側に戻る方向で川沿いに車を走らせ。
山に囲まれた場所にひときわ目立つ緑色の屋根の建造物。
それが姫川温泉ホテル國富翠泉閣。
こんな場所に!と言ってしまっては失礼を承知の上で(苦笑)、車を駐車場に入れるやいなや仲居さんが駆け寄ってきて、宿まで案内してくれたのには驚かされました。
水害後の1998年(平成10年)に再建されたこの宿、綺麗に掃き清められ、落ち着いた雰囲気とのんびりとした時間が流れています。 -
チェックインを済ませ案内されたのは2階の和室。
落ち着いた色調でまとめられた部屋で、空気清浄機も備え付けられていて好感を持てます。
(たぶん禁煙ルームではなかったので、タバコを吸わない僕らのために設置してくれたのだと思うが、全然タバコ臭くもなく快適な部屋でしたね) -
どうも予約したプランは無料で1回のみ貸切露天風呂を使えるものだったらしく・・・
全然そんなの理解してなかった自分(汗)
せっかくなので混みあう前に一人悠々と温泉を堪能させてもらうことに。 -
貸切露天風呂は3種類あって、チェックインが比較的早かったせいかどの風呂も空いているとの事・・・
選んだのは元気の湯 樹の香。
木のぬくもりや香り、並々とあふれ出る湯量の豊富さ。
一人で入る贅沢さよ! -
結構な広さなので童心に帰って泳いでしまいました!(笑)
-
一風呂浴びたら夕飯の時間までしばし部屋で寛ぎました!
と言いたいところなのですが、想定外のトラブル(水漏れ)に見舞われて、急遽別の部屋に移ることに・・・
あー、ビックリしたなぁ~。
しかしながら、従業員の方たちのもてなし心が徹底されていて、全然嫌な感じも受けず。
これハッキリ言ってスゴイことだと思います。
この宿のホスピタリティは侮れません。
なかなかここまでできることではないと感じました。
そんなわけで、別のお部屋で荷を解いて、夕食会場へと向かいます。 -
畳敷きの部屋は中規模の宴会ができそうな広さ。
そんな場所を3つに仕切って個人旅行の客3組分の食事処に設えてました。
今回のメニューは新潟の海の幸と大地の幸を味わいつくすプラン! -
前菜:野菜のテリーヌ
ミニトマト、チャービル、マヨネーズソース
チャービルって何?(汗)
その上にあるのは
火の物:桜鯛と山菜の鍋 の具
コンロに火が入れられています。 -
お造里:海鮮四種盛 妻一式
もう少し食べたい!と思わせる量ながら、一つ一つが新鮮でとても美味しい! -
温物:新玉葱の茶碗蒸し
スープみたいな見栄えですよね(笑) -
焼物:越後牛と鮑の鉄板焼き
エリンギ、南瓜、玉葱、ししとう、バター
1品、肉が入った方が料理の幅は広がりますよね~!
仕切の向こう側のお客さんは越後の海鮮づくしのメニューだったようで、僕らのテーブルには並ばない料理が運ばれているのを横目で見つつ。
でもこっちのコースを選んで正解!だと感じたひととき。
肉は美味し!(笑) -
煮物:蓮根饅頭
小松菜
なんだかおもしろい食感! -
食事:釜飯
止椀:田舎仕立て
香物:三種盛
そして・・・ -
別注文で白エビのから揚げ!
これ、ホント揚げたてサクサクで美味しいのなんの。
ご飯のお供に最適だと思う。 -
デザート:黒胡麻きなこプリン
苺、クリーム、ミント
ほろ苦いコーヒーを頂きつつ、料理の余韻に浸るひととき。
就寝前に大浴場に一風呂浴びに行き、早めに就寝。 -
翌朝。
大浴場へと向かいます。
畳敷きの清々しい廊下をズンズン奥へと向かいます。 -
*画像は借り物
既に朝風呂のお客さんがいたので撮影できず。
公式ホームページのアドレスを貼っておきますネ!
http://kunitomi.co.jp/hot_spring
じゃぶじゃぶとお湯が注がれていて、それだけ湯量が豊富なのだろうね。
何もない山あいの宿だからこそ味わえる贅沢さ。 -
部屋に戻ってのんびりしていると、大糸線の1番列車が通過する時間帯だったので、窓から外を眺めていた。
-
平岩駅を発車した2両編成の電車は國富の前あたりから徐々に加速していく南小谷駅行き。
運転手さんが手を振ってくれました。 -
朝食は比較的山の恵みがメインのようですが、イカの刺身それに日本海の魚が登場してました。
-
これ何だと思いますぅ?
のどぐろ!
もっと大きな魚だと想像していたのでちょいとビックリ!!
小さいながらも美味しかったですけどネ。 -
チェックイン後、仲居さんが駐車場までお見送りしてくれたので、前日から気になっていたことを尋ねてみました。
「川の向こう側の空き地になっている場所って何だったんですか?」
やはり想像していた答えが返って来ました。
対岸の空き地こそ、以前、この國富翠泉閣があった場所。
白い壁の小さな建物が見えるのは、今も従業員寮として使っているらしいのだが、1995年7月のこの地を襲った大水害以前は、ホテル自体が姫川の向こう側に建っていたという。
ホテルはごく一部を残してことごとく濁流に飲まれ破壊されつくしたとのこと。
で、3年後に再建されたホテルが今の場所に建つのだが・・・
実はこの姫川、新潟と長野の県境になっているらしく、対岸は長野県。
姫川温泉は本来、長野県の温泉なのですが、姫川の左岸に立て直したがために住所上は新潟県糸魚川市になってしまったらしいのです。
肩ひじ張らずくつろげる宿。
何もしない贅沢というのは、こういうことを言うのかもなぁ~!
と余韻に浸りつつ、2日目の観光へと向かいます。
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