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2019年3月・雑感11

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2019/03/30 - 2019/03/30

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ケロケロマニア

ケロケロマニアさん

平成最後の年も、はや三か月が過ぎようとしている。
自分にとっての平成最後の海外旅も、フェリーの予約の都合上、2回に分けての旅程となったが、今はその2回目の旅に出発し、新千歳空港に到着した段階である。

月末に綴らせて頂いている月記だが、31日はちょっと忙しくなりそうなので、前日に記しておくことにした。

野球好きにとっては、いよいよ前日(29日)にプロ野球が開幕し、その前には春の甲子園・高校野球も始まっているので、まさに球春到来、というところだが、そんな野球ネタとして、やはり今月の象徴的な出来事といえば、イチロー選手の引退発表であったと思う。

彼は愛知県出身、しかも世代的にもほぼ同じ(学年は一つ下だけど…)なこともあり、私自身は特に彼に接点がある訳ではないが、野球部出身の友人がいて、彼は常日頃から、イチローとの対戦で、彼のセカンドゴロを捌いたことがある、と自慢している男だったので、あまり遠い人物のような気はしていなかった。

しかし、よく考えると、日米通算で4000本以上のヒットを積み重ねている、凄い選手なんだなと、当たり前ではあるが一時代を築いた選手として、これからも語り継がれていくのであろう。

丁度平成が終わるタイミングでの引退発表は、昨年の安室奈美恵と同様、一時代の終了を感じた瞬間でもあったが、彼は選手生命の長い期間を米国で過ごしていることもあって、あまり”平成”というカテゴリーで括るのは相応しくないのかもしれない。

しかし野球選手というのは、結果が全てなのであるけれど、彼も一歩間違えば、世に出ることなく終わってしまっていた選手である可能性も大きかった訳で、指導者に恵まれた、という僥倖があってこそのこと。昔ながらの指導方法で彼を”矯正”していたら、正直、今の立ち位置はなかっただろうし、そういう意味でも、オリックス時代の故仰木彬監督の存在は大きかったのだと思う。(そういえば、氏が亡くなられたときに、わざわざ米国から帰国して葬儀に参加していた時のことを思い出す…。)


しかし、勿論そのイチローの偉業は素晴らしいものだろうけれど、世の中の”イチロー教”的な、崇拝にも似た対応は、どうも違和感を感じるし、野球好きで知られる某タレントが、MLBの公式戦で戦力としてはもう使えない状況にあったイチローを、”引退試合”感覚で出場させていたことに苦言を呈していたことに対して、野球を知らない人々が氏をボロクソに叩いていたのはどうなんだろう、と、何か、危険な香りがする世の中になったんだなあと、つくづく悲しくなってしまった。


そして、今月の出来事として、もう一つ触れておかなくてはならないのは、やはり一北海道民的には、JR北海道の石勝線夕張支線の廃止であったろうと思う。正確にはこれを記している時点ではまだラストランを終えていない段階ではあるが、私自身の惜別は、今回の二度の訪韓の間の一時帰国において、既に済ませてしまったので、敢えてこのように綴らせて頂くが、この路線の廃止に関しては、最近の同社の”廃線祭り”の中でも、何かきな臭さを感じる出来事であったように思う。

そもそも、”攻めの廃線”って、何のこっちゃ…、と思うし、それを実績として豪語している当事者やその取り巻き達の胡散臭い”ドヤ顔”には反吐が出る思いである。

思えば10年前、丁度私が道北の田舎町での暮らしを始めた少し前に、夕張の破綻問題が取り沙汰されていた中で、「SL夕張応援号」というのに乗車し、個人的にも4トラさんで最初に綴った旅行記がこのSL乗車に関して、だったので、何だか、この10年はあっという間に過ぎ、そして、あっという間に夕張支線は消えていくのだなと、ただただ虚しさだけが残る。

廃線前の約2週間は、わざとらしい車両増結や増便ダイヤでの”廃線祭り”が続き、何だかそれを巡る人々の姿も、江差や増毛とは違った、異様な盛り上がりがあって、これを記しているまさに同じ時点で、更に激しさを増した混雑状況下にあるだろうことを思うと、居た堪れない気持ちになってしまう。”攻めたおかげ”で、これだけの胡散臭い盛り上がりを最後だけ見せた、というのであれば、寧ろ、攻めずにひっそりと忘れ去られるように廃線して欲しかった、と思ってしまうのは、身勝手な話なのだろうか…。

数年前までは閑古鳥が鳴いているのが普通だった夕張支線上の各駅において、思い出していたのは、昨年の春、宗谷本線最北の無人駅で数時間かけて読み漁っていた駅ノートにボソッと記されていた、”駅が見世物になっている”という言葉であった。最後の時でさえ、わざわざ車で駅を見に来ている輩とか、自己満足のためだけに最後の記念乗車にやって来て、周囲の人々とも全く交流することもなく、自分の世界に篭っている輩とか、何だか路線の廃止以上に悲しい光景を沢山積み重ねただけの、平成最後のJR北海道廃線劇であった…。

そして、来年には新元号最初のJR北海道廃線劇も待ち構えている訳であり、”攻めなかった”新十津川や浦臼、月形に対して、JR北海道がどのような対応を見せるのかは、卑屈なアングルでの見所だと言えるのかもしれない…。


明後日にはいよいよ新元号の発表、それを韓国で眺めることになりそうだが、正直、色々なことに対して悲観的な見方しかしていない私のような輩にとっては、時代が変わったところで、大した変化はないのだろうなと思うし、客観的に見て、自分のような輩は、こういう旅行サイトでは鬱陶しいだけの存在だけだとも思うし、残り1か月となった平成の時代を、どのようにフェードアウトしていこうか、を模索していく日々が最後は続いていくのだろう…。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
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