2019/03/17 - 2019/03/21
15553位(同エリア54824件中)
ねぴねぴさん
3月に5日間のまとまった休み(正確には4日半)が取れたので、一人で道東エリアを中心に北海道を周遊してきました。主な交通手段は車ではなく、鉄道やバスを使用した公共交通機関での移動となります。そこで今回大活躍した、ひがし北海道フリーパス(指定エリア内におけるJR在来線特急自由席、及び快速・普通列車が乗り放題。使用開始日より5日間有効。値段は15,500円)を使用した旅行内容を綴りましたので、良かったらご参照下さい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 JRローカル AIR DO
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3/17(羽田~新千歳~釧路)
午前中に仕事を終え羽田空港へ。
定刻通りに羽田空港を出発。約1時間30分のフライト時間を得て、新千歳空港へ到着。現地の天候は曇り時々雪。春休みシーズンに加え、日曜日の午後ということもあり、新千歳空港は大勢の旅行客で賑わっていた。また、いつの間にか駅もリニューアルされており、北海道の玄関口に相応しい駅舎として生まれ変わっていた。
早速、駅の窓口で今回の旅の主力となる、ひがし北海道フリーパスを購入(往路搭乗券の提示が必要)する。 -
本日の目的地は釧路であるが、接続列車の出発時刻までは時間があったので、空港内を散策することにした。その際に行列を形成している店があったので、そこでソフトクリームを購入。実に濃厚であり、とても美味しかった。これはあとで調べて分かったことであるが、かなりの人気店だったようである。
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列車に乗車してからは、新千歳~南千歳~トマムまでの区間は車内が混雑しており、特急おおぞら号の自由席では座れない旅客も大勢いた(自分はギリギリセーフだった)。特に中国人観光客が多い様子。どうやら数年前にトマムの観光施設を中国企業が買収したらしく、今では彼等の一大観光地になっているようだ。人口減少が著しい北海道において、今後の成長産業といえば、インバウンド需要の増加による外貨獲得が最も手堅い手法なのかもしれない。個人的に日本の観光地に来る中国人観光客に対しては、あまり良い印象はないのだが、何故かこの日は気にならなかった。
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トマムを過ぎると混雑率もかなり下がり、窓側の席が取れた。しばらく車窓からの景色を眺めていたが、単調だったので次第に飽き始め、結局はスマホやタブレットを弄ることになった。ついでに車内で少し遅めの昼食を済ませた。乗車前に新千歳空港で購入した石狩鮨という駅弁(空港で買ったので正しくは空弁というらしい)を食べたが、これがまた美味しい。さすがは海産物の宝庫、北海道と言ったところか。
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約4時間弱の乗車を終え釧路に到着したら、駅から徒歩1分の距離にあるホテルへチェックイン。値段の割にはスタッフの対応が懇切丁寧であった。
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チェックイン後は夕食を食べに街へ繰り出す。釧路市の繁華街は駅から1km程離れており、幣舞橋やフィッシャーマンズワーフなどの観光地も繁華街の中にある。
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市街地を散策した後、煉瓦というお店に入る。こちらは釧路では有名な炉端焼き(屋内BBQのようなもの)のお店らしい。自分の他にも重たそうな荷物を抱えた一人客が数人いたので、恐らく同じような観光客であろうか。味はというと、決して悪くはないのだが、モノに対しての値段が少々高い感じた。
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明日も早いので、食事を済ませたら足早に退散。ホテルへ戻り、この日は早めの就寝。初日はほぼ移動だけで1日が終わった。
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3/18(釧路~根室~釧路~川湯温泉)
根室行きの始発列車(5時35分発)に乗るため5時ちょうどに起床。本日は雲一つない快晴。しかし、外に出るとものすごく寒い。駅から近いホテルで良かったと改めて実感する。
釧路を出発する際の混雑率は座席の定数に対して2~3割程度。通勤通学の旅客よりも、鉄道マニアの存在が目立った。 -
釧路を経ってしばらくすると、美しい風景が広がってくる。草原だけでなく、海のすぐ真横を並走する区間もあるので、雪景色一辺倒で無機質な昨日の風景とは違い、飽きることはなかった。この花咲線はエゾシカとの衝突も多く、この日も衝突こそしていないが、何度もエゾシカが線路内に侵入してきて、その度に列車は急停止を繰り返していた。また人口密度が極端に少ないエリアを走る路線なので、莫大な赤字を抱えているらしい。JR北海道も経営の厳しさから廃線を検討しているらしく、恐らく保ってあと数年であろうか。しかし、終点の根室に近づく頃には高校生の通学時間帯と重なった事もあり、座席が埋まる程度の混雑率にはなっていた。
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根室到着後、駅前バスターミナルから発着しているバスに乗り換え、本土最東端の納沙布岬を目指す。約40分程度の乗車時間で納沙布岬に到着。
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残念ながら北方領土館は休館日であり、見学することは出来なかったが、同じ敷地内にある資料館を見学した(入館無料)。
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この他にも納沙布岬灯台や北方領土返還を願うモニュメントなども見学した。帰りのバスの発時刻が迫っていることもあり、じっくりと見ることは叶わなかったが、この国が抱える領土問題を再認識させられ、我ながら感慨深いものがあった。
ちなみに納沙布岬を観光中に釧路から同じ列車とバスを乗り継いできた男性と小一時間世間話をした。どうやら彼も自分と同じフリーパスを使用した旅をしているようで、この後も途中の経路までは同じルートを辿るとのこと。基本的に一人旅では誰かと話す機会がないので、こういった出会いもまた面白いものである。 -
行きと同じバスに乗り込み、根室からは釧路行きの列車に乗り換えた。復路の列車は座席の半数程が埋まっており、往路よりは賑わっていた印象が見受けられた。
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釧路に戻ってきた後は駅から程近い和商市場にて昼食。
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自分で食材(ネタ)を選んで買うスタイルの勝手丼が名物らしいので注文してみた。丼に関しては正直、観光地価格だと感じたが、昔ながらの市場の雰囲気は良かった。ここでも先程の彼と偶然会ったので一緒に昼食を食べた。
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一時間程釧路に滞在した後、網走行きの普通列車に乗車。午前中の花咲線とは違い、釧網本線は釧路出発の段階で座席が満席になった。自分は摩周で下車し、ここで今朝から同じルートを観光していた彼に別れを告げる。
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摩周からは駅舎内にある観光案内所で購入した2日間有効のフリーパスを使用する。
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ここから周遊バスに乗り換え、一路川湯温泉を目指す。
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途中立ち寄った屈斜路湖の砂湯では、すぐ目の前を優雅に泳いでいる白鳥達を眺めることができた。
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川湯温泉到着後は駅舎に併設されているオーチャードグラスという喫茶店にてコーヒーを注文。店内のレトロな雰囲気を味わい旅の情緒に浸る。
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といきたいところであったが、バスの発時刻もあるので、残念ながらそうもいかず。結局10分程度の滞在をしただけで店を後にする。
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駅前から再度別のバスに乗車し、本日の宿泊先である欣喜湯へ向かう。
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下車後に硫黄の臭いが立ち込める温泉街を軽く散策しつつ、目的地へ到着しチェックイン。
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館内は清掃が行き届いており、築年数はあまり気にはならなかった。
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また格安ツアーに含まれる宿泊プランだったので、夕食はバイキングを予想していたが、結果的には会席膳だった。ちなみに夕食は一番遅い時間帯を指定したこともあり、会場は自分一人の貸切状態であった。
温泉に関しては、先程述べた温泉街全体に硫黄の臭いが充満しているように、強酸性の泉質であった。これは周囲に活火山があるからなのだとか。地質学に疎い自分には何故、活火山(火山ガス)=硫黄臭を発する成分を生み出すのかイマイチ理解できないが、肌にとって刺激が強いということは入浴してすぐに感じることができた。 -
翌日は遅めの出発で良いので、久しぶりに夜更かしするつもりでいたが、自分が思っていた以上に疲れていたのか、案外早く寝てしまった。
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3/19(川湯温泉~網走~温根湯温泉)
朝からホテルの朝食バイキングを食べ、朝風呂に浸かる。それでも列車の発時刻までは時間があったので、旅館から2km程の距離にある硫黄山を観光し、更にそこから、同じく2km程離れた駅まで歩いて向かうことにした。
チェックアウトを済まし、外に出ると本日も快晴。昨日に引き続き、好天に恵まれている事に喜びを感じつつ、北海道の一本道をひたすら歩き続ける。しかし歩き始めてすぐに、重い荷物を担ぎながら歩くことに事に苦痛を感じ始める。荷物を担ぐ位置を何度もずらしながら歩くこと20分、ようやく硫黄山に到着した。 -
硫黄山は、阿寒国立公園の中にある活火山とのこと。煙が出ている側まで近づくと、先程まで浸かっていた温泉とは比べられない程の激しい硫黄臭がする。川湯温泉の泉源である硫黄泉はどうやらここから来ているらしく、ああなるほど。と感じた。それでも周囲の山々も含めたその景観は実に見事である。少し疲労も残ったが、遥々足を運んで正解であった。
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観光を終えたところでこのままバスに乗車し、駅まで移動したいが、残念ながらそうもいかず。結局その足で駅まで向かう事に。駅に着く頃には列車の発時刻の5分前であった。もしこの列車を逃すと、次は列車までは約5時間も空いてしまうので、この後の行程が全て計画倒れになってしまうところであった。
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川湯温泉から北上し、オホーツク海側の網走へ移動する。途中知床富士と呼ばれる羅臼岳を車窓から望むことができ、また知床斜里を越えたあたりからはオホーツク沿岸を走行する。北浜駅付近を通過する頃には流氷が観れるか期待したが、残念ながら接岸しておらず。
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網走に到着後、先ずは網走監獄へバスで向かう。
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網走監獄では館内を見学する前に施設内に併設されている食堂にて監獄飯(ホッケ定食)を注文。どうやら実際の受刑者が普段食べているメニューと同様の品らしい。正直あまり期待していなかったが、これが意外に美味しい。恐らくここ数日海鮮料理ばかり食べていたからなのかもしれないが、やはり自分の舌には素朴な味わいの料理の方が合っているのかもしれないと感じた。
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お腹を満たした後は館内を見学。網走監獄は実際に昭和の時代まで刑務所として使用されていた場所である。現在は移転し、新しい刑務所が網走市内の別の場所にあるので、旧刑務所の当館は博物館として保存されている。
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保存対象の中には国の重要文化財に指定されている建造物もいくつかあった。建物だけでなく、過去の囚人達の生活実態や当時の労働条件の劣悪さなどを知ることができ、現代はいかに恵まれた世の中であろうかと感じた。もっとも、自分は服役した経験もないので、現代の受刑者の気持ちを知っているわけでもないのだが。
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食事時間を含め、2時間ほど滞在したのち、再びバスに乗車。今度は同じ市内にある流氷船乗り場へ向かう。
実はこの旅行の一番の楽しみが流氷観光なのである。しかし不安があった。季節は既に3月の中旬から下旬。流氷のピークは既に過ぎており、加えて昨日今日と快晴。恐る恐るホームページを確認してみると、本日流氷なしの記載があった。 -
船乗り場に到着し、乗船場スタッフに尋ねると、船は出航するが、経路を変更し、近郊にある能登岬沖までの周遊船として運行するとのこと。
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一瞬辞めようか迷ったが、せっかくここまで来たのだから。ということで結局乗船。やはり流氷が見れないからなのか、船はそこまで混雑していなかった。
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最初は甲板に出て外の景色を眺めていたが、すぐに寒くなってきたので船内へ移動。船内のカフェで地ビールの流氷ドラフトを注文。流氷カラーをイメージしているのか、何とも怪しい色合いである。そんなビールも早々に飲み干し、漠然と船内から見える海の景色を眺める。と同時に今回の反省点を改めて考える。もちろん運もあるが、流氷を見ることが出来なかったのは何といっても時期の悪さである。もしまた訪れる機会があったら、次回は必ず流氷がピークの時期にしようと思う。
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1時間程の乗船を終え、下船する頃には日も傾いてきた。真冬ではないが、この時間になるとやはり寒い。すぐに接続のバスに乗り込み、そのまま駅へ向かう。
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網走からは札幌行きの特急オホーツク号に乗車し、本日の宿、温根湯温泉の最寄駅である留辺蘂まで移動。
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留辺蘂から温根湯温泉まではバスで移動するのだが、残念ながら接続が取れておらず、30分以上駅前にあるバスターミナルの待合室で暇を潰す。
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ようやく到着したバスに乗り込み、温根湯温泉を目指す。しかしここで宿泊先から最寄りのバス停を勘違いし、下車する場所を間違えてしまうという過ちを犯す。結果的に2つ手前のバス停で降りてしまったので、10分程歩く羽目に。
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チェックインを済ませる頃には最終の夕食開始時間を若干過ぎてしまっていた。スタッフの方の計らいにより、夕食は何とかいただくことができたが、申し訳ないことをしてしまったと反省する。
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食事はハーフバイキングとなっており、会席膳の他、ビュッフェコーナーも設けてあるメニュー内容であった。味も美味しかったので満足。
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ちなみに本日宿泊する大江本家という宿だが、施設の規模がかなり大きい。そのため館内施設も充実しており、家族や友人などのグループ同士で訪れるのも楽しそうだ。
温泉を満喫した後は疲労もあったので、この日も早めの就寝。 -
3/20(温根湯温泉~旭川~札幌)
この日は6時前に起床。特に急ぎの用事はないが自然に目を覚ます。二度寝することは諦め、朝食の開始時間まで部屋でのんびりと過ごす。ふと外を眺めるてみると、本日も快晴になりそうな空模様である。今回の旅行は好天に恵まれており、本当に有難い限りである。
朝食のバイキングを食べ、すぐにチェックアウト。昨晩本来降りるべきであったバス停から乗車して留辺蘂へ向かう。 -
留辺蘂からは特急大雪号に乗車し、石北本線で旭川を目指す。留辺蘂を出てすぐに常紋トンネルに差し掛かる。ここは道内でも有名な心霊スポットらしく、過去にトンネルの突貫工事に伴う重労働(タコ部屋労働)により、多数の死者を出したところである。さらにはその遺体を、そのままトンネルに埋めたため、のちに大量の人骨がトンネルの壁から見つかるという悲惨な出来事があったそうだ。恐らく昨日見学した網走監獄の囚人達の中にも、この常紋トンネルでのタコ部屋労働に駆り出されていた人物がいたのかもしれない。その様な説明文があったことをふと思い出した。
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途中遠軽でスイッチバックをしたので、4号車自由席の1番後方の席に座っていた自分は必然的に最前部となる。せっかく展望席として様変わりしたので、旅館の売店で事前に購入しておいた地酒を嗜みながら、北の鉄路と沿線風景を眺めることにした。ただ特急の割には速度が遅い。どうやら石北本線は最高時速が95km/hまでしか出せないようだ。確かに大半が山岳地帯を走る長大路線であり、これまで乗車してきた根室本線(花咲線)や釧網本線同様、廃線の議論も取り立たされているらしいので、今更速度向上を行ったところでそれに対する見返りはないのかもしれない。余談だが、乗車中に親切な車掌さんが自分の所までやってきて、車内の空調温度が適切かどうか尋ねてきたのが印象的だった。
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旭川に着く頃には既に昼になっていたので、昼食を食べに街へ繰り出す。
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予め調べておいたラーメン屋が臨時休業だったので、その場で調べ直し、別の有名な旭川ラーメンのお店へ入店。
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バター醤油を注文した。シンプルな味わいの中にもコクがあって美味であった。
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昼食を済ませた後は駅前のバスターミナルへ移動し、旭山動物園へのバスに乗車する。
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ちなみに今回使用しているAIRDO20周年記念のひがし北海道フリーパスは、旭山動物園の入園券と旭川-旭山動物園間の往復バス乗車券がセットで付いてくるのだ。例え一人旅であろうが、是非行かねばと思い、行動に移す。
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世間は春休みシーズンだが、北海道はまだまだ冬。この旭川動物園もGWや夏休み期間であれば、恐らく超満員だろうが、本日はそこまで混雑していなかった。とはいっても外国人旅行客、とりわけ中国人観光客の多さが目立つ。
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園内では有名なペンギンの散歩やアザラシの食事風景(もぐもぐタイム)の他、道内各地に生息している動物達の展示を眺めることができ、とても癒された。行くまでは男一人で動物園に行っても仕方がないだろう。という気持ちもあったが、決してそのようなことはなく、純粋に楽しむことができた。
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旭川に戻ってきた後は、特急カムイ号に乗車し札幌を目指す。函館本線の旭川-札幌間はほとんどが直線区間となっており、揺れも少なく、乗車していてとても快適だった。また道内第1の都市と第2の都市を結ぶ列車なので、座席が満席になる程度には混雑していた。そのような区間でも収支別の営業成績では赤字らしく、改めてJR北海道の経営の厳しさを実感した。
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札幌からは地下鉄に乗り換え、本日の宿泊先の最寄り駅まで移動する。
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チェックインを済ませると、ジンギスカンで有名なだるまという店へ向かった。この店は以前にも友人と来店しており、個人的にも気に入っているため、今回もこちらで夕食をいただくことにする。
店内は祝前日ということもあり、順番待ちの人達で長蛇の列を作っていた。だが幸運にも一人掛けの席がすぐに空いたので、優先して案内してもらえた。系列店舗を含め、既に何度か来店しているので、味の良さは折り紙つきだが、今回来店した店舗のスタッフさん(おばちゃん店員さん)は接客サービスがとても丁寧であった。次に北海道に来る際にも是非こちらに訪れたいものである。 -
ジンギスカンを食べた後も胃袋に余裕があったので、これまた有名なはきちょうという海鮮系のお店に向かう。この店の看板メニューである、イクラのつっこ丼が食べたくなったからだ。予約もせずに足を運んだので、本店は終日満席であったが、隣のビルにある系列店であればすぐに案内可能とのこと。メニューも同じらしいので、そのまま向かうことにした。
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このつっこ丼というのは威勢の良い店員さんがイクラをどんぶりに並々注ぐというもの。いわばパフォーマンス的なものが人気を博しているようだが、肝心のイクラの味もとても良い。
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北海道グルメを満喫し、お腹も大いに満たされたので、一旦ホテルに戻り、胃を休めることにした。せっかく大浴場もあるので、入浴してみる。都会のシティホテルでありながら、大浴場が備わっているのは実に有難い。お陰で旅の疲れを癒すことができた。入浴後は再び外に出て、近隣のバーで飲み直そうと思っていたのだが、突如猛烈な眠気に襲われる。こうなってしまうと最早どうしようもない。しばらくは眠気と格闘していたが、結局は日付が変わる前には意識を失ってしまった。
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3/21(札幌~小樽~新千歳~羽田)
いよいよ北海道旅行も本日が最終日である。遅めの起床の後、朝食のヨーグルトを胃に流し込みチェックアウトを済ます。地下鉄で札幌まで出た後、札幌からは快速エアポート号に乗車し、午前中のうちに小樽まで移動する。 -
30分程列車に揺られた後、小樽に到着。小樽には以前にも3度訪れているが、街の景観が素晴らしく、また札幌からのアクセスも良いので、ついつい足を運んでしまう。それに加え今回はミシュランガイドに掲載されているお寿司屋さんに行くという目的があるのだ。
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早速、訪問予定のお寿司屋さんに連絡してみるが、既に長蛇の列を作っているので、長時間待つことになるかもしれないとのこと。このあとの搭乗時間を考慮すると、あまり小樽に滞在する時間もないので、今回は本店を諦め、駅ナカにある系列店にシフトチェンジ。こちらは開店5分前に並んだが、ほとんど待つことなく案内してもらえた。
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店に入ると、おすすめ10貫握りと熱燗を注文。板前さんが1貫ずつ丁寧に握ってくれるスタイルで、味もとても良かった。思わず握りの単品と熱燗を追加注文してしまう程である。
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昼食に舌鼓を打ったあとは、簡単に小樽市内の観光をする。とはいっても、ど定番の小樽運河や目抜き通りである堺町通りぐらいなのだが。
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ついでに堺町通りにある六花亭でバターサンドとシュークリームを購入。行程に余裕があれば、六花亭本店がある帯広にも足を運んでみたかったのだが、今回の旅行では仕方なく見送ることにした。
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帰りは小樽のひとつ隣の駅である南小樽から列車に乗車する。当駅-新千歳空港までは事前に指定席券(Uシート)を購入していたので快適に移動することができた。
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空港に到着した後は、出発時間まで時間があったので、空港内のお土産コーナーや軽食コーナで時間を潰す。すると自分の搭乗予定の便に関しての放送が流れる。どうやら搭乗予定のAIRDO26便が機材遅れのため、出発が10分程遅れるとのこと。しかしこれといって取り急ぎの用事もないので、10分程度であれば遅れようが何ら問題はない。搭乗手続きを済ませた後は、搭乗口の待合スペースでこの旅最後のクラシックビールを嗜みながら機内への搭乗案内を待つ。この味がしばらくの間飲めないと思うと実に残念だ。
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結果的に15分遅れで新千歳空港を出発、同じく15分遅れで羽田空港に到着した。
数日ぶりの東京は大変暖かく、この日は20度を記録したらしい。東京は既に桜の開花シーズンである。道内用の防寒対策を施している自分としては、着込んでいるヒートテックインナーやタイツが暑くて仕方がない。
羽田空港に到着後はそのまま列車を乗り継いで無事に家路へと着いた。
自分で計画を練り、それを行動に移す旅行には、毎回何かしらのトラブルがある事が多いのだが、今回は概ね順調に事が運んだと思う。改めて素晴らしい旅行であった。
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