ロバ犬猫鶏が目指す都市～ドイツ6

2013/09/23 - 2013/09/30

5日目。　ハーメルン駅9時半頃発の列車でブレーメンへ。ハノーファーで乗り換えだが―のどかな田舎町を走る車窓を楽しんでいるうち、列車は停まった―終点で。え？終点??その先線路は無い行き止まり。そして知らない駅名。　なんか乗り間違ったみたい…。
　↑ブレーメン駅

エリア ブレーメン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: KLMオランダ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

駅の人に訊くと、スマホでペペペッと調べて○時×分のに乗ればいいよと教えてくれた(スマホで調べるんかい。てか駅員じゃないのか)　
　↑運転手が降りた後の運転席が丸見え。ブラインドを閉めてる。

ここは何処なんだろう…　で再び乗車。今来た鉄路を見事に戻り、どう間違えたのか解らないうちハノーファーで乗換え、百数十kmの距離を5時間近くかかってようやくブレーメンに着いた。

駅で軽く昼食を取り、路面電車でホテルへ。もう15時も過ぎてる、すぐさま観光開始！
　↑“市庁舎” 1409年建造、1612年にルネサンス様式に手直しされた。

“ローラント像” ブレーメンの自由と独立のシンボルとしてマルクト広場に立つ。高さ5.5m、中世に造られた像ではドイツ最大の自立式彫像と言われている。中世叙事詩に登場する伝説の騎士がモチーフに制作され、当初は木造だったが焼き討ちに遭い1404年に再建された。

“聖ペトリ大聖堂” 最初に建てられたのは10世紀。15世紀の改装でこの形になった。

“北海”に近いここは、今までの街とは雰囲気が違う。人も他人種を多く見た。

“シュッティング(商工会議所)” 16世紀に建てられた同業組合ギルドの建物。

“ブレーメンの音楽隊”の像。ロバの脚に触ると幸せになると言われてるそう。脚だけピカピカになってた。

豚の親子の像もあったぞ。これもみんな触るからピカピカ。

本を読む音楽隊。服も着てるし。

“ベトヒャー通り” 中世は港とマルクト広場を結ぶ重要な通りだった。今は美術館や土産屋が連なる趣のある通り。

一列になって管の上を歩く音楽隊

　↑メキシカン・アート的色合いの音楽隊
ざっくり語ると～ロバ・犬・猫・鶏がブレーメンを目指す途中、泥棒を驚かして食べ物を手に入れその後泥棒の家を手に入れて幸せに過ごした～というストーリー。

　↑幾何学模様の音楽隊
彼らは中世から発展していたブレーメンに希望を抱いていたんだね。でも改めてストーリをなぞると最終的にはブレーメンには行っていないという事実！

木製の音楽隊も居たぞ

ブレーメンで最も古い地区 “シュノーア地区”。肩寄せ合う小さな建物に土産屋やカフェが並ぶ。この近くでクリスマスのオーナメント専門店に入ったら美しい店内にうっとり…でも写真撮影はNG。目に焼き付けるっきゃない。

市庁舎の地下にあるレストラン“ブレーマー・ラーツケラー” でディナー。なんと1405年創業！　隣の席の団体ドイツ人の乾杯に酔った勢いで便乗してちょっと交流できた(??)　ウエイトレスが表情一つ変えない能面姉ちゃんだったが、一応チップを上げると「thank you」と無表情で返してきた。むしろ面白い。

夜の市庁舎、抑えたライトアップ。

　↑聖ペトリ大聖堂の入り口。　散歩の後路面電車でホテルへ帰る。券売所が閉まってたので車内で買えるのかと運転手に言うと「いいから乗れ」と乗せてくれた。多分面倒だったんだろう。

翌朝。朝食後部屋に戻るとドアが開かない。どんなに鍵を回してもノブをガチャガチャやっても開かない！同行者MKにフロントに言いに行ってもらって、尚も悪戦苦闘すると―スッと開いた。慌ててフロントの人はキャンセル…何だったんだ…
　↑昼の出発まで散歩。川沿いのアート？落書き？

“ヴェーザー川” ハーメルンで見たのと同じ川なんだな。川幅が大分広くなって船も通ってる。

“聖ペトリ大聖堂”…だったかな。

再びマルクト広場(それにしてもドイツにはいくつのマルクト広場があるんだ)　ローラントさん、またいつの日か逢おう…

正午前、路面電車でブレーメン空港へ。って路面電車で行けるんかい!?(なんなら徒歩で行ける距離)　14:55発アムステルダム行き～15:50着、17:40成田行きで帰国の途に。　メルヘン街道縦断の旅これにて～終わり