元旦からマヨルカ島ドライブ旅へ！&バルセロナ【4】パルマ大聖堂→カラ・マジョール→主顕節パレード

2019/01/05 - 2019/01/05

バルセロナ近辺、マドリード近辺、アンダルシア地方に続き
４度目のスペインとなった今回の旅。
諸事情により元旦出発となってしまいましたが、
だいぶ前から是非行きたいと願っていたマヨルカ島に、やっと行くことができました！

バルセロナ近辺、マドリード近辺、アンダルシア地方に続き
４度目のスペインとなった今回の旅。
諸事情により元旦出発となってしまいましたが、
以前より是非行きたいと願っていたマヨルカ島に、やっと行くことができました！

この時期を選んだのは、冬でもさほど寒くなく晴天が多い、というのが一番の決め手でしたが、
本当にそのとおり。
そして、ドライブにはピッタリの島だと思いました。
最後の最後にアクシデントありましたが…

初めての経験となる地中海の島の旅は
とても想い出に残る旅になりました。

　　　　　　＝＝全日程＝＝

2019年
【１／１（火）】
11：00 関空発　オランダ航空
↓　
15：00　スキポール空港着
17：20　スキポール空港発
↓　
19：45　パルマ・デ・マヨルカ空港着


【１／２（水）】　
　≪マヨルカ島東部ドライブ≫
空港（レンタカー借りる）→フェラニチェ→ドラッグ洞窟→マナコル→アルクディア
　　【1】　https://4travel.jp/travelogue/11452497

【１／３（水）】
　≪マヨルカ島西部ドライブ≫
アルクディア→フォルメントール半島→ポイレンサ→インカ→パルマ
　　【2】　https://4travel.jp/travelogue/11456359　

【１／４（木）】　
≪マヨルカ島北部へドライブの後、パルマ≫
ディア→パルデモサ→ベルベル城→空港（レンタカ－返却）→パルマ
　　【3】　https://4travel.jp/travelogue/11464106

【１／５（金）】
≪パルマ観光≫
パルマ大聖堂→アラビア浴場跡→カラ・マジョール→主顕節前夜祭パレード
　　【4】　https://4travel.jp/travelogue/11467181　←★今ここ

【１／６（土）】　
≪バルセロナ観光≫
8：40　パルマ・デ・マヨルカ空港発　
↓　
9：35　バルセロナ空港着

グエル邸→カタルーニャ音楽堂→4Cats
　　【5】　https://4travel.jp/travelogue/11472607　

【１／７（日）】
≪バルセロナ観光≫
サグラダファミリア→サンパウ病院→カサ・ビセンス→カサ・パトリョ→カサ・ミラ
　　【6】　https://4travel.jp/travelogue/11476472
　　【7】　https://4travel.jp/travelogue/11479796

【１／８（月）】　
≪予定していたオランダ航空　欠航≫
15：00　バルセロナ空港発　エミレーツ航空
↓

【１／９（火）】
00：40　ドバイ空港着
03：05　ドバイ空港発
↓
17：00　関空着

2023.09.02　EDIT

エリア マヨルカ島(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【1/5】
今朝もホテル内レストランの朝食。
昨日とメニューが少し違っていたり、エンサイマーダ（マヨルカ島名物の渦巻パン）の小さいのもあった。
一般的な大きいサイズのは食べきれないので、ここで味見できてよかった。
あっさりした甘さのフワフワ食感で美味しかった。

明日は早く出るのでこの朝食は今日で終わり…　ザンネン！
9：30頃にパルマ大聖堂に向けて出発。

途中、マジョール広場の近くにあるこのオリバーマーケットに寄り道。

とても広い！

やはり魚介類が多い。

・・・

メチャクチャ大きなサーモンの切り身。

迫力あるロブスター。

こんなお寿司も…！

マーケットの前の広場には、バルーン製の遊具の空気が抜かれてペチャンコになったものが雑然と置かれている。
クリスマスから新年にかけて、ずっとお祭りムードなんですね。

昨夜見たユニークな建物。
明るいと更に美しく凝った作りなのがわかる。

１階は昨夜賑わっていたエンサイマーダが人気のお店。
出窓が特にユニーク！

このような香辛料専門店が結構ある。

昨夜の賑わいがウソのように静か。。。

大聖堂に近づいてきた。

右側はアルムダイナ宮殿の裏側。左にはマーチ邸美術館。
手前のオブジェはミロの作品。
ベルベル城の南西にジョアン・ミロのアトリエがあったそうで、
現在はアトリエの隣にミロ美術館がある。

アルムダイナ宮殿の裏から山側を望む。

宮殿のすぐ隣にあるのが、パルマ大聖堂。

見上げると、スケールの大きさに唖然…
1851年の大地震では特にファサードが大破し、その後修復されたというのはこのファサードのことかな。

パルマ デ マヨルカ大聖堂 寺院・教会

門番用でしょうか？

大きく細かな細工のバラ窓。
この後、中に入ってこのバラ窓からの光に驚くことになる。

映画で見るような大砲がこんなところに…

パルマ大聖堂は、マヨルカ島をイスラム教徒から奪回したハイメ1世により、
1230年に建設が開始され、1601年に完成、というから
371年もの年月をかけて完成したことになる！

高さ44m,奥行き121m,幅55mという巨大な大聖堂だ。

ここにも面白いガーゴイルがたくさん。

入場するとすぐに、このような宝物が展示してあるスペースがある。

ローマ・カトリックの大聖堂で、重要文化財に指定されているとのこと。

いよいよ聖堂内へ。

おおっ！　高っ！

ステンドグラスの窓が高い位置に並んでいるのがとても美しい。

そして、この光！！

ステンドグラスを通す光は美しいだけでなく、神秘的ですね…

天井にも壁にも柱にも色はないが、
だからこそステンドグラスの光が映えるのかもしれない。

身廊。

天井。

ドラック洞窟を表現しているのかな？

1851年の大地震後の修復工事が開始されて50年後、
ガウディが招聘されたという。
ここはガウディが手掛けた部分。

いかにもガウディ！
…が、意見の食い違いがあり、途中で手を引いたのだとか。

パイプオルガンも大きい。

音が聴きたい！！！

柱に張り付くかわいい魔物？
（どの教会内にもどこかに必ず魔物が潜んでいるらしい）

羊？

見事なレリーフ彫刻。

レリーフ彫刻は本当に見飽きない。

ここから入場した。

床のモザイク模様。
この下には棺があるのだろう。

笛を吹くエンジェルの模様。

主祭壇。

そして、この白い円盤状の板がズラーッとついたロープ。
どの聖堂にも天井から放射状に何本も飾られている。
初日に訪ねたフェラニチェの修道院の聖堂で初めて見て、これはいったい何だろう？
と不思議だったが、おそらくクリスマスから新年にかけての期間だけの飾りなのではないか？と思う。
この時期以外では見たことがないので…
スペイン特有のものなのかな？
聖堂内に雪が降っているかのような華やかさで実に美しい。

主祭壇の上部。

主祭壇の右側。

主祭壇の左手前には、生まれてまもないキリスト、父ヨセフ、母マリア。
今回マヨルカ島の教会ではこのようなキリスト生誕の馬小屋を表現したものが、どの教会にもある。
きっと、クリスマスシーズンだけなのだと思う。

たくさんの真っ赤なポインセチアが華やか！
これもクリスマスシーズン限定なんでしょうね。

後方のバラ窓。
ステンドグラスを通す光の色など、計算して造られているのかな。

主祭壇の上のバラ窓を通ってくる光は細かな光の模様となって
聖堂内を鮮やかに彩っている。

光が反射している位置は少しずつ変化している。
晴天で本当に良かった！

幻想的で、芸術的な美しさを堪能できた。
この光景は一生忘れないだろう。

宗教画もたくさんある。

天井に近い柱頭部分は下から殆ど見えないが、細かい彫刻が施されている。

天井のアップ。

12時半頃、指示通りの出口から出るとこんな中庭に出た。

周りの回廊の壁にはズラリと子供たちの絵が貼られている。

テーマは「キリスト生誕」に違いない。

外に出て、改めて大聖堂外観を眺める。

またガーゴイルのアップが続きます。。。(^^;

海側から見る大聖堂は圧巻！

カタルーニャ・ゴシックの傑作と言われているそうです。

正面から見る。　本当に美しい。
パルマ港を見守るように、デーン！と建っている。

大聖堂のすぐ前は広場になっている。

港を望む広場のあちこちでたくさんの人達が寛いでいる。

遠くにベルベル城が見える。

大聖堂の裏道を通って、回教徒浴場跡に向かう。

迷路のような細い路地が続くので、グーグルマップを見ながら進んでも迷いそうになる。

壁になんかくっついてる？

トカゲ！

タイムスリップしたような気分になる路地が続く。

路地の一角にもこのようなものが・・・

この建物がなんなのかは不明。

見つけた！　ここが回教徒浴場跡の入口。（わかりにくい）
数少ないアラブ遺跡のひとつとのこと。

回教徒浴場 (アラブ浴場) 史跡・遺跡

入口の壁のタイル製看板。

路地から庭園が見える。

入口を入って振り返ったところ。

進んでいくと、先ず庭園に出た。

入浴後にこの庭園を散歩したり、寛いだりしたんでしょうね。

休憩所のようなスペース。

ここでしばらく休憩した。

ブーゲンビリア。

ハイビスカス。

これもブーゲンビリアでしょうか。

名前はわからないが、小さな赤い実がたくさん。

ゼラニウム。

レモンの木もある。

様々な樹木や植物のある庭園を巡った後、ここから中に入る。

入ったらいきなりこのような空間が…
ポンペイ遺跡を思い出した！

10世紀頃のものと考えられているそうで、はっきりとはしないらしいが
1000年以上前のものなのは確か。
あまり保存状態が良くないような・・・？
イスラム教徒に支配されていた証拠でもあるので、ずっと大切に保存してほしいなぁ

模型を見ると、床がに2層になっていて下で火を燃やし、その熱気で床全体が熱くなる仕組みなのがよくわかる。
その床に水をまいて発生する蒸気を浴びていたということは
サウナ風呂だったということかも。

そうか、中央に置かれているのは水がめなんですね！

回教徒浴場跡を出て、再びパルマ大聖堂前に戻ってきた。

大聖堂に向かって左にあるアルムダイナ宮殿に入ることにする。

ここが入口。

アルムダイナ宮殿 城・宮殿

アルムダイナ宮殿はもともとアラブ王の城だったが、レコンキスタ後（1492年以降）にマヨルカ王の城として改築されたという。
今はスペイン国王の公邸となっていて、国王がマヨルカ島を訪れた際に利用されているのだとか。

フランドルのタペストリーがたくさん掲げてある。

フランドル絵画も多い。

色褪せてはいるが、見事なタペストリーです！

日本画っぽいものもある。

テラスに出てみた。

このように葉牡丹が紅白に植えられているのを見ると、日本のお正月と同じだ！と少し嬉しくなった！

テラスから見上げた宮殿。

サボテンもたくさんあって楽しめる。

ヨットハーバー越しにベルベル城が良く見える。

見下ろすとこんな感じ。

中庭に出た。

中庭から望むパルマ大聖堂。

中央にある泉とシクラメンの花壇。

この階段を上がっていく。

おーー！　豪華！

この部屋は国王が使用されるのかも。

メインホール。
パーティや会合などに利用されるのかも。

窓からの眺望。

一旦中庭に戻って別の階段を上がると教会がある。

これはガーゴイルではなく、教会内の魔物？

狛犬のように対になっている。
一匹は口を開けててもう一匹は閉めてるのも狛犬と同じで面白い。

中庭にあるツリー。

アルムダイナ宮殿の正面。
美しい外観です。

ここをくぐっていくと

こんな藻だらけの池がある。
さっきテラスから見えていた池。

あのテラスから見下ろしていた。

すぐ隣にある公園に入った。

きれいに整備されたこじんまりした公園。

ここのベンチでひと休み。

ビーチに行ってみようとカラ・マジョール行きのバス停を探しながらウロウロしていたら、こんな素晴らしい景色に出会えた。
港の周りには楽器を演奏する人や日光浴を楽しむ人で賑わっている。

で、バス停を見つけ、グーグルで検索したとおり3番のバスに乗ろうとしたら、
運転手にビシッと拒否されてしまった！
あれ？と思って引き下がったが、やはりグーグルでは「3番」となっているので
もう一度画面を見せて説明したが、運転手さんはスペイン語で話すのでよくわからず、どうしてもダメだと言ってるようで、ガンとして乗せてくれないのである。

仕方ないので諦めて、タクシーに乗った。

カラ・マジョールには2時半頃到着。
パルマから南西4キロほどなので、10分ちょっとで着いた。
これは、Hotel Nixe Palace。
実はこのホテルに泊まろうかと考えていたが、
利便性を優先してスペイン広場沿いのホテルにしたのだ。
で、中に入ってみることにした。

Nixe Palace ホテル

ロビーを抜けるとテラスがあり、いきなりこの眺望！　

エメラルド色に輝く海は、もう南国の海の色！

ここでティータイムすることにした。
クッキーがサービスでついてきた。
朝食をたっぷりいただいたのでこのくらいでちょうどいい。

抜けるような真っ青な空と美しすぎる海を眺めながら
本当に今は冬！？夏ではないのか！？と思ってしまうほど。
階段状にステキなホテルがビーチを囲んでいて、いかにもリゾート地。
夏にはリゾート客に大人気のビーチというのも頷ける。

海の水は驚くほど透明！
浜辺には人は少ないが、水着で日光浴をする人やなんと泳ぐ人も！
いくらなんでも冷たいだろうに・・・

今度来るときはこのホテルに泊まりたい！と本気で思った。
というか、ほんとに再訪したいと思っている。

まったりのんびりと海を眺める人達の静かなざわめきさえ、とても心地よい。

カモメがたくさん飛んでいるので見上げたら、手摺にカモメが…

休憩中。

この海の美しさには、本当に感動した。
こんなに暖かいし、混雑する夏を避けて冬にくるのがいいかも！

40分ほどここで過ごした後、バスでパルマに戻った。
パルマ市内に向かうバスはたくさんあるらしい。

パルマ市内に戻り歩いていると、大勢の警備員風の人が道路の両側にせっせと柵を設置している…
何か始まるのか？？

で、調べて判明した！
今夜、大規模なパレードがあるのだ！
そうか、それで、今日だけバスのルートが変更になったというわけか！
3番のバスが今日はカラ・マジョールに行かない、という理由がやっとわかった。
バスの運転手さんはそう言っていたのかもしれないけど・・・
スペイン語でまくしたてられてもわかるわけないやん！
まぁ、ナゾが解けてスッキリしました。

何度か前を通っていたが、いつも閉まっていた教会が開いていたので入ってみた。

サーモンピンクのドームの内側が美しい。

一旦ホテルに戻って少し休憩。
せっかくだからパレードを見てみようと、7時半頃出かけた。
ホテルのスタッフにパレードについて尋ねたら、どうも恒例の新年のお祭りのようで、地図で丁寧にルートを教えてくれた。

ランチはクッキーだけだったので、一昨日行ったピザの店で夕食。
またまたホントに美味しかった。

店の前の狭い通りはもの凄い人でごったがえしている！

後で調べたら、1/6が【主顕節】とのこと。スペインだけの祭りなのかも。
資料によりますと、
キリスト生誕を祝う東方の三博士が贈り物を持ち、ラクダに乗ってベツレヘムを訪れたことに由来するとか。（スタッフが三人の聖人がどーのこーのと話していたのはこういう事か）
この日の朝、子供たちはクリスマスプレゼントをもらうそうで、クリスマスイブにもらうのではないということにビックリ！

で、前夜祭として、このパレードが行われるのだそうで、
誰もが楽しみにしている盛大なパレードとか。
知らなかった・・・

マジョール広場に行くと、もうどこからこんなに人が集まってきたのかと思うほどの大騒ぎ！
スリには気をつけないと！と気を引き締める。

テレビ中継車から伸びたクレーンの先のカメラが頭上を回っている。
このカメラを操作している男性が近くにいたが、
彼もすごく嬉しそうに楽しそうに操作していたのが印象的だった。

大きな音楽が近づいてきて、更にテンションアップする群衆！

これが三博士の一人？　女性なんだ！

後に男性の博士二人の人形が続く。

もう、とにかくもの凄い盛り上がり！
間近での話もできないほど。

みんな、パレードを見るだけでなく、踊ったり歌ったり、これがスペインらしさか…
これがいつもの新年の楽しみなんですね！
老若男女の笑顔を見ているとこっちまで楽しくなった。

主だった人が白い小さなものを撒きまくっている。
それをみんなキャーキャー言いながら楽し気に争うように拾うのだ。
近くに落ちたので1個拾ったらキャンディーだった。
これを拾えるとハッピーな一年になる！
ということらしいので大事に持ち帰りました！(*^^)v

パレードを殆ど見終わったようなので、ホテルに戻ることにした。

スペイン広場もこんな感じでまだまだ賑わっている。

部屋に戻ると疲れがドッと出たが、偶然こんなお祭りを肌で感じることができて
これはこれでいい体験できたかな？と。。。
国民性の特徴を色濃く感じられた夜となりました。

明日はついにマヨルカ島ともお別れ。
朝早く、バルセロナに向かいます。