パタゴニア旅行その5エルチャンテン

2019/01/30 - 2019/01/30

パタゴニア滞在4日目にして実質最終日。

氷河→山→氷河ときて今日は山の日。
鋭角的な峰が有名な山、フィッツロイを見に、麓の町のエルチャンテンへ行くことにしました。

今日はツアーではなく、往復のバスだけをフロントに手配をお願いしました。

エリア エル・チャルテン(アルゼンチン)

ここで摂る朝食も3日目となると勝手知った感が出てきます。

今日は天気に恵まれそうです。
今日はトレッキング（というよりハイキングですが）なのでこの日だけでも天気になって欲しかったのでほっとしました。

エルチャンテンへは宿で往復バスのチケットを手配しました。

流石にというか、宿からバスターミナルへの送迎サービスは時間通りに来ました。バスターミナルで本番の二階建てバスに乗り換えます。

エルチャンテンへはバスで3時間ほどの距離。

なかなかの絶景が続くので、指定席のあてがわれた席が通路側で残念。

途中川べりの

休憩所に寄ります。

こんな2階建てバスです。

ラ・レオナ川を渡ると

左手にビエドマ湖が見えてきました。
エルカラファテが面しているアルヘンティノ湖の北側に平行して氷河から溶けた水をたたえている湖です。

前方展望。
まー直ぐ続く道。自分で運転するのもありかな？

それっぽい山並みが見えてきました。

右手に川、川が削った山、反対側には湖といった道を進みます。

バスはまず町の手前にある国立公園のビジターセンターに立ち寄り全員下ろされます。ここで英語とスペイン語に分かれ説明を受けます。

ハイキングコースはいくつかあって、日数があればあちこちいけるんでしょうけど、今回はオーソドックスなフィツロイを拝める展望所まで行くことにしました。

恒例の国立公園前看板記念撮影

山影の図説付き

こんな感じで難易度、所要時間に合わせてコースを選ぶことが出来ます。

戻りのバスの時間、体力を考慮して主峰フィッツロイが望める展望台まで行くことにしました。

もらった地図。チリのトーレスパイネ国立公園もそうでしたが、アメリカの国立公園の地図の体裁というかデザインを踏襲しています。サイズはかなり横幅が小さいですが・・・

ほんの少し（橋を渡ってすぐくらい）走って町の南端にあるエルチャンテンバスターミナルに到着。

バスターミナルを出たところにロータリーがあり、メインストリートが伸びています。

フィッツロイはアウトドアメーカーのパタゴニアのマークの真ん中に描かれている山ですが、いつも雲に隠れててなかなかお顔全体を拝見できない山とされています。
今日はお顔を拝めるでしょうか。

メインストリートを過ぎても宿やカフェが並ぶ道が続きます。本当はやはりこの街でゆったり滞在するのが本当なんだろうな

氷河を源とする川に沿って歩いていきます。

町外れまで歩いた先に登山道の入り口があります。

いかにも山登ります！ってカッコいいアウトドアウエアの人の中町歩きルックのままの私は若干浮いていますご構わず進みます。

登山口までだけでも結構歩いた感。コース途中の展望台まででも歩けるでしょうか。

景色は素晴らしいです。

いよいよ登山道を登ります。

第一回の休憩ポイント。氷河が削った谷が雄大な景色を作っています。

登山道はそれほどきつくはなく、おっさんな私でも休み休み登れば登れます。

途中トントンと大きな音が。
立ち止まってみてみるとキツツキがいました。

ペアが飛んでいってしまうまで、しばし観察してしまいました。

真っ黒な身体に赤い頭が印象的です。あとで調べてみるとマゼランキツツキというそうです。

カラスまでは行かないけど、キツツキとしては身体が大きく、よってきをたたく音も大きくてびっくりする程です。

2箇所目の休憩スポット。

爽やかなハイキングでしたが、毛虫が沢山いたのには閉口。首にもなんか違和感があると思ったら毛虫がいたりとちょっとちょっとな気分に。

開けてきました。展望台まで後少し。

山登る人にとっては笑っちゃうくらいなコースなんでしょうけどね。

フィッツロイが見えてきました。ここまでの登山道ではほとんど見えなかっただけに、前面の視界が開けると感動します。

山岳氷河もいくつも観察できます。

宿に頼んだランチパックを今日も食べます。ハムチーズサンドですが正直飽きました。

空気が本当に爽やかでここにいただけで何か洗われるような気になります。

ヒバリのような鳥がいて暫し観察。

なかなか顔を出してくれないフィッツロイ

しかしこんな景色が良くて空気が美味しいところで煙草吸うなよな、フランス人。煙はこっちにくるんですけど...

なかなかこんな感じには晴れてくれません。
都合2時間あまり展望台にいましたが、バスの時間から逆算して、そろそろ戻らなくてはならなくなったので、引き返すことにします。

帰りは頂上で会ったメキシコ人と話しながら降りることになりました。

彼は見た目は35くらいかと思ったら26とのことでびっくり。

下りは喋っていたせいか、割と楽な道のりに感じ、想定した時間より早い時間にふもとに到着。

登山口の飲用可能な水道で飲んだ水がおいしかった！

アルゼンチンはミネラルウォーターもあまり美味しいと感じる事はなかったので、なおのこと衝撃的な美味しさの水でした。
もっとも普段運動しないおっさんの私がなんちゃってとはいえ少しばかりハイキングした状況ならどんな水も美味しく感じただけかもしれませんが...
むしろ平地に着いてからバスターミナルは遠く感じましたが…

気持ち良い景色はいつまで眺めていても飽きませんでした。

バスターミナル付属のカフェでバス待ちしている時のフィッツロイ。

あそこの雲さえどいてくれればと「惜しい」状態ですが、そこで優しく顔を見せてくれないのがまたらしいところ。

最後まで思わせぶりな美女のように、こっちを向いてくれそうで向いてくれなかったフィッツロイ。

エルチャンテンを出てしばらくしたところの車窓。名残惜しいが山並みに別れを告げます。
本当はもっと長く滞在して天候の変化も含めて楽しむべきなんでしょうね。忙し派の私でも少なくとも一泊して2日楽しみたかった。

エルカラファテのバスターミナルには20:40に到着。

ホテルからの行きのピックアップサービスはあるのですが、時間が不確定なバスの到着時間に合わせてられないということなのか、帰りはないのでトボトボ歩いて宿に向かいます。

町の入り口のモニュメントで記念撮影出来るメリットも...

スーパーに寄りお土産や食材を購入。

宿に帰り、今日は節約デーのため、先ほどスーパーで買ったソーセージ（激マズ）とパスタを茹でて食べました。

韓国人グループ様もお食事していて少しご相伴させてもらいました。

こうしてパタゴニア実質最後の日は終わりました。