ホテルは満室、雨季のアロナは曇り空～ドラゴンも陸（オカ）で生きている。

2019/01/24 - 2019/02/04

　以前、コップ（Give me a glass.）を頼んだら葉っぱ（Here is your grass.）を持ってきた青年や、「先にお勘定を」（I wanna pay first.）と言ったら「ティッシュが要るのか」（You want paper?)と聞かれたお店や、「お勘定を」（Bill please.）と言ったらもう一杯ビールが出てきた話を紹介したが、今回はホテルのフロント嬢との会話である。

　春節を前に中国人で賑わうホテル。お天気は雨季とあって毎日が曇り空である。

　「このところ毎日曇りだね」（It's cloudy everyday.)と私。
　「はい、お陰様で満室です。ロビーに人が一杯です。」（Yes sir. We have full booking. It's crowded everyday here.）とお嬢。
　私「？？？」

　やっぱり英語の発音は難しい！

　因みに春節とは、旧暦の正月であるが太陰暦を使うのでこの夜は新月である。



　

エリア パングラオ島(フィリピン)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 飛行機

　アロナの夕日を撮ろうとしたがちょっと「遅かりし由良之助。」

　因みに、これは仮名手本忠臣蔵で大星由良之助が主君塩冶判官の切腹に間に合わなかったことから、機を失した時に使う言葉である。
　赤穂浪士の討ち入りは旧暦１２月１４日なので、雪が降っていなければほぼ満月だったのだ。
　関ヶ原の戦いも旧暦９月１５日なので、霧でなければ満月が見られたかも。
　

　昼間は曇りがちで滅多に青空望めないが夜は時々晴れの春節３日目。

　４０倍ズームのカメラに物を言わせ超アップ！

　カメラが物言うたら電気屋うるそーてかないまへんな。

　我が母校関西学院大学のシンボルも新月なのだが、新月では見えないので便宜上三日月にしてあるのだ。

　因みに今回それぞれ約２万円で購入したカメラとダイビングコンピューター。

　カメラは安くて性能に文句はないのだが、嵩張って重く旅行や山登りには向いていないことが使ってみて判明。使ってみんでも分かりそうなもんやけど。

　ヘナンではランチとディナーのバイキングをやっている。

　味噌汁付かないけれど税とサービス料はきっちり付く。

　因みに「味噌汁つかない」はさだまさしの「私は犬になりたい」からです。
　https://www.youtube.com/watch?v=tGbclQY65kI

　春節の４日と５日のディナーはピークシーズン料金で７００ペソが１３００ペソに。

　税とサービス料が付くと１５８６ペソ、約３４００円。飲み物は別料金なので食べ放題でも元を取るのは大変かも。

　新空港が出来たお陰で交通の便が格段に良くなった。

　アロナビーチ、ダナオビーチ、空港、タグビララン市内を往復するバスが運行。１５分から３０分置きに朝４時から走っている。

　以前はタグの空港や港から３００ペソのトライか５００ペソのタクシーを利用しなければ来れなかったが、今や空港からアロナまで２５ペソ、１５分である。

　道中特にバス停は無いので、道端で待ち受けて手を挙げれば停まってくれる。ジプニーと同じ方式だ。

　満員になるまで発車しない、ギュウギュウ詰めにされスリの心配も、さらに何処行きかも旅行者には分からないジプニーに比べ、安全、快適で運賃もさほど変わらないバス万歳！

　空港バスは中国製。

　空港は日本が作ったのにちゃっかりバスは中国製、商売下手な日本です。

　アロナからタグの終点はアイランドシティモール、５０ペソ。

　

　ダイビングのボンベの話があるんやけど聞く？

　急に話題が変わるのはこだま、ひびきの漫才である。

　「酸素ボンベ」て言う人おるけど「酸素」ちゃいまっせ、「空気」でっせ。１００％酸素吸うて、そんな奴おらへんやろけど往生しまっせ。空気は８０％の窒素と２０％の酸素、あと色んな気体がちょっとづつ含まれてんねんで。

　通常は２００気圧に圧縮された空気をボンベに詰め込んである。これを２段階に減圧して海中で吸うのであるが深度１０ｍで２気圧、３０ｍなら４気圧の水圧が掛っているので深いところほど大量の空気を吸う事になる。

　今日のエアは２３０もあるぞと喜んでいたら、日向に置いてあるボンベは熱で膨張しようとし圧が上がっていただけだった。海中へ飛び込んだら冷されてあっという間に元どうりなんてことに。

　５０気圧以下が赤いのは、安全を期してここでダイビング終了しましょうという合図である。

　歯磨きのチューブを徹底的に使い切らないと気が済まない人はダイビングに向いてないかも。

　

　道歩いてたらよー声かけられますねん。

　後ろから声出して背中の４文字読まれますねん。(4 letter word)やおまへんで。

　「金がない奴は彼女も出来ん」

　このTシャツ良く受けます。

　金で女の子しばいたろ思たけど、７０歳ともなるとホテルの受付嬢を脇に侍らせるのが精いっぱいですわ。

　道端でピーナツ売ってまんねん。

　油断しとったらすぐ話題変わりよるで。

　小さいカップで何回も紙袋に入れて、如何にも口までいっぱいに入れましたて見せかけてるんやけど。

　底の方指で押さえて上げ底しとるんや。

　渡されてから気ぃー付いたら７分目しか入ってへん。４０円で文句いうのもなんやし、まーええか。

　安いピザも売ってまっせ。

　冷凍ピザを電子レンジでチンしてくれます。

　ハムとチーズで７５ペソ、１６０円。私には二人前。

　所変わればちょと安い！

　地元住民相手の店ではさらに安いらしい。

　夜になるとライブやショーが楽しめまっせ。

　凄いテクニックのリードギター発見！電池切れで上手く撮れず。次回リベンジを！

　https://www.youtube.com/watch?v=TVPRbSCOsKA

　ファラン（西洋人）のドラム。

　https://www.youtube.com/watch?v=N5SXMxZxjQ0

　ファイアダンス

　https://www.youtube.com/watch?v=d03AtVpD6dk&feature=youtu.be

　

　最近のアロナのお勧めはこの屋台。

　チキンのから揚げが安くて旨い！

　一個１５ペソ、３０円ちょっと。

　スーパーで缶ビール買ってきて、鳥唐揚げ２，３個とパンでで２００円ランチ。

　パンもメチャ安だが美味しくはない。

　カップケーキ風やマカロンは美味しいかも。

　付録でアンヘレスでのジプニーの乗り方伝授。

　何度か通ったことがあり行きたい所も覚えているけどどこで降りるか難しいというあなた。

　メインゲートから白いジプニーがヘンソンビル行、ベージュがフレンドシップ行である。

　始発なので何台か後ろのジプニーなら前の席に座れる。これだと前方が確認できるので降りたい所あたりで降りられる。荷台の席だと殆ど外が確認できない。

　フレンドシップ行は事前に切符を買う。と言っても紙切れだが。１０ペソ。

　発車直前に整理係が回収に来る。

　ヘンソンビル行は車内で支払う。９ペソ。「バイヤッド」と言ってお金を渡す。

　降りたい時は「パラッポ」

　前のシートは客二人掛け。

　帰りは後ろの席でも終点までなので問題ない。

　〆はまたまた発見！５ペソの自動販売機。

　１０円のコーヒー、チョコ、カラメル？　怖くて試せません。

この旅行記へのコメント （1）

• olive kenjiさん 2019/02/28 14:26:53

  no　money　no　honey・・・私か

  ドラゴンさん　ドロミテ旅行記にいいね有難うございました。
  このところ4Tから遠ざかっていて失礼しています。
  
  相変わらず面白い旅行記で楽しませて頂いております。
  フロント嬢との会話は笑ってしまいました。
  私も同レベルでLとRの発音区別など50年経てど、無理無理。
  I　love　you　と言っても　I　rub　you　になっちゃうんだから。
  私にとって、まー意味は同じだから、いいか。
  
  Tシャツ面白いですね。受けるの分かります。
  いわゆる駄目男ここにありですね。私も欲しいー
  
  動画のドラマーは上手いですね。あんな人が街中にいるんですね。
  
  ドラゴンさんは、私のカンフル剤です。いつまでも頑張って下さいませ。
  　　　　　　　　　　　　olive　kenji