バス・電車でめぐる陽光のアンダルシア- その４(グラナダ)

2017/04/27 - 2017/05/05

２０１７年のゴールデンウィークに、バス・電車を使ってアンダルシア地方を夫婦でぐるっとまわってきました。陽光きらめく初夏のスペインはとても素敵で、観光はもちろん食べ歩きやフラメンコ鑑賞など、中身の濃い時間を過ごすことができました。海外でバス移動をしたことはあまりなく、ちょっと心配だったのですがそれも杞憂、とても快適な旅行になりました。その４は最後、グラナダの旅行記です。なお、アルハンブラ宮殿見学は枚数が多いので、その５にまとめてあります。

全日程　2017年
４月27日　成田ー＞ブラッセル経由ー＞マラガ
　　28日　マラガー＞ロンダ
　　29日　ロンダー＞セビージャ
　　30日　セビージャー＞コルドバ
5月 １日 　コルドバ　
　 　2日　 コルドバ－＞グラナダ
　　３日　 グラナダ　
　　 4日 　グラナダ－＞マラガ　　マラガ－＞ブラッセル経由ー　
　　 5日 　－＞成田

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスの車窓から。アンダルシアらしい景色が広がります。

オリーブ畑も見えてきた。丘が多いです。

途中いくつか町に立ち寄ります。その度に地元の人が乗り降り。

乾いた大地という印象を受けました。ポルトガルのアレンテージョ地方とよく似ている。

２時頃グラナダのバスターミナルに到着。

ここからタクシーで今夜の宿、Parador de Granadaへ向かいました。バスで行こうかとも思いましたが、荷物を持ってのローカルバス２本乗り継ぎはキツイので。タクシーは安全で、これで正解。

Parador de Granadaは２泊します。予約はパラドールのサイトからしましたが、５月の予約をいつから受け付けるかわからず、ずっとウオッチしてました。去年の８月の中頃だったかな？気がついたら受付が始まっていて、２泊のうちの１泊はツインがもう一杯。仕方なく、１泊はダブル、もう１泊はツインになり、部屋を移動することに。今日はスーペリアダブルです。朝食付き２泊で９４６ユーロと大奮発。

部屋は新しくとても豪華です。改装されて随分きれいになっていました。２０年以上前、一度キャンセル待ちで泊まったことがあります。その時に比べると館内のあちこち手が加えられ、とても立派になっていました。

グラナダはここに泊まるのも目的の１つです。がんばって予約した甲斐がありました。

パラドールのアミーゴメンバーなので、ウェルカムドリンクをいただけます。ここでビールと白ワインを一杯。とてもいい景色。しばし休息。

まだ３時半。今夜はフラメンコ鑑賞です。フラメンコチケット受け取りを兼ねて、グラナダの街に散策にでかけることにしました。ここはパラドールの入り口。

この石畳の左側、塔の下あたりがパラドールの建物のエントランスになります。この石畳、きれいだけれど、スーツケースを転がすのはひっかかって大変でした。。

パラドール内にはこんな遺跡も残っています。

雰囲気はとてもいい。

エントランスから入り口のアーチを見て１枚。

これがパラドールの入り口。タクシーはここまで。この先が先ほどの石畳。

アーチの後ろ側。右奥がパラドール、左手前にホテルアメリカがありました。

アルハンブラ宮殿の中にパラドールはあり、チケットが必要な所以外は散歩することができます。パラドールからちょっと下ったあたり。

なかなか素敵です。サンタマリア教会。

カルロス５世宮殿はすぐ隣にあります。

カルロス５世宮殿。いかつい感じ。

そばのAngel Barrios Museum。あとで入ったらお風呂の遺跡でした。

カルロス５世宮殿前は広場になっていて、遊歩道ものびています。

下ってみよう。

今日も日差しはじりじりだけど、日陰はとても涼しい。

アルハンブラは水の宮殿。道路の脇など、あちこちに水が流れています。

空には飛行機雲。

銅像もあります。

傍らに遺跡が。Puerta de Birrambla。

ぞろぞろと下って行きます。

Puerta de las Granadasが見えてきました。町との境になっている門です。

門を出たところ。ここから町になっています。

通り沿いはお店がいろいろあって面白そう。

ギターのお店もありました。

さらに下って行きます。

カテドラルが見えてきました。

入り口はどこかしら。。

いくつか建物が並んでいるのでわかりづらいです。

カテドラルかと思って入った所はRoyal Chapel of Granada。王室の墓地で、内部は撮影禁止。とても豪華できらびやか、立派な王族のお墓がありました。さて、カテドラルはどこかな？

どうやら塔のあるあの建物らしい。。

やっと中に入れました。すごく広い。かつ絢爛豪華。

天上がすごいです。色使いがなにか宇宙空間のようで。

いろいろ大聖堂を見てきましたが、アンダルシア地方のものはどれもとても立派です。

じっくりみたい。床もすごいし。

マリア像もキリスト像もたくさんありました。

広い宗教的な空間。堪能したところで、そろそろフラメンコのチケットを受け取りに行くことに。

Isabel La Catolica広場。この近くの日本語情報センターで、フラメンコ＋サンニコラス展望台夜景ツアーを予約しました。２人で60ユーロ。今夜ここに8時半に集合です。

さて、夕食は軽くバルですませよう。どこかいい所はないかなあ。

ハム屋さん発見。イベリコハムありそう。。帰りにまだ開いてたら買って帰りたい。

近くに、口コミにあったBodegas Castanedaがありました。ここ入ってみようか。

お通しがでてきました。豆の煮込みで、素朴な味わい。

店内はハムがぶら下がり、

シェリー樽なんかが置いてあります。

時間が早いのか、お店はガラガラ。タパスの頼み方がよくわからなくて、シェリーを1杯飲んで出てきました。ここら辺のシェリーは茶色く甘いものが主流らしい。

頼みやすいバルはないかなあ。。

次に行ったヌエバ広場のRestaurante Torres Bermejas。ここのカウンター席でまたシェリーを1杯。ここは頼みやすかったし美味しかった。でもちょっとにぎやかかな。

もう１店。ここは落ち着けそう。

さて、やっとここでイベリコハムをいただくことができました。
Restaurante Carmela。頼みやすいし、味もいいし、サービスもよかった。

ここのようにメニューがないと、タパスを頼むのって難しい。一応タパスが有名な所は調べてきたのだけど、うまくいかなかったなあと反省。

集合時間の夜８時半になりました。カトリカ広場でピックアップしてもらい、Los Trantosに向かいます。まだ明るい。

アルバイシンの細い道に入っていきます。

うねうねと曲がりくねる道を進み、

Los Tarantosに到着。

なかなか雰囲気のある界隈。

開演を待ちます。夜９時過ぎだけどこんなに明るい。

ダンサーたちが一緒に写真を撮ってくれました。

いよいよ開演。

中は結構狭いです。洞窟フラメンコは初めてなので楽しみです。

いよいよ始まりました。

洞窟なだけにすごい迫力。声量が響き渡ります。踊りも間近で見れる。

私たちは遅く着いたため入り口に近く、とても近くで見れてラッキーでした。

すごい迫力。。

ステージのものとは違った味わいがあります。

男性ダンサーも登場。

狭い所で激しくステップを踏みます。

今度は若いお姐さん。

こちらも激しい踊り。

ここは写真がＯＫなのがいい。

その後も渾身の踊りが次々続き、

いよいよ最後の踊り。

これも見事で、あっという間に過ぎた1時間でした。このお店、評判通り、とても良かった。洞窟フラメンコを堪能できました。

ここから歩いてサンニコラス展望台に行きます。とても暗くおっかない。皆とはぐれない様に。。

人気のない細い路地。。

１０分弱でサンニコラス展望台あたりに着きました。アルハンブラ宮殿が見えている。

よく撮れてないけど、ほんときれいでしたよ。

さらに進んでいきます。展望台はこの先みたい。

白い壁とブーゲンビリア。

このあたりがサン・ニコラス広場らしい。

アルハンブラ宮殿がばっちり見えます。写真の数倍、きれい。

ずっと見渡せます。昼間も来てみたいな。

月夜の道をバスまで戻ります。

バスで中心地まで戻り解散です。手軽にフラメンコと夜景観賞ができてとても良かった。メールでの予約も簡単でした。日本語情報センター、お勧めです。こちらは夜１１時を過ぎたカテドラルあたり、もう店はすべて閉まっていました。ヌエバ広場でタクシーを拾い、パラドールまで戻りました。

門を抜けてパラドールに入ります。

夜のパラドールもなかなか幻想的。

バチバチ写真を撮りたくなって困ります。部屋に戻りお風呂に入って、長い1日もやっと終わり。

２０１７年５月３日（水）

昨晩写真を撮った中庭ですが、明るいと感じも違います。昨日は大したものを食べてないので、お腹が減った！

急いで朝食レストランへ。

広くて明るいレストラン。

お腹が空いていたので割とがっつりいただきました。ペストリーが美味しかった。スパークリングワインもありました。とても豪華で全部食べたくなって困った。

皆さん落ち着いているのであまりがっつかないように、と。

レストランを出たところ、ロビー付近。

サロンのようになってました。

外のテラス席もまだ準備中。

中庭を通って部屋に戻ります。

今日はいよいよアルハンブラ宮殿を見学します。アルハンブラ宮殿見学は写真枚数が多いので、その５にまとめてあります。

この部屋からの眺めも見納めなので、写真を撮っておきました。今日の宿泊はスペリアーツインになり、留守中に部屋が換ります。

このスペリアーダブルもなかなかいい部屋でした。さあ、アルハンブラ宮殿を見学します（アルハンブラ宮殿見学はその５にまとめてあります）。

（その５・アルハンブラ宮殿見学から続きます）。
今２時です。アルハンブラ宮殿から戻ってきて、パラドールでお昼を食べてます。イベリコハムなどを摘まみながら軽く１杯。高いけど美味しかった。

戸外の木陰でいただくお昼は最高です。

今日はスペリアーツインです。こちらもなかなかいい部屋。

荒らさぬうちに一枚。

部屋からの眺め。ヘネラリフェが見えます。

お風呂は豪華で使いやすかった。

バルコニーつき。もう５時です。グラナダの街に最後の散歩に出かけます。

アルハンブラ宮殿にはたくさん猫がいました。

宮殿内を下って行きます。

Puerta De Los Carros。

道沿いにあったPilar de Carlos V。

ここにも銅像が。

ずっと下って行き、

Puerta de las Granadasにでました。ここから町です。

お土産が買える店はあるかな。

路地裏を探してみます。

グラナダは大きな町ですが、趣のある路地もあります。

今日はお祭りか何かのようで、フラメンコの衣装で着飾った人などですごい賑いです。お店は逆に閉まっている。

カテドラルそばの公園に来ました。

ステージでなんかやってます。

遠くにシエラ・ネバダの山並が見える。

フラメンコ姿のお姉さん。

何かいいお土産はないかとデパートのEl Corte Inglesに来てみましたが、別段何もなく。

ホコ天となった大通りをぶらついて、

着飾った人を眺めながら歩きました。

地元のワインが欲しくて歩きまわったのだけど、なんとPuerta de las Granadas近くのお土産屋にたくさん置いてあるではないの！ここで４本くらい買いました。

どっと疲れてパラドールへの道を登って行きます。

パラドールも見納め。夕食はここで食べます。

朝食と同じレストラン。日本人が結構いました。予約したのが遅くて、９時からしか席が取れなかった。

ハーフボードにしなかったので、アラカルトで頼みました。これは牛肉のカルパッチョなのですが、かなりの塩辛さ。肉自体はおいしかった。

メインは魚にしました。これも結構味が濃かった。この辺りは塩味が濃いようです。夜遅いので、わりと簡単に済ませました。

食べ終わったら夜１１時近く。腹ごなしに散歩に出ました。

人気がないアルハンブラ宮殿もいいです。

空高く月がでている。

カルロス５世宮殿には結構人がいました。

中はさすがにがらんとしています。

ここ、昼間より夜の方がいいかも。

サンタマリア教会のあたりもこんなに静か。

そぞろ歩いて最後の夜が終わりました。

２０１７年５月４日（木）

最後の朝ごはんということで、がっつりいただきました。無料のスパークリングワインも飲みましたよ。

いつものことながら、名残惜しい。

ヘネラリフェも見納めです。

泊まった部屋を記念に撮っておこう。バルコニーがある２階の部屋でした。

じゃあね、バイバイ。また来ることはあるかしら。

パラドールでタクシーを呼んでもらい、グラナダのバスターミナルまで来ました。予約しておいた１０時１５分発のAlsaバスで、マラガ空港まで直通で行きます。２人で30.05ユーロでした。

バスは結構一杯になりました。

車窓にはアンダルシアらしい景色が広がります。黄色はエニシダの花。

所々に町も見えました。

約２時間でマラガ空港に到着。バスは快適でした。

マラガ空港で乾杯！今回の旅も無事にここまで来ました。

マラガからブラッセル経由で日本に帰りました。今回も楽しく終了し、よかったです。