アモイ（廈門）・客家土楼・金門島を旅して（６日目・金門島周遊）

2018/05/28 - 2018/06/04

金門島では、半日周遊の定期観光バスを利用。莒光楼、水頭聚落、金門城・明古遺街、翟山坑道などを順に回ってくれる。途中、台湾なのに、毛沢東の肖像を広告に使っているところがあって、びっくり！

エリア 金門島(台湾)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

金城バスターミナルで、金門島観光・定期観光バスＡルートのチケットを購入（二人で500台湾ドル）、バスが来るのを待つ。定期観光バスは8時30分出発で、20人くらいが参加。地元のバス・ガイドのおじさんが、もちろん中国語で案内してくれる。参加者は、私たち夫婦以外は全員が中国系。

最初の莒光楼は、泊まった「小週末民宿」のすぐ近くだった。かつて対岸の中国との間で勃発した「８２３砲戦」の功績者である将軍が建てたものらしい。

３階建ての楼の上からは、金門島の景色がよく見える。

水頭聚落では、沖縄の建築様式にどことなく似ている民家が並んでいた。

ここでの見どころは、提月楼と金水学校。この聚落からは多くの華僑が出て、その仕送りで立派な家が建てられたようだ。

この提月楼には、この家の娘が使った生活用品や食事、衣装などが展示されていた。

かつての食事。宴会用だろうか？

金水学校はもともとは私立の学校で、いまは博物館のようになっていて、金門島華僑の歴史を示す展示や当時の教室の様子を見ることができた。

立派な洋風・中国風ミックスの建物だ。

かつての商店を再現している。

ミルクコーヒーの広告らしいのだが、堂々と毛沢東の肖像をパクっている。

金門城址では、もっとも栄えた明時代の家屋が再現（保存？）されていた。金門城は、明国再興を夢みた鄭成功の拠点の一つだった。

最後の観光スポットは翟山坑道。

1963年の「823砲戦」のあと、金門島に物資弾薬などを運び込むために掘られたトンネルと水路で、３年かって建設されたそうだ。

一番奥まで観光用の歩道が設けられていて、水門を開けると海から上陸用舟艇のような底の浅い船が入れるようになっている。いまでは水門を上下させる巻き上げ機も撤去されていて、軍事施設としては全く使用されていないようだ。

外には当時の大砲や戦車などが展示されていた。

水頭→五通（フェリー）二人で850台湾ドル（敬老割引）を支払うと、前日に両替した台湾ドルはほぼ使い切ってしまった。14時発のフェリーに乗船、乗客は大きな荷物を持った中国人が多い。おそらく金門島経由で台湾に行った人々だと思われる。厦門から台北までのフライト運賃よりも、フェリーと台湾国内便の乗継ぎの方が安いらしい。約30分で五通客運埠頭に到着した。