ポーランド＆イスラエル一人旅９*・゜・*イスラエルとパレスチナを隔てる分離壁*・゜・*

2019/01/10 - 2019/01/19

年に１回の夏休み、ポーランド（WAW）経由イスラエル（TLV）行きの航空券を購入・・・ポーランドのあとはイスラエルへ。

バンクシーが手掛けたThe Walled Off Hotelに泊まるため、エルサレムからパレスチナ自治区のベツレヘムにやってきた。
世界一眺めの悪いホテル 宿泊記⇒https://4travel.jp/travelogue/11447564

イスラエルが「テロ犯の侵入防止」という名目で建設した分離壁・・・実際にイスラエル国内での自爆テロは激減したみたいだけど、パレスチナ人の自由は奪われた。
これは「ユダヤ人ゲットー」や「黒人居住地」に似ていて、パレスチナでは「人種差別の壁（アパルトヘイトウォール）」と呼ばれている。

壁画に込められたパレスチナ人のメッセージ、たくさんの人に知ってもらいたい。

（ポーランド旅行記の続き）
［６日目］
（LO151）→ テルアビブ 03:35
（485番バス）Airport/Terminal3 05:00 → ICC/Shazar 06:02
（トラム）Central Station → Jaffa Center
☆エルサレム旧市街
☆ヴィア・ドロローサ
☆聖墳墓教会
☆マリア永眠教会
☆最後の晩餐の部屋
☆ダビデ王の墓
☆Abu Shukri
（トラム）Jaffa Center → Mount Herzl
☆ヤド・ヴァシェム
☆Cinema Hostel（泊）
［７日目］
☆万国民の教会
☆オリーブ山
☆アブロサムの塔
☆オリーブ山
☆主の泣かれた教会
☆嘆きの壁
☆Hachapuria Mahane Yehuda Market（ジョージア料理）
（トラム）Mahane Yehuda → Damascus Gate
（231番バス）エルサレム 13:00 → ベツレヘム 13:28
★ウォーキングツアー
☆Al Karawan Restaurant
☆The Walled Off Hotel（泊）
［８日目］
★分離壁
（タクシー）The Walled Off Hotel → 「花束を投げる青年」
☆バンクシー「花束を投げる青年」
☆バンクシー「金のハートの天使」
☆聖誕教会
☆ミルク・グロッド
☆バンクシー「兵士をボディチェックする少女」
☆バンクシー「防弾チョッキの鳩」
（234番バス）ベツレヘム 12:56 → エルサレム 13:17
☆ダビデの塔
☆Cafe
☆ダビデの塔（KING DAVID）
☆Cinema Hotel
（トラム）Jaffa Center → Central Station
（485番バス）Central Station/Yafo 23:06 → Airport/Terminal3 0:02
［９日目］
☆Dan Lounge
（LO152）テルアビブ 05:20 → ワルシャワ 08:25
（列車）Warszawa Lotnisko Chopina 08:56 → Warszawa Srodmiescie 09:19
☆Carrefour Express
☆Zaklady Ceramiczne Boleslaviec（ボレスワヴィエツ陶器）
（列車）Warszawa Srodmiescie 11:04 → Warszawa Lotnisko Chopina 11:31
☆Preludium Lounge
（LO79）ワルシャワ 14:40 →
［１０日目］
→ 成田 09:15

＜この旅のレート＞いずれもATMでキャッシング
ポーランド　1zl＝29.193円（手数料別）
イスラエル　1シェケル＝29.610円（手数料別）
＊どちらも約30円なので、計算するのが楽チン♪

＜ガイドブック＞
地球の歩き方　チェコ ポーランド スロヴァキア
とっておきのポーランド 世界遺産と小さな村、古城を訪ねて
中世の街と小さな村めぐり
地球の歩き方　イスラエル　2019-20

エリア ベツレヘム(イスラエル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: KLMオランダ航空 LOTポーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

The Walled Off Hotel周辺にある分離壁。

The Walled Off Hotelの目の前にある、壁をぶち壊す人。

ヘリコプターが爆弾を落として、壁を破壊する。

このバンクシー「風船と少女」はオリジナルではない。

壁ではなくフムスを作ろう！！

PALESTINIANS IN WONDERLAND

扉の向こうには何が？？？

天使が壁を引き裂こうとしている。

白雪姫が機関銃を持っている。

戦争ではなく、ベーコンを作ろう。

イスラエルのネタニヤフ首相と・・・かろうじて、頭だけが残ってたトランプ大統領。

これは、お土産屋さんで購入したステッカー。
もともと、トランプ大統領がネタニヤフ首相とキスしている様子が描かれていた。

ネタニヤフ首相は、トランプ大統領がメキシコ国境の「壁建設」をツイッターで称賛したとか。

イスラエル兵を平手打ちして逮捕されたパレスチナ人のタミミさん。

この絵を描いたイタリア人アーティストは逮捕され、ビザを無効化、イスラエルから強制退去された。

バンクシーの「少女と風船」が描かれている。
隣は鏡になっていて、お土産屋さんが映っている。

お土産屋さんの敷地内にもバンクシーの作品が。
タクシーをチャーターしたときに、これをバンクシーの作品だと連れてくる人もいるみたいなので注意！

壁ではなくフムスを作ろう！！

「ロバと兵士」もバンクシーの作品にあったような。

イスラエル国旗と有刺鉄線を破るサッカー選手。

なんて書いてあるのかわからないが・・・サボテンがメキシコっぽい。
メキシコの壁建設に関係あるのだろうか。

監視塔を抱いているトランプ大統領、ハートがいっぱい。

いつか、このトランプ大統領もいなくなってしまうかも。

分離壁の前にはガソリンスタンドがあって、車も頻繁に通るから、写真撮るときは気を付けて。

The Walled Off Hotelのウォーキングツアー（約2時間）に参加、30USドル（115シェケル）。

この日は、オランダ人女性４人、アメリカ人カップル、イギリス人親子、日本人の私、９人が参加した。
めっちゃ寒くて、風が強くて・・・イギリス人のお父さんが脱落した。

The Walled Off Hotelのウォーキングツアーは分離壁を見るというよりは、パレスチナ問題について話すのを聞く。
すっごい貴重な話をしてくれてるんだけど、英語じゃわからない。
（私も含めて）英語が苦手な人にはオススメしない。

ウォーキングツアーは、途中でお墓の中を歩いていく。

そしたら、雹が降ってきた！
顔に当たって痛いし、激寒だし、みんな走って、ある建物へ！！

雹が降る中、慌てて撮った写真。

突然、家を追い出されたパレスチナ人は、いつか家に帰れることを祈りつつ・・・未だに鍵を持っている。

この建物の１階はお土産屋さんになっていた。
そこで、コーヒーを飲みながら、パレスチナ人の話を聞く。

崩れかけた階段を上って屋上へ・・・２階以上は廃墟になっていた。

屋上に出てみると、分離壁が見える。

パレスチナ自治区はライフラインの確保も厳しく、屋上に水をためる黒いタンクが設置されている。
イスラエルかパレスチナか、黒のタンクがあるかないかで見分けられるという。

ウォーキングツアーに参加してよかったのは、建物の屋上に上れたことかな。
あと、他の参加者との交流・・・オランダ人の女性の一人が日本を旅したことがあるって。

雨が降ってたので、帰りは車でThe Walled Off Hotelまで送ってくれた。

再び、分離壁へ。

ユダヤ教徒の帽子「キッパ」をかぶり、嘆きの壁に向かって祈りを捧げるトランプ大統領。

黒く塗りつぶされた吹き出しには「I'M GOING TO BUILD YOU A BROTHER（お前のために兄弟を作ってやるからな）」と書かれていたそう。

ライラ・カリドは、元パレスチナ解放人民戦線（PFLP）の活動家で元テロリスト。

ここから、著名人が並ぶ。

南アフリカでアパルトヘイトの撤廃運動を指導し、ノーベル平和賞を受賞したネルソン・マンデラ元大統領。

ポーランド系ユダヤ人のバーニーサンダース、アメリカ合衆国の政治家。

再び、トランプ大統領が登場！

マーク・ザッカーバーグがなぜ？？？

三方を分離壁に囲まれた家。

窓の景色が壁って・・・圧迫感がスゴイだろうな。

ここからは、子どもをモチーフにしたステンシルが続く。

有刺鉄線を作っている少女？

爆弾の上で遊ぶ少年。

シャボン玉の中は銃を持ったイスラエル兵士。

監視塔を壊す子ども。

イスラエル兵士と縄跳びで遊ぶ少女たち。

イスラエル兵士と凧揚げで遊ぶ子ども。

イスラエル兵士とトランポリン。

キノコ雲の下で読書する子ども。

イスラエル兵士と有刺鉄線の縄跳びで遊ぶ少女。

有刺鉄線の風船が飛んでく。

有刺鉄線の縄跳びで遊ぶ少女。

天使が狙っているのは、マーク・ザッカーバーグだった。

少女が銃で狙われてる？？？

化け物に銃を向ける少年。

爆弾の形をしたシャボン玉。

Instead of the Separation Watch Tower... Playground Slide for All Kids.

監視塔が滑り台になるといいね。

綱渡りではなく・・・有刺鉄線渡り。

子どもたちが焚火をしている・・・薪は爆弾。

落書きからアートまで様々だけど、どれもパレスチナの独立や自由を願ったもの・・・パレスチナ人の思いが込められていた。

壁画はどんどん上書きされ変化していく。


次は、ベツレヘムにあるバンクシー作品４つをコンプリート！
バンクシーアート 旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/11447600

この旅行記へのコメント （3）

• sweetshibakenさん 2019/02/03 18:02:16

  驚きました！

  こんにちは。分離壁の旅行記、とても楽しく拝読させて頂きました。
  私も分離壁アートとバンクシーに興味を持って、2017年7月と2018年5月に全く同じ所を同じ様に訪れていました。
  たった半年しか経っていないのに、更なる変化があり、感慨深い思いです。
  この地を訪れる人は多いけど、ここまで詳細にまとめて下さる方は少なく、実際に自分で確かめてきたみたいな気持ちになりました。
  ありがとうございました。
  
  sweetshibaken
  

  トラッキー☆さん からの返信 2019/02/03 19:04:33

  RE: こちらこそありがとうございました！

  sweetshibakenさん、初めまして♪
  イスラエルを旅する前、sweetshibakenさんの旅行記を参考にさせてもらいました。
  お礼が遅くなってしまってスミマセン。
  
  > こんにちは。分離壁の旅行記、とても楽しく拝読させて頂きました。
  > 私も分離壁アートとバンクシーに興味を持って、2017年7月と2018年5月に全く同じ所を同じ様に訪れていました。
  > たった半年しか経っていないのに、更なる変化があり、感慨深い思いです。
  > この地を訪れる人は多いけど、ここまで詳細にまとめて下さる方は少なく、実際に自分で確かめてきたみたいな気持ちになりました。
  
  改めて、sweetshibakenさんの旅行記を見てみると、日々、変化してるのがわかります。
  バンクシーのボディチェックする少女の絵を所有するお土産屋さんもガラっと変わってましたね。
  
  キャンプも行けてうらやましい。
  私の知らないパレスチナ自治区がいっぱいあって、時間をおいて、また行きたくなりました。
  
  トラッキー☆

  トラッキー☆さん からの返信 2019/02/03 19:08:47

  RE: RE: 天使の絵

  そうそう、分離壁の表紙写真を壁をこじ開ける天使の絵にしようと思ったんですが、sweetshibakenさんとかぶってしまうので、不思議の国のアリスにしました！！
  
  トラッキー☆