2019/01/18 - 2019/01/18
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belleduneさん
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赤城神社から榛名神社へ周りました。赤城山、妙義山と共に、上毛三山の一つ、榛名山の神を祀る神社です。用明天皇元年(586)の創建と伝えられています。
現在の主祭神は、五穀豊穣の火の神・火産霊神(ほむすび)と鎮火開運の土の神・埴山姫神(はにやま)です。
水分神・高龍神・闇龍神・大山祇神・大物主神・木花開耶姫神を合わせて祀ってあります。南北朝時代頃から上野寛永寺の下に属し、高崎市の里見山阿弥陀院光明寺から別当が派遣され、管理されてきました。近世は、東叡山輪王寺宮兼帯所隣、榛名山厳殿寺・満行宮と称していましたが、明治の神仏分離で、元の榛名神社の社号に返りました。
2017年から2025年に掛けて、群馬県内にある文化財修復事業として、過去最高規模の23億円を投じて、百数十年振りとなる大修理を行っています。2017年度から19年度までに、国祖社・額殿を、20年度から21年度までに双龍門を、21年度から25年度までに本社、幣殿、拝殿を、23年度から25年度までに神楽殿の工事を行う計画になっています。
表紙の写真は、御姿岩に寄り添うように建てられた本殿です。
- 旅行の満足度
- 4.5
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まず鳥居から。
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榛名神社の全体図
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見事な彫刻が施された隋神門です。弘化4年(1847)に建立されたものです。入母屋造、前後軒唐破風が付いています。瓦棒銅板葺の三間一戸八脚門です。元は、仁王門で、神仏判然令が出され、仁王像が取り除かれて、代わりに隋神像が置かれたため、隋神門と呼ばれるようになったそうです。
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ここは大修復の予定に入っていないのでしょうか。
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隋神門の天井
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隋神門を通った後、振り返ってみたところ。この門を潜ると神域となります。
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禊橋
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千本杉です。
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三重塔が見えて来ました。
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元の三重塔は慶長5年(1600)の建立だそうです。
現在のものは、江戸末期に改築が始まり、明治2年に完成したものです。銅板瓦葺で高さ16mとなっています。 -
二層の軒は二軒繁垂木、三手先組物となっています。三層目は扇垂木で、組物は二層目と同じです。
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初層の中備えに十二支の蛙股が見られます。
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初層は高欄のない縁と正面に中央間桟唐戸があり、脇間は板張りとなっています。明治時代の神仏分離で、神宝殿と呼ばれ、内部に仏像は安置されていません。天之御中主神(あまのみななかぬしのかみ)をはじめとする五柱の天神を祀っているそうです。
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十二支の蟇股がもう少しアップで撮ればよかったですが...龍の蟇股などが見えます。
木鼻、拳鼻に獅子頭が付いています。 -
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御廳宣の碑
後鳥羽天皇の建久元年(約800年前)、健児、検非両使の停止を許可する許文の碑だそうです。 -
「塞神社」は厄災から身を守り、土地の守り神として祀られています。
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行者渓は修験者が修行をした渓谷。
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その行者渓に掛かる神橋を渡ります。
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黄色の矢印のところが「東面堂」の名残りとされている扉です。この扉は須弥壇の奥に秘仏、千手観音を安置したところに嵌め込まれたものと考えられているそうです。ここは、上野34箇所の21番札所で、歌川広重の『榛名山雪中図』にこの東面堂、懺悔橋、萬年泉などが見事に描かれているという。
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萬年泉は、雨乞御神水のことで、古来から農村の日照りの際に、この御神水を竹筒に頂いて、祈願を受け、村に帰り、田畑に撒くと必ず霊験ありと言われて来ました。
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瓶子の瀧(みすず)
両脇の岩を神に捧げる神酒を入れる器の瓶子に見立て、この名が付けられました。 -
矢立の杉 武田信玄が戦勝祈願をし、境内の木に矢を射る矢立神事を行ったことから、この名が付いたそうです。樹齢六百年、樹高55m、周囲9,4m。石段のすぐそばにあるため、退いて撮れませんでした。
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神幸殿は、安政6年(1869)の建立。神幸祭の時に神輿が出御して、ここに留まる社殿だそうです。神輿渡御が5月8日の早暁、神輿還御が5月15日早暁となっています。
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縣魚は彩色されていますね。
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彫刻が見事です。
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御水屋前から双龍門を見上げてます。背後の岩が高く聳えています。
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双龍門は、安政2年(1855)の建立で、元は御唐門でした。入母屋造銅板葺の四脚門となっています。龍の彫刻が見事です。
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総欅造です。
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天井画も龍です。
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左右の扉にも龍の彫刻があります。
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門を潜ったところから屋根部分を見ています。
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岩の間に建っているため、双龍門全体を撮るのが難しい。
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石段も狭くて、上手く撮れません。
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双龍門上の岩山
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現在、額殿、国祖社が修復中で、カバーが掛けられていました。右手が本殿、左手が神楽殿です。
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昭和元年(1764)の再建。舞台は板張りで、三方吹放ち。格天井には花鳥図や神楽面が描かれています。神楽は神に奉納するために奏上されるため、本殿に向かって建っています。
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本殿(本社・幣殿・拝殿)は文化3年(1806)の建立。春日造本社と入母屋造拝殿の間を幣殿で繋いだ複合社殿になっています。権現造で、屋根は銅板葺。御姿岩の前面に接してい建てられています。
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御姿岩の中に洞窟を神聖な本殿として、御神体が祀られているそうです。柱や梁などの各所には、黒と朱塗りを基調とし、金箔、鮮やかな彩色で塗られています。彫刻も見事です。
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床下を覗くと彫刻が素晴らしい。
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岩に接した本社
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屋根の上に御姿岩が見えます。
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すごいところに建っていますね。
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床下の彫刻1
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床下の彫刻2
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床下の彫刻3
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床下の彫刻4
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床下の彫刻5
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御神木
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本社
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御姿岩
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帰りに石段上から見た神幸殿
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今は石段がちゃんと設えてありますが、昔は険しい坂だったでしょう。
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萬年泉の碑
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対岸に見えるアーチ状の鞍掛岩
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