マドリードで懐石料理を食す

2018/11/23 - 2018/12/03

何もマドリードまで来て懐石料理を口にしなくてもいいだろうと思われるだろうが、それはそれは素敵な経験でしたので記録しておきます。

エリア マドリード(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

クリスマスが近くなり、にぎわうプエルタ・デル・ソル
ここにあるSol駅からIglesia駅まで地下鉄に乗ります。
目指すはチャンべリ市場。

この辺りは官公庁が多いので観光客は少なく、駐在員の関係でしょうか、日本料理店も集中している気がします。
この市場も本当に地元の市場という感じです。

この中にはフードコートがあり、市場内の店が仕舞いした後も、フードコートを取り囲むようにBARがあります。

その一角のSAKE-RIAという日本酒バーがあります。

ここのご主人は日本語よりスペイン語が堪能という方です。

ワインではなく日本酒をいただいています。
ちなみに日本酒は高知のお酒を多く置いてありました。

さて、景気づけしたところでこれから懐石料理のお店に向かいます。

チャンべり市場からは3ブロック東のスルバノ通りに日本の国旗が見えてまいりました。

これがお目当てのお店、IZARIYA MADRIDです。
IZARIYAは日本では座屋として日本の高知、銀座、神戸にお店を構えています。高知が発祥のお店です。

さあ、中に入りましょう。
中に入るとスペイン語が堪能な、和服姿の絶世の美女が迎えてくれます。
実は私はこの店は去年に続き2度目となります。
1年ぶりです。

カウンターに座り、まずはビールをいただきます。
小江戸ビールでした。

柿の白和え

最近スペインの市場で普通に柿を見るようになりましたね。

椎茸の豆腐

ゴマ豆腐より硬い感じです。

吸い物ですが、白身魚の揚げ物の椀になります。

意表を突かれましたが、美味でした。

ピントが甘くて恐縮ですが、刺身です。

刺身はどうしても日本の様にはいきません。

鮭のチャンチャン鍋！

スペイン人の味覚に合わせて濃いめの味付けにしているそうです。

これも絶品でした。

かなりピントが合ってないですが、ウナギになります。

カツオのたたきスモーク

ふたをとるとスモークの中にカツオが沈んでいました。

蒸し寿司とフォアグラの茶わん蒸し
全国的にはどうか存じませんが、高知では冬場にちらしずしを蒸していただく料理があります。

和牛

この辺りになるとかなり満腹感が出てまいります。

牡蠣ご飯

トッピングのイクラは特別サービスとのこと

土鍋で一人一人に炊いているのでお代わり自由ですが、満腹で限界です。

リンゴのシャーベット

最後はお茶をふるまっていただきました。

置いてある日本酒は高知の地酒が主なようです。
もちろん料理にあっわせてたくさんいただきました。

丁度カウンターの隣に座ったカップルは新婚旅行で日本に行ったばかりだそうでした。
きっと日本のことを好きになってくれて、懐かしい味を求めてきてくれたのだろうと勝手に想像しております。
ちなみに2度このお店に来ておりますが、お客に日本人を見たことがなく、ほとんど現地のスペイン人であろうと思われます。

たまには異国の地で本格的な懐石料理を食べるのも悪くはないですね。

またマドリードに来る折には寄らせていただこうと思います。