2019/01/05 - 2019/01/06
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miharashiさん
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2012年以来毎年ヨーロッパまでスキーに出かけていた私達ですが、夫婦ともに70歳を過ぎ、そろそろ打ち止めの時期かと考え始めました。最後に滑るならやはりスイスということで、2019年は二度目のグリンデルワルトとツェルマットで滑ることに決定。航空運賃が安く、天気が良さそうな時期を探った結果、1月2日に出発することに。最初はラウターブルンネンに3泊してグリンデルワルトで滑り、その後ツェルマットに移動して4連泊。最後はトゥーンに1泊してから日本に戻るという旅程になりました。第三部は、グリンデルワルトからツェルマットに移動し、初日と二日目にスキーをした時の旅行記です。(表紙写真は、ゴルナーグラートのゲレンデとマッターホルン)
今回の旅程は以下の通り。
1月2日 成田-Swiss Air-チューリッヒ-SBB-ラウターブルンネン(3泊)
1月3日 クライネシャイデック&ミューレン滑走
1月4日 メンリッヒェン&フィルスト滑走
1月5日 ラウターブルンネン-SBB-ツェルマット(4泊)
午後ゴルナグラート滑走
1月6日 スネガ&ゴルナグラート滑走後、トロッケナーシュテーク往復
1月7日 クラインマッターホルンを経由してチェルビニア滑走
1月8日 ツェルマット街歩き
1月9日 ツェルマット-SBB-トゥーン(泊)
1月10日 トゥーン-SBB-チューリッヒ空港-Swiss Air-成田(1/11)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ツェルマットは、2012年に初めての海外スキーで訪れた。一週間の滞在期間中、すべて快晴という信じ難い好天に恵まれ、以後海外スキーが病みつきになるきっかけを作ったところだった。ただ、ツアーでの参加だったため、他のメンバーに付いて行くのがやっとで、自分たちのペースでのんびり滑るというわけにはなかなかいかなかった。今回、改めてツェルマットをゆったり滑ろうと思ってやってきたのだった。(写真は、スネガのゲレンデとマッターホルン)
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ツェルマットのスイス側のピステマップ。スイス側のスキーエリアは、東側(上図の左側)のスネガ、中央のゴルナーグラート、さらにヨーロッパで最高所の展望台があるクラインマッターホルンの下に広がるマッターホルン・グレイシャー・パラダイスの三つのエリアからなる。上図の右側にはイタリア側のチェルビニアやヴァルトナンシュのゲレンデが続いている。スキーパスは、スイス側だけ有効なパスと、スイス・イタリア両方で有効なインターナショナルパスとがあり、今回は、初日用にスイス側だけの半日券(一人65SF、約7200円)、二日目からの滑走用にインターナショナル二日券(一人170SF+デポジット5SF、約1万9千円)を購入した。ツェルマットではシニア料金の設定がないため、グリンデルワルトよりは多少割高になった。
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1月5日、ラウターブルンネンを朝7時半過ぎの列車で発ち、インターラーケンオスト、シュピーツで乗換え、さらにフィスプで3回目の乗り換えの後、ツェルマットに向かう。途中、車中右手には滝が氷つき、滝の下には雪崩の跡とみられる雪だまりが見られた。
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ツェルマット駅には、10時を少し過ぎたころに到着。駅からスキーとバックを持って、予約したホテルペレンへ。何も持たなければ5分ほどの距離だが、重い荷物を持っての移動はこたえる。ここはマッターホルンの眺めがいいし、直前に安くなったので予約したのだった。チェックインが2時からなので、スキー道具以外をホテルに預け、さっそくツェルマット駅前のゴルナーグラートへ上る電車(GGB)の駅へ急いだ。写真は、スキーを終えてホテルに戻ったあとに撮影したもの。ツェルマットに着いた当初は、どんよりした曇り空でマッターホルンは完全に雲の中だったが、夕方になってようやくマッターホルンがその姿を現した。
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GGBの窓口では、半日券は売れないということで、自動券売機で購入。一日券も半日券も大差ないが、少しでも安い半日券を購入。
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ただいまの時間は11時45分。次の電車は12時発。当然12時のに乗れると思っていたが、半日券はゲートを通過できなかった。係り員に尋ねたら、12時25分発からしか乗れないとつげられ、なんだか納得できなかった。電車で右側のいい席を確保したかったので、ゲート前で立ってまっていたが、半日券持ちの人達は他の券を購入した人達がゲート内に入ってから入ることが許されたのだった。どうやら高い券を買いなさいということらしい。
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ゴルナーグラートの頂上から滑りはじめたが、陽がささないせいか、ゲレンデがみえにくく、私は眼鏡にゴーグルを重ねていたせいか、雪面がまったく見えない。2012年に滑った時は、よく晴れていたので、難なく滑ることができた。今回は、たいした急斜面ではないにもかかわらず、下が見えずに怖かった。
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マッターホルンも上半分以上が雲の中で、景色もいまいち。一回しか滑らないのはもったいなかったが、明日からは晴れるということなので、明日以降に期待して、このままゲレンデ下のRiffelberg駅まで下り、そこからGGBの電車でツェルマットまで戻ることにした。
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ツェルマット駅に着いた後、近くのコープで水や食料を購入し、スキーバスでホテルにもどってチェックイン。スキー以外の荷物は部屋に運ばれていた。スキーや靴は地下のスキー保管室の部屋番号のロッカーへ。
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部屋からマッターホルンは見えなかったが、広い部屋で満足。暖房もよく効いていて、暖かすぎるほど。
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大き目のバスタブつきでラッキー。
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夕方、食事をしに外出したが、結局ホテルそばのパン屋さんで、パンやキッシュを購入して、ホテルの部屋で食べることにした。ここは2012年に来た時に、毎日通ったお店。いつも混んでいて、人気の店だ。
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ホテルに戻る途中で、スキーをしているときには全く見えなかったマッターホルンがようやく姿を現した。明日は期待できそうだ。
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1月6日朝、青空が広がっていたが、マッターホルンはまだ雲の中。今日は、2012年は雪質が悪くてあまり滑れなかったスネガエリアを最初に滑ってみることにした。スネガに登るケーブルカーの下駅はホテルから歩いて5分ほどのところにあるが、入り口からケーブルカーまで結構長いアプローチを歩いて行かなければならない(写真は帰りに撮影)。
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スネガの上駅。晴れていれば、マッターホルンがもっとも格好よく見える展望台だが、この時はまだ雲の中で見えず、写真も撮らなかった。掲載の写真は2012年に撮ったもので、この時は天気が良すぎて、雪がべちゃべちゃになり、ここでは全く滑らずにツェルマットにもどってしまったのだった。
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今回は、スネガから下る初級者用の6番コースを最初に滑ってみることに。まだ天気がいまいちなのでコースの撮影も全くしなかったが、後でスネガから上に上がるテレキャビンの中から撮った写真にこのコース(写真中央)が写っていた。斜度はほどほどだったが、コースが曲がりくねっていて狭く、あまりいいコースではなかった。
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6番コースの終点。ここからはスネガ方面(手前)とゴルナーグラート方面(向こう側)の両方に上がるリフトがあるので、スネガに上がるリフトに乗車しなければならない。リフト乗り場が二つあるので、最初はどっちが正しいのか迷うことに。実は、このリフトは実際には互いにつながっていて、1本のリフトだった。リフトは右側が登りなので、結局奥の方の乗り場から乗ればいいことが判明したのだった。
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スネガまで戻ったあとは、テレキャビンでその上にあるBlauherdまで上がる。写真は、テレキャビンを降りたところの滑り出し部分。晴れていれば、正面にワイスホルンが見えるところだが、まだ雲の中だった。
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Blauherdからスネガ上駅までは初級者用の7番コースが下っている。2012年には、ここより上のゲレンデをもっぱら滑り、このコースは結局滑ることがなかったので、今回初めて滑ることに。写真は、コースの中間地点。初級者用にも関わらず、ここだけかなりの急斜面になっていた。写真の左側に迂回コースがあったので、無理をせずにそこを滑り下りる。ここ以外は、斜度も適度で広く、滑りやすいゲレンデだったので、繰り返し滑ることに。
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二回目の滑走。
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天気が徐々に良くなってきて、上記の急斜面にも陽が当たり始めた。
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3回目の滑走の前に、Blauherdのレストランのテラス席で飲み物を頼んで休憩。写真は、テラスからBlauherdのテレキャビン駅の方角を撮影。正面に聳えるマッターホルンは、もう少しで雲が取れそうになっていた。
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上記の右側。ワイスホルンも見えそうな雰囲気だ。
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これは2012年に撮った同じテラスの写真。雲ひとつない完璧な快晴だった。
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もう少しでマッターホルン頂上が見えそうなので、3回目の滑走を開始。
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広々とした斜面を快適に滑り下りていく。
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初めてまともなマッターホルンとのツーショット。
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マッターホルンを正面に見ながら滑走する私。
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天気が良くなってきたので、昨日全くダメだったゴルナーグラートも滑ることにした。最後のツーショットを撮影して、これでスネガでの滑走を終了。
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スネガの上駅まで滑り下りると、うまい具合にすぐに下りのケーブルカーが出発してくれた。ツェルマットについて、そのままGGBの駅に向かい、昨日より1便早い12時発の電車に乗車。ツェルマットの町は雲の下だったが、高度を上げていくと、雲の上にマッターホルンが再び姿を現した。
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途中のRiffelberg駅の手前で撮影。ツェルマットまで下る中級者コースが見えた。
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終点のゴルナーグラート駅からの滑り出し。マッターホルンが完全な姿になっていた。
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上記の反対側には、スイス最高峰のモンテローザ。スキー客より、観光目的の客の方が多いようだ。
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ゴルナーグラートからの滑り出し部分は、中級者用で斜度が急な狭いスロープが続くが、そこを過ぎると広々とした緩やかな斜面に出てきた。前方の右端に聳える真っ白な山はワイスホルン。高さではマッターホルンを凌ぐ。
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しばらく下っていくと、コースが左右両方に分かれていた。左が45番、右が36番のいずれも初級者コースだ。最初は左の45番へ。
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45番の出だし。前方にマッターホルンがずっと見え続けている。
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滑ってきた45番を振り返って。2012年にもここを滑っているが、その時はスキー休暇の最中だったので、かなり混雑していた。今日はほとんどがらがらの状態で、すこぶる快適な滑走だ。
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緩やかな斜面がさらに下まで続き、やがてもう一方の36番と合流。
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両方のコースが合流したところで、マッターホルンとともに記念撮影。さらに下に見える建物は、GGBの途中駅のRiffelberg。そこまで滑り下りてから、リフトでもう一度ゲレンデ頂上まで上がる。
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リフトで上がってきたところの滑り出し。ゴルナーグラートの滑り出しよりずっと楽な滑り出しなので、滑走に自信のない人は、ゴルナーグラートまで行かずに、Riffelberg駅で途中下車して、リフトでゲレンデに上がることをお勧めする。
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二回目の滑走。
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さっき乗ってきたリフトの下を滑り下りる。
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今度は右方向の36番へ滑り込む。マッターホルンが本当に絵になるゲレンデだ。
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マッターホルンの高さが際立つように、望遠で記念撮影。
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36番コースもがらがらだった。
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もうすぐ合流点。マッターホルンを見ながら最後の滑走へ。
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リフトの向こうにマッターホルン。
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もうすぐRiffelberg駅だ。
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同じところから撮影したパノラマ写真(画像をクリックしてください)。
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Riffelberg駅のレストラン前から望むマッターホルン。
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Riffelberg駅。昨日はここから電車で下ってしまったが、今日は天気も良く、すぐに下るのはもったいないので、グレーシャーパラダイスの中間地点のTrockener Steg(トロッケナーシュテーグ)までテレキャビンで往復することにした。
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Trockener Stegまで行くには、まず、RiffelbergからテレキャビンでFuriへ。
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Furiに向かってどんどん高度を下げていくテレキャビンの中から見えたマッターホルン。ひときわ高く見える。
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Furiで、ツェルマットから登ってくるテレキャビンに乗り継いで、Trockener Stegへ。
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ツェルマットの街の上には、まだ雲が残っていた。その雲の上にはザース谷との間に連なるミシャベル山群。その中央にはスイスで二番目に高いドムが聳える。
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テレキャビンは、Schwartzsee(シュヴァルツゼー)を通過。山小屋の向こうにはモンテローザ。
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Schwartzseeを過ぎると、一旦下り、再びTrockener Steg目指して登り始める。
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Trockener Stegに到着。駅の目の前にはマッターホルン。ツェルマットの街からの見慣れた形とは少し違うが、すぐ近くに見えるので迫力がすごい。
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その右横にはダン・ブランシュ。
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駅の屋上に出て、マッターホルンとともに記念撮影。右奥にはダン・ブランシュの姿も。
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屋上の反対側に行って、モンテローザとともに記念撮影。
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上記の右側にはブライトホルンの穏やかな山容が見える。
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さらに右側のグレーシャー・パラダイスの頂上駅を拡大。クラインマッターホルンの山頂近くに作られたロープウェイ駅がかすかに見えている。2012年時点では、ここまで上るロープウェイは一本だったが、今年からもう一本新設された。次の日にはこの新設のロープウェイに乗ったが、思わぬハプニングに会うことに(詳細は後編に記載予定)。
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ツェルマットの街の方角。街を挟んで左側にワイスホルン、右側にドムが聳える。
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左側のワイスホルンを拡大。
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Trockener Stegでの眺望を堪能した後、再びテレキャビンに乗り、ツェルマットへと下る。
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テレキャビンの中からもマッターホルンが見え続けていた。
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テレキャビンが下ってきた後方に聳え立つマッターホルン。
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前方にはツェルマットの街並み。真下にはゴルナーグラートから下ってくるスキーヤーの姿。
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テレキャビンの後方からもスキーヤーが続々と滑り下りてきた。今日は好天に恵まれ、スネガとゴルナーグラートを両方快適に滑ることができ、大満足の一日だった。明日は天気が良ければ、イタリア側のチェルビニアまで足を伸ばす予定。(後編に続く)
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