
2018/09/23 - 2018/09/23
2位(同エリア23件中)
Michyさん
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スイスとイタリアドライブ旅もいよいよ終盤になってきました。
アロイス・カリジェの童話の絵本の舞台となったグアルダ。
当初はグアルダに泊まりたいと思っていましたが、この小さな村にはホテルは2つ。そして当日で2つの部屋を予約することは出来ず、チューリッヒへ戻る道中で途中下車して立ち寄るだけに。
グアルダ近くの町や村で一泊してもよかったのですが、この村歩きをしてから3人共ここがますます気に入ってしまい、次回またここに3人で来よう!
と、いつ実現するかわからない約束をしていざ帰路に。
まるでウルスリのすずの主人公が住んでいたかの様に再現されている、小さなミュージアムは、ほっこり心が温まる幸せな気持ちにさせてくれる場所でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 5.0
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ここグアルダは正に”スイスの美しい村”に指定されている通り、どこを歩いても絵画の様な光景が広がります。
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グアルダは単に美しい村だけでなく、アロイス・カリジェの童話絵本”ウルスリのすず”の舞台となった場所でもあります。
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この物語はアルプスの少女ハイジと同じくスイスでは誰もが知っている有名なお話だと聞かされいました。
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ちょっと予習にと、この村を歩く前に友人から”ウルスリのすず”の映画の一部の動画を見せてもらい、映画の撮影風景、ウルスリ(主人公の少年)のイメージが私の中に出来ていました。
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見たのは英語字幕の映画でしたが、日本で上映されたのでしょうか?
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なのでどこかからひょっこりあの少年が出てくるのではないかと思うような、わくわくの散策となりました。
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映画の中では冬の景色が満載で、スキーにそり、雪山と白い景色が全体を占めているシーンが数々ありましたが、花咲く9月のグアルダもとても魅力的です。
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家々に描かれている絵。
今回のスイスの街歩きで家々に描かれた装飾のことをスグッラフィートと呼ぶ装飾技法ということを知りました。 -
漆喰などの表面の湿った層を、金属などで掻き落として線画を描く壁の装飾技法で、ドイツやオーストリア、そしてここエンガディンなどが有名だとのこと。
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16世紀のイタリアのルネサンス期に流行して、ドイツのバイエルンで今でも数多く見られるそうですが、ここエンガディンの装飾はこの村に合ってとても素朴です。
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窓に飾られた花々と共に、それぞれの家々に繊細な模様が見られます。
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この壁に何も描かれていなかったら…。
表情豊かな壁に変身してしまうこの技法、この小さな村がスイスの文化財保護地区になっているのも納得です。 -
ここも窓辺が可愛い。
窓ガラスにかかっているレースと壁の装飾がぴったり。 -
窓辺が美しい。
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お祭りの時にでも使われるのか。
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お部屋の予約が出来なかったこちらのホテル。
120年の家族の歴史と共に1645年に建てられた建物の歴史がホテルのHPに書いてあり、グアルダの街の歴史や地元のお祭りについてなど読み応えある内容でした。 -
部屋数が20も無いので、やはりこんな小さな村に泊まる時には事前の予約は必要ですね。
思えばこの旅で宿泊先はほとんど当日決めて行きあたりばったりでした。 -
残念な気持ちで建物を眺めた後、恨めしい気持ちから感謝へと変わる建物が現れます。
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街かどにカリジェのイラストが!
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さきほどのホテルマイサーの駐車場へ導かれる様に進むと
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こんな小さな看板と共に可愛いミュージアムがありました。
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なんとホテルマイザーが無料でこのちいさなミュージアムを無料公開していました。
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わぁ、なんだか映画のセットの中の様です。
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右手に見えるのは大きなコウベル!
そうです、お祭りChalandamarzでは子供達がこの大きなすずを持ってグアルダの村を練り歩くのです。 -
すずが並びます。
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これはそり?
ロッキングチェアみたいですが大きなそりみたい。
映画の中ではウルスリがもの凄いスピードで雪の中でそりを走らせていました。 -
この色合い。
まるでセピア色の世界に入ってしまったみたいです。 -
私も座ってみたくなるような椅子と机。
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村の写真と共にカリジェの絵本が飾ってありました。
そしてスキーやそりも。
ウルスリが使っていたものかの様に飾ってあります。 -
あ、このドアはさっき見た家。
これはいつの時代の写真なのか。 -
左側のは日本でいう”かんじき”みたいなものでしょか。
雪の多い地方ならではですね。 -
展示コーナーの一画に珈琲が飲めるコーナーも。
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誰もいないので珈琲も飲み物もセルフサービスでコインを入れるだけなのですが、この冷蔵庫の可愛いこと!
形といい、イラストといい、さすがカリジェの村! -
世界中から集めたカリジェの絵本やイラストが展示されています。
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日本語版の絵本も展示されていました♪
私はスイスで買った英語版を持っています。 -
イラストの中にも大きなすずを付けた姿が描かれています。
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先ほどコウベルを付けて子供が村を練り歩くグアルダのお祭りChalandamarz(チャランダマルツ~言い方に違いがあるかもしれませんが)について書きましたが、このお祭りについて調べてみました。
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Chalandaチャランダはファースト
marzマーツは3月の意味とのこと。
と、その名の通りお祭りは3月1日に行われます。 -
昔々、ローマ人がこの地域を占領していた時代があって、その頃はラティアンと呼ばれていたそうです。
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ユダヤ人歴の時代にはチャランダマースが年の始まりだったとか。
そして3月は悪霊を追放するための月なのだそうです。 -
毎年3月1日になると子供達が様々なすずを持ちながら歌いながら寒い冬も追い払うということで、このお祭りが続いているそうですが、3月になって長い冬を追い払い、春に向けてのお祭りなのでしょう。
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村の中心に教会がありましたが、中には入らず村歩きを続けます。
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どこかから牛の鳴き声がした気がしたと思うと。
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村からすぐの場所に牧草が広がっていました。
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近くで牛を見られて私は大満足。
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どこを眺めても絵になる家々。
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この家は映画にも出ていた様な気がする。
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グアルダに関する情報が満載のボードがあちこちにありました。
これは村の歴史についてでした。 -
このドアもどこかで見た気がするのは映画だったのか。
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こちらもお部屋が予約いっぱいで泊まれなかったホテル。
ここの部屋数は20程度のよう。
お腹も空いてきたので、こちらのガーデンテラスで軽食を頂きます。 -
私がスイスでよく飲んでいたシードルです。
ここはボトルで出てきました。 -
これ、日本で売ってないかな~と思うほど、気に入ってしまいしっかりラベルを写真に残します。
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ハムの盛り合わせとパン、またスイスらしい素朴な組み合わせではありますが、ここの付け合わせのピクルスは絶品!バターの味もなかなか美味でした。
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とても親切にしてくださったホテルオーナーはまだ若いご夫婦でした。
食事をしたテラスに面したバルコニーのある部屋は、眺めが良いお部屋みたいで次回は是非ここに来て泊まりたいと、友人達と話ながら後ろ髪を引かれる想いでチューリッヒへ向かうのでした。
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