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 川崎市幸区北加瀬1の夢見ヶ埼に鎮座する富士浅間神社は北加瀬間神社(https://4travel.jp/travelogue/10824398)として紹介した。天照皇大神の宮司さんからここ夢見ヶ埼から神社がある加瀬台6号古墳の墳丘からは富士山が望める場所と言われた。また、富士講ができ、この古墳の墳丘を富士塚とし、文化元年(1804年)に富士浅間神社が建立されたと考える方が、社殿に掛かる「浅間神社 由来」にはない「起源は、富士山の噴火を鎮めるために建立されたもの」とする川崎市のホームページ(http://www.city.kawasaki.jp/saiwai/page/0000024586.html)の内容よりも説得力がある。もっとも、「浅間神社 由来」には新編武蔵風土記から引用して「富士山の形をなせり。」とあり、富士塚であったように記載されている。回りを見るとお饅頭型の古墳の墳丘というよりは円錐台形の富士塚であるようにも見える。社殿向かって左側に赤字で「富士山」の文字が見える石祠が建っており、富士講が建てたものであろう。<br /> 富士浅間神社を参拝して驚いたことは、社殿の扉が開け放たれていて、鏡と神像が安置されていることだ。顔の塗が剥落しており、化粧していない木之花佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)の祭神像であろう。この神像が創建時の200年前にしては剥落がひどいと感じた。それにしても初めて神社社殿に祀られる神像を拝むことができた。各地の神社を参拝しても神像を拝めることができることはなく、大きな神社の宝物館に展示されている神像を眺めた(例えば、https://4travel.jp/travelogue/10515106)ことがある程度だ。あるいは、大船の熊野神社(https://4travel.jp/travelogue/10483425)や鎌倉の第六天社の神像(https://4travel.jp/travelogue/10414222)が全て盗難に遭って今はない。<br /> また、新編武蔵風土記から引用文に「村内寿福寺の持ち」とあり、富士浅間神社の神宮寺は麓にある寿福寺(https://4travel.jp/travelogue/10838787)であったことが分かる。おそらく、今がそうではないだろうが、それにしても鎌倉市内ではかつて神像の(中国か韓国の窃盗団?の手による)盗難が相次いで起こっている。くれくれも気を抜くことがないように祈るばかりだ。<br />(表紙写真は富士浅間神社社殿)

富士浅間神社-2019年頭

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2019/01/11 - 2019/01/11

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 川崎市幸区北加瀬1の夢見ヶ埼に鎮座する富士浅間神社は北加瀬間神社(https://4travel.jp/travelogue/10824398)として紹介した。天照皇大神の宮司さんからここ夢見ヶ埼から神社がある加瀬台6号古墳の墳丘からは富士山が望める場所と言われた。また、富士講ができ、この古墳の墳丘を富士塚とし、文化元年(1804年)に富士浅間神社が建立されたと考える方が、社殿に掛かる「浅間神社 由来」にはない「起源は、富士山の噴火を鎮めるために建立されたもの」とする川崎市のホームページ(http://www.city.kawasaki.jp/saiwai/page/0000024586.html)の内容よりも説得力がある。もっとも、「浅間神社 由来」には新編武蔵風土記から引用して「富士山の形をなせり。」とあり、富士塚であったように記載されている。回りを見るとお饅頭型の古墳の墳丘というよりは円錐台形の富士塚であるようにも見える。社殿向かって左側に赤字で「富士山」の文字が見える石祠が建っており、富士講が建てたものであろう。
 富士浅間神社を参拝して驚いたことは、社殿の扉が開け放たれていて、鏡と神像が安置されていることだ。顔の塗が剥落しており、化粧していない木之花佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)の祭神像であろう。この神像が創建時の200年前にしては剥落がひどいと感じた。それにしても初めて神社社殿に祀られる神像を拝むことができた。各地の神社を参拝しても神像を拝めることができることはなく、大きな神社の宝物館に展示されている神像を眺めた(例えば、https://4travel.jp/travelogue/10515106)ことがある程度だ。あるいは、大船の熊野神社(https://4travel.jp/travelogue/10483425)や鎌倉の第六天社の神像(https://4travel.jp/travelogue/10414222)が全て盗難に遭って今はない。
 また、新編武蔵風土記から引用文に「村内寿福寺の持ち」とあり、富士浅間神社の神宮寺は麓にある寿福寺(https://4travel.jp/travelogue/10838787)であったことが分かる。おそらく、今がそうではないだろうが、それにしても鎌倉市内ではかつて神像の(中国か韓国の窃盗団?の手による)盗難が相次いで起こっている。くれくれも気を抜くことがないように祈るばかりだ。
(表紙写真は富士浅間神社社殿)

  • 富士浅間神社。

    富士浅間神社。

  • 階段脇の古木。

    階段脇の古木。

  • 石祠に「富士山」の赤い文字。富士山に背を向けて建っている。

    石祠に「富士山」の赤い文字。富士山に背を向けて建っている。

  • 富士浅間神社社殿。

    富士浅間神社社殿。

  • 富士浅間神社社殿。

    富士浅間神社社殿。

  • 富士浅間神社社殿に掛かる「浅間神社 由来」の扁額。

    富士浅間神社社殿に掛かる「浅間神社 由来」の扁額。

  • 富士浅間神社社殿には鏡と神像。木之花佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)の祭神像。

    富士浅間神社社殿には鏡と神像。木之花佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)の祭神像。

  • 木之花佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)の祭神像。

    木之花佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)の祭神像。

  • 木之花佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)の祭神像。

    木之花佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)の祭神像。

  • 木之花佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)の祭神像。

    木之花佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)の祭神像。

  • 木之花佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)の祭神像。

    木之花佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)の祭神像。

  • 富士浅間神社のマウンド。

    富士浅間神社のマウンド。

  • 富士浅間神社のマウンド。

    富士浅間神社のマウンド。

  • 富士浅間神社のマウンド。

    富士浅間神社のマウンド。

  • 富士浅間神社のマウンド。

    富士浅間神社のマウンド。

  • 富士浅間神社のマウンド。

    富士浅間神社のマウンド。

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