南千住発の老舗鰻店「尾花」～東京鰻店の東の横綱と称されるミシュラン1つ星の名店～

2018/06/30 - 2018/06/30

鰻は、お寿司、天ぷら、懐石と共に日本を代表する伝統料理として世界で広く知れ渡っています。関東と関西で調理法に違いがある鰻ですが、関東の鰻の特徴として、蒸した後に焼く工程があり、鰻好きの意見では、この点が関東の鰻をよりおいしくしているとよく聞きます。

多くの老舗鰻店がある東京では、東西の横綱として知られている2店があります。西麻布の「野田岩」が西の横綱として知られている一方で、南千住の「尾花」が東の横綱として知られています。去年の夏に「尾花」で食べてきましたが、同店は予約を受けつけないため、食べるには列に並ぶ覚悟が必要です。

他の行列店と同様ではありますが、週末は開店時間に行くと、もう遅く、食べられない可能性が高いです。同店で食事をしたい場合は、早めに（少なくとも30分位前）列に並ぶことをお勧めします。遠くから足を運ぶ人には、ハードルが高い「尾花」ですが、味の方は東の横綱と呼ばれているだけあり、東京鰻の最高峰と言っても過言ではないと思います。

エリア 北千住・南千住(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

JR南千住駅です。

午前の部に間に合うべく、午前11時30分位に尾花まで行ったのですが、遅すぎました。

お店の人に午後の部にと言われ、開店する16時の1時間ほど前に来たら、確実に食べられるだろうと告げられました。ということで、周辺を散策して、午後の部に食べることにしました。

駅前にあった芭蕉像です。

足立市場の近くや清澄白河にもありましたが、東京の下町には芭蕉像が多いです。

南千住駅の近くに立つタワマンです。

漫画「あしたのジョー」の舞台と言われる山谷まで行きました。

漫画のファンであれば、すぐわかる「泪橋」です。その昔、本当に橋が架かっていたのでしょう。

スカイツリーが見えます。

ドヤ街として知られた山谷ですが、今でも激安の宿がたくさんあります。

数年前までは、屋根付きだった「いろは会商店街」です。

人通りが少ないシャッター商店街でした。

レトロな洋服屋さんです。

商店街を歩いて行ったら、ようやくジョーのキャラに辿り着きました。

ネットの情報では、もっとキャラを見れると思ったのですが、もう後退期に入っていたのでしょうか。

もう一度商店街の方に戻り、注意深く見ることにしました。

レトロな靴屋さんです。

丹下ジムの絵を飾っているお店がありました。

ジョーのキャラを利用しています。

いろは会商店街です。その昔はもっと人が多く、賑わいのあるところだったのでしょう。

力石のキャラも見つけました。

南千住にあるコーヒー通の間では、知られている「バッハ」で一息しました。

少し苦みのあるコーヒーでしたが、おいしく頂きました。

高級コーヒー専門店の先駆けとして知られているお店です。

天丼で有名な「土手の伊勢屋」も界隈にありました。

14時30分位に尾花に戻りましたが、その時はすでに一人並んでいました。

16時になると、お店の人が門を開け、一巡目でお店に入れました。

うな重（上）と焼き鳥を注文しました。

店内です。広々としています。

おしぼりを渡されました。

お茶です。

鰻が調理されるのを待ちます。

20分位してから焼き鳥が来ました。

鶏がすごくジューシーに焼かれていて、おいしく食べれました。

焼き鳥専門店も顔負けの焼き鳥として知られています。

漬物です。

お店に入って、50分後位でしょうか。ようやくうな重が運ばれてきました。

鰻がふっくらと焼かれています。

写真を撮っていたら、周りからおいしい、おいしいの声がたくさん聞こえてきました。

最初に蒸すため、中はすごくふっくらと仕上がっています。

肝吸いです。こちらも上品な味でした。

敷地内にあるミニ神社です。

お店を出たら、このようにたくさんの人が並んでいました。

鰻店の客層は、平均年齢が高いですね。

入口です。

総合的な感想ですが、全般的に上品に仕上がっていて、流石老舗と感じさせる味でした。鰻の焼き上がり具合は、職人の技を感じさせてくれ、待った時間を無駄だと思うことはありませんでした。他店でも食べてから、再訪したいですね。

尾花はJRの常磐線沿いにあります。