2018年 冬の帰省...の前に九州に寄り道☆マニアック過ぎる1週間の旅 Part VII: 世界遺産登録された富岡製糸場にやっと行けました

2018/12/27 - 2019/01/02

2014年6月にUNESCOの世界遺産に登録された群馬県の富岡製糸場。　私は実家が北埼玉で、利根川を越えれば群馬県なので、実家からこんなに近くに世界遺産が!?という事で驚いた記憶があります。　2014年はまだ東京に住んでいて、月一で埼玉の実家に帰っていましたが、世界遺産に登録された直後は観光客がどっと押し寄せて激混みだろうから、ほとぼりが冷めたころに見学に行けば良いかなぁ…なんて思っていました。

そうこうしているうちに、転職先が決まり、2015年の秋には滋賀県へ引越してしまい、富岡製糸場は簡単には行けない場所になってしまいました…。

今回の帰省旅で帰りに立ち寄るべく、三が日のうち、1/2は見学可能なのかをまず調べました。　JR西日本の元日乗り放題きっぷを使って帰省することに決め、前日の夜に上越妙高のホテルに宿泊したことで、翌日(1/2)高崎経由で富岡製糸場に行きやすくしました!(実家に1度帰ってしまうと、富岡まではビミョーに遠い…)　これが、元日の夜に上越妙高駅前のアパホテルに宿泊した2つ目の理由です!　<1つ目の理由は1つ前の旅行記へ…>
https://4travel.jp/travelogue/11438445

列車旅中心のマニアック帰省旅でしたが、最後に世界遺産を見学出来て、充実した約1週間の帰省旅はようやく幕を閉じます…。

エリア 富岡・甘楽(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

新年1日目の夜は、まだまだ新しいアパホテル上越妙高駅前で落ち着いた夜を過ごしました。　新潟なので、雪を心配していましたが、それよりも雨がめっちゃ降ってました…。

アパホテル ＜上越妙高駅前＞ 宿・ホテル

早起きして、上越妙高駅を出発します!

JR東日本の、駅名標の緑のライン、やっぱり落ち着くなぁ～。

上越妙高駅 駅

8:27発のはくたか554号を事前手配してありました。　上越妙高より東京方面はJR東日本管轄ではありますが、きっぷはJR西日本のe5489でも予約でき、JR東日本のえきねっとよりも割引率が高かったので、e5489で予約・発券しました。

上越妙高→高崎まで1時間15分の列車旅です!

北陸新幹線 乗り物

昨日とは違って、今日は普通車指定席ですよー。

3x2席の3席の方の通路側を指定したら、真ん中は誰も来ませんでしたが、1列前の人が目一杯座席を倒してきて、おいっ!!って感じでした…。

ホテルは素泊まりプランにしたので、新幹線での移動中に朝食です。　昨日京都駅のポルタ・ダイニングのお気に入りパン屋さん"グランディール"で買ったパンと、ホテルのロビーにあった自販機で買ったホットのカフェオレで♪

この1週間で1番の雪景色!　今日もお天気が良いので、キラキラ光って見えます☆

この雪景色も長く続かず、高崎に近づくにつれ、雪はどんどん消えて行きました。

9:45に高崎駅に到着!　ぐんまちゃん、相変わらずカワイイね!　カワイイぐんまちゃんの横に置かれた高崎だるまも凛々しいっす(笑)。

高崎駅からは、上信電鉄に乗り換えます!

高崎駅 駅

当初、高崎駅からはレンタカーを借りて富岡製糸場に行こうかな…なんて考えていたのですが、上信電鉄のホームページを見ていたら、1/1 & 1/2限定で「寿ワンコイン 1日フリー乗車券」を発売することを知り、高崎→上州富岡の片道だけでも790円するのに、1日乗り放題で500円なんて、これを利用しない手はナイ!!と思い、上信線を使う事にしました。　お得なきっぷが大好物なにわか鉄子です(笑)

運行本数が少ないので、乗り換え時間などは事前に調べて準備万端!　1時間に1-2本の運行の電車が走る街(秩父鉄道沿線)に生まれ育ったので、その辺は全然大丈夫ですよ(笑)!

上信線のこの車両、下仁田ネギっぽいと思ったのは私だけ?!

三が日でも結構、乗客がいますね!　富岡製糸場が世界遺産登録されたばかりの頃は、この路線も満員電車並みの混雑だったんでしょうか?!

高崎から40分で、上州富岡駅に到着!　

上州富岡駅 駅

駅前では、富岡市のイメージキャラクターのお富(とみ)ちゃんが笑顔で出迎えてくれます。　

「富」は、富岡市の富。"富"という字は、人間の生活を豊かにするために役立つ物資・資源という意味で、世界遺産になった富岡の生活がもっと豊かになることを祈って名付けられたそうです。

駅舎は2014年の3月に完成したばかりでまだまだ新しいです。　富岡製糸場が世界遺産登録されたのが同年の6月なので、それを見込んで新築工事をしてたってことかな?

上州富岡駅から富岡製糸場までの徒歩15分の間にあった蔵。

扉が開いていたので、中を覗いてみると、お神輿とお米?が置かれていました。

正面入口には、立派な門松が立てられていました!　世界遺産に門松!　カッコイイです。

入口で見学料を支払い、はじめに見えてくる(中に入る)のは、こちらの東置繭所。　
歴史を感じる佇まいです。　それもそのはず、この建物が建てられたのは、明治5年(1872年)!!　150年も前からこの場所に佇んでいるのですね!

東置繭所の1Fアーチ南側では、フランス式繰糸器(復元機)を使用しての実演が行われていて、見学することが出来ます。　当時の様子を表現した写真も飾られていました。

生きた蚕を見たの、いつぶりだろう? ...というか、もしかしたら初めてかも?!(映像では見たことあるけど)

中庭側からの東置繭所をモノクロで撮影してみました。

ちなみに一部だけですが、この東置繭所の建物は内部まで期間限定で公開中でした!　木の柱の塗装などは剥げていて歴史を感じますね。

実際にこの富岡製糸場が現役で稼働していた時は、この場所には乾燥させた繭を貯蔵していたそうです。　

富岡製糸場 名所・史跡

こういう水道、小学校にあったなぁー!

富岡製糸場に、指導者として雇われていたフランス人のポール・ブリュナが家族と暮らしていた住居です。　ブリュナ館と呼ばれていて、　現在は内部はちょっとした休憩スペースやカフェになっています。　

富岡製糸場 名所・史跡

奥には、寄宿舎が残されていました。

さて、1番楽しみにしていた、繰糸工場に入ります!

富岡製糸場 名所・史跡

創業当初はフランス式の繰糸器300釜が設置され、世界最大規模の製糸工場だったそうです。　この繰糸所の建築工法には、従来の日本にはなかったトラス構造が用いられていて、こんなに大きな建物ですが、中央に柱がありません!　採光のためのガラス窓も取り付けられています。

繰糸所内部の、自動繰糸機。　ちなみに、この自動繰糸機は、創業当初の物ではなく、昭和41年以降に設置されたものだそうです。　だとしても、相当古いですが、今にも動き出しそうな感じ。　昭和62年に操業が停止した今でもこんなきれいな状態で保存されているからこそ、世界遺産登録されたのかもね。

富岡製糸場 名所・史跡

保存修理が行われている、西置繭所。

期間限定で、保存修理工事中の施設を見れるなんて、行くっきゃないっしょ!!

特に追加料金かかることもなく、このヘルメットをかぶって管理エリアへ。　写真撮影はNGだったのでありませんが、なかなか興味深かったです。　古い状態を活かして新しくて安全な施設に生まれ変わることを願っています!

話題になっている世界遺産という事で、ちらっと見られれば良いかな?的な感覚で見学に行きましたが、結構がっつり2時間はいました。　来た甲斐がありました!

さて、実家に帰る前にランチを頂きます。　地元のフリーペーパーにも載ってて、高評価のクチコミも多かった、大村支店へ...。

大村本店がどこかにあるのかしら? 未だに謎。

三が日ということもあり、営業してるかを確認してから行きました。　私が唯一のお客でした…^^;

せいろそばを注文。　こしがあってなかなか美味しかったです。

大村支店 グルメ・レストラン

サクサクで美味しかった、舞茸の天ぷら。

ごちそうさまでした!

富岡製糸場の入口のすぐ近くにあった、気になっていたカフェにも行っちゃいます!　今ランチ食べたばっかりだけど、もうティータイム(笑)。　

古民家を改装した、なかなか味のある建物です。

美味しいカフェラテと・・・

CAFE DROME グルメ・レストラン

味噌味のカラメルソースのプリンを頂きました!　味噌味とは言っても、言われてみれば味噌かな?程度で甘辛いカラメルソースがとっても美味しかったです。

富岡製糸場を訪れた方には是非オススメしたいカフェですね。

また歩いて上州富岡駅に戻ってきました。　寿ワンコイン 1日フリー乗車券が使えるのできっぷを買う必要なく、ラクチン♪

上州富岡駅 駅

帰りの電車もフツーに座れました。

高崎の街って実はちゃんと駅を降りてみたことないので気になったのですが、疲れたので今回は実家に帰ることにします…。

帰りは在来線の高崎線で実家の最寄り駅の行田駅まで1本です!

長かった帰省旅の旅行記に最後までお付き合い頂きありがとうございました!

高崎駅 駅