冬の金沢二泊三日の食い倒れ旅　三日目は鈴木大拙館で禅に触れ、国宝雉香炉を見て料亭山乃尾で香箱蟹の炊き込みご飯を頂く。

2018/12/09 - 2018/12/11

さて、二泊三日金沢の旅の最終日。
本日はかねてから行ってみたかった鈴木大拙館とどうしても見たかった野野々村仁清の雉香炉を石川県立美術館に尋ね、
金沢最後の食として、
北大路魯山人が長期間逗留したという料亭山乃尾でランチをして帰ろうという計画です。

初日に小料理鈴木で新進気鋭の若手の料理を頂き、最期は1890年創業の老舗で締めようという魂胆。


https://4travel.jp/travelogue/11434136
冬の金沢二泊三日の食い倒れ旅　初日は寿司と和食。のどぐろ、白子、甘海老を堪能する。

https://4travel.jp/travelogue/11435785
冬の金沢二泊三日の食い倒れ旅　二日目は金沢おでんとフレンチと九谷焼を買い求め温泉でゆったり

の続きです。

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: タクシー ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

12月9日、停電で新幹線が停まった。

我々は飛行機で来たため難を逃れたが、ホントお気の毒としか言いようがない。
新幹線、二時間以上遅れることが見込まれた場合キャンセルした場合は全額戻りますが、通常特急券分しか払い戻しされないし、ホテルやレストランはキャンセル料がかかるだろうし。
お疲れ様です。

金沢白鳥路 ホテル山楽。

昨日は遅くチェックインしたので良くわからなかったんですがこんな外観だったんだ。
このホテル、V字型をしており、外側の部屋は兼六園や金沢城が眺められるんだと思います。

金沢白鳥路 ホテル山楽 宿・ホテル

本日の早朝散歩は金沢城公園。
ホテルから３分。

金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡

城なので当然防御を考えて作られてあるんですが、あまり攻められることを想定していないように感じますね。

石垣の色が独特。

金沢は城まで優美。

紅葉もまだまだ楽しめそうでした。

鉄門：くろがね門と読むようだ。

金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡

散った紅葉に雪が積もる。

雪国ならでは。

なぜこの形？

何の説明もなかったけれど気になって仕方がなかった。

橋爪門

再建された物の復元だそうな。

女性的な城に感じますね。

さて次に訪れたのは鈴木大拙館

https://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/

鈴木大拙館 美術館・博物館

鈴木大拙は仏教の世界的な権威であり、世界的な禅ブームが起こしたことで知られる。

生まれたのはここ石川。

鈴木大拙館 美術館・博物館

米国から帰国して京都の大谷大学の教授となり・・・

晩年は鎌倉に住み松ケ岡文庫で研究生活を送った。

鈴木大拙館の隣にあった旧中村邸

旧中村邸 名所・史跡

旧中村邸の
次に向かったのは石川県立美術館
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/

目的は京焼の祖といわれる野々村仁清の雉香炉。
色絵雉香炉：国宝
色絵雌雉香炉：重要文化財

撮影禁止なので写真はありませんが、金沢を訪れる際は一度見ておくことをお勧めします。

石川県立美術館 美術館・博物館

休憩は美術館１Fのル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWAで。

こちら金沢出身のパティシエ辻口博啓のお店

ル ミュゼ ドゥ アッシュ 金沢店 グルメ・レストラン

甘いものは得意ではないのでお酒と違って名前も覚えられないが、このケーキ本当においしかった。

雉香炉も凄いし、スイーツも美味しい。
石川県立美術館、オススメ。

二泊三日の金沢食べ歩き旅もそろそろ終わり。

最期は東茶屋の料亭へ向かいます。

犀川 自然・景勝地

ひがし茶屋街

ひがし茶屋街 名所・史跡

以前来たことがあるはずなのに、全く記憶になし。

雪が降る状況を想像してみる。

ひがし茶屋街を突っ切って向かうは金沢の料亭。

一度行ってみたかった山乃尾さん。

1890年創業の料理旅館。

http://yamanoo.jp/

山乃尾 グルメ・レストラン

ランチはいきなり香箱蟹から始まった。

とある金沢の料亭は蟹を獲る船を持っていると聞いたことがあるけれどここもそうなのだろうか？

刺身はほうぼうだったと記憶。

盛り方が立体的。
こんな風に切られたごぼう、初めて見た。

玉子焼き、独特でした。
京風でも関東風でもなかった。

蟹爪とキスとイモのあられあげ

治部煮。
鴨。美味。
本場の治部煮もたぶん初めて食べるな。

右下は加賀野菜の金時草。

初めて食べたのですが、弾力のある不思議な食感。

メイン？は香箱蟹の炊き込みご飯。

結構な量と聞いていたので、ビールを頼まなかったのだけれど大正解。

女性二人じゃ食べきれないと思います。

料理が運ばれるタイミングがものすごく絶妙で、どこかに隠しカメラでもあるのかと思ってしまった。

こんな庭を眺めながらの食事。
庭の向こうはひがし茶屋街。

料亭って庭やら骨董品やら、

螺鈿のセットに、

屏風やら、維持費が大変だろうなあ。

ちょっといろいろ思うこともありますが、
金沢料理の一端を味わうには良かったかな。

空港ででお土産を物色。

先週京都で食べた鯖寿司は１本6000円。
京都の鯖寿司がうまいことは重々知っていますがなんかねえ。

香箱蟹安っ！410円!!

と良く見ると香箱ならぬ香り箱。
カニカマ！

結局悩んで買わなかったんだけれど洒落で買ってくりゃ良かったな。

これにて二泊三日の金沢の旅終了。
久しぶりの金沢は本当においしい街でした。
人も穏やかだし親切だし。

地元の人によると、駅前が開けたのは最近のことらしい。
今も香林坊周辺に面白そうな店は集中している。
次回独りで金沢へ行くことがあれば香林坊あたりの宿に泊まって夜遊びだな。

金沢＝ゆずってイメージ無かったんですが、結構ゆず風味の物が多かったように思います。

さあ、帰ろ。

ところで、帰りの飛行機結構揺れました。
行きも揺れたので、この路線は気流が荒れる場所なのかも。

ところで、カニネタはまだまだ続きます。

気になったので後日横浜そごうで、香箱蟹を調査。

ついでに横浜高島屋でも調査。

横浜じゃ、金沢と違いカニはすべて甲羅を見せて売られている。
そして香箱蟹は、近江町市場同様すべて山陰産。

なんでや？

香箱蟹、美味しかったが、
こういう風に誰か料理してもらえるならまた食べたい。

金沢二泊三日の食い倒れ旅
すべからく美味でした。

金沢生まれの人、名古屋や福岡から仕事の関係で金沢へ来た人達と話をしたのですが、異口同音に言うのは金沢が住みやすい街だということ。
人当たりが優しい人が多いことにも驚いた。

東京あたりじゃタクシー運転手に舌打ちされそうな近距離でもフレンドリーな対応だったし。

金沢＝ストリップというイメージはきれいさっぱり消えた。

次回は輪島方面へ行ってみたいぞ。

この旅行記へのコメント （3）

• 芦花さん 2020/10/23 20:51:07

  御礼

  カールの情報ありがとうございます。今度有楽町アンテナショップ行った時にチェックしてみます！！
  
  ドミニクブシェ了解です。金沢楽しみです。

• 芦花さん 2020/10/23 14:22:44

  写真が素敵

  週末の金沢旅行の参考に閲覧させていただきました。プロみたいに写真が綺麗で感動しました。堪能させていただきましたし、旅行の参考にもなりました。
  
  ありがとうございました。

  y_0236さん からの返信 2020/10/23 17:27:41

  RE: 写真が素敵

  芦花さん初めまして。
  
  旅行記お役に立てて何よりです。
  拙い写真おほめ頂き恐縮です。
  
  週末のご旅行でしたら、もう食事処はお決まりかと思いますが、
  当方の旅行記の中のドミニクブシェ金沢は、コロナの影響で過日店を閉じてしまいました。残念です。
  
  逆に・・・
  
  京都の旅行記拝見いたしました。
  はふう、健在なんですね。懐かしい。
  権兵衛もずいぶん行ってないなぁ。
  
  食べ物の話ついでに。
  カール、有楽町のアンテナショップ大阪百貨店で売っているのを過日発見しました。お近くに行かれたら是非。
  
  週末、晴れると良いですね。
  
  y_0236
  
  
  
  
  > 週末の金沢旅行の参考に閲覧させていただきました。プロみたいに写真が綺麗で感動しました。堪能させていただきましたし、旅行の参考にもなりました。
  >
  > ありがとうございました。