二度の日本平と、三つの東照宮。

2018/08/27 - 2018/12/10

静岡まで行った時に、日本平へ行ってみようと思い立ちました。理由は単純で、家族は清水に友達がいたりして皆日本平へ行ったことがあり、私一人だけが未訪の地だったからでした。

現地の知識は何もなく、知っているのは石垣イチゴと久能山東照宮ぐらいです。とにかくカーナビを日本平に設定しました。海沿いの国道からそれて、道路はくねくねと坂道を登り始めます。着いたところは駐車場なのですが、道が分かれていてどちらへ行ったらよいのか「久能山東照宮、ロープウェイ乗り場」と書かれた看板があったので、そちらへ進みました。ロープウェイ駅前の駐車場へ着くと、周りにはそれらしいものが見えません。ここにきて初めて東照宮の位置を知りました。下の方にあり、ロープウェイに乗って降りていくのだと。スキー場や山などでたくさんロープウェイには乗りましたが、どれも出発の駅は麓にあり、登っていくのが普通だと思っていました。

階段を下りた所から出発し、途中ですれ違い、下の駅に着くとそこが東照宮でした。改めて地図を見ると、ここは山の中にあり車で登れる道もなく、これが最も楽な移動方法の様です。宮司さんなどは、今でも下から歩いて登っているとロープウェイのアナウンスでは話していました。

関東にいると日光の東照宮の方が有名で観光客も多いような気がしますが、ここも平日でありながらたくさんの参拝客が訪れていました。いろいろと説明を読むと、遺言として葬式のお寺、位牌の置き場、一周忌の事などを残していたのだそうです。家康のお墓は久能山東照宮にあり、日光の東照宮は霊を移したのではないかと。そしてもう一つ、久能山と富士山と日光を結ぶ一直線上に世良田の東照宮があるのだそうです。名前が有名なので知っているつもりでしたが、初めて聞いたことが沢山ありました。

帰りのゴンドラで日本平の眺望も進められたので、登ってみました。すると展望の出来るテラスは工事中で登れませんでした。工事現場の足場の様な物で作られた階段を登り、仮設の展望台から富士山を眺めました。

施設はかなり出来ていたのに登れなかった悔しさから、完成と書かれていたので12月にもう一度日本平を訪問しました。駐車場から登ると、展望できる回廊は「日本平夢テラス」と名付けられ、富士山方面の庭もきれいに整備されていました。新しい施設のためか、平日でも以前来た時より観光客が多く思えました。私もその一人ですが。展望施設は一階が展示室、二階がラウンジ、三階が展望広場、そして外に出ると展望回廊が広がり一周できます。海も富士山も町の景色も、360度の眺めで満足できました。

旅行期間が5か月と言う訳ではなく、8月と12月の二回のまとめ旅行記でした。

エリア 清水(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

ロープウェイ駅に着きました。上を見るものの、ケーブルがどこにもなく不思議な景色に見えました。

東照宮は下にあり、出発から降りて行くことをここで初めて知りました。

空も海も良く見えてきれいでした。

東照宮はかなり急な石段を登ります。かなり歴史があり、その昔は城だったとか。攻めにくいように急なのでしょうか。

楼門を見上げて。鮮やかな門ですが、家康のメッセージが秘められているとか。

総漆塗・極彩色の社殿は見ごたえがありました。

戦国の三武将が祀られていて、一度に参拝できるのはここだけのようです。

さらに奥へ、家康のお墓がある方へ進みます。

階段を登って進み、奥まったところにお墓がありました。

次は日本平の展望を見ることに。駐車場からは緩やかな登り坂でした。

公園案内図は新しい物になっていました。

緩やかと思っていたのですが、夏の暑さの中を登るので応えます。

日本平についたつもりが、何やら工事現場の様なトラックと作業の人達が沢山。

木を使った素敵な建物ですが、まだ中には入れませんでした。

富士山の方向に、仮設の展望台がありました。雲が頂上付近にあって、頭が少し見えるくらい。

12月に再訪、やっと夢テラスの中に入れました。

一階は展示施設の様な感じ。静岡や東照宮、日本平の出来た説明など。

二階はカフェになっていて、日本平からの眺望を楽しみながら、フードとドリンクを味わえます。

三階から展望回廊へ出てみます。

ぐるりと一周出来て、360度の展望です。

富士山方面の前庭。周りの植栽など工事中の所もあり、まだ風景が変わりそうです。