鹿島臨海鉄道、関東鉄道(常総・龍ケ崎)、真岡鉄道、ひたちなか海浜鉄道に乗る旅。②雨にたたられ!おみくじ引けば凶!!おまけに宿は…!!!

2018/12/06 - 2018/12/07

この日が終わって、宿でえらい落ち込みました。
冬は雨が少ないはずなのに、外にいた間はビッチリと雨降りに祟られました。これならポンチョを持って来るのだった。おまけに神社で引いたお御籤はなんと凶。また、宿の選択を大いに間違った。なにせ居酒屋がほとんどないうえに、宿自体が途中で帰ろうかと思ったぐらいだ。

さて、第二弾の雨に敗け、お御籤に敗け、宿に敗けた三敗(サンパイ・参拝)の巻です。誤字脱字はこそっと直しておきますが、ご指摘は大歓迎です。

エリア 香取・佐原(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー スカイマーク JRローカル 私鉄 徒歩

『鹿島臨海鉄道、関東鉄道(常総・龍ケ崎)、真岡鉄道、ひたちなか海浜鉄道に乗る旅。①　まずは水戸へ』https://4travel.jp/travelogue/11431788の続きです。
塚原卜伝像を拝んで鹿島神宮に向かう。

坂を上がりきったところでこの看板。

反対側はこんな感じです。

ああ、そうだ。優勝したんですね。ことしは我がタイガースが最下位になったころから私のスポーツシーズンはすべて終わっております。
あまり興味のないサッカーに関して言えば、コンサドーレがなんと4位になったことを最近知った程度です。アントラーズ関係者も含めて祝福いたします。

それにしても参拝客は疎らですね。木曜だから?。雨だから?。周りのお店の状態を見てもあまり繁盛の様子がない。休日には開くのか。この横手がレストラン鈴章。ほかの方の旅行記を見るとナマズ鍋ミニセットもあるようですが、食する気はありません。

この鳥居。東日本震災の折に、花崗岩製の石造りでは日本一の大きさのものでしたが倒壊しました。結果、境内の巨木を使って平成26年６月に再建しました。
現在は木製と聞いていたので、最初見たときは大きさに「あれ、石造り?」と思いました。

鹿島神宮の参拝を考えてた頃、テレビでパワースポットの要石を解説していました。

天気が良く時間があれば、それこそ散策だけで時間を潰せそうですが。

今回は御手洗池や武徳殿など回っていません。宝物館は閉館中だし。

楼門。水戸藩の江戸藩邸で大勢の大工さんが材木を刻み、船で運んだとのこと。大量の調整された材料と職人を得るなら、江戸のほうが揃い易いでしょうね。扁額は東郷平八郎提督の筆だそうですが、雨が降っているので見上げるのがつらい。カメラのレンズが濡れるので取ってません。

楼門の随身像。
こちらの神宮は狛犬を見かけませんが、神の使いの鹿様に害があってはと思っていたら、宝物館には木製の狛犬が収容されているそうです。

随身像の裏にあった輪切り。何の意味があるのかよくわかりません。一説ではカミナリの模様はお祭りしている武甕槌大神(タケミカヅチのオオカミ)にちなんでいるとか。(諸説あります。)

本殿。お参りするのに傘を開いたまま脇に置いたところ、風が吹いて傘がコロコロと。まるでコント状態です。
この神宮では相相撲といって赤ちゃん同士が幣のついた廻しで抱っこされて土俵に上がり、セイので見合わせて先に泣いたほうが負けですが、引き分けが定石とのこと。11月４日にあったようです。

鹿彫刻の蟇股。

青龍彫刻の蟇股。

獅子の木鼻。

また雨が強くなってきて、煙ってきました。

水たまりも大きくなっていきます。

普通の靴では歩きづらくなって引き返す人もいます。このたびのたびに備えて、靴を新調しました。ゴアテックなので多少の雨は耐えられますが、もう泥だらけです。ショボン…。

えらい神様がナマズを抑え込んでいるの碑。

あちらこちらと道標がありました。とにかく要石だけは見ておこうと案内に従い進みます。

芭蕉の句。「枯枝に　鴉のとまりけり　穐の暮」

枯れ枝にカラスが停まった秋の暮という意味でしょうか。ここで詠まれたのではないと注釈があります。

やっと来ました要石。周りはもう池です。もういけません。

七日七夜掘るとは何メートル掘ったのでしょうか。
成田ゆめ牧場で行われている「穴掘り大会」では30分で３メートル程度掘ってます。しかし土質条件などにより土留めや湧水処理の水汲みが必要で、石の周りを掘るとなると穴も大きくなり、そう深く掘れません。深くなれば土を出すのも一苦労です。何メートル掘ったのか考えると眠れなくなります。

ちょこっと出ているのが要石ですが、「ゆるげどもよもや抜けじの要石 鹿島の神のあらん限りは」と万葉集に詠われているそうです。
他の場所を見るのはあきらめて帰り道とします。

鹿園とかのホンシュウジカ。エゾジカよりかなり小型です。
ベルクマン・アレンの法則によっても、北方の恒温動物のほうが大きい傾向があります。エゾシカの雄だと列車に衝突して死んだ個体などは運搬処理が困難で、線路脇に放置されることが多いようです。
このエゾシカを採餌するためオジロワシが線路わきに飛来し、列車との衝突事故にあうケースも稀ではありません。
ここのシカも養豚ならぬ養鹿状態でした。神の使いなので食べられることはないでしょうが。

授与所。

嫁は昨年の富士宮浅間神社や、今年の善光寺で大吉を引いており、いつも自慢されます。私はいずれも小吉、末吉。今回こそはと気合を入れてお神籤を引きます。

なっ。なんと今日は「凶」!!。人生長いですが初めてです。非常に落ち込みました。
特に御御籤に書かれていた「願い事、叶わない」「旅立ち、止めたほうがよい」にはまいりました。シオシオノパー(かなり古い)です。

気落ちしながら稲荷社に向かいます。

お稲荷様が沢山いらっしゃいました。

願掛けのお稲荷さんでしょうか。

鹿島神宮。宝物館(休館中)や御手洗池をみていませんが、およそ１時間程度で回れそうです。鹿島神宮駅から１０分もかかりません。
でも先ほどのお御籤が効いて気落ちしております。
この後、旅行貯金をするため結構距離のある鹿島神宮前郵便局に雨の中行くことを躊躇っていたら、目の前にタクシーが。とりあえず手を挙げて乗り込みました。

鹿島神宮前郵便局では「現在、局名印が古くなって新規発注中です。名前だけのでよいですか。」と聞かれました。
「えっ、古いのは廃棄したのですか。」「ありますが、シカの親子が潰れてしかとシカに見えないので。」
「それでいいです。(お御籤の凶が祟ってる)」押してもらった印はたしかにシカの親子と言うよりも、潰れてしまってクマの親子でした。
もう破れかぶれでここからタクシーで香取神宮前の郵便局に向かいます。

香取神社です。
当初予定では、JR鹿島線に乗りお天気が良ければ、香取駅から20分ほど歩いて向かうA案。天気が悪くて、歩く気にならなければ佐原駅からタクシーで向かうB案と考えてました。
おもいもよらぬC案。

門前のお店が並んでいるのですが、半数以上は廃業・閉店中。駐車場には雨に打たれながら首輪の取れかかったワンコがいました。声をかけても知らんぷりでした。
犬まで冷たいんかい。
この横にバス停があります。土日には循環バスがありますが今日はありません。

門前のお店が並んでいるのですが、半数以上は廃業・閉店中。なぜか右手側はほとんど開いていません。閑散としています。
木曜だから?。雨だから?。
何か自分は間違った選択をしてしまったような気がしてきました。

とにかくこちらの要石も拝見します。

雨に濡れてよい感じの参道です。

要石の案内に従っていきます。

えっと、これを登るの。

まだ登るんかい。

やっとたどり着く。また靴がドロドロ。

なるほど、凹凸ね。

こっちの要石は立派ですが、なぜ高い場所にあるのでしょうか。

ともかく道標に従って本殿に向かいます。

脇のほうから登ります。

手水舎。

両脇に石灯篭。

Wikによれば"楼門内にある随身像は俗に「左大臣・右大臣」と称されるが、正面向かって右像は武内宿禰、左像は藤原鎌足と伝えられている"とありますがではこれは藤原鎌足?。

こちらの神宮はあちこちに狛犬様がおります。

これが樹齢千年と言われているご神木でしょうか。

本殿にお参りします。

狛犬様にご挨拶して。

総門を下から撮影。

こちらの狛犬様にもご挨拶。

神池。

表参道。
雨が降っていなければ綺麗な晩秋の景色ですが。伸びてきた樹に、頬杖支柱と二脚鳥居支柱を組み合わせて支えています。

門前の商店は閉まっているとこも多かったです。
新鮮でないお漬物ってあるのでしょうか。
先ほどのワンコのいた駐車場付近で、雨に濡れながら電話で呼んだタクシーを待ちます。

　途中、タクシーの運転手にお勧めの居酒屋を聞いたら「無いよ!」の一言。高齢化が進み、若い人は首都圏まで働きに行っているので居酒屋に行く人が皆無に近いとのこと。
　佐原の町の小江戸と言われているところを走ってもらいましたが、あまり見栄えがしませんでした。とりあえず駅で降ろしてもらい、駅前の狙いをつけていた食堂に行くと「当面休業します」の張り紙…。駅前の観光案内所に行くと、食事ならこの上にもありますよと全国チェーン店を紹介されます。
諦めてとりあえずホテルへ。４トラの佐原ホテルで上位のホテルを選んだのですが、駅から雨の中、結構狭い道を歩きたどり着けば、一階は吹き抜けの駐車場でフロントは階段を上がって二階。
　寒いのでいつもの居酒屋訪問はあきらめて、大浴場があると聞いて入って見れば、大浴場ではなく小浴場。おまけにやたらにぬるく、一緒に入っていた背中にプリントのある兄ちゃん達も早々に上がっていきました。
ホテルで食事をと考えたらこの日に限って板長が休みで、年寄りのおばあさん二人でてんやわんやの食堂。注文したものがさっぱり来ません。
　もう少し体力が在ったらホテルを出て、別の町にワープするところです。
　　
　結果論ですが、あまり情報のなかった佐原の観光はせずに成田でとればよかったと思いました。

この旅行記へのコメント （4）

• 墨水さん 2018/12/15 22:04:24

  裏メニュー。

  ザリガニ大王さん、今晩は。
  「凶」の御神籤ですが、社務所に持っていくと、何か貰えます。(笑)
  社寺の裏メニューに為ってます。(笑)
  雨の散策、ご苦労様です。
  「凶」の御神託は、強力ですな～っ。(笑)
  墨水。

  ザリガニ大王さん からの返信 2018/12/16 06:21:00

  Re: 裏メニュー。

  私の記憶では、凶をひいたのは初めてです。電車に乗っているうちは多少の雨でも構わないのですが、この度の観光パートだけ雨なのは凹みました。

• 横浜臨海公園さん 2018/12/13 16:36:22

  佐原の宿

  ザリガニ大王さま、こんにちは。
  
  旅行記を拝見させて頂きました。
  凶などで凹んではイケマセン！
  小生など、今からウン十年前の鎌倉八幡宮で初詣、且つ、小生の誕生日に大凶を引いた悪夢の体験を有しております。
  流石にあの時は滅入りました！
  
  佐原での宿泊、本当に不運でしたね。
  小生なら成田にバックしてホテルをチョイスしたと思います。
  
  凶なんかにめげないで下さい。
  
  
  
  
  横浜臨海公園

  ザリガニ大王さん からの返信 2018/12/13 16:43:18

  Re: 佐原の宿

  横浜臨海公園様
  ご丁寧な励ましのご教導ありがとうございます。蘊蓄ある旅行記等感服しております
  嫁に凶を引いたとメールしたら、見たことがないレアモノだからめでたいと返事が来ました。
  挫けず旅行を続けました。