2018年秋の皇居乾通り一般公開

2018/12/04 - 2018/12/04

　今日の天気は予報からは大きく上降れして9時前から日差しが出てきた。これならと宮内庁のWebで混雑状況をチェックすると「坂下門前での待ち時間は0分です。」とある。本当に待ち時間がないのか、皇居乾通り一般公開に出かけることにした。
　東京駅からは大廻して坂下門へ向かう人たちの列が続いているが、せいぜい2、3人が横に並ぶ程度で、余りにも人出が少ないので、宮内庁のWebが現実であることを実感できる。結果、列はスムーズに流れ、手荷物検査、身体検査でようやく一時停止する。この2つのゲートで数分掛かるだけであり、いつものゲートで仕切られた場所での待ち行列は全くなかった。
　坂下門を潜ると、乾通りはガラガラである。いつもなら通りを横切ることもままならないのに、今日は宮内庁の職員も乾通りをジグザクに歩いて案内している。皇宮警察の警護官に聞くと、初日から今日までは空いているのだという。「塩害の影響でしょうか。」ともいう。なるほど、欅の葉などはあきらかに塩害で枯れた葉を付けている。もみじも南側（坂下門側）から見ると痛んでおり、逆に北側（乾門側）から見ると普通に紅葉を楽しめる。
　天守台に出る乾通りの分岐点からも空いているので乾門まで見渡せる。なるほど、例年に比べると紅葉は落ちるが、これほどゆったりと皇居乾通りを歩けるとは貴重な経験をした。
　お局さんの寮があった場所に建つ表門に上がる菊の紋の鬼瓦とその横にある菊の飾り瓦を見ていると車イスに乗ってお婆さんがやって来た。菊の飾り瓦を差し示すと車イスを押して来た娘さん（おばさん）と一緒に感激して、教えてあげたことを感謝された。
　乾門の横のトイレ前も空いているのでツアー客の集合場所になっている。乾門の端に旗を持ったバスガイドが立っている。「バスガイドさんですか？」「そうです。」「後ろを見てください。屋根に菊の飾り瓦が上がっているでしょう。ツアー客は若い人は少ないでしょうから、ここで菊の飾り瓦を紹介したら喜びますよ。それにガイドさんも物知りだと株を上げられますよ。」「若い人はいなく、それもかなりの年配者ばかりです。ありがとうございます。」
　紅葉はイマイチであっても、普段は入れない皇居に来たら小さなことでもそれなりに楽しめることもあるのだ。なお、乾門の外からは菊の飾り瓦は4個とも離れて見るしかなく、小さくて分かりずらい。門の中なら近くから見られる。
（表紙写真は表門の屋根に上がる菊のご紋の鬼瓦と菊の飾り瓦）

エリア 丸の内・大手町・八重洲(東京)

丸の内の通りのクリスマスツリー。

丸の内の通りのライオン像。

丸の内の通りの欅並木。

皇居前広場の銀杏並木。

皇居前広場の銀杏並木。

皇居前広場の銀杏並木。

桜田巽櫓。

皇居二重橋前（江戸城西の丸大手門跡）。

坂下門手前の皇居前広場。

坂下門手前の皇居前広場。手荷物検査、身体検査で流れが一旦止まる。

坂下門手前。

手荷物検査、身体検査のテント。ここで流れが一旦止まる。

坂下門。

坂下門。

坂下門。

皇居宮殿。

宮内庁庁舎。

宮内庁庁舎。

富士見櫓。

塩害で傷んだもみじ。

桜。

蓮池参集所。

蓮池参集所。

トイレ前に大木。黄色い花が咲いているのかと思ったが、若葉のようだ。

柳の黄葉。

桜。

表門。

表門。

表門に上がる菊の紋の鬼瓦と菊の飾り瓦。

表門に上がる菊の紋の鬼瓦と菊の飾り瓦。

表門に上がる菊の飾り瓦。

表門に上がる菊の飾り瓦。

富士見多門櫓。

富士見多門櫓。

富士見多門櫓。

長屋門。

桜。

桜。

長屋門。

道灌濠。

道灌濠。

道灌濠。

富士見多門櫓。

本丸天守台へ向かう道。

奥に乾門。人がまばらなのが分かる。

乾門。

乾門。

菊の飾り瓦が上がる。

菊の飾り瓦が上がる。

桜。

乾門。

北の丸公園の銀杏の黄葉。