2016/07/16 - 2016/07/20
74位(同エリア529件中)
薔薇の咲く庭さん
- 薔薇の咲く庭さんTOP
- 旅行記256冊
- クチコミ1133件
- Q&A回答1件
- 535,624アクセス
- フォロワー57人
この旅行記のスケジュール
2016/07/16
-
飛行機での移動
成田空港→イスタンブール→チューリッヒ
-
電車での移動
チューリッヒ→ ベルン → トゥーン → ザンクトガレン → リヒテンシュタイン→ クール
-
電車での移動
ルツェルン →(船とケーブルカー) リギ山 → (ケーブルカーと電車)チューリッヒ
-
飛行機での移動
チューリッヒ → イスタンブール → 成田空港
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
先日私が書いたスイスのトゥーン駅から見えたアイガー、メンヒ、ユングフラウの口コミをご覧くださり「いいね!」をくださった方がいらして、もう2年前の旅行になりますが「あのスイス旅行を記録しておきたい」と思うようになりました。
2016.7.16午前1時にトルコでクーデターが起きました。私はその3時間後にイスタンブール・アタチュルク空港に着陸を予定していた飛行機に乗っていました。クーデターの起きている国への入国ができるのか?飛行機は成田へ引き返すのか?身の安全は確保できるのか?という見通しのつかない危機を直に体験しました。
クーデターは幸いにも一日で収まり、一日遅れで目的地のチューリッヒーへ行くことはできましたが、ロスをした分日程が詰まり、なんとスイスに2泊しかできないという修学旅行並みの日程で、スイスを駆け巡った旅でした。
詳しい説明抜きで、とにかくこの旅行で見た景色はことさら美しく記録に残しておきたいと思い、旅行記をUPすることにしました。
4トラベルの会員になる前の旅なので旅行記を書く視点で写真を撮っていません。脈絡のない写真を並べることになりましたが、お訪ねいただいた方に美しいスイスの景色を楽しんでいただけると幸いです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
トルコ航空の機長は「事情があってアタチュルク空港には着陸できない」と機内アナウンスしましたが、ほとんどの搭乗者はすでにインターネットでトルコでクーデターが起きている事実を知っていました。イスタンブール。アタチュルク空港に代わりにアンタリア空港に着陸しました。
電気が消えたアンタルヤ空港でどうなるのか不安で窓際によって飛行機を見ている搭乗者です。 -
水と食料をショップに行くと無料でくれました。
-
静まりかえったアンタリア空港。クーデターが収まらないとこのまま動くことはできません。イスタンブール・アタチュルク空港に許可なく着陸する飛行機は撃ち落とすという情報が流れ、緊張が走ります。
-
アンタルヤ空港で一夜を明かすことにことになるかと思っていると、クーデターが制圧されて夕方アタチュルク空港へ行くことができました。成田から来た飛行機は大きかったので一番最後までアタチュルク空港に留まりました。ほかの国から来た人たちはホテルに移動していました。
アンタルヤ空港で降りる人もいて荷物はタラップに乗る前に拾い、飛行機に乗せてもらいました。 -
アンタルヤ空港から1時間。アタチュルク空港に深夜に行くことはできました。ビジネスクラスラウンジで一夜を明かします。ラウンジは人でいっぱいで、横になれるソファーをやっと探して眠ることができました。
次の朝、チューリッヒ行きの飛行機に搭乗することができました。 -
朝の新聞には160人の人が処分されたことが記事になっていました。
-
飛行機の中で見た翌朝の新聞です。
-
戦車がくり出しています。空港の周りを取り巻いたとのこと。
-
たくさんの人!
-
わぁーう! 道路を戦車が走っている!
-
ん?この橋は?
-
スルタン・メフメト橋ではありませんか?
-
どうしてもそのように思われます。
-
やっと飛びました。
-
地中海を超えて、
-
チューリッヒ空港に降りて、ホテルに荷物を置いてベルンに向かいます。
-
大幅に予定変更。ベルンはスイスの首都です。
-
泉があちらこちらにあります。
-
一つ一つに名前がついていて水が湧いています。
-
旧市街のはずれに来ました。
-
この街はこのままずっと変わらないようです。
-
かっては、ここを馬車が走っていました。今はトラムが走っています。
-
射手の泉の上部です。鎧に身を包んで立っているのでちょっと驚きました。
-
町のはずれの時計塔。ここまでが旧市街でした。
-
時計塔を出たところの左手にあった子喰い鬼の泉。日本の「なまはげ」にそっくりな奇祭がスイスにもあるそうです。この泉は子供のいたずらを戒めるためのモチーフだそうで、名前を聞くとびっくりする泉です。鬼の顔は普通の鬼でしたが子供は恐怖心でいっぱいの顔をしていました。
-
旧市街を出てもトラムは走っています。
-
観光客がいます。
-
時計塔の反対側です。毎時56分から仕掛け時計が動き出すということで、たくさんの人が集まってきますが、仕掛けはとても簡単で「えーこれだけなの?」という声がちらほら。仕掛けはチンという音だけなのであまり期待しないほうが良いです。
-
ここでは音楽が流れていました。生演奏です。
-
かなりのご年配の方が演奏をしていてビックリ!
-
こんな感じで演奏をしていました。
-
ベルンの町は発展するにしたがって西へと広がっていったということです。時計塔から西がマルクト通りという名前になり通りの名称が変わります。観光客でいっぱい。
-
これはツェーリンガー泉と呼ばれているそうです。時計塔を過ぎて最初にある泉です。
-
次々に泉が現れます。美しい街並みが1405年以来残っています。アインシュタインもこの町に2年ほど住んでいました。街の通りにはあちらこちらに噴水があり、散策が楽しくできます。
-
突然の移動ですが、ここはアインシュタイン博士の住んでいた家の中。受付の女性が日本人でベルン在住40年と聞いて驚きました。
-
アインシュタインはここに2年間住んで、相対性理論をここで書いています。
-
妻とのツーショットが飾られていました。
-
特許局の審査の職員だったそうです。
-
父と母の写真もありました。
-
母親です。
-
父親です。
-
系統樹がありました。1830年までしか遡れません。一番新しい人は2000年生まれで現在18歳です。
-
孫のようです。
-
この写真はアインシュタインハウスの窓から見た街並みです。この窓からアインシュタインは外を見ていたはず。
-
彼が見ていた窓の右側です。外に見える景色は今はトラムですが、その頃は馬車が走っていました。
-
旗が出ています。うっかりすると見落としてしまいそうな場所にアインシュタインハウスはあります。1階はコーヒー屋さんになっていて、アインシュタインコーヒーを飲むことができました。残念ながら味はいまいちです。
-
さらに進むと、
-
アーレ川に近くなってきました。
-
出ました。ニーデック橋の上です。
-
ベルンの町はアーレ川に囲まれていて天然の要塞の中にあることがわかります。
-
確かに来ました。
-
川の色が緑。
-
美しいい景色です。ニーデック橋の下の橋へ行ってみました。
-
ここもなかなか良いです。
-
なんとここにも泉があります。ベルンには100ヵ所以上の泉があるそうなので驚きです。
-
素敵な建物と思いました。市庁舎でした。
-
アーレ川に沿って歩きます。
-
広場があり大聖堂がありました。
-
これが大聖堂の全景です。塔の上まで階段で上ることができます。大聖堂横のアーレ川の見晴らし台にはカフェがあり、市民の憩いの場になっていました。
-
アーレ川にかかるキルヒュンフェルト橋から見た大聖堂。絵になります。
-
やはりここでは一枚一枚写しておきたい。
-
橋を渡ったところにあるベルン歴史博物館の特設展で再びアインシュタインの幼少期の写真を見ることができました。
-
そして、相対性理論の原文。
-
何と書いてあるのかは全くわかりません。しかし、内容は凄い!
-
これは誰か? 忘れてしまいました。多分夫人だと思いますが・・・
-
これは少年期のアインシュタイン。
-
駅へ戻る途中にも泉があります。
-
連邦議会議事堂です。
-
芸術的。ヨーロッパの建物は芸術的な修飾がよくあると思います。
-
場所は変わって、この日にチューリッヒに帰る途中に訪ねたのはここトゥーンです。
-
駅から歩くとアーレ川の向こう岸にそびえたつトゥーン城が見えます。「絵本の中から抜け出したような景色」と某旅行案内書にかかれていますが、書かれてもおかしくないほどきれいな景色です。城へ行く近道ができる階段が途中にありました。
-
トゥーン湖から流れ出る川の堰が有名です。
-
堰の橋からは水の流れがきれいに見えました。
-
やはりここでもパチリ。
-
川から見えるトゥーン城まで坂を上って行きました。ここからアイガー、メンヒ、ユングフラウが見えることを期待して上ったのですが残念ながら見えませんでした。
-
城を下りてトゥーンの駅まで来てやっと収めた3つの山。これをもっとクリアーに見たくてトゥーンまで来たのでしたが。
-
すぐに雲がかかってしまい「あーあ」というところです。
-
次の訪問地はサンクト・ガレン
-
ここには世界遺産の教会があります。絢爛豪華。
-
スイスの代表的な後期バロック様式の教会。祭壇の装飾は見事で荘厳です。装飾画の色彩は豊かで見事。
-
クーポラの下から見ました。
-
大きさがこの写真ではわかりませんが、大きいのです。
-
ハイ、記念写真。ここには撮影禁止の図書館がありました。かなり古いものを集めています。そこで、日本人ツアーと遭遇したのは驚きでした。サンクト・ガレンはあまり知られていないと思っていた場所でしたので。
-
確かに行った記念写真です。
-
外へ出ると高い尖塔が2つ。外からもきれいに見えました。日本からのツアーが来ていました。1983年に世界遺産に修道院とともに登録されています。
-
ここは某旅行案内書に載っているポイントです。大きさが写真だとピンときませんが、かなり大きいのです。
-
サンクト・ガレンの教会から少し離れたところにケーブルカーがあり、小高い丘の上に出られました。街を見渡すことができ、ボーデン湖が見えるところまで歩くことができました。
-
次はリヒテンシュタインです。ザンクトガレンからブフスに電車で出て、バスに乗り換えると電車とバスとが連絡していて便利です。ライン川を越えるとリヒテンシュタインに入ることができます。
-
山の中の国のイメージがありますが、バス便は整備されていて、ブフスとシャーンとも連絡しています。ファドーツの郵便局前のバスストップで降りて、山道を20分くらい歩くと、リヒテンシュタイン城に出ます
-
バスの時刻表です。
-
市役所の正面です。
-
リヒテンシュタイン城です。全体像は撮れませんでした。
-
山の上から見える景色です。この国はタックス・ヘブンで著しく税金免除でたくさんのペーパーカンパニーがあります。
-
こんな感じで館が建っています。
-
これはリヒテンシュタイン城ではありません。他の方の館です。
この国の王様は欧州一の資産を持ち、国民には直接税(所得税、相続税、贈与税)がなく、EUのNo.1のルクセンブルクを抜いた収入があるそうです。 -
再びライン川を渡ってリヒテンシュタインを出ました。イミグレーションはないのでパスポートには入国の印はもらえません。しかし、切手博物館の近くの観光案内所で有料で入国の印を押してもらうことができました。
-
これがスタンプです。
-
リシュテンシュタインからの帰りに途中下車した街クールの教会です。クールの駅はチューリッヒに出るのに便利な電車が通っています。途中下車して時計塔のある聖マルティン教会を見学しました。教会の塔に時計があるのは珍しいです。
-
ボケてしまいましたが中です。最初は教会とは思えませんでした。入ってみるとごく普通の教会でした。
-
教会前の坂を下りて、
-
ここが口コミに載っていた市役所です。1464年に建てられました。500年経ちますが現在も使われていて現役です。前の通りはポスト通りと呼ばれ人通りは多かったです。観光客も歩いていました。クリーム色の建物で、堅ぐるしい感じがなく市庁舎には見えない入り口でした。
-
電車に乗ってチューリッヒまで戻ります。山と川の流れのコントラストがとてもきれいで、スイスを旅行している感じがかなりします。
-
チューリッヒにホテルを取っていましたので、チューリッヒ湖かと思います。スイスらしい景色。
-
さて、三日目です。ここはルツェルン。湖のほとりです。ここにいらした方にはすぐにわかる景色。ルツェルンの駅を出てカペル橋の見張り塔へ向かう道です。
-
14世紀に作られた橋。屋根付きの木造の橋です。八角形の塔は1300年頃は見張り台でした。今は土産物屋さんになっていました。
-
天井部分にルツェルンやスイスの歴史やルツェルンの守護聖人にまつわる伝説を描いた絵が描かれています。
-
1993年に火災で橋の大部分が消失。黒こげが残っている絵もありました。
-
カペル橋から見えた景色です。
-
確かに来ました。証拠写真。
-
カペル橋を渡った所に果物屋さんが露店を広げていました。
-
きれいな湖です。
-
スイスという感じ
-
なかなかよいでしょう?白鳥とツーショットです。
ブラームスはトゥーン湖で白鳥と戯れた? -
ルツェルン湖に近い湖岸に建っている8世紀に建築されたベネディクト会修道院のホーフ教会。17世紀に火災で焼失した後ルネサンス様式で再建。
-
内装は装飾に満ちています。マリアの祭壇と4950本のパイプオルガンが素晴らしい。
-
悲しいライオンです。1792年にフランス革命時にパリ、チェルリー宮殿でブルボン王家を守って勇敢に戦ったスイス傭兵を偲んで作られました。砂岩を削って作られています。ライオンの表情は悲惨な感じがして、兵士を輸出せざるを得なかったスイスの悲劇を物語っています。
-
正面から見ました。
-
シュプロイヤー橋の隣にあるロイス川の流れの中に堰が作られていて、板を上下することによって水位を調節しています。1860年に作り直しています。橋と堰が続いているのでどこまでが堰なのかはよくわかりませんが、堰に入る水は入り口が違っていました。
-
八角形の塔とカペル橋を遠望した風景です。
-
イエズス教会はルツェルン湖の河口、カペル橋の近くにあります。ホープ教会のとがった屋根とは対照的です。向かい合った感じで建てられているので面白いです。宗教改革当初に反改革派の中心であったルツェルンならではの光景ということでした。
-
さて、次の行く先は?
-
ルツェルン湖を行く船に乗ります。
-
行き先はリギ山。スイスへ来たら是非リギ山への登山をお勧めしたいと思います。歩いて登る必要はありません。ケーブルカーが山頂まで連れて行ってくれます。眺めは絶景。
-
山頂から見えた景色です。眼下にルツェルン湖が広がっています。天気が良くなければ残念ながらアルプスやルツェン湖は見ることができません。
-
遠くに見えるのはアルプス。
-
遠景に白、近景に山、間に湖とまた山があり正に絵に描いた景色です。1900mの高さですが夏は思ったより涼しくはありませんでした。
-
信じられないかもしれませんが、山頂の滞在時間は15分。写真をできるだけたくさん撮って次の下りの便で下りなければならない日程でした。もっと居たかった!
-
チューリッヒに戻り、トラムでチューリッヒ湖に出ました。
-
公園で一休み。ベンチに座っていると散歩をしていてやはり一休みする中年の女性がベンチに来ました。「どこからいらしたの?」「日本からです」「今年はスイスはとても暑くて大変」「そうですか。ところでトルコでクーデターが起きたのを知っていらっしゃいますか?」「知っています」「私たち、そのトルコを経由してここに来ました」
-
「それは危なかったでしょう」「そうなんです。怖い思いをしました。そして計画を変更しなければならず、2泊でスイスを旅行しています」「え?たった2泊?そんなことは今まで聞いたことがないわ!」「今日帰ります。またイスタンブールを経由して」「それは・・・どうぞお気をつけて。チュリッヒ駅までは20分、リマト川に沿って走るトラムはすべてチュリッヒ駅へ向かうので疲れたら乗るとよいです」「どうもありがとう」
-
チューリツヒの町をほとんど観光できず、チューリッヒ湖から途中の教会を見ただけで、疲れたので途中でトラムに乗ってホテルまで帰ってきました。
-
チューリッヒで帰りの飛行機に乗り、イスタンブールに行きましたが、何事もなかったかの如く空港は平常に機能していました。
-
無事に成田に帰国。ビジネスクラスで遠回でも行こうとしたために思わぬクーデターに巻き込まれた忘れられない旅です。クーデターは日本では2・26事件がありましたが、百年に一度も起きない事件ですから。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ベルン(スイス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
133