2018/11/03 - 2018/11/04
9536位(同エリア30104件中)
jokaさん
10月初旬の表銀座縦走があまりにも素晴らしく「今年のテン泊登山はこれで締めだな♪」と気持ちの区切りをつけていたため、11月にも連休があることをすっかり忘れていました。
11月の3、4日の存在に気づき慌てて準備を始めたのが10日前。
何度も計画立てるも何かと縁のない常念岳か、これまた初訪問(以前天狗岳には登りましたが、あそこはわたし的には“中八ヶ岳”)の北八ヶ岳で迷った結果、今年は八ヶ岳エリアには年末年始の赤岳敗退以来訪れていないこともあって北八ヶ岳に行くことに。
この時期のテント泊は装備の選択が難しく、出発ぎりぎりまで試行錯誤。
まあそこも含めて楽しいわけですが…
というわけで今度こそ今年最後のテン泊登山。心残りが無いよう目いっぱい楽しんできます。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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わたしにとっては貴重な連休でも世間一般ではいつもの土日休み。
ということもあってか登山用夜行バスの出発地点である毎日新聞社ロビーは思ったより人が少ないようです。
定刻通り23時に出発。 -
終点一つ手前の白駒池入口駐車場で10分ほど停車時間があったので、きれいで広々なここのお手洗いでコンタクトを装着しました。
コンタクト問題にはいつも頭を悩ませるので大変助かりました。 -
6時前に目的地の麦草ヒュッテに到着。
こんなほっこりした小屋があっても標高は2127m。それなりに冷えます。麦草ヒュッテ 宿・ホテル
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小屋前のテーブルで朝食。
見ての通りテーブルには霜がびっしり降りていて、ちょっと強い風が吹くとこのおむすび弁当がつ―――っと動いて滑り落ちそうになるほど。
もちろんベンチも霜に覆われているため座ることができず、立ったままの食事となりました。 -
日の出直後の朝焼け。
今日もいい天気になりそうです。 -
6時32分、かなりのんびり準備してから出発です。
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麦草ヒュッテから道路を渡ってすぐの所が登山口。
麦草峠 自然・景勝地
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ここも一面の霜。
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まずは茶臼山方面へ向かいます。
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緩やかな道を気分よく進む。
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途中からこの幸せの青い鳥が私の前に。
3mまで近づくと飛び立って登山道上10m先の岩や木に止まることを繰り返し、10分以上も先導してくれました。 -
さらに登る。
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空は青い。
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岩は白い。
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開けた場所に出ました。
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ここからしばらく急登です。
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7時22分、茶臼山(2384m)山頂。
茶臼山 (八ヶ岳) 自然・景勝地
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展望台に寄り道してみました。
こちら側からだとただ見晴らしのいい場所ですが… -
振り向けば樹氷ワールド!
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近くで見ても…
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素晴らしきこの世界♪
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南八ヶ岳方面。
雲の下の二つの尖った山が阿弥陀岳(右)と赤岳(左)。赤岳手前のとんがりが天狗岳だと思います。 -
これから向かう蓼科山方面。
画面左端が蓼科山です。 -
アップにすると蓼科山の左奥に剱岳の白き頂が確認できます。
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少しガスってきました。
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写メではわかりませんが、冷たい強風が吹きつけて凍てつく寒さでした。
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でも景色は最高です♪
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見晴らしのいい展望台から一歩登山道へ戻るとたちまち苔ワールド。
あまりの違いに驚きます。 -
いざ縞枯山へ。
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足元にはエノキダケぐらいの霜がにょきにょき!
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この周囲だけ木が白く立ち枯れています。
向こうの山の山頂が白いのは樹氷かな? -
7時51分、展望台との分岐点。
茶臼山の展望台が素晴らしかったので、当然こちらにも立ち寄ります。
今度も期待大です。 -
展望台=見晴らしがいい=吹きっさらし=べらぼーに寒い
というわけでこちらももれなく霜ワールド。
つい先ほどまでのぽかぽか道が嘘のようです。 -
街では決して見ることのできない美しさ。
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縞枯れの様子もきれいに見渡せます。
縞枯れ現象というのは、山の斜面に成木帯(緑)と枯木帯(白)が交互に現れることで遠くからだと白い縞模様が入っているように見える状態のことを言い、はっきりとした原因はいまだ不明なのだそうです。 -
足元はといえば、大きな岩全面に霜がびっしり降りているため、つるつる滑ってなかなか危険な状態。
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早く溶かしておくれ。
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ここからでも赤岳や阿弥陀岳は目立ってますね。
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展望台をあとにして先に進みます。
縞枯れ現象なのか霜のせいなのかもはやはっきりしませんが、とにかくきれいでした。 -
行き止まりかな?
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と思ったら、まさかの山頂でした。
8時8分、縞枯山(2403m)山頂です。
これだけ素っ気ない頂上も珍しい。縞枯山 自然・景勝地
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ここからしばらく激下り。
ザレていてとても歩きにくい道でした。 -
雨池峠まで下ってきました。
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8時55分、雨池到着。
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浜辺まで下りてみました。
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テント張りたくなるような穏やかでフラットな浜です。
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のどかだ♪
ここでお昼寝出来たら最高なんだけど… -
誘惑を振り切って池沿いに歩きだしました。
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が、何度も振り返る…
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対岸の山の陰から天狗岳と横岳がほんの少しだけ顔をのぞかせています。
本当に素敵な池でした。ピクニックに最適だと思います。 -
雨池を離れて再び森の中へ。
この斜めになっている木は現在進行形でメリメリ音を立てていて、いつ登山道上に倒れてきてもおかしくない状態。かなりビビりながら潜り抜けました。 -
この辺りは倒木が目立ちましたが、中でもこれが最高難易度。
実際には前後に多少間隔があるので、テント泊装備のザックを背負っていてもがんばり次第でギリギリ通れます。
マリオ気分でクリア。 -
沢の段差部分に幾何学模様を発見。
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落石防止の針金に氷が結晶しています。
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ようやく双子池への分岐点へ。
相当地味な標識で、ぼーっと歩いてたら見落としそうです。 -
道もこれまたわかりづらい。獣道一歩手前の状態です。
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目的地はすぐそこ。
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ここで道が分岐しているのですが、手掛かりはこの控えめな看板のみ。
もう少しアピールしてもいいのでは… -
10時4分、双子池ヒュッテ着。
双子池ヒュッテ 宿・ホテル
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さっそくテント場の受付を行います。
昼食の提供がないのは残念ですが、アルコールなどの飲み物やスナック類がそれなりに豊富なのはありがたい。 -
設営許可証も小洒落てます。
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飲料水は受付近くのこの蛇口から汲めますが
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その水はあそこから来てます。
そう、あの池こそが双子池ヒュッテ最大の名物の雄池です。
せっかくなので立ち寄ってみましょう。 -
池へと続く道にはこんな注意書きが。
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なぜならこの池全体が水場だからです!
………
スケールが大き過ぎてよくわからないかもしれませんね。
つまり、この双子池ヒュッテ(と併設の野営場)ではこの池の水を直接飲料用、調理用として使用しているわけです。双子池 自然・景勝地
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たしかに澄み切った水ではありますが、池であることには変わりなく、虫や魚も住んでいれば落ち葉だって浮いている、というか水辺は落ち葉だらけ。
中には抵抗ある人もいるでしょう。
まあ体だけは人並外れて頑丈(鈍感?)にできている(赤く変色したささみを食べても「ん?苦いな」でおしまい)わたしには関係ありませんけど… -
こちらは雄池から100メートルほど離れた場所にある雌池。
双子池ヒュッテの野営場はこの雌池のほとりに点在しています。 -
ここから先がテントサイト。
どうやら一番乗りのようで場所は選び放題です。
小屋からは徒歩5~6分という微妙な距離。双子池キャンプ場 キャンプ場
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池周辺の熊笹の合間合間に、このようなテント1~2張分の開けた場所がいくつもあります。
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数ある山小屋のトイレの中でも有数のワイルドさで知られる双子池ヒュッテ野営場のトイレ。
テント場の受付をする際にも小屋のおねえさんが「テント場のトイレはなかなかの状態なので小屋の外来トイレをご利用ください」と言うほど。
好奇心に負けてチラッとだけのぞいてみました…… -
池に面したこんな素敵な場所も。
わたしのテントには若干狭いのと池に向かってほんの少し傾いていることを考慮して後ろ髪引かれながらも諦めました。 -
ふだんなら池沿いの浜辺が一番人気らしいのですが、本日は最近の大雨の影響で池の水位が増していて水没しているようでした。
プライバシー重視のわたしはもともと熊笹ゾーンを狙っていたので問題なし。 -
一通り見て回った結果、ここに設営決定。
広くて平らで小屋にも比較的近いところが気に入りました。 -
サクッと完成。
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少しだけ高台で見晴らしもなかなか。
サコッシュに500mlのナルゲンボトル(水)と行動食少々を入れ、パッカブルの化繊ダウンをカラビナでぶら下げて小屋方面へと向かいます。 -
飲料用の雄池ほとりには水筒とカメラ以外持ち込み禁止ですが、雌池はなんと洗い物や歯磨きなども自由。
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透明度は雄池にも負けていません。
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こちらが双子池ヒュッテの外にある外来用トイレ。
ちょっと素っ気ない感じですがテン場のものに比べれば雲泥の差。
11時20分過ぎ、小屋前を出発。 -
小屋から20分ちょっとで双子山山頂(2224m)。なだらかで気持ちのいい場所です。
分厚い雲と青空がせめぎあっています。双子山 自然・景勝地
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北側のはるか遠くを見渡せば
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立山や鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬岳といった後立山連峰の白き山々が目にできます。
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霜がぎっしり。
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12時3分、大河原峠。
ここで昼食にしようと思っていたのですが、なんとヒュッテも併設のカフェも休業。大河原ヒュッテ 宿・ホテル
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駐車場は満車なのに…
稼ぎ時を逃してますよっ! -
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ストックと言い切っちゃうところがステキです♪
“気は心”とでも言いましょうか… -
緩やかな一本道を登っていきます。
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ここまで緩やかな道が続きましたが、最後はなかなか登りごたえがありそうです。
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12時55分、蓼科山荘着。
大河原ヒュッテで食べ損ねた分まで食べてやる!蓼科山荘 宿・ホテル
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が、小屋締め間近のこの時期、ランチ営業は終了していました……
小屋でしっかり麺や米を食べる気満々だったので今更行動食に手を伸ばす気にもなれず、空腹でふらふらしながら再スタート。 -
蓼科山荘から上はこれまでの穏やかな道とは一変。
いきなりの岩々しい急登が始まります。 -
このタイプの登山道は大好きなので楽しみながら登ります。
少し空腹が紛れて助かりました。 -
13時10分、蓼科山頂ヒュッテ。
蓼科山頂ヒュッテ 宿・ホテル
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おおっ、薪ストーブだ♪
受付で食べ物の注文を済ませて、ど真ん前に座ります。 -
出来上がりまでしばし小屋内を探検。
こちらは食堂兼談話室横の個室。4人部屋ですね。 -
ピアノもあります。
右横の高価そうなオーディオセットからはずっとクラッシックが流れていました。
こたつも完備。 -
アルコールの品揃えも素晴らしい。
ワイン、日本酒、焼酎、ウイスキーと何でもござれ。 -
熱燗サービスが泣かせます。
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そんなこんなしているうちにおでんの出来上がり。
勢いでビールも注文。
このカロリーではエネルギー不足は大して解消されませんでしたが、気持ち的には満たされました♪ -
本当はちゃんぽんかカレーうどんが食べたかったのだけれど、小屋締めを明日に控えているせいか軒並み売り切れでした……
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薪ストーブを発明した偉人に神の恩寵あれ!
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人が少ないこともあってか、こじんまりしてとても落ち着く小屋です。
雲ノ平山荘や赤岳頂上小屋を僅差でかわして“次来た時は小屋泊したい山小屋”ランキング一位に躍り出ました。 -
コーンスープを追加。
落ち着きないわたしにしては珍しく、40分近く滞在してしまいました。
あ~いい小屋だった♪ -
小屋から徒歩1分で蓼科山頂(2530m)。
蓼科山 自然・景勝地
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すっかりガスってしまいました…
とにかくだだっ広い山頂。 -
どの方向にも歩けるのですが、習性なのかなんとなく外縁沿いに歩いてみました。
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小屋方面はちょっぴりガスが切れています。
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山名盤はいずこへ?
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小屋と反対側の端まで来ました。
風が強くて身を切る寒さですが、ガスの晴れ間をしばらく待ってみます。
上空には青空が広がってるんだけどな……
いくら強風が吹き飛ばしても、あとからあとからガスが湧き上がってくる… -
時折垣間見える下界には見事な紅葉が広がっています。
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ガスさえ晴れれば上は快晴なので一気に眺望が開けるはずなんだけど。
20分近く粘ってはみたもののダメでした。
帰りは真ん中を横切ってみよう。 -
山頂中央付近にはお社がありました。
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小屋に戻ってお土産を物色。
山バッジには珍しいポップなデザインが目を引きます。
手ぬぐいなど他のグッズ類もカラフルでかわいらしいものが目立ちました。女性客が多いのでしょうか? -
14時15分、下山開始。
登ってくるときには気づかなかったけど、こちらも下にはそこだけ染色したかのような見事な紅葉が広がっています。 -
この手の岩場は滑るのを気にせずヒョイヒョイ下れるので大好きです。
眼下には蓼科山荘が見えますね。 -
山頂から15分で蓼科山荘。
ピストンはなるべく避けたいので天祥寺原に下ります。 -
ここの下りも岩だらけですが、蓼科山頂直下とは異なりザレザレで滑りやすくて難儀しました。
明日晴れていれば蓼科山頂で日の出を見るのもありかもと思っていたけれど、真っ暗闇の中ここを登るのは嫌だな。
というわけで却下! -
下界は青空広がるぽかぽか陽気。
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蓼科山頂のガスもすっかり晴れてやがる!ちぇっ!!
ここからだと山頂があんなにまっ平の岩だらけだとは信じがたいですね。 -
15時12分、天祥寺原。
蓼科山荘からの下りの途中でひねったか何かしたみたいで、左膝がまともに曲げられなくなっていることに気づいたのがこの辺り。
頑丈だけが取り柄のわたしにとっては大いなる不覚です… -
とはいえ現時点で明日の予定を変更する気はさらさらありません。
となれば、こういう時のわたし流の対処法は“ふつうに歩く”です。
どうせ痛いんだから、大げさに痛がらずなるべくいつも通りに歩くのがベター。変にかばうと次はそれ以外の部分がおかしくなる可能性が高いので。
痛みを怖がらずにいつも通り歩き続けていれば、自然と効率のいい歩き方になって痛さも軽減するもんです。少なくともわたしの経験上、一生障害が残るような大怪我でもない限りこれはどんなトレーニングや運動にも当てはまると思います。 -
15時35分、亀甲池。
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すっかり曇ってしまったので比較するのも酷ですが、朝訪れた雨池と比べると…
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でも縞枯れの様子はばっちり。一見の価値ありです。
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亀甲池から雌池に至る道は苔天国。
北八ヶ岳においても一段と苔深い世界です。 -
ちょっぴり屋久島を思い出しました。
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16時ちょうど、テント場のある雌池に無事帰還。
左膝をまともに曲げられない影響もあって、予定よりかなり遅れてしまいました。
登りはそれなりに大丈夫なんですが、下りがキツい。
そんな状態で言うのもなんですが、初北八ヶ岳の感想は全体的にアップダウンの少ない緩やかな道が多く、登山というよりハイキングという言葉が似合うコースだと思いました。家族連れにぴったりです。
ただしザレた下りにはご注意を。 -
16時30分、夕食セットを持参して小屋前までやってきました。
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雄池を見渡せるベンチで夕ご飯の準備です。
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先月の表銀座縦走時に食べて感激の旨さだった寿がきやのみそ煮込みうどんをメインにレトルト惣菜二品をプラス。うどんには乾燥野菜と生玉子投入の豪華版です。
部屋を整理していたら、失くしたとばかり思っていた玉子ケースが出てきたので二年ぶりの登板となりました。 -
小屋前のベンチでは賑やかに宴会が始まっています。
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小屋でビールを買ってかんぱ~い♪
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晩酌しながらうどんの準備。
まずは麺と乾燥野菜を煮込みます。 -
充分茹でたら生玉子を二個投入。
一個はすぐに沈んでしまいました。 -
固形と粉末スープを入れてよくかき混ぜたら完成!
注意深くやったつもりですが、玉子一個は割れてしまいました。
野菜と玉子を入れ過ぎたのか、思ったよりもマイルドな仕上がり。
これはこれで美味しくいただきましたが、山で食べるにはもっとジャンクな味付けの方が好みかも。う~ん、難しいもんです。
次に活かしましょう。 -
時刻は17時過ぎ。
日没時刻は過ぎていますが、まだ明るい。 -
雄池は飲料専用なので、ちょっと歩いて雌池で食器類を洗いました。
いくら許可されているとはいえ、こんなきれいな池で洗い物をするのは申し訳ない気がしますね。 -
ベンチで片づけをしていると、あっという間に真っ暗に。ヘッドランプを付けてテントに戻ります。
暗い中を歩くと昼間に比べてけっこうな距離に感じました。 -
本を読んだり星を見たりしてだらだら過ごす。
19時前に就寝。
双六小屋キャンプ場の二の舞はごめんなので、しっかり睡眠導入剤を服用しました…
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