台風の合間を縫って千畳敷カール・木曽駒ケ岳へ

2018/09/23 - 2018/09/24

9月、10月は週末ごとに台風に見舞われ、せっかくの旅行や撮影の計画が大幅に崩れてしまいました。秋分の日の３連休はもともと、鹿島槍に撮影に行く予定でしたが、22日は雨との予報で断念しました。残りの2日がぽっかり空いてしまったので、天気予報とにらめっこしながら、行ける場所はないかと探していたところ、中央アルプス方面は、23日・24日となんとか天気は回復しそうだとわかりました。

そこで、急遽、22日の夕食後に駒ケ岳ロープウェイの駐車場に向かいました。到着したのは、翌23日の0時ごろ。駒ケ岳ロープウェイ行きのバス停では、すでに人がいるのにびっくり。自分は駐車場に車を停め、とりあえず車中泊（キャンピングカーなので快適です）。朝、５時に起きたら、すでに１００人ほどが、バス停に向かってバックを並べていたのにびっくり。ここに荷物を置いて、皆さんはチケット売り場に並んでいました。混むとは聞いていましたが、あまりのことにびっくり。早速、自分もバックを並べて、バストロープウェイのチケット売り場に並びました。

バスは、３台目ぐらいでなんとか乗ることができ、ロープウェイの千畳敷駅に着いたのは7時半。なんとか、モルゲンロートに間に合いました。

その後の２日間は、台風とは全く無縁の素晴らしい天気に恵まれました。

エリア 駒ヶ根(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

5時半時点で、菅の台バス停で6時の始発バスを待つ人たち。前の夜からバッグを並べていました。
紅葉の前でこのような状態だと、紅葉の時期はどうなるのでしょうか？

あとで知ったのですが、どうやら前日は台風の影響で、ロープウェイが途中で運休となり、積み残しの人たちがたくさんいたからのようです。

三本ほど、バスを待って、駒ケ岳ロープウェイのしらび平駅に到着。6時43分。

しらび平駅 乗り物

ここからロープウェイに乗ります。

やっと千畳敷カールに着きました。標高2612m。7時半。モルゲンロートには間に合いませんでしたが、それでも朝日に照らされて美しいカールです。台風が前日まで来ていたとは思えません。

千畳敷カール 自然・景勝地

雲海と南アルプスの山々。富士山もうっすらと見えます。

ロープウェイが上がってきます。

ロープウェイ脇はそろそろ紅葉が始まっています。

再び、千畳敷カール

尖っているのが宝剣岳、2931m。

まずは、千畳敷カールの遊歩道を一周します。
駒ケ岳神社

そろそろ駒ケ岳への登山者が上がっていきます。

剣ヶ池を下に見ます。

宝剣岳

剣が池からホテル千畳敷・千畳敷駅を眺めます

剣が池から眺める千畳敷カール

駒ケ岳登山を開始

八丁坂を登ります

宝剣岳が違った姿を見せます

宝剣岳 自然・景勝地

素晴らしい天気と風景

素晴らしい景色に囲まれていますが、登山路は結構厳しいです。観光気分ではとても登れません。

乗越浄土。この時点で10時。

伊那前岳方面

宝剣岳がすぐ近くになりました。右側に今日の宿の宝剣山荘が見えます

　奥に見えるのは天狗荘と中岳

中岳 自然・景勝地

宝剣山荘で荷物を一部置いて行きます。
もともとは、駒ケ岳頂上山荘に宿をとっていたのですが、写真の先生から、撮影ならば宝剣山荘が良いとの強い推薦で、急遽変更。大正解でした。

宝剣岳と天狗岩

宝剣岳 自然・景勝地

中岳を目指します。

中岳頂上から宝剣荘、宝剣岳を望みます

一旦下って、今日の目的地駒ケ岳を目指します。

駒ヶ岳(木曽駒ケ岳) 自然・景勝地

頂上山荘。テントがたくさん張ってあります。

駒ケ岳を目指します。

木曽前岳方面

駒ケ岳頂上から見た御嶽山。頂上からは３６０度のパノラマです。

伊那前岳

北アルプス方面

駒ケ岳神社

乗鞍岳方面

伊那前岳。遠くに富士山が見えます。その左は南アルプス

駒ケ岳頂上から見た宝剣岳

駒ヶ岳(木曽駒ケ岳) 自然・景勝地

御嶽山。手前は頂上木曽小屋

中岳を経て下山します。

宝剣岳と天狗荘、宝剣山荘が見えてきました。

到着です。

宝剣岳はすぐ近く。簡単に行けそうですが、かなりな上級者向けとのことで、やめておきました。

宝剣岳 自然・景勝地

伊那前岳も近そうですが、時間も押してきたので、こちらも断念。

早々に宿に入ります。

夕陽を浴びた駒飼いの池

天狗岩が夕陽に染まるのを待っていましたが、タイムアウト。

夕食です。量もあって充実していました。曇り空が続いていたので、天狗岩の夕焼けを諦めゆっくりしていました。

夕食を終えて、ふと外に出ると、一瞬ですが、伊那前岳が夕陽に染まっていました。
夕食後すぐに外に出ていたら、天狗岩の夕焼けをみれたのにと、後悔。後の祭りです。

夕陽は再び雲の中。

夜明けの千畳敷カールの撮影をするために、1時に起床。月明かりの天狗荘と中岳。

伊那前岳

宝剣岳と天狗岩

宝剣岳の上に星が綺麗に出ています。

たった一人で、ヘッドランプを頼りに下山。とても心細かったです。
ふと振り返ると、素晴らしい星空。左は宝剣岳

千畳敷カールに着き、夜明けを待ちます。素晴らしい雲海。富士山も見えています。時間は5時半。誰もいません。

ご来光！

このモルゲンロートを見るために、深夜の下山を試みました。本来ならばホテル千畳敷に泊まればいいのですが、何せ、前日に来ることを決めたため、こうゆう手段をとりました。
でも、その甲斐ありました。

朝日を浴びた雲海

雲も素晴らしい

南アルプス。

千畳敷カールカール付近の紅葉

来年は、紅葉の時期に来たいと思います。

十分、景色を堪能したので、下山します。

ロープウィから見た紅葉