ポーランド５・・負の世界遺産、アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所

2018/10/20 - 2018/10/25

小さな可愛い街にも行けるツアーを見つけて、本当は５月に行くはずだったポーランド、愛犬の急病で泣く泣くキャンセル。。秋になってリベンジ！
ちょうど紅葉の季節。色づいた木々が綺麗だった♪でももう冬みたいに寒かった！

１０月２２日

オシフィエンチムへ。
第二次世界大戦中、ナチスドイツの強制収容所であったアウシュビッツを見学。今は博物館になっている。
それからさらに大きな規模の収容所、ビルケナウへ。

ラッキーなことに日本人ガイドの中谷さんに案内してもらった。

エリア アウシュビッツ(ポーランド)

ポーランドの風景。
ポーランドには山が無い！

オシフィエンチムの可愛い家

看板さえどんなことが書いてあるのか想像もつかない。
ポーランド語って難しい！

アウシュビッツに到着

中に入る時に持ち物検査などがあった。
バッグはA4以下の大きさでないと持ち込めなかった。

収容所の入り口。「働けば楽になる」
Bの字が逆さまなのは　これを作らされた収容者のせめてもの抵抗

２２０Vの高圧電流が流されていた有刺鉄線

収容棟が並ぶ
収容所内には２８棟の「囚人棟」があり、最大２万８０００人も収容されていたそうだ。

ポーランドがナチスドイツの支配下に置かれていた第二次世界大戦時、ポーランド人の政治家を収容するために作られた。

それがだんだんユダヤ人やソ連軍の捕虜をも収容し、殺人工場のようになってしまった。

囚人棟には収容されていた人が持ってきた物が展示されていた。
衣類や靴、眼鏡やカバン、食器・・義足まであった。
・・連れてこられた人達は新しい生活があると思ってそういう物を持ってきたんだろうなあ。

また、女性でも収容されると髪の毛を刈られたという。その髪の毛も残されていた。

その膨大な数にびっくり！

収容された人達の部屋を再現した部屋も。
狭い３段ベッドの部屋とか、藁が敷かれただけの部屋があった。
食事は粗末なスープとパンだけ。
衣類は夏も冬も同じ物・・。たちまち体力が無くなっていったそうだ。

収容された人達の写真が並ぶ棟もあった。

「死の壁」
政治犯などで裁判で有罪になった収容者がここで銃殺された。

他に絞首刑台もあった。

たくさんの花

ドイツやポーランドの学生は社会見学や修学旅行で必ず訪れるそうだ。
日本人は他の国に比べて来る人が少ないと・。。
もっと多くの人々に訪れて欲しい、そしてこの事実を直視してもらいたい、と中谷さん。
歴史は繰り返す・・というから。ホントにそう思う。

大量虐殺のガス室
シャワーを浴びるように・・と言われ、収容者たちはこの建物に・・。

隣の部屋は焼却炉があり、当時は一日に３４０人もの遺体が焼かれてたという。

アウシュビッツから少し離れたビルケナウへ。

この「死の門」をくぐって中に入ると、鉄道によって連れてこられた人々は働ける人とそうではない人に選別されたという。

線路がずっと向こうまで延びてる。

粗末なバラックが並んでいる。

アンネ・フランクもここに収容されていたとか。。
寒いポーランド、冬は辛かっただろうなあ。

使用された当時のままになっているバラック。

こんなベッドで１スペース５人も寝かされていた。

これはトイレ。
１日２回しか行かせて貰えなかったそうだ。

この収容所で赤ちゃんを産んだ女性は赤ちゃんをこの中に隠しておいたとか・・それで赤ちゃんは生き延びたのだそうだ。
収容所内で生まれた赤ちゃんが何十人も居ると聞いて、膨大な数の人が収容されていたことが分かる。

もっと色々見たかったけど、時間が無くなってしまった。

ポーランドの夕暮れ

日没

クラクフに戻り、気をとり直して夕食

ツナと野菜を固めたような物

ロールキャベツ
付け合わせはまたジャガイモ・・

中には肉とお米
美味しくてやっと元気になった♪

レストランのウェイトレスさん
可愛い洋服！

バイオリンの演奏付♪