2018/09/21 - 2018/09/21
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Tagucyanさん
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今回は、名古屋周辺のローカル支線にいろいろ乗りに行っています。
名鉄線のローカル支線にいろいろ乗りながら、岐阜県可児市の新可児駅までやってきました。
ここから一旦名鉄線を離れ、JR太多線に乗ります。
そして次に目指すは東海交通事業の城北線。
中央線の勝川駅と、東海道線の枇杷島駅を結ぶ、名古屋市近郊の町の中を走る路線なのですが…
これがまた、名古屋に住んでいる人でもその存在をどれだけ知っているか、というような路線なんですねえ。
なんでこんな路線なのかは本編で書くとして、大都市の町の中の高規格路線を走る「ローカル列車」に久しぶりに乗ったのでした。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【その3】からのつづき
名鉄広見線に乗り、終点の御嵩駅付近を散策したあと、途中の新可児駅まで戻ってきた。新可児駅 駅
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名鉄線、新可児駅の駅舎。
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駅前はただいま工事中。
これはJR線をまたぐ自由通路。 -
そのたもとにある、JR可児駅。
こりゃ目立たない... -
駅舎そのものは、以前から使用されているような感じ。
可児駅 駅
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ほどなくして、列車がやってきた。
2両ワンマンの多治見行き。
美濃太田と多治見を結ぶ、JR太多線。
単線非電化のローカル線ではあるが、昼間は30分間隔と、それなりに本数もある。 -
JR東海の、非電化区間に広く分布しているキハ75系。
高山線などの積雪地域用に耐寒仕様で、かつワンマン仕様の3200番台。 -
車内は転換クロスシート。
普通列車にしては、豪華な装備だと思う。
少なくとも、私が住むJR東日本地域に比べれば(爆) -
線路の状態もよく、車両の性能もよく、ローカル線にしては軽快な走り。
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下切駅。
下切駅 駅
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姫駅。
姫駅 駅
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でも、景色はローカル線らしい。
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根本駅。
根本駅 駅
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各駅、乗り降りがそれなりにある。
30分間隔で走っているのも分かる気がする。 -
小泉駅。
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小泉駅の駅舎。
小泉駅 駅
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次は終点、多治見。
中央線と合流する。 -
多治見駅構内へ。
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終点多治見に到着。
多治見駅 駅
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これから乗り継ぐ中央線の名古屋行きは、向かいのホームに停まっている。
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6両編成の各駅停車名古屋行き。
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出たぁ、211系。
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211系といえば、大多数がこの長いロングシート。
同じ中央線の、我が家の辺り(東京近郊)を走っているのと同じ。 -
多治見駅を出発。
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この先、多治見-高蔵寺間は、名古屋近郊でありながら渓谷沿いの眺めのよい区間。
ところが、窓ガラスが猛烈に汚れており… -
渓谷沿いにある、古虎渓駅。
古虎渓駅 駅
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ホームから見える景色はこんな感じ。
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その次の定光寺駅。ここも眺めは同じ。
ここから愛知県。定光寺駅 駅
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その次の高蔵寺駅から急に町の中に入る。
中央線の名古屋地区の車両基地がある神領駅。神領駅 駅
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神領車両区の横を走る。
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神領駅の2つ先、勝川駅で降りる。
勝川駅 駅
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乗ってきた電車をお見送り。
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今いるのが上りホーム。
向こう側を走っている下りホームとの間が広く空いている。
このナゾ解きは、のちほど。 -
勝川駅のコンコース。
いかにも大都市近郊の駅、という感じ。 -
これから乗る城北線の乗り場は、この階段を下っていく。
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勝川駅の北口。
周りは普通に町である。 -
さて、そこから人知れず、名古屋駅方向に城北線乗り場の案内がある。
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ずっと高架下を歩いて行く。
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どんどん行きます。
というか、どこまで行くんだ。 -
ようやく見えてきた。
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東海交通事業、城北線、勝川駅。
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あの階段を上れば、乗り場がある、ように見える。
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ご覧下さい、この時刻表。
これが大都市の中を走るローカル線と言われる所以。 -
さて、なんでこんな中途半端な路線が誕生したか解説します。
国鉄時代、岡崎駅から分岐した「岡多線」、そしてその途中の瀬戸市駅から分岐した「瀬戸線」、2つ合わせて名古屋の中心部を通らないで主に貨物列車を通過させる路線として計画された。
東京近郊でいう、武蔵野線のような感じ。
ところがこの計画が中途半端に終わり、それが現在の「愛知環状鉄道」とこの「城北線」という形になっている。
特に「城北線」の方はJR東海の持ち物。
ところが法律上の「大人の事情」があり、JR直営ではなく、その子会社の「東海交通事業」が運営している。 -
先ほどの階段を上って、JRの駅方向を振り返ったところ。
よく見ると… -
JRの駅から、直接線路がつなげられるような構造になっている。
先ほどのJR駅の上下線が空いていた部分は、ここにつながっている。
さっき述べた「法律上の大人の事情」は2032年までの話。
それ以降、ひょっとしたらここがつながり、JR線となるかも知れない。 -
で、階段を上ったらすぐにホームかと思いきや、その先がまだ長い。
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ここに、城北線の車庫兼、車両検査施設がある。
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これが検査施設なのかな。
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その横をすり抜けて、ホームはまだまだ先…
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今来た道を振り返る。
JRの駅なんか、はるか彼方に霞んでいる(笑) -
望遠で、さっきの車両検査施設を撮ってみた。
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そして、ようやくホームにたどり着く。
JRの駅から、軽く7~8分かかった。
前回、ここに来たときは、まだJRが地上駅の時代で、たしか通路でつながっていた記憶がある。
少なくともこんなに歩かなかったような… -
東海交通事業は、JR東海の駅業務の受託が本業の、完全子会社。
それだけに、駅名標のデザインはほぼ同じ。
ちなみに乗務員の制服もほとんど同じ。 -
一応将来JRと一体の駅になるはずなので、ホームも仮設扱い。
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運賃表。
JRの子会社なのにICカード類は使えません。 -
いろいろ記念切符やフリー切符を売っているらしい。
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列車がやってきた。
昼間は1編成の列車が往復しているだけの単純ダイヤ。 -
しかも、1両ワンマン。
輸送量的に、これで十分のようだ。 -
JR東海のローカル線で走っているのと同じ、キハ11系。
300番台のうちの2両は城北線専用。 -
車内(枇杷島駅到着後撮影)。
JR線で走っているのとまったく同じ仕様。 -
勝川駅を出発。
1両だが、席が半分くらい埋まった程度。 -
すぐに複線になる。
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直線で高規格の複線、かつ高架の路線。
名古屋第二環状自動車道、通称「名二環」と並行している。
そこを、こんな1両の列車が往復するだけというが、なんともアンバランス。 -
名古屋近郊の町を見下ろして走る。
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味美(あじよし)駅。
この辺りで、名鉄小牧線の上を通り越している。
名鉄小牧線にも味美駅はあるが、まったく離れている。 -
味美駅。
味美駅 (東海交通事業) 駅
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乗り降りは、それなりにある。
でも1両なので、たかが知れている。 -
並行している名二環と、名古屋都市高速の接点である楠(くすのき)JCTの下を走行。
ほぼ直線コース。相当高速で走れそうな路線を、のんびり走る。 -
比良駅。
比良駅 駅
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比良駅。
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比良駅の先。
いままで並行していた名二環が分かれていく。 -
小田井(おたい)駅。
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小田井駅。
名鉄犬山線と、地下鉄鶴舞線の接続駅である上小田井駅が近い。小田井駅 駅
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出発して、すぐに地下鉄鶴舞線の上を通り越す。
ちょうどこのあたりの高架下に、この東海交通事業の本社がある。 -
引き続き、名鉄犬山線の上を通り越す。
高架の名鉄線のさらに上を通り越すので、相当高い場所を走っていることになる。 -
その先、上下線が分岐。
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計画では、ここから東海道線の稲沢駅までの路線が分岐するはずだった。
そのような構造になっているのがよくわかる。
けど、周囲はすっかり町になっていて、今さら鉄道なんか通せなさそうですね。
で、ここから先の路線は、計画上は「支線」となる。 -
尾張星の宮駅。
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尾張星の宮駅。
開業して最初の1年半くらい、この駅が終着駅だった。尾張星の宮駅 駅
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次が終点、枇杷島駅。
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東海道線と、新幹線の線路の間に割り込んでいく。
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実際には、東海道線と並行している貨物専用線の上下線の間へ。
一旦単線に。 -
Y分岐して、貨物線に合流。
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貨物線上に作られた、終点枇杷島駅のホームへ。
左隣は東海道線のホーム。 -
枇杷島駅に到着。
枇杷島駅 駅
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高規格な路線を走る、ローカル線の旅でした。
設備を持て余してるなあ… -
ワンマン列車なので運賃箱に料金を入れると、引き換えにこのような降車証明書を渡される。
もちろん自動改札も利用可。 -
枇杷島駅の改札口。
この駅も、駅業務は東海交通事業に委託されている。 -
枇杷島駅の西口。
名古屋駅の隣の駅とは思えないこじんまりした駅。
ここから、さらに次に続きます。
【その5】に続く。
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この旅行記へのコメント (4)
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- 墨水さん 2018/11/05 23:43:18
- 高規格。
- Tagucyanさん、今晩は。
軌道が、高規格ですね~っ!。
つくばエックスプレス線にも負けないぐらい。(笑)
其所を、一両が往復するだけ、贅沢の極みですな~~っ。
前線閉塞て、必要?。(逆に、聞きたい。笑)
130㎞/h運転が可能じゃない?。(この距離で?笑)
墨水。
- Tagucyanさん からの返信 2018/11/06 00:09:31
- RE: 高規格。
墨水さん
こんばんは。
そうなんです、つくばエクスプレスにも負けない高規格な線路。
出そうと思えば、時速130kmは軽く出ると思います。
でもここを走る車両自体の性能が時速95kmが限度。
しかも実際にはそんなに出していません。
写真を見ると、各駅を出るところに信号機が付いているので、一応駅ごとに閉塞区間になっているかも知れません。
でも、朝夕以外は1両の車両が往復しているだけですので、これも用をなしてませんね。
いやはや、いろんな意味で、贅沢な路線ですねえ^^;
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Tagucyan
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- BTSさん 2018/11/05 16:10:13
- 乗り換えが不便な勝川駅
- Tagucyanさまへ
将来を見据えて建設された高架鉄道は貨物線のバイパス路線だったんですね。
Tagucyanさまが作成した路線図で納得しました。それにしても立派な高架鉄道に1両の気動車が走るなんて…しかも両終端を除き複線とは…贅沢な城北線ですね。
JR中央線勝川駅から城北線へ乗換えるのに8分弱歩くのは不便かと思います。しかも屋根無しで、利用者もごく限られていることでしょう。城北線の枇杷島駅は貨物線上にあるので長い間停車することは不可能ですね。
この後は、どこへ向かうのか予測不能です。(笑)
続きを楽しみにしています。
BTS
- Tagucyanさん からの返信 2018/11/05 23:39:06
- いろいろな事情があるようで
BTSさま
こんばんは。
この城北線、乗車するのは2回目ですが、前回はJR勝川駅がまだ地上駅の時代で、たしかホームから降りてきたところからJRの駅まで、構内がつながっていた記憶があります。
それに比べると今は不便ですね。
ホームに上がる階段が2箇所ありまして、ちょうどこのときJR駅から遠い方の階段がバリアフリー化工事で使えなくなっていました。
それが終わると、今度は私が利用したJR側の階段の工事に取りかかるように書いてありました。
そうなると、工事中はますます歩く距離が長くなります…
それにしても、なんとも中途半端な路線です。
建設したのが旧鉄建公団で、「鉄道・運輸機構法」という法律に縛られて、JR東海が直接手出しすると余計な出費になる、という事情があり、こんな状態となっています。
この縛りがなくなるのが今から14年先の話で、そうなれば中央線や東海道線などと直通するJR線になるかも知れませんね。
さて枇杷島駅からですが… ヒントはもうそろそろ夕方なんです(余計分からないですかね(汗))
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Tagucyan
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