2018/08/28 - 2018/08/30
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魚屋No1さん
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表紙の花は、上高地のネイチャーガイドに参加して知ったトリカブトです。きれいな花には毒があるとは、このことなのだと納得しました。
今年は、7月になっても宿泊を伴う旅へ行っていません。旅心が湧き始めていた折、大好きな上高地を紹介するテレビ番組を見ました。上高地へはしばらく行っていないことを思い出したため、早速、以下の旅行計画を組んで手配をしました。
前泊を白馬にしたのは、悪天候などで未だに白馬のロープウエイに乗れていないためです。
戸隠神社の方は、信州一のパワースポットという謳い文句のツアーパンフが気になっていたこと、日本三大蕎麦だという戸隠蕎麦を食べてみたかったこと等によります。
1日目 8月28日〔火〕
・自宅→昼食(中社)→戸隠神社中社→奥社→大望峠展望台→白馬
泊:白馬パイプのけむり
2日目 8月29日〔水〕
・ホテル→白馬八方尾根(雲が厚くロープウエイに乗っての散策は中止)
以下に変更 大町山岳博物館→松本城→天然キノコそば→沢渡→上高地 泊:ホテル白樺荘
3日目 8月30日〔木〕
・ホテル→上高地ネイチャーガイド→ツルヤなぎさ店(松本市)→
岡谷駅前で増田醸造の野沢菜購入→自宅
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝のラッシュを避けようとすると、戸隠への到着は、どうしても昼過ぎになってしまいます。蕎麦屋の多くは売り切れじまいを謳っているため、着いてから探すという悠長なことはできません。
そこでお店を探すと、国の有形文化財の宿泊施設を有するという、中社の門前にある写真の「徳善院蕎麦 極意」が良さそうで駐車場もあるため、此処に決めました。 -
食堂の奥にあるこの立派な茅葺きの建物が、文化12年(1815年)に建設したという国の有形文化財です。なお、此処でも食事はできますが要予約です。
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隣の店は、戸隠で一番人気の「うずら家」です。
写真のように、都内でも滅多に見ないほどの大混雑です。
なお、目を付けていた他の店は以下のとおりです。
・そばの実 奥社と中社の中間
・大久保の茶屋 豊岡 3.08/33 文化2(1804)年 茅葺き建物
お新香付き 無休 026-254-2062 ザル750円 天ざる1550円
・大久保西の茶屋 豊岡 3.09/18 寛永元(1624)年 茅葺き建物
お新香付き 水休 026-254-2266 ザル864円、天ざる1404円 -
ザル800円 和膳1600円(山菜煮物、ミニ天等)です。
初めての店で高めのメニューを選んだ時は必ず失敗しているのですが、戸隠へは何度も来られないので、高い方といっても1600円の和膳を頼みました。 -
出てきたものは写真のとおりですが、前例を尊重すべきでした。
特に、とろろ昆布を載せた蕎麦はダメ。蕎麦の香りがとろろ昆布の酢の臭いに殺されてしまっています。
つゆも、醤油が勝って旨みの乏しい田舎に多いものです。普通の戸隠蕎麦なら合うのかもしれませんがね。 -
門前で食事をした後は中社へお参りです。
中社は明るくアッケラカンとしていて、ツアーが謳っている霊気は全く感じませんでした。戸隠神社には、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社がありますが、ツアーの多くは中社だけにしか寄らないため、ガッカリする人が多いのではないかと心配なほどです。 -
次に、自動車に乗って向かったのは奥社です。
写真は、最初の鳥居です。 -
杉並木の真っ直ぐな参道を歩きます。
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中間地点付近にある随神門です。
なお、現在の戸隠神社は神社ですが、江戸時代以前は天台密教や真言密教と神道とが習合した神仏混淆の寺院で、比叡山、高野山と共に「三千坊三山」と言われるほどに栄えていました。それが、明治の神仏分離で神社を選んだため、仏様は近在の寺に移され、僧も還俗して神官になって現在に到っています。 -
巨大な杉並木の中の真っ直ぐな道を1.5km程歩きます。
鬱蒼とした木立の奥を覗くと、宿坊だったと思われる基礎が何カ所もあり、江戸時代の繁栄を想像させてくれます。 -
つま先上がりのまっすぐな参道を約1.5km進むと、心臓破りの坂をが始まります。そこを更に約500m登ると、奥社の社殿に到着です。
参道は霊気ムンムンだったのに、社殿は味も素っ気もない現代建物です。 -
帰り道です。心臓破りというのはこの坂です。
いつ雨が落ちてくるのかと心配な雲行きでしたが、駐車場へ戻るまで保ってくれました。 -
戸隠神社の後は、宿泊地の白馬に向かいます。
途中、るるぶが絶景スポットに挙げている「大望峠」に立ち寄りました。
此処は、鬼無里の水芭蕉を見に来た時に寄っているので、景色が良いことは知っていました。しかし、10台分ほどの駐車場が有るだけの小場所なので、るるぶが敢えて取り上げた理由は理解不能です。 -
後は宿に着くだけなので、しばらく粘りました。
時折、雲が切れて頂上が見えそうになりますが、やっぱりダメでした。 -
「白馬パイプのけむり」の門前です。
国道148号線、JR白馬駅からだと、白馬の温泉街の細い道を抜け、更に八方尾根ロープウエイ乗り場を通過した先にあります。
なお、此処を選んだ最大の理由は、八方尾根ロープウエイ乗り場へは徒歩5分で自動車を置きっぱにできるためです。 -
白馬パイプのけむりの宿泊棟です。
左後ろにも山が迫っている様でしたが、真っ白でした。
1泊2食+飲み放題で6990円と劇安です。 -
これが飲み放題のアルコール類です。
バイキングの食事は、ごく当たり前で普通に美味しく食べられました。ただ、土地の名物料理(どんなものがあるのかは知りません)は影も形もありません。
でも飲み物は、ビール、赤白ワイン、焼酎、日本酒と一通り揃っていたので酔っ払えました。
軽井沢でもパイプのけむりに泊まりましたが、温泉ではないものの、部屋は広いし、普通の晩ご飯を食べられて酔っ払えもするためか、出張リーマンやワークマン着用の人達が結構多く泊まっていました。 -
自分で盛り付ける食べ放題のソフトクリームです。
トッピングもいっぱいあるし、これが此処の最高のごちそうでした。
ソフトクリームマシンは、軽井沢では夜だけしか動いていなくて朝食時にガッカリしていた子供達を見ましたが、此処は朝も動いており、彼らの目はキラキラ輝いていましたよ。 -
起き抜けの散歩で、白馬八方尾根ロープウエイまで行ってみました。
ても、雲がこんな感じにかぶっており、上がっても雲の中のはずです。お金の無駄なので、南の方は晴れ間が見えるという天気予報を信じて、これも久しぶりの松本城と天然キノコ蕎麦へ転身することにしました。 -
とはいっても、時間が有り余っています。
そこで、持っていった「るるぶ」をひっくり返してみると、写真の大町山岳博物館という行ったことがない場所を見つけました。小高い場所に立っているので、北アルプスが良く見えるのではと思い立ち寄ってみました。 -
博物館の駐車場から北アルプス方面を撮した写真です。
山の峰は雲に隠れていますが、大町市街を挟んだ景色は、白馬の鬱憤を幾分かは晴らしてくれました。 -
松本へ来たなのならば、国宝の此処へ寄らない手はありません。
*天守閣の概要
・連結複合式5重6階 天守閣25㍍+天守台4.4㍍
堀の水面から天守石垣天端までの高さ約6㍍
・文禄2~3(1593~4)年 石川康長 大小天守を造る
・寛永10(1633)年 松平直正が、辰巳と月見櫓を増築して現在の形になる -
驚きです。天守閣へ入場できるまで40分の待ちです。
この城で行列に出会ったのは初めてです。テントなどの日除けがあるので助かりましたが、城の人気は急上昇中なのですね。 -
天守閣から撮りました。
南ほど晴れるという天気予報は当りましたが、お山の雲は取れません。 -
お昼近くになったので、天然キノコ蕎麦を食べに移動します。
ナビに店の電話番号を入れましたが、松本市役所が出てきます。「たきざわ」という店の名前、「さんざいやま」トンネルというランドマークを入れても出てきません。しばらく格闘した後、連れが「三才山」は「みさいやま」かもと思いつきました。そこで、「みさいやまトンネル」と入れてみると、店は出ませんが、トンネルは出現し、迷うことなくお店に到着できました。 -
このキノコが、本日のおそばに入っていました。
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頼んだのは天然キノコおろし蕎麦(1300円)です
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運ばれてきた蕎麦を見たらあまりにも美味しそうなので、写真を撮り忘れてしまいました。
ということで、写真は、前回食べた2011年10月の天然キノコおろし蕎麦です。
今回も十二分に美味しかったのですが、始めての時に食べた暖かい方が私達の好みだと改めて確認した次第です。 -
なお、2011年のキノコの写真はこれです。
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沢渡に自動車を置き、バスに乗り換えて上高地に到着しましたが、山頂は雲に隠れています。
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河童橋が奥の方に見えます。
河原では、カメラマンが変な白服を着たアベックを撮っています。
それと中国人が大勢。 -
河童橋の上で撮した上高地です。
岳沢の残雪のように見える白い帶はガレ場です。雪ではありません。
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本日泊まるホテル白樺荘です。
河童橋を渡った直ぐ先にあります。
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前回泊まった帰り際に、素敵な談話室を見つけました。
今回の旅行でこの宿に決めた一番のポイントだったのですが、すっかり改装してしまい、綺麗ではあっても、古びた居心地の良さは消え果てていました。 残念
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でも、河童橋の景色は変わらずに残っています。
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上の場所で寄ってみました。
18時近くなので、映っている人は泊まり客とレンジャーらしき人だけでした。
なお、左手前で頭だけ映っている木は、上高地名物の「ケショウヤナギ」です。
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我々が予約したのは、1泊2食1万7千円(1人当たり)の最も安いプランです。
そのため、部屋は眺望のきかない焼岳方面でトイレもありません。 -
食事は食堂です。
杣人料理と自称した立派な献立表がありました。 -
前菜です。
普通に美味しく食べられました。 -
サーモンのお造りということですが、養殖のサケ・マス類は、シナノユキマス、ノルウエーサーモン(アトランティックサーモン)、チリ銀を含めて全部、油が強くて水カビ臭いため嫌いです。
なお、他の料理は普通に食べられました。
尤も、上高地での最大のごちそうは景色なので、食事は全く期待していませんでしたがね。 -
3日目 7月30日
6時30分頃から、朝のお散歩を始めました。
写真は、河童橋を渡った対岸から白樺荘を見たものです。
この静けさを味わうことが、上高地に泊まる最大の目的です。
かっぱ橋の上流側(右手)にある大きな樹木はケショウヤナギです。上高地のケショウヤナギは有名なのに、朝食後に参加したネイチャーガイドで教えてもらうまで知りませんでした。
尤も、ヤナギの仲間は共通項が乏しい上、変異種や雑種も多くて分類が困難なためか、私が持っている図鑑には載っていません。 -
此処は、朝の散歩の目的地。私達が上高地で一番のお気に入りの場所です。
小梨平のキャンプ場を突き抜け、更に管理棟の脇を通り抜けた先の土手上で、左からそこそこの大きさの沢が流れ込んでいる場所です。
お気に入りの理由は、岳沢を一望できる上、河童橋が大混雑の昼間でも人影が殆ど無いことです。 -
でも、山頂の雲は取れません。
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白樺荘が売りにするテラスの朝食会場です。
でも、大人気のため、私達の席は屋内でした。
なお、このテラスの前の土手の上は、私達が上高地で2番目のお気に入りの場所です。以前、フジTVの「めざましモーニング」がロケ地にしていました。 -
バイキングの朝飯です。
結構、美味しかった。
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朝9時から、宿泊プランに入っていたネイチャーガイドが始まります。
集合場所は白樺荘の前。
泊まらなくても参加可能。最も短い1時間コースで千円です。
荷揚げのヘリがひっきりなしに飛んでいました。 -
此処は、河童橋を渡った対岸の5千尺ホテル前です
生えている木は、これも本州では珍しいエゾヤナギの大木です。
葉の長さが10cmくらいでケショウヤナギの倍ということで見分けられます。またこのヤナギの樹皮は、サルが冬に食べてしまうため、枝先の方が白く剥けています。 -
ケショウヤナギの葉っぱです。
以下の種類分けは心許ないので、間違っていたらご指摘ください。
上高地でも、大木は、白樺荘前のこの3本だけと聞きました。 -
これはエゾヤナギの葉っぱです。
分布域は、中国、日本、韓国、ロシアなどのアジア東部の寒冷地。日本での大規模な自生地は、北海道の日高・十勝地方と長野県の梓川上流部だけ。 -
ケショウヤナギの幹です
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エゾヤナギの幹です。
樹皮での見分けは難しそうです。 -
ネイチャーガイドのコースを知らなかったので何処へ向かうのかと思ったら、朝の散歩コースとほぼ一緒。
説明付きなので勉強になりましたが、ちょっとガッカリ。その上、メモ帳を忘れてしまったので、出会った花の名前も覚えきれませんでした。 -
ノコンギク
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表紙と同じヤチトリカブト
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解散は、朝の散歩の目的地だった小梨平キャンプ場の管理棟先の土手上です。
この時もしばらく粘りましたが、この写真が雲の一番取れた状態です。 -
焼岳もこんな感じです。
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白樺荘に戻ってきましたが、まだ10時15分です。
ということで、白樺荘の前を通過して梓川右岸上流の岳沢湿原へ行ってみることにしました。
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結構よい雰囲気です。
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カルガモの親子がいました。
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こんな感じの景色もあります。
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白樺荘の近くまで戻るとサルが道路脇にいました。
上高地で見た初めてのサルですが、こいつは生意気で、普通に歩いている人間を威嚇します。
この少し先の森の中に、この雄の家族と思われる母子ザルがいたことから、人間が近づかないように見張っていたのかもしれません。 -
河童橋まで戻ってきました。
11時です。朝とは比べものにならないほどの人出です。 -
帰るにはまだ早いので、ウエストン碑にでも行って見ようかと再び歩き始めました。焼岳は一層雲が厚くなりました。
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有名ですが、冴えない碑です。
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沢渡へ戻るためにバスターミナルへ行ったところ、待っている人が意外に多く、目の前で締め切られてしまいました。
次のバスは1時間後の12時30分なので、この弁当一つと野沢菜おやきを買って昼飯にしました。写真は食べた後なので中身は写せません。でもそれなりに美味しく食べられました。
ただ、ゴミの持ち帰り運動は嫌ですね。あれだけ大量の品物を売っているのに、後始末は麓の誰か(高速のパーキング)に引き受けさせる無責任運動なのですから。この弁当ガラは、買った店で引き取ってもらいましたが、腹立たしかったため、今後上高地へ行った際のゴミは全て松本市内に捨てていくことにします。 -
バスに乗り込む少し前、急に雨が降ってきました。私達は雨具を着て屋根のある場所で待っていたので濡れなかったのですが、慌てている人が少なくありませんでした。この写真はバスに乗り込んで完全に逃げ切った時に撮りました。
この後は、松本のツルヤで大量のおやき(1個100円)と、味見用の野沢菜(170円)等を購入して帰路につきました。 -
途中、JR岡谷駅前へ寄り道して、増田醸造の野沢菜漬を購入しました。
此処の野沢菜は、上諏訪温泉の片倉館で食事をした時に食べて美味しかったので、今回も買いに行きました。でも高くなりましたね、1袋500円です。たしか以前は420円だったかと思います。尤も、サービスエリアの野沢菜は600円ですから、それも致し方ないのかもしれません。
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