2018 大型台風21号通過後の有馬温泉と高野山 《 2日目-3：高野山唯一宿坊のある世界遺産 金剛三昧院 》

2018/09/15 - 2018/09/17

高野山奥の院と壇上伽藍を見て、本日は宿坊に宿泊。
予約したのは高野山唯一の宿坊がある世界遺産に登録された金剛三昧院（こんごうさんまいいん）
約800年前に尼将軍北条政子によって建立、境内には国宝の多宝塔や、朝のお勤めで位牌堂に入ると高野山でも3枚しかない貴重な世界遺産の証明書の1枚を見ることもでき、住職から世界遺産認定されたことでの苦労話までお聞きすることもできます。

また、最近話題にもなった、外国人観光客宿坊利用によるホテルとの勘違いツイートに対して、アメリカ出身の高野山赤松院僧侶のダニエル・キムラさんが『ここは修行の場』、『西洋人だからって特別扱いはしない』と痛烈に反論を返したことも記憶に新しいです。
旅の達人が集まるフォートラベラーの皆さんにはそんな人はいないと思うが、ホテルのような待遇やおいしい食事なんて期待せず、宿泊してほしいと思います。

金剛三昧院
http://www.kongosanmaiin.or.jp/index.html

■今回の旅行記：大型台風21号通過後の有馬温泉と高野山に出掛けました
1日目：有馬温泉を散策
https://4travel.jp/travelogue/11407698
2日目-1：戦国武将やユニークなお墓が並ぶ高野山奥の院
https://4travel.jp/travelogue/11409356
2日目-2：聖域の金剛峯寺と壇上伽藍
https://4travel.jp/travelogue/11414803

エリア 高野山周辺(和歌山)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

バス通りから路地に入る場所にこのような別格？本山の石の目印がありました。

地図で見るとこの路地を400ｍほど歩きます。

雑木林も現れてそろそろかな・・・

雑木林を抜けると右側に金剛三昧院あった！

受付は境内の中で済まします。

金剛三昧院 宿・ホテル

宿坊は道路向かい側のこちら。

初めて泊まる宿坊・・・でも館内は意外にキレイ。

これも時代の流れか・・・修行の場の高野山も増加する外国人利用に合わせた感じです。

縁側の板の廊下っていい雰囲気！

結構、部屋数もありそうです。

階段上がって2階へ・・・

到着した部屋から見ると宿坊は庭園を挟んでコの字型になっていました。

部屋は128号室の槙。

6畳程度の部屋。

でもテレビはちゃんとあります。

宿坊ってユースホステルみたいに雑魚寝的イメージありますが、ちゃんと個室。

部屋にはトイレも完備、しかも洋式で温水洗浄便座付きです。

ピカピカの洗面化粧台もあります。

正直言って旅館と変わらん設備。
やっぱ時代の流れを感じますね。

では、1日の疲れを癒しに入浴に・・・( ^^) _U~~

長い廊下を歩きます。

共同トイレも洋式で温水洗浄便座完備でした。

自販機も完備。

道端にある価格と同じ！これで利益取ってる雰囲気ありません。

共生の湯。

ちなみに温泉ではありませんので・・・

脱衣所。

ロッカーではないので貴重品には注意！

外国人用の注意書きですね。

お風呂は最近リニューアルしたらしい。

そんな広くはないが洗い場は石で湯船は檜風呂でした。

夕食は17：30頃かららしい。

大広間に宿泊者が集まって夕食です。

こんな感じ。

ちなみにこの日の宿泊者は外国人が8割くらいで人種も様々、jh2fxvの両隣はシンガポールと韓国から1人旅で来日した若い女性たちでした。

精進料理・・・って言うと質素な山菜や野菜をイメージしますが、出てきた内容は天麩羅などもあって旅館に近いレベル。

これで足りない人は・・・ご飯はお替りOKです(*^^)v

本日は奥の院や壇上伽藍など歩きまくって万歩計は25000歩（約18km）超え。

台湾の台北市内歩いた時並みの歴代ベスト3に入る数字でした。

翌朝は自由参加でありますが、AM6：30から朝のお勤めがあります。

もちろん参加しました。

これが国宝の多宝塔。

ここは壇上伽藍の建物同様に火災になると建物周囲に設置された水のカーテンで延焼を防ぐ構造になっているそうです。

境内の説明。

世界遺産となっている撮影禁止の間を見ながら朝のお勤めに・・・

部屋にある札に願い事を書いて持参してお勤め後に1000円納めて護符を頂きます。

お勤めの様子は撮影禁止かどうかはわかりませんでしたが、朝の修行の場と考えたので撮影無し<(_ _)>

お勤めを済ませ、昨晩と同じ大広間で静かに朝食を済まします。

朝も精進料理・・・

茶碗のごはんが凄く少ないのが印象的だった。

食事を済ませ、境内の見学。

通常は拝観料が必要ですが、宿泊者は無料です。

みごとな門ですね。

標高840ｍにあるんでちょっとした高原ですね。

この案内板、先般の台風か地震で倒れたと思われます。

屋根にも巨木が倒れてまだ修理していないと住職さんが説明してくれました。

今日も天気良くなりそう！

チェックアウト？って言うのか出発時に社務所で宿泊料を支払い、このまま帰路につきました。

高野山・・・今回歩いて泊まっていい体験できました。
また来てみたいと思いました。

最後までご覧いただきありがとうございました。