2018/09/16 - 2018/09/17
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jokaさん
めんどくさがりの性格が災いして、書きかけでほったらかしの旅行記がいくつもあります。せっかくなので気が向いたときに完成させてみようとかと。
こちらは昨年(2018年)9月の記録です。
というわけでここからが本題。
世間では秋のダブル三連休でも、わたしにはいつものごとくダブル二連休。
それでも有給をくっつけて南アルプス南部か立山~薬師岳あたりに遠征しようかと計画を立てていたのですが、今年は本当に山の天気が冴えない。
ぎりぎりまで粘ってこの時期一番天気が良さそうなのが奥秩父でした。
一口に奥秩父と言っても、瑞牆山、金峰山、笠取山などいくつか候補がある中で、パッと頭に浮かんだのはなぜか8月にも出かけた甲武信岳。
お盆の時は小屋泊だったし、天気も悪くて日の出や日没どころか風景自体まともに見ることができなかったので、まあそれもありか。
というわけで今年二回目の甲武信岳へと出発です。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7時過ぎに塩山駅着。
塩山駅 駅
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予約制のマイクロバスに乗り込んで、定時の7時30分に出発。
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柳平で乗り合いタクシーに乗り換えて、8時49分、大弛峠に着きました。
さすが秋の連休だけあって大弛峠の駐車場はすでに満車。
数百メートル手前から路上駐車の車がぎっしりでした。 -
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駐車場に隣接する大弛小屋。
登山アプリを起動させようとするも圏外…
電波を探して10分ほど周辺をウロウロ。
やっぱりソフトバンクは最弱だな。山で使うならドコモの圧勝です。大弛小屋 グルメ・レストラン
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なんとか電波を拾うことに成功して、9時7分、大弛峠を出発。
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車で大弛峠まで乗り付けた観光客でも歩けるよう、歩き始めの区間は遊歩道や階段がしっかり整備されています。
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夢の庭園に寄り道。
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駐車場から10分も歩かないうちにこの絶景!
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画面真ん中のとんがり頭は赤岳でしょうか。
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爽やかな秋晴れです。
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休憩スポットもあります。
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雲が多くて、わたしの知識では山座同定が難しい…
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眼下に大弛峠の駐車場が。
たったこれだけ歩いただけでこの景色を楽しめるのは凄いことだと思います。
夢の庭園、おススメです! -
ここで甲武信岳方面の登山道に復帰。
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しばらくは整備された道が続きます。
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遠くに富士山も。
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この辺りまでは大勢のハイカーを見かけました。
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開けた場所に出ました。
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9時40分、前国師ヶ岳(2570m)。
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やっと山道らしくなってきました。
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甲武信岳へはこのまま直進ですが、ここにザックをデポして北奥千丈岳へ。
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5分で到着。
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9時50分、北奥千丈岳(2601m)。
奥秩父の最高峰です。北奥千丈岳 自然・景勝地
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奥秩父の山というと地味なイメージですが、さすがに2500mを超えているだけあって見事な景色が広がります。
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奥多摩にはない開放感。
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登山口から1時間でこの絶景はかなり貴重なのではないでしょうか。
北奥千丈岳、最高です!
もっと評価されてもいいのに。 -
樹林帯を10分も歩けば
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こちらも盛況。
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10時4分、国師ヶ岳(2592m)。
国師ケ岳 自然・景勝地
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国師ヶ岳を越えると途端に山深くなり、歩く人もまばらに。
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先日の台風21号の影響で登山道は荒れ放題。
数十年ぶりと言われた台風の猛威は伊達ではありません。 -
荒れてます…
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倒れてます…
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倒木祭り……
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こんな感じの道をひたすら下り続けます。
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くぐったり飛び越えたりとなかなか忙しい。
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11時13分、国師のタル。
国師のタルの標高は2026m。
北奥千丈岳や国師ヶ岳から600m近く下ってきたことになります。
ということは、2475mの甲武信ヶ岳まで500m近く登り返さないといけないわけで…… -
ここからはひたすら登り。
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11時49分、東梓。
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巨大な倒木の根っこ。
土の瑞々しさが倒れて間もないことを表しています。 -
いちおう正規ルートです。
足の踏み場もない… -
とにかく登る。
国師ヶ岳以降ずっと樹林帯が続くため、眺望第一主義の人にはあまりお勧めできないルートです。
わたしは緑の中を歩いているだけで満足なタイプですが、それでもけっこう長く感じました。
木漏れ日でも差し込んでくれれば話はまた違うんでしょうが… -
久しぶりに開けた場所に出ましたが、すっかりガスってしまい眺望ゼロ…
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いかにも甲武信岳らしい渋い標識。
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12時58分、富士見(2373m)。
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岩々しさが増して、山頂間近の雰囲気です。
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天気が良ければ千曲川源流を見に行こうかと思っていましたが、次回に持ち越すことにしました。
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見えてきました。
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14時2分、甲武信ヶ岳山頂(2475m)。
8月に引き続きガスガスです…
小屋へ急ぎましょう。甲武信ヶ岳 自然・景勝地
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14時11分、甲武信小屋まで下りてきました。
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さすがハイシーズンだけあって、小屋の受付には行列ができています。
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20分ほど並んでテント泊の受付を済ませました。
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最上段テーブル脇のスペースが空いていました。
サクッと設営。 -
手前右端のオレンジとネイビーのテントがマイホーム。
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15時過ぎのこの時点では、テント場は8割の埋まり具合。
一見空いているように見えても、大きな岩が埋まっていたり、木の根が盛り上がっていたりと設営できない場所があるので、見た目ほど余裕があるわけではありません。 -
甲武信小屋のテント場は小屋下に階段状に広がっていて、利便さを求めるなら上段に、静かさを求めるなら下の方に張るのがおすすめです。
わたしのテントは最上段の通路近くなので、利便性では最高の場所と言っていいかもしれません。 -
16時半過ぎ、ちょっと早いけれど夕食にします。
と、その前に大事なものを忘れてた! -
小屋で調達。
ここ甲武信小屋は完全セルフ会計。レジ代りの剥き出しの菓子箱に購入代金を入れて、お釣りがあればそこから自分でもらいます。
お釣りをもらうときはちょっぴり緊張しますが、おおらかな山小屋らしいシステムでわたしはお気に入りです。 -
かんぱ~い♪
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コーンビーフをつまみながら出来上がりを待ちます。
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カルボナーラの完成です。
美味しく頂きました♪ -
食事中にもテントはどんどん増えていき、みるみる空きスペースが埋まっていきます。
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食後はウイスキー&焼きするめ。
至福の時間です。 -
本来なら通路にあたる木の根っこの張り出した隣接スペースにもいつのまにやらお隣さんが。
快適に眠れたんでしょうか? -
17時過ぎにはテン場は超満員。
到着の遅い人は、テント場脇の藪の上に強引に張ったりしていました。
ほんのひと月前のお盆の静けさが嘘のようです。
暗くなる前に小屋前の水場に水を汲みに。 -
ついでのつもりで小屋の談話スペースに寄ると、隣り合わせた方と話が弾んでしまい2時間も話し込むことに。
その方は週末を利用して小屋泊まりで奥秩父、八ヶ岳近辺を歩き回っていて、八ヶ岳の全山頂はもちろん、美ヶ原~八ヶ岳~奥秩父~奥多摩のルートを細切れとはいえ踏破している(舗装路も含め完全に繋げている)というつわものでした。
華奢でおっとりとした女性で、とてもそんなマニアックかつストイックな山行をするタイプには見えないのですが、ほんとに世間は広いものです。
小屋から帰るころには当然真っ暗闇。
水汲みだけのつもりでヘッドランプをテントに置いてきていたため、テントへの帰路はほぼ手探り状態で歩く羽目に。
山岳部の学生さん達に遠くから足元を照射してもらうなどして、苦労の末無事たどり着きました。
20時前に就寝。
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