2018/10/06 - 2018/10/06
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motogenさん
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田舎体験の拠点となる古民家に移動。
いつもは最初に入居して荷物の整理などをするのだが、今回は時間の関係で夕方になって入居。
19人の子供たちと、親やボランティアの大人13名となり、一気に賑やかになる。
初めて参加する子供や親たちは、この古民家を見て、サービスの行き届いた現代の都会とは違う、一昔前の田舎生活にギャップを感じることだろう。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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-
夕食はいつもと同じカレーライス。
子供たちは勇んで、その食材となる庭のナスやピーマンをかき集める。 -
大きな丸ナスにびっくりもする。
自分で採ったものは大切に食べなくてはね・・
(と、感じてくれることでしょう) -
畑(庭?)には見たこともない虫やミミズがいて、気持ち悪いけど、
子供はそのうち慣れるはず。
何回も参加している子供は、もう平気だ。 -
子供たちが探しているのは野生のミョウガ。
こんな所にミョウガがあるの?
誰かが育てていたミョウガの種や球根が残っていて、思わぬ所に自生しているのかも知れない。
ミョウガが好きな子供は少数派だが、大きなミョウガを見つけて大喜び。 -
子供は火も大好きで、火が弱まると枯葉を突っ込んでみたり、燃えやすい木切れを探し、
-
煙にむせながらもバタバタと、うちわで仰いで大奮闘。
雨が続いていたために薪が湿っているのだ。
釜の中がブクブク音を立てて沸騰したら、野菜や肉を入れて、ひしゃくでかき混ぜます。
山賊料理です。 -
古民家の中では、別の子供たちが野菜を切り刻んでいる最中。
昼間の暑さが急激に冷めてきて、秋の風に変わりました。 -
できました。
自分が食べれそうな分のご飯をよそい、カレールーを乗せ、サラダや水を用意して、 -
えっ!
そんなにたくさん食べれるの?
と思うほどの量が盛られているが、 -
「いただきます」
の挨拶で食べ始めると、 -
カシャカシャの音と共に、皿の中身はみるみる減ってきて、
-
残す子どもは一人もいず、
-
3升も炊いたご飯なのに、すっかり空っぽ。
みんなで食べれば美味し過ぎて、こんなものです。 -
「お皿の汚れは灰で落とすんだよ」
と経験者の子供が先生となって、 -
みんなに教え、
-
最後は水で洗えば、ほら、こんなに奇麗になる・・
とサバイバルの知恵を広めます。 -
夕食が終わって自由時間。
3階(屋根裏部屋)では男の子たちが自分の寝る場所を作り、 -
2階では女の子たちが、自分の場所を確保して「きも試し」で遊ぶ。
「きも試しって、何するの?」
「暗い場所に閉じこもって、恐い話するんだよ・・」
「えっ?それだけ?」
「だって、楽しいよ」
子供たちの想像力は果てしなく、そして無邪気です。 -
夜のミニコンサートが始まって、
最初はTさんご夫婦の紙芝居『こだまむこ』
東北福島の民話に感銘して自作した紙芝居で、 -
尺八演奏と唄をベースに、杉の精の物語が語られていきます。
美しい声だこと! -
それを見つめる子供たち。
-
続いて私たちが持参してきたハンドベルで、即興の演奏会。
-
ハンドベルを持つなんて初めてですが、色分けしたパート表を見ながらベルを振れば、きれいな曲が奏でられ、
子供たちも聞いている大人たちも、みんなびっくり。 -
子供たちの顔も輝きます。
https://youtu.be/M3KGFheIloo -
最後のしめくくりは、みんなで合唱。
曲はARASIの『ふるさと』で、 -
大きな声を張り上げて歌うこんな子供たちの姿に、二人暮らしの私たちはジワッと来るものがあるのでした。
-
子供たちを2階・3階に追い払って、大人は「夜の会」。
某有名通信キャリア会社の研究員のお父さんが参加していて、
日頃疑問に思っていたWifi電波のことを尋ねてみます。
「同じ周波数で、なぜ複数の機器と通信できるの?」
それをきっかけに話しがはずみ、
「日本人は優秀な職人で、例えば黒電話にしても、音質も機能も使い安さも、ダントツに優れた電話機を作ったんだが、
全く新しい発想は苦手で、スマホという画期的なものは発明できず、インターネットも同様で・・」
目の前がパッと開かれる、業界の現実に即した話を聞くことができ、 -
別のお父さんは、自衛隊で戦闘機の研究に携わっている人で、
「日本の戦闘機とアメリカの戦闘機は、同じに見えるけど、乗せてあるコンピュータは全く違っていて、日本の戦闘機5~6機は、アメリカの戦闘機1機で、あっという間に撃ち落されてしまう・・」
「戦争に負けた日本は、今でもずっとアメリカに支配され続けていて、肝心な部分は全部アメリカに握られて・・」
「GPSは、高精度の位置情報をつかめる電波と、普通精度の電波があって、高精度の電波はアメリカしか使えないようになっていて・・」
などと、それはそれは興味ある話をしてくれる。
こんな魅力的な人たちとは、めったに出会える機会はなく、興奮して飲めないワインをガブガブ飲んでしまう「大人の夜の会」が、深夜まで続いたのでした。
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