海風と共に彷徨うトリンコマリー in スリランカ★2018　05　5日目【TRR】

2018/08/12 - 2018/08/19

旅行5日目。
今日は丸1日トリンコマリーで過ごせる最後の日。
夫はウミガメとの遭遇を切願して3日連続でダイビングツアーに参加し、私はHOTELでゆっくり過ごした。
午後からはバスターミナル周辺を起点にローカルな街並みを散策する。
足の痛みで思うように歩けないけど好奇心が勝ってしまい、亀の歩みでムスリムが多く住むエリアを歩き回った。最初に訪れたバスターミナル付近のヒンドゥー教寺院は、天井一帯がデコラティブなオブジェで埋め尽くされた宗教世界観に圧倒されてしまい、小さなモスクでは地元の人たちが守り継いできたものを感じることができた。
観光客の姿を全然見かけないローカルエリア路地で興味そそられる発見したとき、あの高揚感も一緒に旅の思い出に刻まれる。　

エリア トリンコマリー(スリランカ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

ダイビング会社から委託されたスリーウィラーが約束の時間が過ぎても姿を現さないので、15分待って電話をしてみたところそのまま待機を指示された。
30分遅れでやってきたドライバーによると「出発早々にスリーウィラーが故障した。修理してると遅れるから別のスリーウィラーを乗ってきたんだ」と自慢げに言い訳したそう…憎めない(笑。

今日のメンバーは、アメリカ人の父娘と3人でのダイブ。

1本目は深さ8.6ｍ・47分間のダイブでSouth Reefというポイント。

昨日のKoneswaran寺院下にあたるSuwami Rockに近いけど別のポイントで、モーレイや小魚がたくさんいた。

インストラクターが発見した、この後ろ姿は…

トリンコマリーのダイビングで最大の目的だったウミガメ！
ダイバーたちの興奮が伝わったようで、姿を現してくれた。

結構大きな体格をしている。

ウミガメは人間がいることに居心地の悪さを感じたのか、優雅に泳いで去っていった。

2本目はUppveli Reefに移動して深さ8.6ｍ・視界10ｍ・31分間のダイブ。
珊瑚が多いので、小魚が群れを成していて見応えがあった。

13時前に夫がHOTELに戻ってきたので、ランチにすぐ出発しようとしたらダイビング中に足の重りを失くしてしまったらしく、弁償金を受け取りに後でHOTELまでスタッフが来るそう。
結局出発できたのは14：00を越えててしまい、ランチタイムが過ぎてしまった。
スリーウィラー運転手に「Cityで美味しいランチの店知ってる？」と聞いたら、到着したのは一昨日行ったばかりのバスターミナル向かいの"ARAFA HOTEL"だった。

壁に書かれたMenu。
一昨日はあまりお腹が空いていなかったのでスナックしか食べなかったけど、今日は空腹なので真剣に選ぶ。

【Fish Curry & Rice】160Rp
白身魚がカリッカリに揚げられているので香ばしいけど、骨が多かった。
サイドディッシュは下から…少しピリ辛な玉ねぎ・豆カレー・茄子カレーだった。

【チキンビリヤニ】300Rp
私が頼んだのは、大きな骨付き鶏モモ肉が皿中央にのたボリュームたっぷりのビリヤニ。
ゴハンはスパイシーで、茄子のカレーがかけられていて、上部の丸いのは割ってみると、揚げ茹で卵だった。
これにヨーグルト2個とコーラを頼んで合計：720Rpだった。

明日はトリンコマリーを離れる日なので、食後の散歩もかねてバスターミナルをスタート地点にして街歩きをすることに。
ARAFA HOTELを出発して間もなく、大きなヒンドゥー教寺院が姿を現した。
Google mapで調べたら“Sri Pathrakali Amman”と書いてあり、周囲に壁や柵は一切なく、道路からすぐに敷地状態なので車やバイクがすぐ横を行き交う。
手前の小さな建物が開いていたから覗いてみたけど、誰もいなかった。

カーリー寺院 寺院・教会

屋根にはガネーシャやインドの神様が鎮座していて、壁には南国チックな壁画が描かれていた。

カーリー寺院 寺院・教会

その後ろにはもう1つ大きな建物があって、立派なゴープラムを確認することができる。

カーリー寺院 寺院・教会

高くそびえる極彩色のゴープラムには神様・人間・鳥獣などの彫像ががビッシリ配置されていてどの角度から見ても圧倒されてしまう。

カーリー寺院 寺院・教会

極彩色や細工は建物内部にまで続いていて…

カーリー寺院 寺院・教会

入口通路にも片手を頭上に乗せた女性たちの彫像があった。
大きな扉はピタッと閉じられていたので周囲を確認したら、プージャに合わせて15：30から解放されるそうのなので、あと30分待ってみることに。

カーリー寺院 寺院・教会

入口手前の鉄柵に隙間なく結びつけられたリボンの数々。
先日訪れたKoneswaran寺院で奉納されていた木枠を思い出す。

カーリー寺院 寺院・教会

夫は先日乗ったスリーウィラー運転手に声を掛けられたので世間話をして過ごし、私は足が痛いので日陰で行き交う人を眺めてジッと過ごしていたら、あっという間に時間が過ぎて15：30少し前に扉が開いた。
中から出てきたヒンドゥー教の僧が、床タイルに溜まった砂をホウキで履き出していたけど、尋常じゃない砂の量だった…敷地内は全部砂だし、海も近いから仕方がないけど。
ここは入口手前で靴を脱げば靴下を履いたままでOKだった。

カーリー寺院 寺院・教会

外からだと薄暗くてわからなかったけど、中に入ってみるとビックリ！
極彩色の遊園地のような不思議な世界が広がっていた…！

カーリー寺院 寺院・教会

中央に鎮座するひと際大きな女性の像は、戦いの女神と呼ばれているドゥルガー神。
ライオンには乗っていないけど、背後の壁に描かれていた。

カーリー寺院 寺院・教会

天井は象の鼻・イカ・人間・ガチョウの大小さまざまなオブジェに埋め尽くされていて、圧倒的な世界観に言葉を失う。

カーリー寺院 寺院・教会

中央には4体の神様が集合し、見つめ合っていた。

カーリー寺院 寺院・教会

少し引いたアングルで眺めてみると、牛の姿も。

カーリー寺院 寺院・教会

横に移動してみると祭壇があり供物が捧げられていた。

カーリー寺院 寺院・教会

入口正面は馬だったけど、こちらのエリアは同じポーズのライオンが柱を守る。

カーリー寺院 寺院・教会

その頭上にはワニや人魚などで天井が埋め尽くされていた。

カーリー寺院 寺院・教会

私たち以外誰もいなかったのでじっくり堪能させてもらえた。
Koneswaran寺院とは全く違う世界が広がっていて、今まで訪れたことがあるヒンドゥー教寺院の中で1番の衝撃だった。
外に出ると、あまりの眩しさで現実に戻される。

カーリー寺院 寺院・教会

学校のように大きな建物の、オレンジの壁を伝って奥へ進んでいく。

建築中のヒンドゥー教寺院。
楼門の武骨な状態から、ゴープラムとしてこのあと神々のオブジェやデコレーションが肉付けされる作業を眺めてみたい。

今の一押しなのか、1種類しか公開していないのかわからないけど、街中のいたるところで見かけた映画のポスター。

ここから先は静かな住宅街が広がっている。

スリランカの若者は、前髪を立てた誰もが似たような髪形をしているので、左上の写真がトレンドなのかも。

緑の庇が素敵な"16"番の家。

鮮やかなピンクの家の前に停まる赤いスリーウィラー。

モスクロードにある、真っ白な壁にブルーグリーンのアクセントがよく映える“Muhaideen Jumma Masjid”。

ちょうどモスクから出てきた男性がいたので声を掛けたら、中に案内してくれた。
外から見ると立派に見えたけど、中は簡素。
このモスクは1826年に建立されたそうで、地元の人々が大切に守り継いできたのを感じる。
礼拝している人も多く、ムスリム以外の人が建物内に立ち入れる雰囲気じゃなかったので、お礼を言ってモスクを後にした。

トリンコマリーの住宅地で時々見かける、謎の外階段。
テラスの立壁で塞がれているし、完全に宙に浮いているのに階段の厚みが無いから絶対に登りたくない…。

途中で小さなヒンドゥー教寺院を見かけたけど、さっき行ったSri Pathrakali Ammanが凄すぎて、まだ余韻に浸っていたかったのでスルー。

女子高生たちが集団で下校していた。
バイクに2人乗りした男の子たちが冷やかしていたけど相手にされず(笑。

スパイス店専門で買い物をする女性。
店正面に入口は無く、カウンター越しにスパイスがたくさん並べられているので指定して購入する。

また別のヒンドゥー教寺院があったけど、入口がわからなかったのでここもスルー。

父親のスリーウィラーにつかまって遊ぶ女の子。
自宅は八百屋で、父親の仕事がドライバーらしく間をピョンピョン跳ねながら、行ったり来たりしていた。

パワーハウスロードの大型スーパー：Cargills food cityで紅茶などの土産を購入。
cityには何軒かローカルスーパーがあるけど、土産には不向きなのでここまで頑張って歩いた甲斐があった。

Cargills food cityの隣にあるミニマートが妙に気になって、入ってみたところ…あった！ずっと探していたもの発見♪

店の1番奥の冷蔵庫に隠れていたのは、4日間探し続けた水牛のCurd！
信じられなくて3度見してからようやく購入(笑。
カップの横には黒い液体の入った袋がセロハンテープで止めてあって、1個50Rp。

とにかく早く食べてみたくて、店先で液体を封切って真っ白なCurdに垂らす。
Curd単体で食べてみたけど、酸味が強くてあっさりした味でカッテージチーズに何となく似ていた。

黒蜜のようなキトゥルはとても甘いけど、Curdと合わせると絶妙なバランスが生まれてめちゃくちゃ美味しかった！
道端で売っているという素焼きの壺に入った本格的なCurdもいつか食べてみたい。
部屋に冷蔵庫があれば全部買い占めたのに！

熟睡中の猫。

今日はかなりの距離を歩いているので小指が悲鳴を上げた。
でも頑張ってメインロードまで歩き、いつもの“HAPPY CREAM HOUSE”へ。

ハッピークリームハウス スイーツ

最後の夜だからまたRice'n'Curryへ行くか、HOTEL向かいのレストランで食べるか悩んだけど、ランチを食べ終わったのが15：00頃だったのであまりお腹が空いていないし、たくさん歩いたから部屋でのんびりしたくて、夜ごはんはサモサなどのスナック＆ビールにすることにした。

ハッピークリームハウス スイーツ

子供を抱えて歩く女性たち。
強い向かい風でスカートの裾がなびいていた。
いつもの店で冷たいビールを購入して、スリーウィラーで帰路につく。

【LION LAGER（大)】160Rp
すっかりこの味に慣れて、気に入ってしまった。

【Chicken Samsa】30Rp
【Vegetable rolls】30Rp
【Fish Bolls】【Beef Bolls】30Rp
合計：180Rpのチープディナーだけど、この店は味にパンチがあり、スパイスの風味が引き立って美味しいのでビールとよく合う♪

私が食べたBeef Bollsを割ってみると、見るからにスパイスが効いた感じでイイ♪刺激的な香りそのままと、しっかりとした辛さがガツンときて美味しかった。
明日はトリンコマリーを離れる日。
往路と同じ送迎会社に頼んであるので安心だけど、今度は明るい時間に移動するので渋滞が心配。
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