海風と共に彷徨うトリンコマリー in スリランカ★2018　03　3日目【TRR】

2018/08/12 - 2018/08/19

旅行3日目。
昼過ぎまで別行動をして夫はトリンコマリーに来た最大のイベント：ダイビングツアーへ、私はガッツリ腫れて痛み全開の左足小指を抱えたまま歩ける範囲で周辺を散策した。
遅めのランチを済ませた後はトリンコマリーで1番人気の観光地：Koneswaran寺院へ。インドからも巡礼者がやってくるという、ヒンドゥー教の聖地は岬の先端に造られていて、崖の上に建っているため吹き付ける海風によって運ばれた砂が敷地を埋め尽くしていた。
ちょうど夕方のプージャ（祈りを捧げること）の時間帯に訪れたので参加（建物内部は撮影不可）できたし、プージャ前の祈祷してもらっていた人の儀式手順もじっくり見学することができた。　

エリア トリンコマリー(スリランカ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

8：00前に、ダイビングツアー会社が契約しているスリーウィラーがHOTELまで迎えに来てくれ、ダイビング会社へ送り届けてくれた。
走ること10-15分で到着したオフィス“Sri Lanka Diving Tours”はオンザビーチ。　

砂浜の上に、ダイビングやシュノーケリングやホエールウォッチングツアー用のボートが何隻も乗り上げている。

船を準備するスタッフたち。
みんなで力一杯海まで押し出すけど、スタッフもインストラクターも全員がスリランカ人だった。
今まで夫が潜ったことのある国はタイ・バリ島・ベトナム・マルタ島だけど、アジア圏は今まで一度もインストラクターが母国者だったことが無くて、今回とても驚いたそう。

受付＆フィッティングを済ませて9：00に出港。
20分ほど移動して10km沖合まで行った。

今回のメンバーは夫以外に3人の参加者がいた。

1本目はKnife Rock。
深さ14ｍ・視界6-8ｍで42分間のダイブ。

岩陰がたくさんあって小魚をたくさん見ることができた。

2本目は船で5分ほど移動したCoral Island。
深さ10ｍ・視界6-8ｍで54分間。

珊瑚礁が見事なエリアだったけど、とても流れが速かった。
ダイブショップに戻った後はシャワーを浴びて、ログブック記入をしランチなしで解散。
水とビスケットは貰えるけど食事は無しの2ダイブで11000Rpだった。
このあたりのダイビングは近場が主流で移動時間がかからないから、昼過ぎには終わるから午後から自由時間が取れるのがうれしい。

ココからは私目線…まずはHOTELで朝食を。
2階のダイニングに着席すると紅茶か珈琲かだけを聞かれる。
Menuは1種類のみで1日おきに同じ内容が繰り返されるけど、とても美味しいから楽しみだった。
今日はロティの日で、ロティ数枚・ポルサンボーラ・豆カレー・目玉焼き・生パパイヤジュース・紅茶、これに薄切りのトーストされた食パン4枚・ジャム＆バターというボリュームたっぷりの内容だった。
ポルサンボーラは、ココナッツとモルディブフィッシュを香辛料で和えた辛いふりかけのようなもので私の大のお気に入り♪後引く辛さだけど毎日完食した。

Hotel Tobiko ホテル

2階のダイニングには窓が無く、HOTELから徒歩2分の海を見ることができた。
海風が吹いて気持ちが良いけど風に運ばれた砂がどんどん舞い込んでくるので、着席直後に水拭きしてくれたテーブルは、料理が揃う頃には薄っすらと砂が積もってしまう。

さっき眺めた海を見てみたくてHOTELを出て右手側へ。
到着するとHOTELのダイニング同様に、強い海風が砂を巻き上げるからノンビリ日光浴をしている人なんておらず、1人ポツーンと海を眺める客引きも暇そうだった。
戻ろうとしたら背後から「Do you remember me？」と大柄の男性に声を掛けられ驚いたけど、よく見たら昨夜の斜め向かいのレストランオーナーで、昨日は普通に歩いていたのになんと足を骨折していた。
私の乏しい英語力じゃとても聞けないので挨拶をして別れたけど何があったんだろ…？

HOTELから続く路地を歩き、ノースコーストロードまで出た。
交通量が多く、絶えず大型トラック・バス・スリーウィラーに原付が行き交う。
右に行くか左に行くか迷うところだけど、昨日バスターミナルに向かう途中に見た光景が気になって、歩けるところまで行ってみようと思い左手（南）に進むことに決めた。

午前中から気温は34℃。
40℃弱を記録していた日本に比べたら暑くないし、帽子が飛ばされそうなくらい風が強くて全然快適♪
野良犬もバイクの陰で気持ちよさそうに熟睡していた。

学校は2部制なのか、ランチを食べに一旦帰宅するのかわからないけど、昼時の小学校前にはスリーウィラーに乗車して子供を迎えに来る保護者がズラリ。
車内から手を振ってくれる子たちがいて可愛かった。

民家や学校しかない観光地でもないエリア（西洋系の外国人が多く宿泊しているエリアは2kmくらい先でこの辺りで見かけることは無い）を、東洋人女性が1人で歩いているのが珍しいらしく、遠くから熱烈な声援を送ってきたり、スリーウィラーから身を乗り出して「一緒に乗っていきなよ！」と声を掛けてきたり（既に5人くらい子供が乗っていてギュウギュウ…）、帽子をかぶっている私の顔を何とかして見ようと話しかけたりクラクションを鳴らしたり…若い男性とお爺さん、あと子供たちは好奇心が旺盛なようで少し疲れたけど、無邪気な国民性が感じられて面白かった。

足の痛みを我慢しつつ亀の歩みで歩きながら、往復約2Kmを2時間くらいかけて歩いたけどそ、その間何度「JAPAN」と答えたことか…(笑。
頭隠して尻隠さずの野良犬たちも多かった。

ダイビングツアー会社が契約しているスリーウィラーでHOTELまで送ってもらい、夫が14：00前に戻ってきたので、すぐに支度をして遅めのランチに出発。
ノースコーストロードで捕まえようと思ったら、同じ路地から出てきた若者グループが「どこへ行きたいの？」と聞いてきたので「City（バスターミナル付近の地元向け繁華街）」と答えると、ちょうど走ってきたスリーウィラーを捕まえて値段交渉と行先まで告げてくれた。
てっきり「俺の友達のスリーウィラーに乗っていく？」みたいな流れになると思っていたので拍子抜け。
いい意味でスレてないトリンコマリーでは、さりげない手助けをスマートにしてくれる人が多く、日に日に好きになった。

Cityにあるようなローカル食堂では、ランチタイムを過ぎると食事提供が終わりスナックタイムにシフトしてしまうので、スリーウィラーのドライバーに「この時間にランチが食べられる美味しいローカル食堂知ってる？」と尋ねたら連れて行ってくれたのが、バスターミナル正面にあるハラルフード食堂“ARAFA HOTEL”。
Menuを出してくれたけど値段は不明（一部壁に書いてあった）で、オーダーできるのは右側のLUNCHかCURRY ITEMSのみ。
ランチタイムはとっくに過ぎているのに、空いてる席を探さないといけないほど混んでいた。

【スプライト】
最初から2口位飲んだように少ない(笑。

【Vegetable Rolls】
【Beef Samsa】
朝しっかり食べた私はあまりお腹が空いていないので、軽めの組み合わせに。
昨日食べたRollsよりも中身がポテトコロッケ風でモサモサしてて、スパイスが控えめだった。
サモサは中身がそぼろ状でパラッパラ。こちらもスパイシー感控えめ…店によって全然味が違う（私の好みはガッツリスパイシーな前日の店）。

【ミックスライスランチ】400Rp
大皿に山盛り乗ったスパイシーな味付けのゴハン…その量にとにかく驚くけど、中身は揚げた蝦・イカ・チキンが入っていてピラフに近いかも。
具なしの小さなカレーが添えられていた。

【ヨーグルト】
水牛からつくる酸っぱいヨーグルト：Curdに、蜜椰子からつくる甘いキトゥルをのせたスリランカのヨーグルトを楽しみにしていたのに、カードを食べる文化があるのは主に南部で、東北のトリンコマリーではほとんど扱っていないため仕方なく普通のヨーグルトをオーダー。
ヨーグルトはどこの食堂でも必ず置いてあるけどCurdは無い（何度もCurdを探して様々な店を覗いたり、道歩く人に売っている場所を知らないか聞き込みをした）。
合計：670Rp。

スリーウィラーよりも牛優先ルール。

バスターミナル付近からコンフォートにかけて、我が物顔でうろつく鹿たち。
昨日見かけた鹿は角がちゃんと処理されていたけど、今日は3頭とも伸び放題だった。

夫が喉の調子がオカシイというので、悪化する前に薬局で薬を購入。
咳＆痰＆鼻水に効くという液体風邪薬と錠剤で合計：500Rp。

スリーウィラーを捕まえてKoneswaran寺院へ。
真っ白な制服に身を包み、海が見える道を列になって歩く女子学生たちとすれ違う。

ドライバーから「この先は徒歩だよ」と、坂道の中腹辺りで降ろされた。
この辺りから道の左右をびっしりと露店商が連なっていて、売っているものはスリランカの菓子・Bag・洋服・おもちゃなど主にローカル向けの内容で、参拝に来た人々の関心を引き付けていた。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

ゆっくりゆっくり坂を上っていくと頂上手前にスリーウィラーが停まっていた。
え…ここまで来れるじゃん！と思ったけど、車内にドライバーの姿が無かったので個人的に参拝に来たのかも。
スリーウィラーの後部に見える、ムスリム系の女性が覗いているようなデザインはトリンコマリーで流行っているようでよく見かけた。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

この先は素足必須。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

なので頂上手前には下駄箱がたくさん並んでおり、ここに預けていく。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

小指負傷の状態で素足で熱々のアスファルトを歩くって…何の苦行？と思ったけど、途中で海がチラッと見えて一気に心が軽くなった。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

階段をあがるといよいよ境内へ。
大きなシヴァ神が見えるけど、残念ながら足場が組まれていた。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

Koneswaran寺院は岬に突き出た崖の上に建っているので、海風が強く巻き上げられた砂がどんどん蓄積していったようで、境内はまるで砂浜状態。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

外壁にはヒンドゥー教の神様が描かれていた。階段正面の扉は開いていなかったのでぐるっと周ってみることに。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

見上げるほど大きな破壊の神：シヴァ神像。
日差しが強くて足裏がヤケドしそうだから、じっくり眺めていられなかった。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

シヴァ神像を曲がると寺院関係者っぽい老人が手招きして「帽子を取るように」と言われたので従うと、何度も何度も「Small girl♪」と満面の笑みで言われる私。
いやいや、お爺さんも小柄で私と目線変わらないし(笑。
壁には、この寺院を上空からドローンで眺めたような光景が描かれていた。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

Koneswaran寺院のプージャのスケジュール。
Evening Session-１までまだ時間があってたのでぐるっと見て周り、始まる頃に再び戻ることにした。
ちなみに建物内は撮影禁止。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

寺院裏手の樹木が生い茂る場所に転落防止の太い鉄柵があり、そこには布に包まれたコインが付けられた木枠が幾重にも結び付けられている。
木枠を結んだあと、そっと目を瞑り祈りを捧げる女性の姿があった。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

奉納された木枠はまるで神社の絵馬のようにビッシリ！
高くて届かないところはハシゴにのぼって願掛けを行うみたい。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

近寄って見ても、この木枠が何を意味するか見当がつかないけど、この膨大な数を見るとご利益があるっぽい。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

トリンコマリーでどこでも見かけるカラスは、街中だけじゃなくてこんなに高い場所にも。
日本のカラスよりも1周り小さいし、黒光りしていないので怖くは無いけど数が多く、どこにいてもその声が聞こえてきた。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

崖の先端辺りに、岩をくりぬいたような入口があったので入ってみる。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

歩いてみると、とても大きな岩の外側に階段が造られていて、その周りを海を眺めながら半周できるようになっていた。
岩は部分的にくりぬかれてインド神話の神様が祀られている。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

階段の上を覆う木の枝にも木枠が結び付けられていたので、奉納する場所は決まっていない様子。
海を眺める女性たちの視線の先は…

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

海峡を横切る大型船舶もしくはタンカーの姿があった。
風がとても強いので穏やかな海ではないけど、ずっと眺めていられる（涼しいし、足元熱くないし）。

シヴァ神の乗り物：牛のナンディンと神々。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

半周した先の出口から、大きなガネーシャ像の後ろ姿が飛び込んできた。
寺院内は終始裸足だから暑いのは嫌だけど、砂で埋め尽くされているから雨は困る。
歩き回ることを考えると是非とも曇った日に訪れたい。
ガイドブックには崖から迫り出すように神様が立っていて…と書かれていたので普段なら探すところだけど、小指がズキンズキンと痛むので、一旦寺院に戻ってからプージャを30分ほど鑑賞して足を休ませ、来た道を戻った。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

帰り道、露店脇にちょこんと座っていた猫。
昨日の市場猫同様に、人間との距離感が近すぎず遠すぎずな関係。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

往路に乗車したスリーウィラーのドライバーから「30分くらいなら待っているし、料金も往復割引する」と言われたものの、時間が読めなかったので断ったけど、プージャの儀式も少し見学したし、岩の周りも歩いて結局1時間半くらい滞在したので正解だった。
なのでHOTELへ帰る新しいスリーウィラーを探していたら、タイミング良く同じHOTELに滞在している日本人家族（夫が朝食時に挨拶したそうで、お互いトリンコマリーでは日本人見かけないかも…と思っていたのに、まさか同じHOTELに滞在してるとは！と驚きあったそう）が寺院に到着したところで、バトンタッチでドライバーにHOTELに戻ってもらうことにした。
このドライバーはHOTELオーナーと仲が良いそうで「オーナーにスリーウィラーを頼んでくれたらいつも俺が呼ばれるし、どこへでも行くから直接電話してくれてもいいよ」と名刺をくれたので何度か利用した。

コネスヴァラム寺院 寺院・教会

夜ごはんは結局また、昨日と同じくHOTEL斜め向かいの“Hemach Beach Hotel & Sea Food Restaurant”へ。
昨日の反省を踏まえて空きっ腹じゃ飲めない私の打開策…料理がいつまでの提供されないから【ビールは料理が提供された後にオーダーする】を実行。
昨日よりも混んでいないから、あんなに待たされることは無いはず。

【フレンチフライ】300Rp
昨日よりは待たされなかったけど、やっぱり遅いのでお腹鳴りまくり。

【LION LAGER（大)】
タイミングを見計らってオーダーしたお陰で、キンキンに冷えたビールと熱々のフレンチフライを味わうことができた。

【Fish Curry & Rice】500Rp。
カレーは色が何となくそうかな…と思ったけど、想像通りタイのグリーンカレーの味だった。魚は骨が付いたままの白身魚で、ふっくら肉厚で大きいからお酒が進んだのでもう1本追加♪
キャベツ＆人参＆パイナップルのサラダが添えれれていて、コールスロー風な酸味があった。
会計時、足を負傷して今日は2階に上がれないレストランオーナーが担当をしてくれ、朝逢ったよしみなのか10％のサービス料をおまけしてくれた。
合計：1400Rp。
明日私は昼まで足を休めて夫はダイビング2日目に参加し、午後からはコンフォート周辺を散策する予定。
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