2018/09/30 - 2018/10/05
146位(同エリア336件中)
だいこくさん
台風24号です。
関西空港では午後前あたりから飛行機は欠航。
連絡橋が閉鎖される前に関空へ急ぎました。
欠航前の最終便に乗れギリギリセーフ、
なんとか道東への旅行が始まりました。
5泊6日のレンタカーでの旅行です。
旅行記は4つに分けました。
中でも一番心に残るのが、
シマフクロウとの出会いです。
普通なら出会えるはずの無い世界に生きていて、
一瞬にでもその姿に出会えたこと、
宝物の様な気がしてなりません。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー Peach
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
人間始めて60数年、
初めての野生シマフクロウとの出会いです。 -
ここは、県道335号から続く道道87号
知床岬方面へ続く"マッカウストンネル"の側。 -
トンネル脇の地道を少し入った場所に、
今宵の宿"鷲の宿"が有ります。
自然のシマフクロウが見れるというこのお宿、
その筋では世界でも有名らしい。 -
脇道入り口にはバス停もありました。
-
宿の前には根室海峡へ流れる"チトライ川"
-
覗けば流れに逆らうカラフトマスの姿。
なんか傷だらけで痛々しいな。 -
オレンジ色のコンテナ小屋が
食堂兼撮影エリア。
2階建ての白い建物が民宿エリア。
宿横の駐車スペースに車を止めると
コンテナ小屋からご夫婦が出て来て、
部屋は玄関の両サイドどちらでも好きな方を使っていいよと・・・
なんとアバウトな? ワイルドな? -
道に面して掃き出し窓のある
広いお部屋の方を選択しました。
お布団はたたんで隅に置かれています。
正面にはシマフクロウの為の給餌池が見えます。
一見、なんの変哲もないこのエリアですが、
実はシマフクロウと、人間とのgive and takeを保つ為の知恵が
凝縮された場所なのです。
*それについての詳しく解りやすいサイトが有ったのですが見れなくなりました。
何か問題でもあったかな?←なのでリンクのアドレス消しました。 -
日の落ちる17:15頃、食事の案内が有ります。
撮影小屋で夕食です。
テーブル後ろの窓には、バズーカのようなカメラがセッティングされています。
プロのカメラマン?
ーーーーーーーー
コンデジではまずいかな?と一瞬
あのね、私達
シマフクロウにちょっと会えたらいいだけなのです。
いただきま~す。
豪華ではないけれど、美味しいお食事。
ーーーーーーーーー
シマフクロウを見る為の、私達用の窓が指定されます。
ご主人も私達の目的を判ってくれているようで
窓には2つの双眼鏡が準備済み。
食後、曇る窓越しに川を見つめます。
この日は全部で6組
ホントにやって来るのかなシマフクロウ・・・
半信半疑でボーっとする事15分程。
突然、室内に緊張が・・・
バズーカカメラのお兄さんが窓を開けます。
食事中の他の2組も、箸を投げ出し所定の位置へ走ります。
一瞬の出来事、
誰も言葉は発しませんが、シマフクロウが来た事を悟ります。 -
何かいます。
シマフクロウ?
二羽居ます。
双眼鏡を覗きます。
始めまして、シマフクロウさん。
こっち向いてくださいな。 -
相棒に、写真撮らへんの?と言われ
あっ、そうかと気後れしていたコンデジを出します。
距離は30M程離れてるでしょうか、
撮れるはずないよと思いながらの写真です。
横では、
バズーカカメラの連写音、
ガシャガシャガシャガシャガシャ、
ガシャガシャガシャガシャガシャ、
ガシャガシャガシャガシャガシャ、
どれだけ連写するねん・・・・
でも、カッコイイ!
初シマフクロウとの対面は15分程。
1羽ずつ時間を置いて飛んで行きました。 -
初めは、
一度だけでも見れればいいよ。
写真なんて撮れっこないよ。
だったのですが、
もう一度見たいし、
写真も撮れれば撮りたいし、
欲がムクムク。
ズームで手振れ、ピントも合わず、
暗くて撮れているやら、いないやら?
窓横に貼ってあったカメラ設定の説明です。
理解不能。 -
その後、シマフクロウさんは来てくれません。
部屋に戻ります。
正面の給餌池を見つめます。
その内眠くなり、
見張りは相棒に任せて眠ります。
ふと目を覚ますとAM2:00頃
窓に向かってだるまさんのように眠っている相棒。
交代です。 -
AM2:25
来た!
相棒の布団を引っ張り、
来た 来た 来たよと必死の私。 -
2度目の出会い。
とぼけ顔のふくろうさんです。 -
ギャ 動いたよ~
-
池の中を見つめてる!
-
え?
今度は
こっちを見てる?
見つかったらヤバイのかな?
『逃げないで・・・』と心の中で願います。 -
ひぇ~
魚を捕っちゃったよ。 -
なんかね、
銭形平次の立ち姿を思い出すんだけど・・・
足のそろえ方、似てない? ? ? -
横を向き、
-
正面を見、
-
キョロキョロ
-
キョロキョロ
-
見れば見るほど
可愛くてなりません。 -
毛が柔らかそうで
触れてみたいな、
きっとフゥァ、フワなんだろうな。 -
耳発見
でも耳ではなく
羽角(うかく)という羽だそうです。 -
物思いにふけいるシマフクロウです。
-
この後2:32頃、大きく羽を広げて飛んで行きました。
その後少しウトウトしてしまい、
3:50頃にも姿を見たのですが、
窓の開け方が悪かったのか、
一瞬の間に居なくなってしまいました。
でも もう、何度も現れてくれて満足です。
お休みなさい。 -
そして、4:30頃
何かに起こされたような・・・
カーテンを開けて外を見ます。
居ます、居ます、又居ます。 -
後ろ姿が見えます。
-
ワァ、動きました。
動きは敏速で、
写真に写っているのかどうか判りませんが
シャッターを切ります。 -
ネット上でシマフクロウの写真をよく目にしますが、
どれも素晴らしくてシマフクロウの貫禄を感じます。
それに比べてこの写真、
これをシマフクロウだとは誰も思えないかな。
でもこれはだいこくの精一杯の思い出の写真です。 -
もう、おそらく出会える事のないシマフクロウ。
後、数枚UPしてこの旅行記録を終える事にします。 -
本当に、
-
出会えた事に感謝です。
-
時間は4:35
根室の海は白み始めています。
沖に出ていた船が続々と帰って来る気配。 -
一期一会、
この後、シマフクロウは大きな羽を広げて一瞬に消え去りました。 -
寝るのが惜しくて散歩に出けました。
-
海の向こう、幽かに見えるのは"国後島"
チラホラと明かりが灯って見えます。
とても気持ちの良い思い出の夜明けです。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- olive kenjiさん 2022/05/01 16:22:58
- 北海道質問コーナーになってしまいました
- だいこくさん 沢山のいいね有難うございました。
すごくご無沙汰しています。昨年の鹿児島以来、遠出はなさっていないのですね。
6月に嫁を連れて北海道東部へ行く予定なので、ちょうどいいや、参考にしようと北海道旅行記を覗いたのですが、凄い所に行かれていて驚嘆しました。
フクロウ観察の宿もあるのですね。2時に起きて朝方まで激写するのですから、おったまげました。また芽登温泉ホテルなんていう私も知らない所へも行くのですから。
私なんて通常の観光パックみたいな所しか回りませんから、だいこくさんは本当の旅マニアだと思ってしまいます。恐れ入りました。
当初、妻が行ったことない知床遊覧船を目的にしていましたが、あの事故で行く気乗りがしなくなり、予定を少し変えました。
差し支えなければ、このコースで可能か、また見所なども教えて下されば幸いです。
1日目 千歳空港夕方着 千歳市泊
2日目 千歳市ーーただ走るだけーー阿寒湖温泉泊
3日目 阿寒湖温泉ーー摩周湖ーーパイロット道路ーー霧多布岬ーー釧路泊
4日目 釧路ーーー十勝の公園など見てーー帯広泊
5日目 帯広ーー予定なしーー千歳空港 夕方離陸
3日目は知床行かなくなった為、このように変更しましたが、時間的に可能でしょうか。霧多布岬見学は翌日に回した方が良いでしょうか。
コメントしたのに質問コーナみたいになって、ごめんなさい。
答えなくていいのですよ。自分でそれぐらい調べろと喝を入れて下さい。
- だいこくさん からの返信 2022/05/01 19:25:51
- RE: 北海道質問コーナーになってしまいました
- wild kenjiさん
お久しぶりです。
少し4トラから離れていて皆さんの旅行記にも目を通せていませんでした。
相変わらず、好奇心旺盛なkenjiさんに圧倒されています。
とてもパワフルな活動に思わずニッコリです。
私は大都会東京へは足が向きませんが、
kenjiさんの旅行記で近代的な建物・お店の数々をお上りさん状態で見させて頂き満足です。誰かと一緒でないと行けない場所ばかりです。
どうも、私は古くて静かな方へと逆行しているようです。
ところで、北海道旅いいですね。
コースに関してお教えするなどとは程遠いです。
ただ、どこともゆっくり回って欲しいなって思うだけです。
摩周湖も霧多布岬も天気が良ければすごくいい所ですよね。
霧多布岬なんかは一番先まで行って欲しいな
私は時間なくて途中で引き返したから、先端がどんなだったかが見れなくて心残りなんですよ。
時間が有れば釧路のばんえい競馬も話のネタに面白いですよ
いつ行くんでしょうか?旅行記楽しみに待ってます。
だいこく
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
羅臼(らうす)(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
40