2018/10/07 - 2018/10/07
140位(同エリア801件中)
あおしさん
東京新宿と長野県松本を結ぶJR東日本の特急「あずさ」。
最近新型車両になったので、新型の「あずさ」に乗って安曇野周辺に行ってみました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この3連休は台風のおかげで天気予報はよくなかったのですが、幸い台風がそれてくれていい天気に。
新宿から新型車両を使った特急「あずさ」で長野に向かって出発します。JR中央本線 乗り物
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青空が広がりますが、残念ながら八ヶ岳は雲がかかっていました。
八ヶ岳 自然・景勝地
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新型車両「あずさ」の車内。
かつての「スーパーあずさ」の車内に比べて広々しています。 -
新型車両「あずさ」のシート。
カジュアルな雰囲気のシートです。 -
全ての座席に電源があります。
パソコンがバッテリーを気にせず使えるので便利。
パソコンでDVDを見ていました。 -
松本駅に到着した新型「あずさ」
多くの人が記念写真を撮っていました。松本駅 駅
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松本駅には駅弁が売っています。
「安曇野ちらし」、850円で購入しました。イイダヤ軒 松本駅前店 グルメ・レストラン
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松本駅からは大糸線に乗りかえ。
ステンレスの電車の2両編成。
車内はロングシートで結構お客さんが多く、駅弁を食べるのは少し恥ずかしかった・・・JR大糸線 乗り物
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まずは、中萱駅で途中下車。
この駅から徒歩10分のところにある貞享義民記念館へ。
この記念館は中萱村元庄屋多田加助を中心として1686年(貞享3年)に松本藩で起きた百姓一揆、貞享騒動(加助騒動)の顕彰のためにつくられた記念館です。
多田加助の生家の前に建てられました。貞享義民記念館 美術館・博物館
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江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の時代。
松本藩の当主水野家はただでさえ、6公4民(税率60%)と他の地域に比べて高かった年貢をさらに7公3民にしようとしたため、年貢を5公5民にすることを求めて一揆を起こしました。
結局中心の多田加助ら8人は磔、子供たちも含めて20人がさらし首となりました。
20分ほどのシアターで解説がされます。 -
この後、松本藩水野家では当主が若死にしたり、発狂して江戸城内で他の大名に切りつける(刃傷)事件を起こして領地を取り上げられるなど凶事が続きました。
村の人たちは多田加助の「たたり」とうわさしましたが、水野家もこの「たたり」におびえて、加助の像をつくって祀ったとのことです。
この銅像は明治後、水野家より寄進されたものです。 -
記念館の前にある貞享義民社。
多田加助の生家のあとに、多田らを祀った神社です。
前には慰霊碑もありました。 -
中萱駅に戻ります。
中萱駅には多田加助のレリーフがあり、駅舎は貞享義民社をモチーフにした駅舎でした。
中萱駅からまた大糸線に乗ります。中萱駅 駅
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次に下車したのは穂高駅。
安曇野観光の玄関口駅です。
駅前のレンタサイクル店で電動自転車を借りて、安曇野観光に出発します。レンタサイクル & レンタカー しなの庵 乗り物
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まずは本陣等々力家へ。
江戸時代からの本陣には興味があったのですが、残念ながら休館中でした。本陣等々力家庭園 公園・植物園
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次は「安曇野観光」の定番、「大王わさび農場」へ。
ここは要するにわさびを作る農園なんですが、富良野のラベンダーで有名な「ファーム富田」と同じく有名観光地になってしまったところです。
駐車場は車が何百台も停まっていて、大盛況。
きれいな湧き水の川・蓼川(手前)と一般の川の万水川(奥の方)が合流するところです。大王わさび農場 公園・植物園
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安曇野のシンボル、「黒沢映画」のロケに使用された水車小屋。
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とてもきれいな湧き水。
このきれいな湧き水のおかげでここではわさびが作れるのです。 -
わさびの農園。
きよらかな湧き水が流れそこでわさびが作られます。
美しい農園です。 -
多くの観光客が東京ドーム11個分の広大なわさび農園の散策を楽しんでいました。
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「大王わさび園」からレンタサイクルで安曇野を一周します。
ここは「早春譜」という有名な曲の歌碑。早春譜歌碑 名所・史跡
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ここは高台になっていて安曇野を見渡せます。
残念ながら北アルプスには雲がかかっていましたが、もし北アルプスが見えたらさらに美しい風景だったことでしょう。 -
安曇野には美術館がたくさんあります。
今日はそのうちの1つ「碌山美術館」にやってきました。
「碌山」とは日本西洋彫刻のトップランナーだった荻原守衛のことです。
彼の彫刻作品や高村光太郎など同じ時代の彫刻などが展示されています。碌山美術館 美術館・博物館
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教会のような建物は安曇野に似合います。
荻原は当初画家を志し、パリへ20代のころパリへ留学しましたが、ロダンの「考える人」を見て衝撃を受け、ロダンに師事して、西洋彫刻家の道に進みました。 -
28歳で日本に帰国し、西洋彫刻の作品を作り始めます。
ただ、当時はまだ西洋彫刻はあまり評価されず、生活は厳しかったようです。
屋外に展示されている「労働者」と言う作品。
ロダンの影響を受けています。 -
さて、この美術館にある荻原守衛の作品の中で気になった作品は、「デスペア」(絶望)という作品。
ちなみに写真撮影禁止なので購入した絵葉書から。
荻原にはあこがれの女性がいました。
郷土、つまり安曇野の先輩で、「新宿中村屋」の創業者、クリームパンの発明者である相馬愛蔵の奥さんである相馬黒光と言う年上の女性です。
29歳で帰国し、彫刻をつくり出したばかりで貧乏だった荻原を支援してくれた人でもありました。
黒光は当時夫の愛蔵が愛人を作り、黒光はほったらしにされていて苦しんでいました。
その彼女を想ってつくった作品です。
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そして「日本西洋彫刻の金字塔」、重要文化財である「女」。
束縛されて身動きがとれない女性、つまり人妻という束縛の中で苦しんでいるこれも黒光を想ってつくり上げた作品です。
彼はこの作品に全身全霊をかけて無理してしまったため、この作品を作った直後喀血して30歳の若さで亡くなってしまいました。
つまり遺作ということになります。 -
穂高駅に戻り、長野へ向かいます。
この電車は観光客のためのリゾート列車で「リゾートビューふるさと」という電車です。穂高駅 駅
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車内は美しい車窓を楽しむために広い窓や車両の先頭は展望室になっています。
特急券とかは不要で、指定席券520円だけで乗れるお得な列車です。 -
途中駅の姨捨駅で下車。
ここは「日本3大車窓」の1つです。
駅からは長野市街や川中島の夜景が美しく広がります。姨捨駅 駅
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夜は長野駅の前の居酒屋で。
長野の地酒は「若緑」というお酒です。小紋 グルメ・レストラン
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おつまみに「イナゴ」のつくだ煮を注文してみました。
えびのような舌触りでした。ホテルセレクトイン長野 宿・ホテル
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