2018/09/17 - 2018/09/18
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Islanderさん
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この旅行記のスケジュール
2018/09/17
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ウラジオストク市内散策(中央広場、ディナモスタジアム、アムール湾ほか)
2018/09/18
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ウラジオストク市内散策(博物館、美術館、鷲の巣展望台ほか)
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vol.1 境港から日本海を渡る https://4travel.jp/travelogue/11406327 からのつづき。
ウラジオストクに上陸1日目、2日目ともに市内を歩いて回りました。街並みはまさにヨーロッパ。坂が多く街歩きは少々きついですが、カフェで休憩しながらのんびり散策しました。
【旅行記】
vol.1 境港から日本海を渡る https://4travel.jp/travelogue/11406327
vol.2 ここはヨーロッパ、坂の街を歩く(本編)
vol.3 路面電車とバスに乗って https://4travel.jp/travelogue/11410604
【旅程】
・9月15日 米子駅→境港駅→境港国際旅客ターミナル<船中泊>
・9月16日 韓国・トンヘ港で一時下船 <船中泊>
○9月17日 ウラジオストク港着<ウラジオストク泊>
○9月18日 ウラジオストク滞在<ウラジオストク泊>
・9月19日 ウラジオストク滞在<ウラジオストク泊>
・9月20日 ウラジオストク駅→ウラジオストク空港→成田空港→伊丹空港
【主な費用】
・DBSフェリー(境港→ウラジオストク)20,800JPY
・航空運賃等(ウラジオストク空港→伊丹空港)286EUR
・宿泊代 ジェムチュジナホテル(中級ホテル)1泊5,700RUB、ホステルイズバ(ゲストハウス)2泊1,800RUB
【為替レート(参考)】
・ATMキャッシング 1RUB=1.66円(9/17)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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vol.1 境港から日本海を渡る https://4travel.jp/travelogue/11406327 からのつづき。
港から歩いてホテルに向かいます。距離は500メートルほどですが、登り坂があって、荷物を持ちながらの歩きはきつい。 -
港から歩いて10分少々で、今晩だけ泊まるゼムチャズィナホテルに到着。
ゼムチャズィナ ホテル ホテル
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比較的新しいホテルで、部屋の中はきれいです。水回りも問題ありません。荷物を置き、街を歩いてみます。
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駅前にあるレーニン像。ソ連崩壊から四半世紀以上過ぎましたが、まだ残っています。
レーニン像 モニュメント・記念碑
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重厚な駅舎のウラジオストック駅。モスクワまで9,259km。シベリア鉄道を走破するロシア号はここから出発します。
駅前広場 広場・公園
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近郊の街とを結ぶ電車、エレクリーチカがホームに入ってきました。
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変換プラグを持ってくるのを忘れてしまい、旅客船ターミナルの中にある電気屋で買いました。日本のメーカーのもので350RUBもしましたが手には入ってよかったです。
客船ターミナル 船系
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中心部へ向かいます。ヨーロッパの雰囲気が漂う街並み。
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中央広場にはロシア革命にちなんだ3つの銅像があります。
中央広場 広場・公園
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広場の横にある大きなビルは政府の庁舎。
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ウラジオストクには明治から昭和の初めまで多くの日本人が住んでいました。1916年に日本人の設計で建てられ、1946年まで日本領事館として使われていた建物。今は裁判所になっています。
旧日本領事館 建造物
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戦前は日本の銀行であった朝鮮銀行の支店として1930年まで使われていた建物。
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中心部には重厚な古い建物が数多く残っています。
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堀江商店、瀬能商店、大田商店が営業を行っていた建物。
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レンガ造りの建物。老朽化が著しく空き家になっています。改修して利用する予定があるのかも知れません。
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旧日本人小学校。1909年に建築された木造建物で、1915年から1922年の間、日本人小学校として使われていたとのことです。
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シベリア鉄道の踏切。車は通行できません。
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戦後まもなくシベリアに抑留された日本人が建設したディナモ・スタジアム。過酷な強制労働にあたられた人々の苦労が偲ばれます。
スタジアム ディナモ スタジアム・スポーツ観戦
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スタジアムの前からは観光水陸両用車が出ています。
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スタジアムのすぐそばにアムール湾を見渡せる公園があります。ウラジオストク市民の憩いの場になっています。
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「I love ウラジオストク」のオブジェがあります。
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さきほどの水陸両用車が湾内を遊覧しています。
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ビーチには泳いでいる人もいました。ビーチに沿ってカフェやレストランなどが立ち並んでいます。
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タラバガニが売られています。実際の商品はボイルされた冷凍品で値段は1kgあたり1,900RUB。近年価格が高騰している日本に比べると割安です。レンジで解凍してもらって食べることになります。1人なので購入は断念。
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アイスクリームを購入(日本でいうダブル(2種類入り)で170RUB)。ロシアのアイスは美味い。
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公園のベンチに座ってアムール湾の夕陽を眺めます。中国や韓国からの観光客が目立ちます。
アムール湾 自然・景勝地
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海岸には食事のできる「魚市場」があります。
魚市場 その他の店舗
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エビやカニは冷凍の状態で販売、買えば電子レンジで解凍してくれるシステム。500グラムからの販売で、1人では食べきれないのでここでの食事はあきらめました。海産物以外においしそうな牛肉や鶏肉のバーベキューも売ってました。大人数で来るべきところですね。
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日が暮れても多くの人々が浜辺にいます。
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夕食はホテル近くのレストラン、「ブラザーズ」で。
ブラザーズ バー & グリル 地元の料理
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ロシアのビールはなく、とりあえずハイネケン(230RUB)。
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前菜のニシンの塩漬け(290RUB)。ほどよい塩加減のニシンに付け合わせのじゃがいも。盛り付けがおしゃれです。ビールが進みます。
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魚のスープ、ウハー(390RUB)。魚は鮭でした。メニューには「Home maid」と書かれていましたが、味は洗練されています。
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タラバガニ、エビ、ホタテの入ったパスタ(580RUB)。魚の旨みが出ていてとても美味しかったです。ビール3杯飲んで、全部で1,950RUB。別途チップ195RUB(レシートに書かれていて実質サービス料)を支払い。この店の客は富裕層とみられるロシア人と欧米人。値段は高めですが、洗練された雰囲気の中で食事ができます。
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翌朝、ホテルの朝食をいただきます。ブッフェ形式で品数は豊富です。カーシャやブリヌイもあります。わらびの塩漬け美味しく、これをおかずにご飯が食べたくなりましたが、白米はありません(ピラフはありましたが味はイマイチ)。
ゼムチャズィナ ホテル ホテル
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10時過ぎにホテルをチェックアウト。街歩きを開始。天気は晴れ、気温は20℃ぐらいで気持ちよく歩けます。
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今晩から2泊するホステル・イズバに立ち寄ります。チェックインは13時から。部屋には入れないのでフロントで荷物を預かってもらいます。
ホステル イズバ ホテル
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沿海地方アルセーニエフ記念総合博物館へ。この建物は1918年から1924年の間、横浜正金銀行の支店として使われていました。
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博物間の入り口は建物の横にあります。特別展を含めた入場料は400RUB。この博物館では常設展示として、石器時代からソ連の成立に至るまでの歴史について紹介してます。受付で日本語の説明資料をもらえます。
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沿海地方の歴史を古代から紹介しています。8世紀から10世紀初めに存在した渤海国の遺物が展示されています。
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12~15世紀にかけて女真族が支配した金王朝時代の石碑など。
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沿海地方へロシアの支配が及んだ19世紀中頃には20以上の先住民族が暮らしていたとことです。先住民族の衣服や狩猟に使った道具が展示されています。
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この博物館の展示方法はとても斬新です。この部屋はロシア革命直後にウラジオストクに住んでいた米国人女性を紹介。特別展示で、モスクワ・クレムリン博物館が所蔵するロシア皇帝への献上品が展示されています。特別展示は写真撮影禁止で写真はありません。黄金のシベリア鉄道の模型や中央アジアの国々のハ-ンが贈った宝剣は必見。
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トイレ入り口。古本を使った壁が面白い。なかなか見応えのある博物館でした。
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ウラジオストク駅の近くにある沿海地方美術館へ。特別展を含めて入場料は350RUB。19世紀前半のロシアを代表する画家、カール・ブリューロフの特別展が行われていました。
沿海州国立美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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サンクトペテルブルクにある国立ロシア美術館が所蔵するカール・ブリューロフの作品が展示されています。極東の地方美術館にロシアを代表する画家の作品が特別展示されているのは、外国人観光客誘致の一環かと思われます。
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常設展示されているイヴァン・アイヴァゾフスキーの作品「黒海の夜明け」。作品数は多くはありませんが、特別展に力を入れているようで、アートに関心がある方は訪問をオススメします。
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街歩きを続けます。噴水があるアドミラーラ・フォーキナ通り。通りには女子受けしそうなカフェやブティック、チョコレート屋などがあります。
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姉妹都市のモニュメント。日本の都市では函館市、秋田市、新潟市が姉妹都市になっています。
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この手の落書きは世界中にありますね。巨大なレンガの壁に書かれるとこれはこれでいい感じがします。
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太平洋艦隊本部の建物内にあるミリタリーショップに立ち寄ります。ロシア軍が使っているカバンや服、その他軍装品(中古品はなく新品)や軍ブランドのアパレルや土産物などが買えます。ロシア海軍の紋章を土産に買いました。立ち寄りませんでしたが売店の上の階にはカフェもあります。軍も商売熱心です。
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ニコライ2世凱旋門へ。1891年、大津事件で負傷した当時皇太子だったニコライ2世が日本からの帰途、ウラジオストック訪問、歓迎のために建設された門。ロシア革命で破壊されたものを2003年に再建。
ニコライ2世凱旋門 建造物
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凱旋門近くのレストランで昼食にします。
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ますはビール。ロシアのビールですが、ウェーターがグラスに注ぎ、瓶をそのまま持っていってしまったので銘柄は分らす。コクがあって美味しいビールです。
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トーストしたパン。自家製というハーブの入ったバターをつけて頂きます。ロシアのパンは以前に比べると美味しくなりました。
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メニューを見るとカニがありました。せっかくなので奮発してカニを食べてみます。タラバガニとイクラのグリーンピースソースあえ。盛り付けは雑ですが、カニとほのかにグリーンピースの風味があるソースがよく合って、とても美味しかったです。会計はビールとパンを含めて1,060RUB。
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食事を終え、レストランのすぐ近くにあるアンドレイ教会へ。教会の周辺は第2次世界大戦の戦没者を悼む場所になっています。
アンドレイ教会 寺院・教会
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戦没者の氏名が刻まれています。
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イチオシ
この場所には潜水艦C-56博物館もあります。本物の潜水艦が博物館として公開されてます(入場料100RUB)。
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ハッチの奥に進むと、現役時代のままの潜水艦の艦内を見学できます。
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操縦室には様々な操縦桿や計器がところ狭しと並んでいます。
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潜望鏡もあります。
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魚雷庫兼寝室。狭い潜水艦では魚雷と添い寝しなければなりません。
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鷲の巣展望台に向けて坂道を上ります。
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坂を上がると立派なレンガ造りの大きな建物があります。1899年に開校した旧東洋学院の建物です。現在は国立極東工科大学の校舎として使われています。
国立極東技術大学 散歩・街歩き
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大学の向かいにあるケーブルカー乗り場からケーブルカーで丘を登ります。運賃は14RUB。乗車時、車内の係員に払います。
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ぐんぐん坂を登ります。終点まで3分もかかりません。
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ケーブルカーの乗り場から大きな道路を潜る通路を通り、階段を登って鷲の巣展望台に到着。金角湾に架かる黄金橋が目の前に見えます。
鷲の巣展望台 建造物
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湾の奥にも多くの船が泊っています。写真左下に乗ってきたケーブルカーが見えます。
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市街地中心部に向かって歩きます。市内の道路は車が多く、所々渋滞しています。歩行者優先が徹底していて、信号のない横断歩道を渡ろうとすると、車は停まってくれます。歩道には陥没や段差があるところがあるので、足下には注意が必要です。
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極東での領土拡大に貢献したムラヴィヨフ・アムールスキーの銅像。アムールスキー総督は江戸幕府とサハリンの領有について交渉した人物でもあります。
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革命家「スハーノフの家博物館」。8車線もあるこの大きな道路を渡る勇気は無く、道路の反対側からの見学に留めておきます。
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歩き疲れてきました。「牛乳とはちみつ」(MOLOKO&MED)という名のカフェで休憩します。
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ミルク入りコーヒー(150RUB)とチョコクロワッサン(220RUB)を注文。クロワッサンの中にヘーゼルナッツを練り込んだチョコクリームが入っています。思ったほど甘くなく、上品な味わいでした。このカフェは鷲の巣展望台と市街地の中間ぐらいにあり、休憩するにはいいところです。
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甘い物を食べると元気が出てきます。再び中心部に向かって歩きます。
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政府庁舎前で大規模な集会が行われていました。直前に行われた知事選挙で不正があり、現在では野党であるロシア共産党が選挙のやり直しを求め、再選挙が行われることになったのを日本に帰ってから知りました。
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黄昏の「噴水通り」に寄り道。
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今日の宿、ホステルイズバに到着。今日の寝床に入ります。古いビルのワンフロアにあるホステルですが、内部はリノベーションされていてきれいです。掃除も行き届いています。
ホステル イズバ ホテル
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部屋は男女別のドミトリーです。ベツトにはカーテンがあってプライバシーは確保できます。枕元にコンセントが1つあり、スマホなどの充電ができます。早い時間ですが、既に寝ている人がいて静かに部屋に入りました。
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夕食は旧日本領事館隣のビルの地下にある「Republic」でとります。これまで比較的高い店で食事をしていたので、ファミレス的なこの店にしました。
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ロシアの大衆食堂スタローバヤ、日本で言うカフェテリア形式の店です。この店はアルコール類とつまみも充実しています。店内は小洒落た雰囲気で客の大半は若者。ビールにサラダ、鶏肉の炒め物とご飯で405RUB。生ビール1杯120RUBほどで、安く飲んで食事できます。
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宿で飲むため、オケアン大通りにあるコンビニでビールと乾き物を買いました。この「チコ」というコンビニは「噴水通り」にもあります。7時から23時までの営業で、食料品が充実。アリョンカのチョコレートも売ってます。
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ホステルのダイニングでパソコンをいじりながらビールをさきいかのようなイカの燻製と共にいただきます。この宿の客は韓国人の若者が多く、夕食でカップ麺を食べています。せっかくウラジオストクに来てるのに勿体ないと思いました。(vol.3 路面電車とバスに乗って編につづく)
ホステル イズバ ホテル
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この旅行記へのコメント (2)
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- mom Kさん 2023/10/31 11:56:07
- 10代の゙ころを
- ウラジオストク。この名の゙響きだけであの頃に戻れます。シベリア鉄道の゙起点でしょうか、lslanderさん。私には世界への起点。行かれたのですね。夢見た以上の゙町並みです。
- Islanderさん からの返信 2023/10/31 20:42:47
- Re: 10代の゙ころを
- 日本人にとってはシベリア鉄道の起点になりますね。ソ連時代は西側諸国の外国人は立ち入ることが出来なかった街だったのが垢抜けた街に変貌していました。今はロシアへの旅行はハードルが高くなってますね。ロシアの民衆は親日なので残念です。
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ゼムチャズィナ ホテル
3.49 -
ホステル イズバ
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旅行記グループ 軍港から観光の街に変貌したウラジオストクへ
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